中古一戸建てを建て替えたい!手順や費用を抑えるコツをご紹介

電卓と間取り図と家の置物

中古一戸建ての建て替えは、ハウスメーカーの選定から始めます。

その後、費用の見積もりや住宅ローンの申し込み、解体工事へと進むことが一般的です。

リフォームではなく基礎からすべて変える場合には、建て替えも検討してみましょう。

工事の規模などにもよりますが、一般的に建て替えを検討してから完成までに6ヵ月~1年ほどかかります。

どの程度の費用がかかるのか、また、費用を抑えるコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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中古一戸建ての建て替えの手順

中古一戸建ての建て替えは、以下の手順で進めていきます。

  1. ハウスメーカーを選ぶ
  2. 建て替え費用の見積もりを取る
  3. 住宅ローンを申し込む
  4. 請負契約を結ぶ
  5. 解体工事をおこなう
  6. 建築工事をおこなう
  7. 建築工事完了後引き渡しを受ける
  8. 登記手続きをおこなう
  9. 残金を精算する

ハウスメーカーを選ぶ

まずはハウスメーカーや工務店など、住宅建築を依頼する業者を選びます。

住宅展示場を巡り、イメージをつかんでいくことができるでしょう。

最終的にはプランを立ててもらって依頼業者を選びますが、最初の段階で2~3社に絞り込んでおくと比較しやすくなります。

建て替え費用の見積もりを取る

絞り込んだ業者に、建て替え費用の見積もりを依頼します。

金額だけでなく、プランの内容も重ね合わせて納得できる業者を1社選びましょう。

住宅ローンを申し込む

購入資金が不足する場合は、住宅ローンに申し込みます。

本人確認書類やハウスメーカーの見積書などが必要になるので、早めに準備しておきましょう。

請負契約を結ぶ

住宅ローンの審査に通過し、資金の目途がついたら、ハウスメーカーや工務店と請負契約を締結します。

この際、間取り図なども受け取るので、間違いがないか確認しておきましょう。

解体工事をおこなう

中古一戸建ての解体工事をおこないます。居住中の住宅を解体する場合は、工事が始まる前に仮住まいに引っ越しましょう。

建築工事をおこなう

解体工事が完了した後、法務局で「建物滅失登記」をおこないます。

また、整地の際に地鎮祭をおこなう場合は、工事日程の調整が必要になるので、早めにハウスメーカーに相談しておきましょう。

建築工事完了後引き渡しを受ける

建築工事が完了し、不具合がないことを確認してから引き渡しを受けます。

気になる部分や間取り図と異なる部分があるときは、早めに伝えましょう。

登記手続きをおこなう

引き渡し後、「建物表題登記」をおこないます。

また、住宅ローンを利用して建て替えを実施する場合には「抵当権設定登記」も必要です。

抵当権設定登記が完了すると、融資が実行されます。

残金を精算する

住宅ローンで融資を受けたお金で、建て替えにかかった費用の残金を精算します。

建築工事費や解体工事費、配管工事費などさまざまな費用が発生するので、明細書を詳細に調べ、間違いがないことを確かめてから支払うようにしましょう。

残金の精算が終わると、いよいよ入居開始です。

仮住まいから引っ越し、家具や家電などの搬入も進めていきます。

中古一戸建ての建て替えにかかる期間

建て替えを計画してから完成するまで、おおよそ6ヵ月~1年ほどの期間がかかります。

ケースにもよりますが、ハウスメーカーの選定から見積もりを取るまでは1ヵ月ほど、住宅ローンの申し込みから請負契約までも1ヵ月ほどかかることを見込みましょう。

さらに、解体工事から引き渡しまでには4~6ヵ月ほどかかることが一般的です。

特に引っ越しの時期を決めずに建て替えを進める場合、ハウスメーカーの選定から見積もりまでの期間が長くなることもあるでしょう。

一戸建て住宅は何度も建て替えるものではないので、納得できるハウスメーカーに出会い、また、納得できる図面を描いてもらうまでに何ヵ月も、場合によっては1年以上もかかることは珍しくありません。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。

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中古一戸建ての建て替えにかかる費用

中古一戸建ての建て替えにかかる費用は、大きく解体工事費と建築工事費、諸費用の3つに分けられます。

それぞれの目安を見ていきましょう。

解体工事

解体工事では、建物を解体し、廃棄物を処分します。

解体費用は1坪あたり5万円~8万円が相場ですが、廃棄物処理費用も含まれているのか確認しておきましょう。

建築工事

建築工事の費用は依頼する業者や間取り、仕様によっても異なりますが、1坪あたり30万円~70万円が目安となります。

配管工事などの別途工事には、建築工事費の約2割程度の費用がかかることが一般的です。

諸費用

その他にも、登記費用や住宅ローン手数料、火災保険料などがかかります。

また、仮住まいを借りる費用や引っ越し代、照明器具代、カーテン代などもかかるので見積もりをしておきましょう。

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中古一戸建ての建て替えで費用を抑えるコツ

建て替えでは、解体と建築の両方がおこなわれるため、費用は高額になってしまいます。

少しでも費用を抑えるためのコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

複数のハウスメーカーから見積もりを取る

1社だけで見積もりを取るのでは、割高なのか割安なのか判別しづらくなってしまいます。

複数のハウスメーカーや工務店から見積もりを取り、納得できる価格で契約するようにしましょう。

また、他社の工事費用を伝えることで、値引きの提案を引き出せることもあります。

工法や建材にこだわりすぎない

工法や建材にこだわると、費用は上がっていきます。

こだわる部分や本当に必要なものを見極め、無駄な支出を抑えていきましょう。

自治体の補助金・助成金制度を活用する

自治体から補助金や助成金を受け取れることがあります。

主に省エネにつながる設備の導入や3世代同居などに適用されるので、ハウスメーカーや工務店、自治体の担当窓口に尋ねてみましょう。

建物滅失登記を自分でおこなう

登記手続きは司法書士に代行してもらうことが一般的ですが、依頼すると手数料(司法書士報酬)が発生します。

建物滅失登記などの登記手続きを自分でおこなうことも検討してみましょう。

解体業者に直接依頼して手数料を抑える

解体工事は、解体業者が請け負うことが一般的です。

建築業者に依頼すると手数料が発生するので、直接解体業者に依頼することで手数料を抑えましょう。

中古一戸建ての建て替えにおける注意点

中古一戸建てを建て替えするときは、次の3点に注意をしましょう。

再建築不可物件では建て替えができない

現在の建物が再建築不可物件の場合、建て替えはできません。

リフォームをするか、セットバックなどにより接道義務を果たして建て替えをするようにしましょう。

ただし、既存不適格物件は建て替えが可能です。

地中埋設物により費用がかかることがある

住宅解体の際に昔の家の基礎や井戸などの地中埋設物が見つかることがあります。

この場合は撤去費用が必要になるので、追加で請求されるかもしれません。

地盤改良工事により費用がかかることがある

地盤に問題があることが判明したときは、土に固化材を混ぜ合わせたりコンクリート製の柱を埋め込んだりする「地盤改良工事」が必要になることがあります。

工事の内容や広さにもよりますが、100万円以上かかることも少なくありません。

まとめ

中古一戸建てを建て替えする際には解体工事と建築工事が必要になるため、新築住宅を建てるよりも時間がかかることがあります。

また、さまざまな費用が発生するので、一つひとつを吟味し、無駄がないか確認も必要です。

ちゅうこだて!では豊富な中古一戸建てをご紹介しております。ぜひ建て替えに適した物件を見つけてください。

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