二世帯住宅の表札の並べ方はどうする?|お悩み別解決策と注意点を解説

二世帯住宅の表札の並べ方はどうする?|お悩み別解決策と注意点を解説

「二世代住宅の表札の並べ方がわからない」というお悩みを抱えていませんか。

一世帯で暮らす場合と違い、二世帯住宅は表札の並べ方が少し複雑です。

あまり考えずに決めてしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性があります。

この記事では、二世帯住宅の表札の並べ方を解説します。

よくあるお悩みと解決策、注意点もまとめているため、二世帯住宅で暮らす予定の方は参考にしてください。

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二世帯住宅の表札の並べ方

二世帯住宅の表札の並べ方

二世帯住宅の表札の並べ方に明確な決まりはありません。

自分たちが納得できる並べ方であれば、基本的にどのような並べ方でも大丈夫です。

よく見るのは、以下の2種類の並べ方です。

  • 家主を基準に並べる
  • 住居と同じ配置で並べる

それぞれの並べ方を見ていきましょう。

並べ方①家主を基準に並べる

家主を基準に並べる方法は、昔からの伝統的な並べ方です。

上下に並べる場合でも左右に並べる場合でも、家主の名前が先に来るように並べます。

家主の決め方はそれぞれですが、建物や土地の名義人を家主と考えることが多いです。

ほかにも、住民票などに記載される世帯主を家主にする考え方もあります。

さまざまな考え方があるため、家主がわからない場合は二世帯で話し合って共通認識を持っておきましょう。

上下に並べる場合

表札を横書きにしたいのであれば、二世帯の表札を上下に並べるとバランスが良いです。

家主を基準にして上下に並べる場合、家主は上に配置します。

横書きの文章を読む際は上から読み進めるため、一番先に目に入る位置に家主の表札を設置するのが一般的です。

例えば親世帯が家主の場合は、親世帯が上、子世帯が下となります。

左右に並べる場合

家主を基準にして左右に並べる場合、家主は右に配置するのが基本です。

縦書きの表札は左右に並べることが多いですが、横書きの表札でもスペースに余裕があれば左右に並べることがあります。

家主を右にするのは、縦書きの文章を読む際に右から読み進めるためです。

親世帯が家主であれば、親世帯が右、子世帯が左となります。

並べ方②住居と同じ配置で並べる

実用性を重視したい方は、住居の配置に合わせた並べ方がおすすめです。

一目で誰がどこに住んでいるかわかるため、荷物の受け取りや来客対応がスムーズになります。

二世帯住宅は間取りによって、完全同居型・一部共有・完全分離に分類できます。

一部共有と完全分離は、二世帯の住居を左右もしくは上下で分離していることがほとんどです。

左右分離・上下分離・完全同居型の3つのケースに分けて、表札の並べ方を解説します。

左右分離の場合

左右分離の二世帯住宅は、見た目は1棟ですが室内の壁で親世帯と子世帯が分かれています。

玄関が世帯ごとに分かれている場合と一つの玄関を共用している場合の2パターンがあります。

玄関が別々になっている場合は、それぞれの入口やインターホン、ポストの近くに表札を付けるのがおすすめです。

配達員やゲストが訪れたときに、どちらのインターホンを押せば良いかわかりやすくなります。

一つの玄関を共用している場合は、住居の配置に合わせて表札を並べましょう。

上下分離の場合

世帯ごとに上下で分ける間取りが、上下分離の二世帯住宅です。

例えば1階は親世帯、2階は子世帯のように配置します。階で区切るため、2階建ての中古一戸建てを上下分離の二世帯住宅として使うこともできるでしょう。

表札の並べ方は、2階に住む世帯を上、1階に住む世帯を下に配置します。

1階は親世帯、2階が子世帯が住んでいるのであれば、表札の並べ方は上が子世帯、下が親世帯という順番です。

完全同居型の場合

完全同居型の二世帯住宅は、寝室以外すべての部屋を共有している間取りです。

キッチンや浴室などの水回りや、玄関も共有します。

インターホンも共通となることがほとんどです。

同じ玄関から出入りするため、表札は一つで済ませることが多いです。

二世帯を代表する家主の名前か、家族全員の名前を表示すると良いでしょう。

二つ並べる場合住居の配置は関係ないため、文字のバランスの良さだけで決めるのも手です。

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二世帯住宅の表札の並べ方に関するお悩み

二世帯住宅の表札の並べ方に関するお悩み

二世帯住宅の表札の並べ方に関して、よくあるお悩みは以下のとおりです。

  • 二世帯が同じ苗字の場合の並べ方はどうする?
  • 付け替える場合はどうする?

それぞれのお悩みの解決策を解説します。

二世帯が同じ苗字の場合の並べ方はどうする?

意外と多いのが、二世帯が同じ苗字の場合の並べ方です。

「苗字が同じなら表札は一つで良いのでは」と思われるかもしれません。

しかし同じ苗字だからといって表札を一つにすると、来客対応や荷物の受け取りなどの負担が増えてしまいます。

同じ苗字でも住居が分かれているのであれば、表札は別々に付けるのがおすすめです。

ただし、苗字だけの表札を並べても区別が付きません。

世帯主や家族の名前をフルネームで記載した表札を並べる方法がわかりやすいです。

付け替える場合はどうする?

将来付け替えたり取り外したりしたいという要望も少なくありません。

例えば新しい子どもが生まれたから表札を付け替えたいという方もいらっしゃるでしょう。

ご両親が亡くなってしまった場合は、親世帯の表札を取り外す必要性が出てきます。

長く住み続けたい場合は、あとで付け替えられる表札を選びましょう。

表面のビスが化粧ナットになっている表札がおすすめです。

化粧ナットを回せば、簡単に取り外せます。

表札を外すと接着剤や穴が残ってしまうことが多いですが、この形状の表札であれば心配いりません。

二世帯住宅の表札の並べ方に関する注意点

二世帯住宅の表札の並べ方に関する注意点

二世帯住宅の表札の並べ方には、以下の注意点があります。

  • お互いの意見を聞いてから決める
  • ポストとインターホンの位置も考える

次の項目からは、それぞれの注意点を見ていきましょう。

お互いの意見を聞いてから決める

表札の並べ方を勝手に決めてしまうのは、トラブルの元です。

これから一緒に生活していくのに、関係が悪化することは避けたいですよね。

両家で話し合い、お互いの意見を聞いてから決めましょう。

両家で話し合うときのチェックポイントを挙げると、以下のとおりです。

  • 並べ方(上下で並べるか・左右で並べるか)
  • 文字の向き(横書きか・縦書きか)
  • 名前の順番(家主を基準にする・住居と同じ配置にする)
  • 名前の表示(苗字・家主フルネーム・家族全員フルネーム)
  • 設置場所(インターホン・ポスト・門の近くなど)
  • 素材(石・ステンレス・ガラスなど)
  • サイズ
  • デザイン
  • 文字のフォント
  • 予算

事前に話し合っていても、いざ実物を見ると「イメージが違う!」となるケースもあります。

注文する前にデザイン画を見せてもらい、両家で最終確認しましょう。

ポストとインターホンの位置も考える

表札を付けるときに意外と忘れがちなのが、ポストとインターホンの位置です。

表札を世帯ごとに分けたのに、インターホンとポストは一つしかなかったと気付くケースは少なくありません。

表札を世帯ごとに分ける場合、ポストとインターホンも別々にしておくと配達員やゲストの方に親切です。

別世帯の家族に郵便物や配達物を見られる心配がないため、お互いのプライバシーを守れるメリットもあります。

中古一戸建てでポストやインターホンが一つしかない場合は、追加したり新しいものに取り替えたりすることも検討しましょう。

ポストは壁掛け型のポストであれば簡単に取り付けができます。

表札の素材別メリット・デメリット

表札の素材別メリット・デメリット

表札の素材にはさまざまな種類があり、デザインの種類やお手入れのしやすさが異なります。

使われることが多い素材は、以下のとおりです。

  • ステンレス
  • ガラス
  • 陶磁器・タイル
  • アクリル
  • 天然木

次の項目からは、各素材のメリット・デメリットを解説します。

表札の素材選びの参考にしてください。

街を歩いていると、御影石や大理石の表札をよく目にします。

石を使った表札は、重厚感と高級感あふれるデザインが特徴です。

和のイメージがあるため、和モダンの家や古民家と相性が良いです。

石は一つひとつ模様が異なるため、オリジナルの模様で個性を出すこともできます。

石のメリットは、とにかく強度に優れている点です。

簡単には破損せず、錆びる心配もありません。

一方で石は重量があるため、落下すると危険です。十分な落下防止措置を講じる必要があります。

ステンレス

ステンレスの表札は石の次によく使われている素材です。

スタイリッシュかつモダンな雰囲気を演出できます。

ステンレスの一枚板に文字を掘るタイプの表札が多いです。

ほかにもステンレスを文字やイラストの形に加工する、切り文字タイプも人気を集めています。

ステンレスは加工しやすいため、自由にデザインできるのがメリットです。

ほかの素材と組み合わせることもできます。

ステンレスは錆びにくいといわれていますが、表面の被膜が剥がれると錆びるため注意が必要です。

「錆びが気になるけど金属の表札が良い」という方は、ステンレスより錆びに強いチタンを検討してみるのも手です。

ガラス

ガラスは透明感があり、美しい表札に仕上がります。

透明度や色によっても、印象が変わります。

例えば半透明のガラスは落ち着いた印象、透明のガラスは爽やかな印象です。

幅広いデザインのなかから選べるでしょう。

時間が経過しても色褪せず、長く美しい状態を保てるのがメリットです。

金属のように錆びる心配もないため、お手入れしやすいです。

一方でほかの素材と比べると高価で、衝撃に弱い点がデメリットとして挙げられます。

ただ表札に使われるガラスは厚みがあるため、簡単には割れません。

陶磁器・タイル

陶磁器やタイルは、七宝焼き・有田焼・備前焼など種類が多いです。

焼き方の種類によって、色や質感が異なります。

和風だけでなく、洋風のデザインも豊富です。

メリットは焼き物独特の色や質感を楽しめる点です。

「上質な雰囲気の表札にしたい」という方に向いています。

ただし強度があまりない点に注意しましょう。

衝撃に弱く、地震の揺れで割れることがあります。

落としてしまうだけでも割れるため、慎重に取扱わなければなりません。

アクリル

アクリルとはプラスチックの一種で、透明度があります。

透明なアクリル板と印刷フィルムを組み合わせてカラフルなデザインにすることもできます。

アクリルは軽くて耐候性に優れているため、設置場所を選びません。

ガラスよりも割れにくく、取扱いも容易です。ただ時間が経つにつれて、変色が見られる場合があります。

変色を防ぐ方法としては、ハードコーティング剤で保護された表札を選ぶと良いです。

天然木

天然木の表札は、温かみのあるデザインが魅力です。

1枚の木板を使い文字を浮き彫りにして、表面にはニスが塗られています。

昔ながらの和風建築に似合う、格式高い表札にしたい場合には最適です。

近年では、若者向けのスタイリッシュなデザインも増えています。

天然木のメリットは、見た目が温かく取り付けが簡単なことです。

ただほかの素材よりも劣化が早い点に注意しなければなりません。

設置するのは雨の当たらない場所がおすすめです。

「変色しても味わいがある」ととらえて、割り切って使用しましょう。

まとめ

二世帯住宅の表札の並べ方にはさまざまな考え方がありますが、一番大切なのは両家で話し合って決めることです。

特に家主を基準に並べるか、住居と同じ配置で並べるかは人によって意見が分かれます。

独断で決めようとせず、丁寧にお互いの意思を確認するとトラブルを防げるでしょう。

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