中古一戸建ての防犯|侵入箇所別の防犯対策をご紹介

窓の格子

中古一戸建てを購入するときは、防犯対策も考えておくことが必要です。

実際に一戸建て住宅ではどのような被害が多いのか、玄関まわりや庭、ベランダ・バルコニーなどの箇所別にどのような防犯対策をおこなえるのか詳しく解説します。

また、防犯対策として導入できるグッズや、日頃から防犯意識を高めるためのコツもご紹介するので、安心して暮らすためにもぜひ参考にして、住宅の防犯性能を高めていきましょう。

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中古一戸建ての窃盗被害状況

警察庁の住まいる防犯110番によれば、住宅を対象とした侵入窃盗被害は2020年には2万1,030件(※)起こりました。

2004年以降、住宅対象の侵入窃盗は減少していますが、1日あたり約58件発生しているので、十分に注意する必要があるでしょう。

なお、被害が多いのは一戸建て住宅です。

37.0%の住宅対象侵入窃盗が一戸建て住宅で起こりました。

次いで一般事務所(11.7%)、3階建て以下の共同住宅(9.3%)となっています。

※住宅居住者などが認知した件数だけをカウントしています。

【侵入箇所別】中古一戸建ての防犯対策

多くの侵入窃盗被害が、一戸建て住宅で起こっています。

安心して生活するためにも、何らかの防犯対策をする必要があるでしょう。

侵入箇所別の防犯対策と利用できるグッズもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

玄関まわり

基本的なことですが、玄関の鍵をかけ忘れると侵入される可能性が高くなります。

外出時だけでなく、在宅中も鍵をかけ不慮の事態に備えておきましょう。

また、鍵穴があるタイプの玄関は、ピッキング被害を受けることもあります。

可能であれば、鍵穴のないタイプの玄関ドアに変え、安全な住宅に変えていきましょう。

また、玄関ドア自体をバールで破壊して侵入するケースもあります。

重く破壊に時間がかかるドアに変える、施錠構造を複雑なものにするなどの工夫が必要になるかもしれません。

庭から窓や玄関にアプローチする侵入者もいます。

庭が広かったり、庭にさまざまな物を置いていたりすると、侵入者に隠れる場所を与えてしまうかもしれないので、注意が必要です。

人が近づくと照明が点灯する人感センサーライト、人を察知して警報音が鳴るセンサーアラームなどを設置し、家族以外は庭に入りづらくするのもおすすめです。

塀・柵

塀や柵を乗り越えて敷地内に侵入し、窓や玄関から家に入る可能性もあります。

塀の上に鉄くぎや木などの先端のとがったものをつけたり、人感センサーライトを取り付けたりすることで、侵入者が入りづらい環境に変えていきましょう。

また、高い塀や厚みのある生け垣は、侵入者にとって隠れ場所になる可能性があります。

あえて塀や植え込みを低くし、外から入りづらい住宅にしていきましょう。

窓を割れづらい防犯ガラスに取り替えるだけでも、侵入を防げることがあります。

また、防犯フィルムや補助錠、窓全体に取り付ける格子なども、防犯対策として検討しましょう。

振動が起こるとアラームが鳴る装置を窓につける、防犯カメラを取り付けるなども、侵入者を防ぐ対策として検討できます。

ベランダ・バルコニー

2階以上のベランダは、囲いを透明や半透明の素材に変えることで、侵入者が入りづらい空間に仕上げることができます。

また、センサーアラームや防犯カメラを取り付けて、防犯対策を強化できます。

ベランダやバルコニーが多い住宅や、敷地が広い住宅は、必要な防犯カメラの台数も多くなりがちです。

コストを抑えたいときには、いくつかダミーカメラを混ぜることもおすすめです。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。

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日頃から防犯意識を高めるコツ

優れた防犯グッズなどを取り付けても、居住者の防犯意識が低いと住宅に侵入される恐れがあります。

日頃から次の3つのコツに注意して、防犯意識を高めておきましょう。

  • こまめに施錠する
  • 鍵をどこにでも置かない
  • 不在だと思われないようにする

それぞれのポイントを詳しく解説します。

こまめに施錠する

ちょっとした時間でも、侵入者は入ってくるかもしれません。

ゴミ出しに行くとき、車に荷物を取りに行くとき、近所に買い物に行くときなど、短時間しか家を空けないときでも、こまめに施錠する習慣を身に付けましょう。

また、侵入者によって鍵をかけないで外出する様子をチェックしている可能性もあります。

いつも鍵をかけていないと覚えられると、狙われる可能性が高くなります。

たとえ短時間でも出かけるときは必ず施錠するようにしましょう。

鍵をどこにでも置かない

施錠をしても植木鉢の下や新聞受けなどに鍵を置いておくなら、安心とはいえません。

鍵は常に持ち歩くようにしましょう。

鍵を置いておく必要があるときは、侵入者にわからない場所を選ぶことが必要です。

例えば、玄関から離れた場所に置いたり、新聞受けにダミーの鍵を置いて手間取らせたりするなどの方法も検討してみましょう。

不在だと思われないようにする

住宅に誰もいないことが一目瞭然のときは、侵入者にとって侵入窃盗のチャンスです。

外出するときは、不在だと悟られにくいように工夫しましょう。

例えば、夜間に外出するときはリビングなどの電気を点けたままにしておくことができます。

また、長期間不在にするときは、チラシなどが溜まらないように工夫しましょう。

隣人に1日1回回収してもらったり、不在中は新聞配達を止めたりするのも一つの方法です。

まとめ

住宅への侵入窃盗犯罪のうち、3件に1件以上は一戸建て住宅で起こっています。

一戸建ては外からの侵入経路が多く、玄関だけでなく窓や庭、バルコニーなどから侵入できるので、マンションなどと比べると被害が多くなると考えられるでしょう。

しかし、適切な防犯対策をおこなうことで、侵入犯罪を回避できることがあります。

防犯カメラや人感センサーライト、センサーアラームを設置する、防犯砂利を撒く、防犯ガラスに取り替えるなど、できることから実施して安全に暮らせる住宅に変えていきましょう。

ちゅうこだて!では豊富な中古一戸建て物件をご紹介しています。

エリアや近隣施設などで好みの物件を簡単に検索できるので、ぜひご覧になり、理想の住まいを見つけてください。

また購入後には適切な防犯対策を実施し、より安心して暮らせるように変えていきましょう。

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