平屋をリノベーションすることで、平屋ならではの移動のしやすさや開放感などのメリットはそのままにして、便利さや機能を加えることが可能です。
この記事では、平屋のメリットやデメリット、リノベーションの費用相場を詳しく解説します。
また、リノベーションの際に利用できる補助金制度や減税制度なども解説するので、ぜひ参考にして暮らしやすい住宅を完成していきましょう。
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平屋のメリット
2階建て、3階建ての住宅にも良い点は多数ありますが、平屋にも多くのメリットがあります。
特に次の4点は、注目したい平屋のメリットです。
- 階段がなく楽に移動できる
- 開放的な空間にできる
- コミュニケーションがとりやすい
- 高さがない分地震に強い
それぞれのメリットを詳しく解説します。
階段がなく楽に移動できる
平屋には、2階や3階がないのでどの部屋にも階段なしに移動できます。
玄関で忘れ物に気付いても、階段を上がることなくすぐに取りに戻ることができ、生活しやすいと感じるかもしれません。
国民生活センターが実施した調査、医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故-子ども編-によれば、12歳以下の子どもの事故のうち、67.4%が住宅内で起こっています。
住宅内の事故では転落がもっとも多く、転落事故のなかでももっとも多い場所が階段です。
また、医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故-高齢者編-によれば、65歳以上の高齢者の事故のうち、73.8%が住宅内で起こっています。
子どもの場合と同様、住宅内の事故では転落がもっとも多く、そのなかでももっとも多い場所が階段です。
階段がなくなることで、転落事故を防ぐことができ、子どもや高齢者の転落によるケガを心配せず暮らしていけるでしょう。
開放的な空間にできる
平家は、1階しかない分奥行きを広くして開放的な空間を作れます。
2階建てや3階建ての住宅の場合、高さ制限や容積率などもあるため、あまりにも天井を高くすることは困難です。
しかし、平屋であれば天井を高くしたり、窓を大きくしたりしやすいため、より開放的な居住空間を作れます。
コミュニケーションがとりやすい
平家は、すべての居室が同じ階にあるので、どの部屋にも家族の目が行き届きやすくコミュニケーションも取りやすいでしょう。
また、廊下やリビングなどで会う機会も増え、家族間のコミュニケーションがより活発になることも期待できます。
高さがない分地震に強い
地震が起きると上階は揺れが激しくなることがありますが、平屋であれば揺れの影響は少なく、地震の被害が少ないと考えられます。
また、1階部分に2階、3階の重量がかかっていないため住宅の負担が少なく、耐震性も高くなるでしょう。
建物は構造がシンプルなほうが振動が分散されやすく、倒壊しにくいといわれています。
平屋は2階建て、3階建ての住宅と比べると構造がシンプルなので、地震が起きてもより倒壊しづらいと考えられるでしょう。
平屋のデメリット
平屋にはデメリットもあります。
主な3つのデメリットを見ていきましょう。
- 防犯面に不安がある
- 洪水や床上浸水のとき逃げ場がない
- プライバシーを確保しづらい
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
防犯面に不安がある
平家は、外から家の中が見えやすい分泥棒に狙われやすくなることがあります。
セキュリティ対策をしっかりと実施し、安心して生活できる住居にしていきましょう。
例えば、住宅の周囲に人感センサーライトを設置し、誰かが近づくと照明が点灯するように仕組んでおくことができます。
また、踏むと大きな音が出る防犯砂利を庭に撒いたり、窓からの侵入を防ぐために防犯フィルムを貼ったり、窓枠に格子を取り付けたりする方法も検討してみましょう。
防犯対策については、次の記事を参考にしてください。
関連記事
「中古一戸建ての防犯|侵入箇所別の防犯対策をご紹介」
洪水や床上浸水のとき逃げ場がない
洪水や床上浸水が起こったとき、平家は階上がないため逃げ場がありません。
これから平家の購入を検討している方は、ハザードマップなどを参考に洪水が起こりにくい場所を選ぶようにしましょう。
プライバシーを確保しづらい
平屋は、コミュニケーションが取りやすいメリットがありますが、その反面プライバシーが確保しづらい面もあります。
親子でもプライバシーの確保は大切です。
間取りを工夫して、誰にとっても居心地の良い空間を作りましょう。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
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平屋のリノベーションの費用相場
どの部分をどのようにリノベーションするかによって、費用は大きく異なります。
内装・外装すべてを変える場合には、1,000万円以上かかることもあります。
リノベーション箇所ごとの費用目安は、以下のとおりです。
リノベーション箇所 | 費用目安 |
---|---|
壁紙の張り替え | 1,000円/1平方メートル |
畳をフローリングに変更 | 1万~3万5,000円/1平方メートル |
システムキッチンの交換 | 50万~100万円 |
ユニットバスの交換 | 50万~150万円 |
トイレの交換 | 20万~50万円 |
耐震補強工事 | 25万~300万円 |
断熱材の導入工事 | 4,000~3万円/1平方メートル |
一般的なリノベーション費用に関しては、次の記事で詳しく説明しているのであわせてご覧ください。
関連記事
「中古一戸建てリノベーションの費用はいくら?施工別費用や相場を解説」
平屋のリノベーションの減税・補助金制度
平屋のリノベーション工事では、減税制度を利用できることがあります。
耐震補強工事や断熱性能を向上させる工事、バリアフリー化を進める工事を実施する場合には、一度リフォーム業者にも相談してみましょう。
また、地域によってはリノベーション工事に補助金制度が適用されることもあります。
お住まいの市区町村役場に問い合わせてみましょう。
新たに中古の平屋を探す方法
中古の平屋を探し、リノベーションする場合には、まずは不動産会社で相談してみましょう。
また、インターネットの不動産検索ポータルサイトを活用すれば、より効率良く物件を見つけられます。
ちゅうこだて!では平屋物件を多数ご紹介しています。
ぜひご覧になり、お住まい探しにお役立てください。
まとめ
中古の平屋を購入してリノベーションすれば、自分好みの一戸建て住宅に仕上げることができます。
平屋ならではの移動の楽さやコミュニケーションが取りやすいことなどのメリットを活かし、暮らしやすい空間を作っていきましょう。
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