中古一戸建てを購入してリフォーム工事をすると、新築住宅を購入するよりも安い費用で、住宅を入手できることがあります。
しかし、工事の内容や業者によっては予想外に高額になる可能性もあるので注意が必要です。
この記事では、中古一戸建てのリフォーム費用を抑える方法やリフォーム時の注意点を解説します。
また、築年数ごとにどの程度リフォーム費用が変わるのかもご紹介するので、ぜひ参考にして理想的なリフォームにお役立てください。
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中古一戸建てリフォーム業者の費用と相場
リフォーム工事といっても、工事の内容や範囲によってさまざまです。
まずはどの部分をどのようにリフォームしたいかを明確にしてから、依頼するようにしましょう。
構造や基礎の部分に問題があることが判明した場合は、リフォーム工事が大がかりになるので注意が必要です。
また、リフォーム費用は、工事内容だけでなく、どの業者に依頼するかによっても費用相場が変わります。
地元の工務店
できるだけ価格を抑えてリフォーム工事をおこないたいときは、地元の工務店がおすすめです。
画一的ではなく依頼主の希望に沿った提案をしてくれるのも、地元の工務店ならではの魅力でしょう。
しかし、リフォーム工事の品質や提案の内容は工務店によって大きな差があるので、依頼する際には業者を見極める必要があります。
中小リフォーム業者
特定の地域を中心に複数の店舗を展開している中小のリフォーム業者に依頼する場合は、地元の工務店よりも高額な傾向にあります。しかし、大手リフォーム業者よりは低価格になる場合が多いです。
デザインにこだわる業者も多いので、「アーバンシンプル」や「カントリー」などリフォームのテーマが決まっている場合は、テーマに合う業者を選ぶようにしましょう。
大手リフォーム業者
全国規模の大手リフォーム業者に依頼する場合は、費用も高額になる傾向にあります。
とはいえ保証体制などは抜群で、長期的に安心を得たい方にも適した選択となるでしょう。
ただし、デザインが画一的で、独創性のない仕上がりになる可能性もあります。
まずは完成図を描いてもらい、自分の好みと合うのかチェックしてから依頼するようにしましょう。
中古一戸建てをリフォームする際の注意点
中古一戸建てのなかには、増築や素材などに制限があり、自由にリフォームできない場合があります。
また、予想外に高額のリフォーム費用がかかり、新築よりも割高になってしまう可能性もあるでしょう。
理想の住宅を実現するためにも、次の3つのポイントに留意して中古一戸建てを選んでください。
- 立地条件や増築
- 瑕疵(かし保険の有無
- 築年数
立地条件や増築
立地条件によっては、再建築できない「再建築不可物件」に指定されていることがあります。
申請不要の範囲内でのリフォーム工事なら実施できますが、大規模な建て替えは許可が下りない可能性があるでしょう。
また、容積率の基準ぎりぎりに建てられている物件は、増築できない可能性もあります。
中古一戸建てを購入する前に、立地条件と増築の可否も調べておきましょう。
瑕疵(かし)保険の有無
瑕疵保険とは、購入後に重大な欠陥が見つかったときに業者に補修を請求できる保険です。
購入前検査ですべての瑕疵が見つかるとは限らないので、瑕疵保険に加入している物件を選ぶようにしましょう。
なお、宅地建物取引業者を介して購入するときは、原則として2年以上の瑕疵保険がついていますが、個人間売買のときは保険がついていない可能性がもあります。
築年数
築年数が経っている中古一戸建ては、断熱材が入っていない可能性があります。
断熱材が入っていないと熱効率が悪く、暖房代・冷房代がかさんでしまう恐れがあるため、リフォーム時に断熱工事をおこなうほうが良いでしょう。
購入前にホームインスペクターに検査をしてもらい、暮らしやすい土台ができている住宅なのか確認しておきます。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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築年数ごとのリフォーム費用
どのような住宅に仕上げたいかによってもリフォーム費用は変わります。
高級かつ最新の設備導入を求めるなら、リフォーム費用は青天井に高額になるでしょう。
また、中古一戸建ての築年数によってもリフォーム費用は大きく異なります。
築年数が変わるとリフォームする箇所やリフォーム費用がどう変わるかを見ていきましょう。
築5年
築5年程度では、まだ設備を変える必要はありません。
全体的にクリーニングを実施し、畳の表替えをする程度でも、中古一戸建ては見違えるように美しくなり、暮らしやすくなるでしょう。
住宅の大きさや畳の枚数によっても変わりますが、建物の面積が100平米ほどであればリフォーム費用として7~10万円を見積もっておくことができます。
築10年
築10年となると、住宅の使い方によってリフォームする箇所や状態が大きく変わってきます。
丁寧に使っている場合はクリーニングと畳の表替え程度で十分です。
しかし、あまり丁寧に使っていない場合や元々の施工に問題があった場合は、クロス交換や外壁塗装、屋根補修、トイレ便座の交換などが必要になり、リフォーム費用に150万円ほどかかることもあります。
築15年
築15年になると、丁寧に使っていても交換や補修が必要になる場所も増えます。
クリーニングと畳の表替え、クロス交換、外壁塗装、屋根補修に加え、トイレ便器を新しくし、ユニットバスや給湯器そのものを新品に交換することも必要になるでしょう。
リフォーム費用は安くて150万円程度、場合によっては250万円を超えることもあります。
築25年
築25年になると、間取り全体の見直しが必要になります。
クリーニングと畳の表替え、クロス交換、外壁塗装、屋根補修、ユニットバスやトイレ、キッチン、給湯器を新品にすることに加え、間取り変更も必要になるでしょう。
リフォーム費用は安くて350万円程度、場合によっては500万円ほどかかることもあります。
リフォームにかかる費用の抑え方
大がかりなリフォームであるほど、また、高性能の設備を導入するほど、リフォーム時の費用は高額になります。
しかし、国の補助金制度や減税制度などを活用すれば、リフォーム費用を抑えられることがあります。
また、まとまった資金がないときには、金融機関のローンの利用も検討できます。
リフォーム前に知っておきたい2つのポイントを見ていきましょう。
リフォームの補助金
住宅の耐震性や断熱性、耐久性を高めるリフォーム工事や三世代同居のための工事をおこなう場合は、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」や「住宅グリーン化事業」などの補助金制度が適用され、50~300万円程度の補助金を受給できることがあります。
利用できる補助金制度があるか、ぜひ事前に住宅業者に相談してみてください。
参考:国立研究開発法人 建築研究所「長期優良住宅化リフォーム推進事業」
参考:地域型住宅グリーン化事業(評価)「地域型住宅グリーン化事業(評価)」
リフォームローン
リフォームの資金がない場合は、銀行などのリフォームローンを利用すると、月々の負担を抑えてリフォームを実現できることがあります。
また、10年以上のローンを組んでリフォームをおこなう場合には、国の「住宅ローン減税」の対象となり、最大400万円の所得税を節税することも可能です。
ぜひ事前に住宅業者に相談するようにしましょう。
リフォームする物件を探すならちゅうこだて!
リフォームを前提として中古一戸建てを検討している方は、ぜひちゅうこだて!にご相談ください。
ちゅうこだて!では1,000万円以下で購入できる物件も検索できるので、住宅購入費を抑え、リフォーム費用を充実させることが可能です。
また、補助金制度や節税制度を活用することでも、さらに費用削減が目指せます。
無理のない範囲で理想の住宅を完成させていきましょう。
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