空き家を安く買う方法とは?注意点や探し方をご紹介

住宅街

空き家のなかには、安く買えるお得な物件もあります。

安い空き家の探し方をご紹介するので、ぜひ参考にして納得できる価格の中古一戸建てを見つけてください。

しかし、価格は安いものの修繕費や設備導入費などがかかり、かえって割高になる物件もあります。

空き家を買うときに注意するポイントや、お得に買うために知っておきたいことも見ていきましょう。

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安い空き家の探し方

空き家のなかには、中古一戸建ての物件として不動産会社で販売されているものもあります。

不動産の売買をおこなうポータルサイトにアクセスし、条件に合う物件を探してみましょう。

しかし、日本には800万戸を超える空き家がありますが、そのすべてが中古一戸建ての物件としてポータルサイトを通してチェックできるものではありません。

放置されたままになっている空き家も多く、不動産市場に出ていない物件も多数あります。

空き家を探している人は、「空き家バンク」もチェックしてみましょう。

空き家バンクとは自治体が地域の空き家の情報を管理し、空き家を必要としている人に情報提供をおこなう仕組みのことで、600以上(2019年2月時点※)もの自治体が実施しています。

空き家バンクに関しては次の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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空き家バンク制度のメリットやデメリットとは?自治体運営制度

他にも、ホームページを持たない不動産会社が、地域の空き家の販売を請け負っていることもあります。

空き家を購入したい地域がすでに決まっているなら、その地域に出かけ、地域密着型の不動産会社に相談してみましょう。

その他にも、さまざまな方法で空き家を探すことができます。

次の記事で空き家の探し方に関して詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

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【完全版】空き家の探し方|サイトや自治体制度の利用

参考:総務省「平成 30 年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」
参考:国土交通省「「全国版空き家・空き地バンク」の更なる情報の充実化!~空き家等のマッチング促進・地域活性化の実現に寄与~」

空き家を安く買うときの注意点

空き家のなかには、相場よりも安い価格で販売されている物件があります。

しかし、安いからといってすぐに購入してしまうと、購入後にトラブルが見つかり、後悔することにもなりかねません。

特に注意をしたいポイントとして、次の2つが挙げられます。

  • リフォームや修繕をおこなう必要がある
  • 事故物件の可能性がある

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

リフォームや修繕をおこなう必要がある

物件の状態が悪く、そのままでは居住が難しい空き家もあります。

例えば、トイレやキッチンなどの水回りを交換する必要がある物件や、水道や電気などのインフラが整っていない物件など修繕箇所はさまざまです。

リフォームや修繕をおこなう必要がある場合は、物件の価格が安くても高額な修繕費が発生し、トータルで見れば割高になることがあります。

特に長期間放置されていた空き家などは、基礎の部分から直す必要があるケースも少なくありません。

現在の耐震基準を満たさず、耐震補強工事が必要になることもあります。

購入する前に、リフォームなどにどの程度の費用がかかるかある程度見積もっておくようにしましょう。

中古い一戸建てのリフォーム費用について詳しくはこちらで紹介しています。

関連記事
中古一戸建てのリフォームにかかる費用の抑え方と相場を解説

事故物件の可能性がある

相場よりも安い空き家は、過去に殺人事件があったなどの事故物件の可能性もあります。

また、居住者が孤独死し、長期間にわたって発見されずにいたなどの可能性もあるでしょう。

なお、事故物件の場合、売却する側は購入希望者に伝える義務(重要事項告知義務)がありますが、いったん別の所有者になった物件は告知義務がありません。

周辺の物件よりも明らかに安い場合は、不動産会社や近隣の人に尋ねてみて確認しておいたほうが良いでしょう。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。

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空き家を安く買うポイント

空き家バンクに登録されている物件は、不動産会社を通さず、所有者と直接交渉して購入する場合もあります。

そのため、交渉次第では、提示されている価格より安く購入できるかもしれません。

また、直接交渉できない物件であっても、不動産会社などの仲介を通して交渉することで、価格が下がることもあります。

無茶な値下げ要求はマナーに反することがありますが、割高な場合などは節度をわきまえて交渉してみましょう。

自治体の補助金を利用する

自治体によっては、空き家を購入するときに活用できる補助金制度を実施していることがあります。

購入する前にチェックしてみましょう。

自治体ごとに補助金制度の適用条件や支給額が異なるので注意が必要です。

例えば、空き家の購入費用をサポートする制度を実施していることもあれば、耐震補強工事にかかる費用をサポートしていることもあります。

ここでは、補助金制度を提供している自治体の事例として、栃木市と鎌倉市、藤沢市の制度をご紹介します。

栃木市

栃木市では、市街化区域に住宅を購入する際に利用できる「まちなか定住促進住宅新築等補助金『IJU(移住)補助金』」制度を実施しています。

空き家でも新築でも条件を満たせば適用されるので、活用しやすい制度です。

例えば、該当する地域に中古住宅を購入する場合の補助金額は20万円です。

申請者や配偶者が40歳未満である、子どもがいる、市内で勤務しているなどのさまざまな条件を満たすと補助金額が加算され、さらに高額を受給できます。

鎌倉市

鎌倉市では、「耐震改修工事費等補助金交付制度」を実施しています。

市や指定の事業者によって現地耐震診断をおこない、総合評点が1.0未満のときに耐震工事費用の補助を受けられる制度です。

基準に該当する場合は、耐震工事にかかる費用の最大1/2かつ100万円のサポートを受けられます。

藤沢市

藤沢市では、「藤沢市空き家利活用事業補助金」制度を実施しています。

空き家を利用した事業をおこなう際に利用できる制度で、条件に該当する場合は空き家の改修や設計にかかる費用の2/3かつ100万円の範囲内で補助金を受給可能です。

年度によって申込期限が定められているので、こまめに藤沢市のホームページをチェックしましょう。

まとめ

空き家バンクやポータルサイトを活用することで、安い空き家を探せます。

しかし、リフォーム費用がかさむケースや事故物件であるケースなどもあるので、購入前に確認しておきましょう。

ちゅうこだて!では、勤務先や通学先の病院や小学校などの建物の周辺で物件を探せるようになっており非常に便利です。

周辺ぜひ理想の住まい探しにお役立てください。

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