田舎暮らしにはデメリットしかないってウソ?ホント?移住前に知っておきたいデメリットまとめ

田舎暮らしにはデメリットしかないってウソ?ホント?移住前に知っておきたいデメリットまとめ

田舎暮らしには多くの魅力がありますが、反面デメリットも存在します。

このページでは、交通面や仕事面、生活面、人付き合い、金銭面など、田舎暮らしのデメリットを10項目にまとめました。

また、そのデメリットに振り回されない方法もご紹介します。

「こんなはずじゃなかった」に陥らないために、田舎暮らしを始める前にチェックしておきましょう。

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田舎暮らしの10のデメリット

田舎暮らしのデメリットとは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

10個の項目にまとめました。

順番に見ていきましょう。

交通の便が悪い

田舎の移動手段は、自家用車が基本で一人1台が必須といっても過言ではありません。

移住する場所にもよりますが、多くの地域でバスや電車は1時間に1便はあたり前。

もっと少ない地域では、午前午後に1便ずつ、週に2,3便、そもそも路線がないこともあります。

仕事に行くにも買い物をするにも、生活するうえで移動手段は確保しておかないと不便です。

免許と自家用車は必需品と心得ておきましょう。

仕事の幅が狭い

田舎では、都会に比べて仕事の幅や絶対数が圧倒的に少ない傾向にあります。

過疎地では、そもそも住民が少ないため、求められる仕事も少なく、職場も職種も限られます。

また、賃金も都会に比べて低くなることがほとんです。

田舎に移住してからの職探しは危険です。

移住を検討する時点で、一緒に職を探してから移り住みましょう。

ご当地ルール

田舎には田舎独自の文化があります。

社寺会、町内会、学校のPTA保護者会など、それぞれのコミュニティにそれぞれのルールがあり、馴染めなければ孤立してしまうリスクがあります。

特にゴミ出しや草刈りなどの奉仕活動、祭りの準備など、地域ぐるみでルールが決まっているうえに、任意と言いつつほぼ強制参加なことに、憤りを覚える移住者さんは多いでしょう。

人間関係

移住してから悩まれる方が多いのが人間関係です。

この問題は田舎に限らずですが、そこに住んでいる方々の人となりは、何年も住んでみないとわからない面があります。

一つ言えるのは「年配者は立てておくに越したことはない」点です。

長年住み継いでいる方々にとって、その土地は大切なテリトリー。

新参者に好き勝手されることを善しとしません。

誰でも自分の住処に突然どこの誰かもわからない人が入ってきたら警戒しますよね。

まずは「郷に入れば郷に従え」の精神で、多少納得がいかなくても、地元の方と打ち解けることを優先するのが賢明です。

虫や獣問題

田舎で虫や獣に遭遇しない環境はありません。

東京や大阪をはじめとした都市部では、網戸を閉めておけばほとんど虫なんて入って来ないでしょう。

田舎では網戸で防げる虫なんて一部に過ぎません。

圧倒的な虫の量に、経験のない方はびっくりしてしまうかも。

農繁期の水田では夜な夜なカエルが大合唱。

秋は秋で虫の鳴き声の凄まじいこと。

都会とは違った騒音があります。

また、山の近い農村部では鳥獣被害もあり、鹿や猪、熊などが普通にいる地域もあります。

獣対策を怠れば怪我にもつながります。

甘くみてはいけません。

自然の猛威

山や海、川は、自然の恩恵もくれますが、畏怖の対象でもあります。

田舎の手の入らなくなった里山では、台風や豪雨、豪雪などの災害によって、土砂崩れや道路の寸断などが起こります。

過疎が進んだ地域では、復旧工事があと回しにされ、なかなか元の生活に戻れないこともあります。

また、日々の草刈りなど身近な手入れ一つとっても、都会と比べ物にならないくらい手がかかります。

また、お年寄りの多い地域では、地域の若手が地域全体の草刈りや管理に駆り出されます。

進学先が少ない

公立校は一定数あるものの、私立校や大学など、専門特化系教育機関は都会に集中し、田舎には基本ありません。

子どもを自然のなかでのびのび育てたあとは、さてどうなるでしょう。

中学・高校・大学進学で悩む親御さんがたくさんいらっしゃいます。

遠方への通学手段や、住み替え、学生寮入所などを視野に入れておくことが大切です。

病院が少ない

教育機関同様、病院も絶対数が少なく専門医も近くにないことが多いです。

専門的な治療が必要な場合は、地方都市部まで足を伸ばさなければいけない場合が多く、通院をしなければいけない場合、時間と費用がかかります。

特に離島や山岳地などは、天候の悪化で医療機関の整っている街と断絶してしまうことがあることを肝に命じておきましょう。

娯楽施設が少ない

映画館やカラオケ、ショッピングモールなどはもとより、飲食店なども少ないのが田舎暮らしです。

どのくらい田舎かにもよりますが、「仕事帰りにちょっと寄り道したいな」と思っても、寄れるところはせいぜいスーパーマーケットやコンビニくらい。

むしろコンビニがあれば良いほうなんて田舎はざらにあります。

娯楽は施設に頼らず、自然や自前で楽しみましょう。

お金がかかる

よく「田舎暮らしはお金がかからない」と言われますが、それは大半が住居費の話。

自家用車や自宅の維持費や、庭や畑の手入れ、町内会費など、都会ではかからなかったものにお金がかかるようになります。

また、寒い地域に移住すれば暖房費がかさみ、暑い地域に移住すれば冷房費がかかり、都市ガスよりプロパンガスのほうが高かったりと、光熱費がかさむ可能性もあります。

物価も価格競争が少なく輸送コストもかかるため、意外と割高です。

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デメリットに振り回されないためには

デメリットばかり考えると、田舎暮らしの魅力がどんどん懸念に変わっていってしまいますね。

田舎暮らしのデメリットに振り回されないためには、以下のことに考慮しましょう。

事前の情報収集

田舎暮らしを始めるときは、事前の下調べがとても重要です。

移住専門サイトなどでの情報収集のほか、移住体験や移住相談会への参加など、実際に移住先に足を運んで自分の目で、地域の雰囲気を確かめることが大切。

特に、実際にその地に住んでいる先輩移住者の声を聞くと、地元の方の言葉よりもっとリアルな移住したあとの暮らしぶりがわかります。

関連記事「田舎暮らしのメリットを紹介!心豊かに生きる生活と、知っておくべきデメリット

ライフプランの見直し

金銭的な面は、他人を手本にしても同じようにいくとは限りません。

自分自身の収入や支出を、今後の生活と照らし合わせて、しっかりとライフプランを見直してから動くことが大切です。

また、仕事や地域の暮らしが肌に合わず、再移住を決断しなければならなくなったときのために、3〜6ヵ月分の生活費相当の蓄えを持っておくことが理想です。

違うエリアを検討

田舎暮らしといっても、田舎の気質は多種多様。

土地に合わない・人に合わないは、移住先を変えることで変化します。

一つの移住先にこだわらず、いくつか候補を出してリサーチしていくことが、自分にぴったりの移住先を見つける近道です。

まとめ

田舎暮らしに憧れていたのに、住んでみたらデメリットばかりではつらいですね。

まずは、どのようなデメリットがあるのか把握しておけば、カルチャーショックを未然に防ぐことができます。

田舎暮らしにはメリットもちゃんとあるので、マイナス面ばかり膨らませないようにしてみてくださいね。

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