鎌倉への移住!支援制度や住まい・お仕事など気になるポイント総まとめ!

江ノ電鎌倉駅

神奈川県鎌倉市は、鶴岡八幡宮や鎌倉大仏といった歴史ある名所が多く残る一方で、サーフィンなどの海のレジャーも楽しめる湘南エリアの一角として人気が高く、移住先として注目されています。

実際に移住を考えるとなると、「どんな雰囲気の街なのか」「暮らすうえで気をつけたいことは何か」など、知っておきたいポイントがいくつも出てきます。

この記事では、鎌倉での暮らしをより具体的に思い描けるよう、街の特徴や住まいの相場などをわかりやすくまとめています。

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鎌倉はどのようなところ?

鎌倉高校前踏切

鎌倉市は三浦半島の付け根に位置し、約16万9,000人が暮らす街です。

源頼朝をはじめとする源氏ゆかりの地として知られ、戦前にはモダンな人々が別荘や住宅を構え、昭和には多くの作家や文人が移り住むなど、昔から観光地・リゾート地として親しまれてきました。

街のあちこちに歴史的な遺構が残る鎌倉は、その独特の雰囲気や背景にある物語が評価され、「日本遺産」にも認定されています。

交通面では、JR横須賀線の鎌倉駅と江ノ電の鎌倉駅があり、横須賀線や湘南新宿ラインを使えば東京駅や渋谷駅へも1時間ほどで行ける便利さがあります。

さらに、江ノ電は藤沢方面へ向かう路線の起点でもあり、近年は「スラムダンク」の聖地として有名な鎌倉高校前の踏切が海外からの観光客にも人気を集めています。

鎌倉市が移住先に選ばれる理由

鎌倉大仏

鎌倉市が移住先として選ばれる理由は、本当にさまざまです。

まず、山と海に囲まれた豊かな自然環境が魅力のひとつ。

海沿いを走る江ノ電からの景色や、鶴岡八幡宮をはじめとした多くの寺社、歴史的な文化財・史跡が街のあちこちに息づいています。

サーフィンやハイキングなど、海と山それぞれのアクティビティを楽しめるのも、都会では味わえない鎌倉ならではの暮らし方です。

さらに、東京まで約1時間で行けるアクセスの良さや、日常の買い物に便利な商店街の多さも生活しやすさにつながっています。

内科・外科・小児科・歯科などのクリニック数も人口10万人あたりで全国平均を上回っており、病気やケガのときにも心強い環境が整っています。

こうした便利さと安心感、そして自然に寄り添った落ち着いた暮らしができる点が、鎌倉市が移住地として人気を集めている理由といえます。

ファミリーにうれしい子育て・教育環境

鎌倉にはファミリーで楽しめる施設が多く、なかでも代表的なのが「鎌倉海浜公園」です。

由比ヶ浜から稲村ヶ崎まで続く海岸線に広がり、多目的グラウンドや子ども向けの遊具、芝生広場、さらには江ノ電の車両「タンコロ」の展示まであり、子どもも大人も思いきり体を動かして過ごせるスポットになっています。

また鎌倉市では、さまざまな理由で学校に通えなくなった子どもたちのために、一人ひとりの特性や興味に合わせて学べる「鎌倉市立由比ガ浜中学校(学びの多様化学校)」を開校しています。

こうした不登校の子どもを支える「学びの多様化学校」は、2026年時点で全国に約60校ほどしかなく、公立で設置している鎌倉市の取り組みはとても先進的だといえます。

仕事・働き方から見る鎌倉市の特徴

鎌倉市の産業構造を見ると、農業などの第1次産業は1%にも満たず、約8割の人がサービス業を中心とした第3次産業で働いています。

なかでも従業者が多いのは、卸売・小売業、医療・福祉、宿泊・飲食サービス業の順で、この3つだけで全体の約半数を占めています。

観光都市としての顔を持ちながら、クリニックが多いことから医療分野で働く人が多いのも鎌倉らしい特徴です。

観光客数は、2013〜2015年頃には年間2,000万人を超えていましたが、コロナ禍で大きく減少しました。

とはいえ、2023年には約1,200万人まで回復し、再びにぎわいが戻りつつあります。

市街地は大きく2つのエリアに分かれます。JR鎌倉駅・江ノ電鎌倉駅から由比ヶ浜へ続く南部エリアと、西部から北部にかけて湘南モノレール沿いに広がるエリアです。

海のそばで暮らしたいなら、江ノ電沿線の由比ヶ浜駅・極楽寺駅・稲村ヶ崎駅周辺がぴったり。

反対に、交通の便利さを重視する場合は、複数路線が利用でき、駅直結の大型ショッピングモールもあるJR大船駅周辺で住まいを探すと暮らしやすいでしょう。

移住するならどんな物件がある?

鎌倉への移住をするにあたって、住宅事情はどうなっているでしょうか?

中古住宅と戸建て賃貸に分けて見てみましょう。

間取り 価格
1LDK・2K・2DK
2LDK・3K・3DK 約6,700万円
3LDK・4K~ 約7,542万円

中古住宅の物件は、3LDK以上の広い間取りの住宅がほとんどを占めていて、3DK以下の間取りはごく限られています。

価格は全体的に割高ですが、駅まで徒歩10分以内の物件が多く、築20年以内と比較的新しい物件も数が揃っている利点もあります。

それでは、戸建て賃貸の状況も見てみましょう。

間取り 家賃
1LDK・2K・2DK 約12.5万円
2LDK・3K・3DK 約14.3万円
3LDK・4K~ 約21.1万円

2DK以以下のコンパクトな物件は少な目ですが、それ以上の間取りなら選択肢は多く充実しているようです。

こちらも、家賃が割高ですが、築20年以内だったり、駐車場付き、駅・バス停まで徒歩10分以内と、比較的良い条件の物件が揃っています。

鎌倉市の移住支援制度

鶴岡八幡宮

鎌倉市では、移住を考えている方に向けて、さまざまな情報を積極的に発信しています。

市のWEBサイトでは、鎌倉の魅力を紹介するプロモーション動画や、暮らしの様子がわかるガイドブックを公開しており、移住を検討している人にとって役立つ内容がそろっています。

さらに、市は「鎌倉テレワーク・ライフスタイル研究会」を立ち上げ、テレワークを通じた新しい働き方やライフスタイルの普及にも力を入れています。

周知活動やイベントを行い、東京などへ通勤するのではなく、鎌倉の中で場所や時間にとらわれない働き方を提案している点も特徴です。

▼ 詳しくはこちら
鎌倉市/ 鎌倉テレワーク・ライフスタイル研究会

移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント

材木座海岸

鎌倉への移住を考えるうえで、あらかじめ知っておきたいポイントをいくつかまとめました。

災害・交通・生活面に分けてご紹介します。

災害 -地震や津波などのリスク-

鎌倉市では、首都直下地震や南海トラフ巨大地震(都心南部直下地震・大正型関東地震など)による被害が想定されています。

相模湾に面しているため、最大規模の津波が発生した場合は、数分〜十数分で到達する可能性があるとされています。

海岸沿いは特に浸水リスクが高く、市のハザードマップでは一部地域で10m以上の津波が予測されています。

また、山間部や急斜面が多い地形のため、土砂災害や崖崩れの危険性も指摘されています。

観光地として人気が高いことから、観光客で混雑するエリアでは、災害時にスムーズな避難が難しくなる可能性もあります。

移住前に知っておきたいポイント

  • 南海トラフ・首都直下地震などの被害が想定されている
  • 津波発生時、海岸沿いは浸水リスクが高い
  • 山間部では土砂災害の危険性がある
  • 観光地周辺は混雑により避難が遅れる可能性がある

事前にチェックしたいこと

  • ハザードマップを確認し、住まい探しの参考にする
  • 鎌倉市の防災メールサービスに登録しておく

▼ 詳しくはこちら
いざという時の鎌倉(公益社団法人鎌倉市観光協会)

交通 -新幹線・空港へのアクセスと観光地の混雑-

鎌倉市は東京・横浜方面への鉄道アクセスは良好ですが、近畿・東北など遠方への移動となると、新幹線駅や空港までやや時間がかかります。

JR新横浜駅までは約40〜50分、羽田空港まではおよそ1時間が目安です。

また、観光地として非常に人気が高いため、道路・鉄道・バスが観光客で混雑し、日常生活に影響が出ることもあります。

たとえば「スラムダンク」の聖地として知られる鎌倉高校前踏切では、撮影目的の観光客が集中し、江ノ電や周辺道路が大混雑する事態も起きています。

移住前に知っておきたいポイント

  • 東京・横浜方面は便利だが、遠隔地へ移動するための新幹線駅・空港までの時間がかかる
  • 観光スポット周辺は混雑しやすい

事前にチェックしたいこと

  • 出張や旅行の際は、新幹線駅・空港までの移動時間を考慮する
  • 混雑しやすい観光地を把握し、住まい探しの参考にする

生活 -住宅価格・家賃とオーバーツーリズムの影響-

鎌倉市は人気の移住先ということもあり、家賃・中古住宅価格ともに神奈川県内でもトップクラスの高さです。

間取りによっては、横浜市や川崎市の一部より相場が高いケースもあります。

2026年1月時点では、中古住宅の平均価格が6,000万円以上。

3LDK以上の中古住宅を探す場合、最低でも2,000万円以上が目安になります。

同じく3LDK以上の戸建て賃貸なら、家賃は最低9万円以上を見込んでおくと安心です。

さらに、観光客の増加によるオーバーツーリズムの影響も無視できません。

ごみのポイ捨てや路上駐車、敷地への無断侵入など、地域住民の生活に負担がかかるケースも見られます。

移住前に知っておきたいポイント

  • 家賃・中古住宅価格は県内でも高め
  • 横浜市・川崎市の一部より相場が高いことも
  • 観光客による生活環境への影響(ごみ・無断侵入など)がある

事前にチェックしたいこと

  • 住宅価格や家賃の相場を把握し、生活費をシミュレーションする
  • 観光客の影響が大きい地域を確認し、住まい選びの参考にする

まとめ

鎌倉市は、東京へ通勤しやすい便利さと、海や山に囲まれた歴史豊かな環境が魅力の街です。

観光地としてはもちろん、移住先としても人気が高く、ここなら都会の喧騒から少し離れた、ゆったりとした暮らし方が叶えられます。

この記事を参考に、あなたらしい“理想の鎌倉ライフ”を思い描いてみてはいかがでしょうか。

※この記事は2026年1月時点での情報をまとめています。

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