上田市への移住はどう?暮らし・子育て・住まい・移住支援を解説

JR上田駅

上田市は、長野県東部に位置する自然豊かな街です。

周囲には菅平高原や美ヶ原高原などの2000m級の山々が広がり、千曲川・依田川・浦野川といった川が合流する、のびやかな風景が魅力です。

また、戦国武将・真田氏ゆかりの地としても知られ、歴史ロマンあふれる雰囲気も楽しめます。

そんな上田市への移住を考えている方にとっては、移住支援の内容や暮らしのポイント、住まいの相場など、気になることがたくさんあるはずです。

この記事では、上田市での暮らしをより具体的にイメージできるよう、街の魅力や特徴をさまざまな角度から紹介していきます。

上田への移住を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

\ 上田市の中古物件を探したい /

住まいの紹介サービスについて

上田市はどんなところ?

上田城東虎口櫓門

上田市は、長野市・松本市に次いで県内3番目に人口が多い街で、約15万人が暮らしています。

真田昌幸や信之・信繁(幸村)で知られる真田氏ゆかりの地としても有名で、市内には上田城址公園をはじめ、歴史を感じられる史跡や寺社が点在しています。

市の北東部に広がる菅平高原は、スイスのような爽やかな風景から「日本のダボス」と呼ばれる場所。

ラグビーやサッカーの合宿地として利用される「サニアパーク菅平」や、冬に多くの人が訪れる「菅平高原スキーリゾート」など、季節を問わず楽しめる人気スポットがそろっています。

交通アクセスも便利で、北陸新幹線の上田駅から東京までは最短約1時間22分。

さらに、上信越自動車道が通っているため、新潟方面の日本海側や群馬など北関東、首都圏へもスムーズに移動できます。

上田市が移住先に選ばれる理由

信州上田の別所温泉

上田市は、東京までおよそ1時間半でアクセスできる距離にあり、たとえば「普段はリモートワーク、月に数回だけ東京のオフィスへ出社」といった柔軟な働き方も実現しやすい環境です。

さらに晴天の日が多い地域でもあるため、自然に囲まれた暮らしの中で、キャンプや川下り、スキーなどのアウトドアを日常的に楽しめるのも大きな魅力といえます。

市が行った移住関連のアンケートでは、「自然環境」が上田市を選んだ理由のトップに挙げられ、次いで「首都圏へのアクセスの良さ」が続いています。

この結果からも、自然と利便性のバランスが移住者にとって大きな決め手になっていることがうかがえます。

また、首都圏からの移住者の中には「車があれば生活に必要なものは一通りそろい、思ったほどギャップを感じなかった」という声もあります。

こうした点から、移住を決断する際の心理的なハードルも比較的低く感じられるのかもしれません。

ファミリーにうれしい子育て・教育環境

上田の街には、家族で楽しめるスポットがたくさんあります。

スキーが満喫できる菅平高原や、信州最古の温泉といわれる別所温泉など魅力的な場所がそろう中、特に代表的なのが上田城址公園です。

真田氏ゆかりの上田城跡には、復元された櫓や門があり、上田市立博物館では真田昌幸・信之・信繁(幸村)親子に関する貴重な資料を多数展示しています。

歴史が好きな親子にとっては、上田の象徴ともいえる歴史に触れられる、とても魅力的なスポットといえるでしょう。

上田城址公園は観光名所であると同時に、市民の憩いの場でもあります。

園内には陸上競技場や野球場、児童遊園があり、春には千本桜が咲き誇るお花見スポットとしても人気です。

スポーツから季節のイベントまで、家族で気軽に楽しめる環境が整っています。

教育面でも、上田市は早くからIT活用に力を入れてきました。

1990年代には「上田市マルチメディア情報センター」を開設し、市の歴史やイベントをデジタルアーカイブとして残したり、スマホの使い方講座などを通して幅広い世代にITに触れる機会を提供してきました。

このセンターは2025年に閉館しましたが、その役割は「上田市市民ICT推進センター(iプラザうえだ)」が引き継いでいます。

現在も市民向けにIT関連の講座やイベントを開催し、デジタルに親しむためのサポートを続けています。

▼ 詳しくはこちら
iプラザうえだ(上田市市民ICT推進センター) ホームページトップページ- 上田市ホームページ

仕事・働き方から見る上田市の特徴

上田市が公開している統計データを見ると、就業人口は第2次産業の割合が比較的高いことが分かります。

全体の約32%、つまりほぼ3分の1を占めており、製造業に限っても約26%と4分の1に達しています。

長野県全体の第2次産業の割合が約28%であることを踏まえると、上田市では製造業を中心とした産業が特に盛んだといえるでしょう。

実際、カレーでおなじみの「エスビー食品」上田工場をはじめ、油圧機器や計測器メーカーなど多様な工場が立地しています。

日常生活の面では、千曲川と並行して走る北陸新幹線沿いに市街地が広がっています。

スーパーやホームセンターといった買い物スポットは千曲川の東西どちらにも点在し、上田駅周辺には「イオンスタイル上田」や「アリオ上田」といった大型ショッピングモールもあります。

そのため、千曲川沿いの市街地周辺で住まいを探せば、生活に必要な買い物がしやすく、移住後も快適に暮らせる環境が整っているといえそうです。

移住するならどんな物件がある?

では、上田市の住まい探しについて、相場や特徴も見てみましょう。

まずは、中古住宅からです。

間取り 価格
1LDK・2K・2DK 約2,589万円
2LDK・3K・3DK 約1,429万円
3LDK・4K~ 約1,700万円

中古住宅の多くは3LDK以上の広くてゆったりした間取りの物件となっており、3LDK以上の平均価格約1,700万円も、長野県全体の中では比較的安い方に入ります。

半数近くの物件で都市ガスが利用できる環境ですので、プロパンガスでのやや高い光熱費が気になっている人にはうれしい要素となっています。

では、戸建て賃貸についても確認してみましょう。

間取り 家賃
1LDK・2K・2DK
2LDK・3K・3DK 約5.8万円
3LDK・4K~ 約10.6万円

物件の数としては2LDから3DKまでの間取りが多めではありますが、どの間取りもまんべんなく数が揃っています。

また、大半の物件では駐車場がついていますので、移住を機に自家用車を持つ場合でも安心です。

上田市の移住支援制度

菅平高原スキー場ゲレンデ

上田市では、移住を考えている方に向けたサポートがいくつも用意されています。

まず、移住に関するセミナーを東京を中心に定期的に開催しており、最新の情報や暮らしの様子を知ることができます。

東京以外の地域から検討している方でも参加しやすいよう、オンライン相談も受け付けているため、場所を問わず気軽に相談できるのが嬉しいところです。

さらに、上田での暮らしを実際に体験できる1泊2日の移住体験イベントも定期的に行われています。

イベントでは「移住サポーター」と呼ばれる地元の方々と交流しながら、街の魅力や生活のリアルな声を聞くことができます。

移住サポーターの多くは、実際に移住してきた先輩住民でもあるため、経験者ならではの視点でアドバイスをもらえるのも心強いポイントです。

また、補助金制度として、首都圏・大阪府・愛知県といった三大都市圏から移住した世帯を対象にした「移住支援金」も用意されています。

移住を後押ししてくれる制度がそろっているので、安心して検討を進められそうです。

▼ 詳しくはこちら
うえだ移住テラス | 上田市移住ポータルサイト / つどう、暮らす、つながる / 長野県上田市

移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント

それでは、上田市への移住を検討する際に、後から「知らなかった…」と後悔しないためのポイントを、自然・交通・生活の3つの視点から整理してみましょう。

自然 -寒暖差と千曲川の氾濫リスクについて-

上田市の年間平均気温は11.8度。

内陸性気候のため、昼夜や季節ごとの寒暖差が大きいのが特徴です。

夏は35度前後まで上がる一方、冬はマイナス10度近くまで冷え込むこともあります。

寒さは厳しいものの、山間部を除けば積雪は比較的少なく、10センチを超えることはあまりありません。

市内には千曲川・依田川・浦野川など水量の豊富な河川が流れており、水不足の心配はほとんどありません。

ただし、2019年の台風では千曲川が増水し、上田電鉄別所線の千曲川橋梁が落橋するなどの被害が発生しました。

市ではハザードマップを通じて、河川の氾濫や地震などの災害リスクについて注意を呼びかけています。

移住前に知っておきたいポイント

  • 昼夜・季節の寒暖差が大きい
  • 冬はマイナス10度ほどまで冷え込む
  • 山間部を除けば積雪は少なめ
  • 2019年に千曲川の増水で鉄道橋梁が落橋した事例がある

事前にチェックしたいこと

  • 住まいの断熱性能や暖房設備を確認し、必要に応じて改修も検討
  • 河川近くなど、住む地域の災害リスクをハザードマップで確認

交通 -自家用車の必要性と鉄道事情-

東京などの大都市圏から移住する場合、公共交通だけで生活するのは難しく、自家用車が日常の移動手段になります。

大人1人につき1台が一般的で、複数台分の駐車場が確保できる住まい探しや、保険・車検・冬用タイヤなどの維持費も考えておく必要があります。

鉄道は上田駅に北陸新幹線・上田電鉄別所線・しなの鉄道線が乗り入れています。

別所線は市内の別所温泉駅まで、しなの鉄道線は軽井沢駅〜篠ノ井駅(長野市)間の移動が中心で、遠距離移動には北陸新幹線が唯一の選択肢です。

新幹線の本数は曜日や時間帯で異なり、土日はやや多めで1時間に1〜4本ほど。

東京方面の方が本数は多い傾向です。

また、松本市や安曇野市など中信地域へ向かう場合は直接行ける鉄道がなく、国道254号線または143号線を車で移動することになります。

カーブの多い山道の国道143号線より、国道254号線は道幅が広く走りやすいため、県西部方面へ行く際にはこちらのほうが便利です。

移住前に知っておきたいポイント

  • 自家用車は大人1人につき1台が一般的
  • 車の維持費がかかる
  • 別所線・しなの鉄道線は近距離移動向け
  • 新幹線の本数は曜日・行先で変わる
  • 中信地域へは一般道で、国道254号線が走りやすい

事前にチェックしたいこと

  • 車の維持費や冬用タイヤの購入費を想定しておく
  • 複数台駐車できる住まいを優先して探す

生活 -野生動物のいる環境とガスインフラ-

長野県は山に囲まれた地域のため、熊をはじめとする野生動物の出没リスクがあります。

2025年4月には市内の公園付近で熊による人身事故も発生しました。

また、農地には獣害対策として電気柵が設置されている場所もあり、小さな子どもが誤って触れると危険です。

山に近い地域で暮らす場合は、こうした環境を理解しておくことが大切です。

ガスインフラについては、都市ガスが利用できるエリアが中心市街地に限られる傾向があります。

上田駅周辺や千曲川を挟んだ城下・川辺エリアでは都市ガスが使えますが、山間部や高原地域ではプロパンガスが主流です。

プロパンガスは都市ガスより料金が高くなりやすいため、光熱費にも影響します。

移住前に知っておきたいポイント

  • 2025年春に熊による人身事故が発生
  • 獣害対策の電気柵が設置されている場所がある
  • 都市ガスが使えるのは中心市街地が中心

事前にチェックしたいこと

  • 山間地で暮らす場合は野生動物や電気柵の存在を理解しておく
  • 都市ガスを希望する場合は利用可能エリアを確認して住まいを探す

▼ 詳しくはこちら
野生鳥獣・害虫 – 上田市ホームページ

まとめ

上田市は、菅平高原をはじめとする豊かな自然に囲まれ、歴史ロマンも感じられる魅力あふれる街です。

スキーやキャンプなどのアウトドアを思い切り楽しみたい方はもちろん、都会とは少し違う、ゆったりとした時間の流れの中で暮らしたい方にもぴったりの移住先といえるでしょう。

今回の記事を、上田市への移住を考えるきっかけにしてみてください。

※この記事は2026年4月時点での情報をまとめています。

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