中古一戸建て購入時に確認するポイントや注意点は?

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自分好みに自由にカスタマイズできる新築の注文住宅とは異なり、中古住宅はすでに完成した物件です。

購入してすぐに暮らせるメリットはありますが、細部までチェックしないと、「こんなはずではなかった」と後悔するかもしれません。

中古一戸建て住宅を購入するときにチェックするポイントを、物件選定時と内覧時、購入時に分けて解説します。

ぜひ参考にしてください。

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一戸建て購入時に確認するポイント

中古一戸建てを選ぶときは、以下の4つのポイントをチェックしてください。

基準に合わないときは、別の物件も検討してみましょう。

  1. 建築基準を満たしているか
  2. 劣化状況は問題ないか
  3. 再建築可能物件かどうか
  4. 瑕疵保険がついているか

建築基準を満たしているか

購入した物件が違法建築ではないか、建物と敷地が建築基準を満たしているかを書面で確認しましょう。

建築基準を満たした建物には検査済証が交付されています。

検査済証を確認してから購入手続きに進むようにしてください。

なお、検査済証が発行されていても、発行後に違法な建て替えが実施されている可能性もあります。

検査済証が発行された時点と現時点での相違がないか、建築の知識を有する専門家にチェックしてもらいましょう。

劣化状況は問題ないか

中古一戸建てでは、建物が経年劣化していることは仕方ありません。

しかし、居住者に不便をもたらすほど劣化していては困ります。

カビや深刻な汚れがついた部分はないか確認しましょう。

また、見える部分だけでなく、点検口もチェックしてください。

水漏れの痕跡やカビが見られる場合、見た目の印象よりも住宅が傷んでいる可能性があります。

再建築可能物件かどうか

再建築不可とされる物件では、今後建て替えができなくなる恐れがあります。

また、建築申請が必要なリフォームも許可されない可能性があります。

長く住み続けるためにも、再建築可能物件なのかをチェックしておきましょう。

なお、再建築可能かどうかは、管轄の市区町村役場の建築関連部署に以下の書類を提出すれば調べられます。

書類はいずれも法務局で入手可能です。

  • 登記事項証明書
  • 公図
  • 建物図面
  • 地積測量図

瑕疵保険がついているか

中古一戸建て購入前に、すべての問題点に気付かない可能性があります。

雨漏りや構造上の重大な欠陥に気付かずに購入してしまったときに備え、瑕疵保険がつけられるのか確認しましょう。

瑕疵保険がついていれば、引き渡し後に気付いた問題点に対して、一定期間内は修理代が保険でカバーされます。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。

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内覧時に確認するポイント

図面や書類だけで住宅の状態をすべて確認できないため、内覧時には、以下の点に注目して確認しましょう。

建物の外観や外壁、屋根にクラックがないか

外壁や屋根にクラック(ひび割れ)があると、雨漏りの原因になるだけでなく、断熱効果や遮音効果が低下する恐れもあります。

見た目もよくないので、細かくチェックしておきましょう。

室内の天井や壁の上部に雨漏れの跡がないか

室内の天井や壁も細かくチェックしてください。

雨漏りの跡がある場合、構造上の問題を抱えている可能性があります。

住宅の早期劣化にもつながるので、天井と壁上部の色合いや局部的に張り替えた痕跡がないか確認しておきましょう。

窓や扉の開閉がスムーズか

窓や扉がスムーズに開閉するかもチェックする必要があります。

油を差せば解決する程度ならば問題はありませんが、家が傾いていることにより開閉しにくくなっている可能性もあります。

内覧時にすべての窓や扉の開閉を確認しましょう。

水漏れや下水の臭いがしないか

床が浮いていたりシミがあったりする場合、水漏れの恐れがあります。

水漏れがあると建物が早期に劣化するため、予想よりも早いタイミングでリフォームが必要になるかもしれません。

キッチンや洗面所、トイレの水回りの床を隅々まで確認し、浮きやシミがないか、下水の臭いがしないか、チェックしておくようにしましょう。

周辺環境がライフスタイルに適しているか

周辺環境がライフスタイルに適しているかもチェックが必要です。

子どもの学校から近いか、また、電車で通勤通学をする場合は駅やバス停からの距離も確認しておきましょう。

車を保有していない場合は、家の近くにスーパーや医療機関があるかもチェックしておきます。

関連記事「中古住宅の内見でチェックするポイント4選!売主居住中の対応やマナーも解説

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中古一戸建て購入時の注意点

中古一戸建ては新築一戸建てよりも価格が比較的低めですが、決して安い買い物ではありません。

購入する際には、以下のポイントに注意しましょう。

周辺環境や近所の雰囲気を把握する

住宅の周りを歩き、周辺環境や近所の雰囲気を把握しましょう。

家族と生活している様子が思い描けるか、子どもにとっても暮らしやすいかなどを念入りにチェックしてください。

抵当権や土地の権利関係を調べる

住宅の持ち主が住宅ローンを完済していない状態で市場に出ている中古一戸建てもあります。

このような物件を「抵当権付きの物件」といいますが、住宅購入時までに抵当権が抹消されるのか、また購入時に同時抹消できるのかを確認しておきましょう。

購入後も抵当権が付いていると、住宅所有者がローン返済を滞らせた場合、競売物件になってしまう恐れがあります。

住宅ローン控除が利用できない物件がある

中古住宅を購入する際に住宅ローンを組むと、住宅ローン控除が適用されて最大400万円の節税ができることがあります。

しかし、築20年を超えている物件などの一部の物件では、住宅ローン控除が適用されません。

購入する前に住宅ローン控除が適用されるのかを確認しましょう。

関連記事「中古一戸建てを買うなら何年まで?耐久年数や寿命について

【まとめ】

中古一戸建ては価格が比較的安価なだけでなく、新築では見込めないほど好立地の場合や、贅沢な素材が使われていることもあります。

お気に入りの物件を見つけたら、ご紹介したポイントに注目して購入すべきか確認してください。

物件よりも立地が気に入っている場合は、建て替え目的での購入もできます。

どのように住宅を活かしたいのかを考えてから、中古一戸建て売買を活用しましょう。

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ぜひお気軽にご利用ください。

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