北海道への移住はどう?暮らし・住まい・移住支援を解説

北海道への移住!支援制度や住まい・お仕事など気になるポイント総まとめ!

広い大地と豊かな自然に囲まれた北海道は、昔から多くの人が新しい暮らしを求めて移り住んできた地域です。

明治時代には大規模な移住政策が進められ、現在も地方移住の候補地として高い人気があります。

移住を考えるときは、気候や暮らしやすさ、仕事の見つけ方、家賃の目安など、押さえておきたいポイントがいくつもあります。

この記事では、北海道での暮らしをよりリアルにイメージできるよう、家族で移住を検討する際のヒントを分かりやすくまとめました。

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北海道はどのようなところ?

札幌大通り公園

北海道は日本の最北端にあり、面積は全国の約5分の1。

東京都の約38倍という広さの中に、北見山地や石狩山地、大雪山系の山々や、十勝平野・富良野盆地などのゆったりとした景色が広がっています。

大きな自然が身近に感じられるのが北海道の魅力です。

その象徴ともいえる知床では、海と森が育んだ豊かな生態系が評価され、世界自然遺産に登録されています。

気候は本州よりもひんやりしており、年間平均気温は5〜10度ほど。

降水量も比較的少なく、冬にはオホーツク海へ流氷が訪れる地域もあります。

とはいえ北海道全体が同じ気候というわけではなく、太平洋側、日本海側、オホーツク海側など、地域ごとに特長が分かれています。

人口は約520万人。

道内には道路・鉄道が広く整備され、13の空港もあるため、移動の不便さは意外と少なめです。

また北海道は、古くからアイヌの人々が暮らしてきた土地でもあります。

明治期には文化が失われかけましたが、現在は先住民族としての尊厳を守り、伝統を未来へつなぐ動きが進んでいます。

家族で暮らす中でも、多様な文化にふれられる貴重な地域です。

ファミリーに人気の理由

北海道は、子育てを考えるご家庭にとって、安心して暮らせる環境が整った地域です。

そのため移住先としても高い人気があります。

出産面では、ハイリスク出産や新生児医療に対応できる周産期母子医療センターが道内に35ヵ所以上あり、万が一のときも専門的なサポートを受けられます。

育児の悩みを相談したり、親子同士が気軽に交流できる地域子育て支援拠点も充実しています。

児童会館や商店街の空き店舗を活用し、道内には約290ヵ所設置されています。

また、児童手当は18歳までの子どもを養育する家庭が対象で、2ヶ月ごとに月額1万円〜1万5千円が支給されます。

こうした経済的なサポートに加え、共働き世帯を支える学童クラブも整備が進んでおり、札幌市だけで約250ヵ所、道内全体では1,000ヵ所が利用できます。

医療体制から子育て支援、働く家庭へのサポートまで幅広くそろった北海道は、子育て世代にとって頼もしい移住先といえるでしょう。

移住で人気のエリア

知床五湖

釧路市

釧路市は、北海道南東部に位置する人口約15万2,000人の街です。

阿寒湖のマリモや特別天然記念物のタンチョウで知られ、自然豊かな環境が魅力となっています。

この街の大きな特徴は、平均気温が低く一年を通して涼しいこと。

真夏でも30度を超える日はほとんどなく、エアコンに頼らず快適に過ごせるのも嬉しいポイントです。

さらに、スギやヒノキが自生していないため花粉がほぼゼロ。

花粉症に悩む方にとっては、とても暮らしやすい環境といえるでしょう。

交通の便も整っており、釧路空港からは道内外へのアクセスがスムーズです。

新千歳空港へは約45分、東京・羽田空港へも1時間40分で到着できるので、旅行や帰省にも便利です。

自然の恵みと快適な気候、そして便利な交通網がそろった釧路市は、ファミリー層にとって安心して暮らせる街といえるでしょう。

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釧路市への移住はどう?暮らし・子育て・住まい・移住支援を解説

稚内市

稚内市は、北海道の最北端に位置する人口約3万人の街です。

北の果てにある宗谷岬では、天気が良ければサハリンの島影を望むことができ、壮大な景観を楽しめます。

その宗谷丘陵に広がる「白い道」は、雄大な自然の中に真っ白な道が続く美しいコントラストが魅力で、写真映えするスポットとして人気です。

交通アクセスも整っており、JR稚内駅から札幌までは約5時間10分。

飛行機を利用すれば、稚内空港から新千歳空港へは約1時間、東京・羽田空港へも約2時間で到着できます。

遠方からの移動も便利なので、観光や帰省にも安心です。

さらに移住を考える方には、東京圏からの移住者に支給される移住支援金や、オンラインで相談できる制度など、サポート体制も充実しています。

自然の魅力と暮らしやすさがそろった稚内市は、ファミリー層にも心強い選択肢といえるでしょう。

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稚内市への移住はどう?暮らし・子育て・住まい・移住支援を解説

室蘭市

北海道の中南部、内浦湾に面する室蘭市は、人口約7万3,000人の街です。

港湾と工業を中心に発展してきた北海道有数の工業都市でありながら、地球岬などの景勝地が身近にあり、産業と自然が調和した魅力を持っています。

医療面では3つの総合病院が整備されているため、安心して暮らせる環境が整っているのも大きな特徴です。

移住を考えるファミリーにとって、医療体制の充実は心強いポイントといえるでしょう。

さらに、学生の移住を応援する制度もあり、就職活動の交通費や引っ越し費用の支援、移住体験で利用するフェリー料金の割引など、暮らしのスタートを後押しする取り組みが行われています。

産業の力と自然の美しさ、そして安心の医療や移住支援がそろった室蘭市は、家族で新しい生活を始める場所として魅力的な街です。

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室蘭市への移住はどう?暮らし・子育て・住まい・移住支援を解説

帯広市

帯広市は人口約15万9,000人、北海道東部の十勝(とかち)地方のほぼ中央に位置する街で、道内では5番目に人口が多い都市です。

北海道らしい美しい自然や景観に恵まれ、1トンもの馬がそりを引く「ばんえい競馬」でも知られています。

アクセス面も便利で、飛行機を利用すればとかち帯広空港から東京・羽田空港まで約1時間45分で行くことができます。

遠方からの移動もスムーズなので、暮らしやすさにつながっています。

移住支援も充実しており、短期移住体験施設の利用や、移住・就職に関する旅費の補助など、安心して新生活を始められる制度が整っています。

さらに、子育て世帯にとって嬉しいのが住環境の豊かさです。

50.5haの広さを誇る緑ヶ丘公園をはじめ、市内には約200か所の公園があり、児童会館や動物園もそろっています。

子どもがのびのびと育ち、家族で楽しく過ごせる環境が整った街、それが帯広市です。

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帯広市への移住はどう?暮らし・子育て・住まい・移住支援を解説

北広島市

北広島市は、札幌市と新千歳空港のちょうど間に位置する人口約5万6,000人の街です。

北海道開拓の父として知られるクラーク博士が「ボーイズ・ビー・アンビシャス」の名言を残したゆかりの地でもあります。

交通アクセスの良さも魅力で、札幌や新千歳空港へはJR千歳線を使えばそれぞれ約20分。

都市部や空港への移動がスムーズなので、暮らしやすさを感じられるでしょう。

さらに近年は、2023年に開業したプロ野球・日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールド北海道」を中心に、球場周辺や北広島駅周辺でマンション建設などの再開発が進み、街全体が活気づいています。

今後はこの開発をきっかけに移住者の増加も期待されています。

スポーツ好きなファミリーにとっては、子どもと一緒に野球観戦を楽しめる環境が整っているのも大きな魅力。

暮らしやすさと楽しさが両立する街、それが北広島市です。

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北広島市への移住はどう?暮らし・子育て・住まい・移住支援を解説

旭川市

旭川市は北海道のほぼ中央に位置し、人口は約31万人。

札幌市に次いで道内第2位の規模を誇り、北北海道の拠点として発展してきました。

市内には、日本最北の動物園として知られ、行動展示で全国的に話題となった旭山動物園もあり、観光地としても人気があります。

暮らしの面では、130以上の川が流れているにもかかわらず、長年の治水工事によって水害は少なく、さらに山に囲まれた盆地の地形のため台風の影響も受けにくいという特徴があります。

自然災害が少ない環境は、安心して生活できる大きな魅力です。

医療体制も充実しており、道北の中心都市として旭川医科大学病院をはじめ複数の総合病院が整備されています。

重篤な患者に対応できる三次救急までの体制が整っているため、いざというときにも安心です。

自然災害の少なさと医療の充実、この両方がそろった旭川市は、ファミリー層にとって心強い暮らしの場といえるでしょう。

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旭川市への移住はどう?暮らし・子育て・住まい・移住支援を解説

移住するならどんな仕事がある?

北海道の産業は、第1次産業と第3次産業が中心で、第2次産業の割合は比較的少ないのが特徴です。

その中でも製造業では食料品関連が大きな割合を占め、機械や化学分野はあまり多くありません。

農業については地域ごとに特色があり、道南や道央では米や野菜、馬鈴しょ、豆類などを組み合わせた集約的な農業が盛んです。

一方で、道東や道北では広大な農地を活かし、大規模な畑作や酪農経営が行われています。

求人の状況を見ると、2025年8月時点で北海道の求人倍率は0.92倍と全国平均(1.2)を下回っています。

ただし、最低賃金は2025年に1,075円となり、全国ランキングでは13位と比較的高い水準を誇っています。

このように、北海道は産業構造や地域ごとの農業の違いに加え、雇用や賃金面でも独自の特徴を持つ地域といえるでしょう。

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ホーム | 北海道労働局

移住するならどんな物件がある?

それでは、北海道での中古住宅事情についてみてみましょう。

一例として、3つの市町村の価格をご紹介します。

釧路市
1LDK・2K・2DK
2LDK・3K・3DK 約1,489万円
3LDK・4K~ 約1,561万円
帯広市
1LDK・2K・2DK 約3,150万円
2LDK・3K・3DK 約1,793万円
3LDK・4K~ 約2,160万円
旭川市
1LDK・2K・2DK 約980万円
2LDK・3K・3DK 約1,792万円
3LDK・4K~ 約1,459万円

続けて、賃貸の場合の家賃を見てみます。

釧路市
1LDK・2K・2DK
2LDK・3K・3DK
3LDK・4K~ 約5.2万円
帯広市
1LDK・2K・2DK 約4.5万円
2LDK・3K・3DK 約6.6万円
3LDK・4K~ 約8.7万円
旭川市
1LDK・2K・2DK
2LDK・3K・3DK 約6.7万円
3LDK・4K~ 約8.9万円

傾向としては、帯広市は幅広い間取りの一戸建てが揃っていると言えそうです。

旭川市は1LDK・2K・2DKでは1,000万円以下の相場もあり、比較的割安と言えそうです。

物件の数では札幌市を筆頭に、函館市・北見市・苫小牧市・帯広市・釧路市・江別市などが多くなっています。

また、降雪地ということもあり、平らな屋根が多く、外からの寒気の侵入を防ぐ風除室を設けていたり、窓ガラスがペアガラス・トリプルガラスを採用している家が目立ちます。

北海道の移住支援制度

北海道では、移住を考える人のために多彩な支援が整えられています。

たとえば体験移住プログラム「ちょっと暮らし」では、家具や家電付きの住宅や長期滞在施設を利用し、実際の暮らしを試すことができます。

こうした体験や移住者交流会を通じて、地元の人とのつながりが自然に生まれるのも魅力です。

移住に関する情報をまとめたWebサイト「北海道で暮らそう」では、一般的な就職に加えて漁業・林業・農業・医療など幅広い分野での支援制度を紹介しています。

さらに、医療や子育て、暮らしの条件をもとに、自分に合った市町村を探すこともできるので、具体的な生活のイメージを描きやすいでしょう。

新しい暮らしを考えるうえで、北海道は安心して一歩を踏み出せるような情報や制度がそろった心強い地域といえます。

▼ 詳しくはこちら
北海道で暮らそう!

北海道への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント

クラーク博士像

北海道への移住を検討するうえで、事前に確認しておくべきポイントは以下のとおりです。

エリア別の気候と気温

面積の大きな北海道は、道内だけでもエリアによって気温も気候も大きく異なります。

移住を検討する際は、積雪や最低気温など、地域の気候情報を集めましょう。

雪対策

雪国の北海道は、エリアにもよりますが雪に対する備えは必須と考えましょう。

自動車の冬用タイヤやチェーン装備はもとより、雪かきグッズや、撥水加工服上下、滑りにくい靴など、一式揃えるのがマストです。

生活費

北海道の生活費でコストがかかるのが、広い道内を行き来する交通費と冬季の燃料費、雪かきなどの雪対策費などです。

特に冬の寒さを凌ぐための暖房費に使われるガスは、割安な都市ガスと割高なLPガスかでコストが何倍も違うので、物件の暖房設備の燃料がなんなのかはしっかり確認しておきましょう。

教育・医療と公共交通機関

とにかく広い北海道、交通の足を持たない学生や年配の方には、学校や病院に通うだけでもひと苦労です。

山間部や農村部への移住を考えるなら、交通機関の使い勝手や、いざというときタクシーなどでの移動が可能な距離に、必要な医療機関等があるかどうかを確認しておきましょう。

まとめ

広大な自然に囲まれて暮らしたい、子どもをのびのび育てたい、ウィンタースポーツやアウトドアを楽しみたい、さらには農業に挑戦してみたい――そんな思いを持つ人にとって、北海道はまさに理想的な移住先です。

もともと移住文化が根付いているため、新しく移り住む人が肩身の狭い思いをすることは少なく、安心して生活を始められるのも大きな魅力。

雄大な自然の中でのびやかな暮らしを体験できる北海道で、新しい一歩を踏み出してみませんか。

※この記事は2025年12月時点での情報をまとめています。

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