中古一戸建ての購入の流れを把握しておくと、物件選びから売買契約までをスムーズに進められます。
この記事では、購入の流れに関して詳しく解説します。ぜひ参考にして納得できる取引を実現していきましょう。
また、物件の見学やローン審査の際の適切な準備も、スムーズに購入を進めるためには不可欠です。
準備物や確認するポイントも見ていきましょう。
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中古一戸建てを購入するときの流れ
中古一戸建ての購入は、次の流れで進めていきます。
- 不動産会社に相談する
- 物件の見学に行く
- 購入の申し込みをする
- 住宅ローンの事前審査をおこなう
- 重要事項説明を受ける
- 売買契約をおこなう
- 住宅ローンの本申請を申し込む
- 決済完了後引き渡しを受ける
不動産会社に相談する
中古一戸建てを扱う不動産会社に相談します。
どの不動産会社に相談すれば良いかわからないときは、インターネットで中古一戸建てを検索してみましょう。
気になる物件の概要欄に販売不動産名が記載されているので、連絡を取って相談します。
物件の見学に行く
気になる物件を実際に見学します。
インターネットや電話で気になる物件を取扱う不動産会社に連絡を取り、日時を決めて見学に行きましょう。
購入の申し込みをする
実際の物件を見て、気に入ったときには、購入の申し込みをおこないます。
申し込みの際に申込金を支払うことが一般的です。
住宅ローンの事前審査をおこなう
購入費用を現金で用意できない場合には、住宅ローンに申し込みます。
金融機関や審査状況にもよりますが、3日~1週間ほどで結果がわかることが多いです。
重要事項説明を受ける
不動産会社から物件に関する重要事項説明を受けます。
重要事項説明とは、登記簿に記載されている権利関係や建て替えが可能な物件なのか、物件を使用する際に知っておくべきこと、購入代金の支払方法などの重要事項に関して説明することです。
宅地建物取引業法によって定められている行為で、購入前に必ず説明を受けなくてはいけません。
売買契約をおこなう
事前審査に通過し、重要事項説明を受けて納得した場合は、売買契約をおこないます。
売買契約の際には手付金を支払うことが一般的です。
住宅ローンの本申請を申し込む
売買契約後、住宅ローンの本申請をおこないます。
金融機関や審査状況にもよりますが、1週間~2週間ほどかかることが多いです。
なお、団体信用生命保険に加入する場合には、健康状態を問われることもあります。
決済完了後引き渡しを受ける
融資を受けたお金で購入代金の残額を支払います。
物件の引き渡しを受けると、購入手続きはすべて完了です。
中古一戸建てを購入するときに準備するもの
中古一戸建てを購入するときは、各段階に応じて準備物があります。
必要になるものを紹介するので、ぜひ参考にしてスムーズに購入を進めていきましょう。
物件見学時
物件を見学するときには、以下の6つを用意しましょう。
- デジタルカメラ(もしくはスマートフォンのカメラ機能)
- コンパス
- 水平器(レベラー)
- メジャー
- スリッパ
- 筆記用具(もしくはスマートフォンのメモ機能)
気になる点を画像で確認できるようにするため、デジタルカメラの代わりにスマートフォンでも構いません。
気になる部分を言葉で残しておくためにも、筆記用具もしくはメモ機能を使います。
また、新築物件とは異なり、中古一戸建てではスリッパが用意されていないことも少なくありません。
見学に行く人数分のスリッパを用意しておきましょう。
売買契約時
売買契約の際には、以下の5つを用意しておきましょう。
- 印鑑
- 本人確認書類
- 手付金
- 印紙税
- 仲介手数料の半金
手付金や印紙税、仲介手数料の半金に関しては、不動産会社から具体的な金額を案内されます。
現金での支払いが一般的なので、忘れずに準備しておきましょう。
住宅ローン本審査時
住宅ローンの本審査の際には、以下の書類を求められることがあります。
- 住宅ローン申込書
- 団体信用生命保険申込書兼告知書
- 本人確認書類
- 収入証明書類(源泉徴収票、確定申告書など)
- 住民票
- 印鑑証明書
- 他の借り入れに関する書類
- 物件に関する書類(売買契約書、住宅・土地の登記事項証明書など)
参考:マネープラザONLINE「住宅ローンの手続きの流れと必要書類│よくある質問と回答」
金融機関によって提出する書類が異なることもあるので、事前に確認しましょう。
最終の決済時
最終決済の際には、以下が必要になります。
- 住民票
- 印鑑証明書
- 残余金
- 仲介手数料の残金
- 登記費用
不動産会社に問い合わせ、必要なものをすべて揃えてから決済に臨みましょう。
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中古一戸建てを購入するときに確認すべきこと
中古一戸建てを購入する際には、次の6点を確認します。
物件の耐震性を確認する
建築確認申請が1981年6月1日以降の物件は、新耐震基準が適用されていると考えられます。
安心した生活を実現するためにも、耐震性を確認しておきましょう。
ホームインスペクションで欠陥を確認する
住宅に欠陥がないか、ホームインスペクションで調べることができます。
耐震診断も同時に依頼できることがあるので、耐震性が気になるときもホームインスペクション業者に相談してみましょう。
周辺地域の環境を確認する
暮らしやすい環境なのか、周辺地域に関しても調べましょう。
特に子どもが小さいときは幼稚園や小学校、中学校の学区も含めて念入りに確認します。
リフォームの可否を確認する
現状ではリフォームの必要性がない場合でも、将来的にリフォームや立て直しを実施するかもしれません。
リフォーム可能な物件かを確認しておきましょう。
減税や控除の対象か確認する
住宅を購入する際には「住宅ローン控除」や「すまい給付金」などの減税制度、控除制度を利用できることがあります。
いずれの制度も住宅条件が定められているので、適用可能な住宅なのか調べておきましょう。
重要事項説明書と売買契約書を確認する
重要事項説明書と売買契約書には、物件や契約にまつわる必要事項がたくさん記載されています。
購入する前に再度細部まで読んでおきましょう。
中古一戸建てを購入するときの注意点
中古一戸建てを購入するときは、次の4点に留意してください。
引っ越し時期から逆算して早めに動き始める
引っ越し時期が決まっている場合は、逆算して早めに物件探しを始めましょう。
住宅ローン審査にも時間がかかるので、余裕を持ったスケジュールが必要です。
必要な費用を把握しておく
購入代金は住宅ローンでまかなう場合でも、申込金や手付金、住宅ローンの頭金なども必要になります。
どの程度の費用がかかるのか把握し、用意しておきましょう。
身の丈に合う返済額の住宅ローンを組む
早期完済を目指して月々の返済額を多めに設定すると、生活が厳しくなることもあります。
無理のない返済額の住宅ローンを組みましょう。
リフォームする場合は早めに連絡する
リフォーム後に入居する場合は、さらに早めに動き始めることが必要になります。
業者を探し、暮らしやすい住まいにリフォームしましょう。
まとめ
中古一戸建ての購入はスムーズに進んでも1ヵ月~2ヵ月ほどかかります。
引っ越し時期が決まっている場合は、早めに物件探しを始めるようにしましょう。
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