いすみ市への移住!支援制度や住まい・お仕事など気になるポイント総まとめ!

JR大原駅

千葉県いすみ市は、太平洋に面した房総半島の南東部に広がる、温暖な気候と肥沃な土地に恵まれたのどかな田園都市です。

一方で、親潮と黒潮が交わる全国有数の漁場を抱える“海のまち”としても知られ、新鮮な海の幸が楽しめるのも魅力のひとつ。

自然がたっぷり残る環境でありながら、少し足を伸ばせば千葉市や東京方面へもアクセスしやすく、暮らしやすさと便利さのバランスがとれた地域です。

そんな魅力的ないすみ市に興味はあっても、「実際はどんなところなんだろう」「移住支援はあるのかな」と気になる方も多いかもしれません。

この記事では、移住後の生活をより具体的にイメージできるように、いすみ市の特徴や暮らしの様子、移住に役立つ情報をさまざまな角度から紹介します。

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いすみ市はどんなところ?

夫婦岩

いすみ市は人口約3万4,000人のまちで、市の中央を流れる夷隅川(いすみがわ)が里山と里海をつなぎ、米作りにぴったりの肥沃な土壌を育んでいます。

この恵まれた環境を生かし、「いすみ米」と呼ばれるお米を中心に、千葉県内でも三大米産地のひとつとして知られています。

さらに、イセエビやタコ、サザエ、アワビといった海の幸に加え、梨やブルーベリーなど山の恵みも豊富で、季節ごとの味わいが楽しめるのも魅力です。

首都・東京までは約75km、千葉市へも約45kmとアクセスしやすく、JR外房線・大原駅から特急「わかしお」を利用すれば、東京へはおよそ75分、千葉へは約45分で到着します。

自然に囲まれながら都市部にも出やすい便利さが評価され、宝島社発行『田舎暮らしの本』の「住みたい田舎ベストランキング」では、首都圏エリアで10年連続1位を獲得しています。

いすみ市が移住先に選ばれる理由

太東埼灯台

いすみ市が移住先として選ばれる理由は、いくつもあります。

まず環境面では、豊かな自然の中で子育てができることや、新鮮な魚介類・お米をはじめとしたおいしい農産物が身近にあることが大きな魅力です。

さらに、東京などの大都市から気軽に行ける距離にあるため、サーフィンやキャンプなどのアウトドアを日常的に楽しみたい方にも人気があります。

こうした「移住したい」という思いを後押ししてくれるのが、2人以上の世帯に100万円が支給される移住支援金をはじめ、オンライン移住相談、お試し居住施設など、自治体が用意しているさまざまなサポートです。

自然環境の良さと手厚い支援制度の両方がそろっていることが、いすみ市が移住先として選ばれやすい理由と言えるでしょう。

ファミリーにうれしい子育て・教育環境

いすみ市には、子どもから大人まで楽しめるスポットがたくさんあります。

市内にはキャンプ場が多く、自然の中でのびのび過ごせるのはもちろん、グランピングやサウナを一緒に楽しめる施設もあり、家族みんなでアウトドアを満喫できます。

キャンプ以外にも、「いすみ ポッポの丘」と呼ばれる鉄道展示施設があり、引退した車両がずらりと並ぶ光景は鉄道好きにはたまらない場所。

大人も子どもも夢中になれる人気スポットです。

教育面に目を向けると、千葉県有数の米どころという強みを生かし、学校給食のお米を100%有機米で提供している点が特徴的です。

この取り組みは、2012年頃から進めてきた有機農業の推進がきっかけで始まり、2017年には給食の完全有機米化を達成し、全国的にも注目されました。

有機米の給食や市全体で取り組む有機農業は、いすみ市の知名度やイメージアップにもつながり、移住先として選ばれる理由のひとつになっています。

仕事・働き方から見るいすみ市の特徴

いすみ市の産業はどのようになっているのでしょうか。

就業者の割合を見ると、第3次産業が約68.3%と最も多く、続いて第2次産業が約24.0%、農業や漁業などの第1次産業は約7.7%となっています。

なかでも注目したいのが第1次産業です。

7.7%という数字は、千葉県や全国平均と比べても倍以上にあたり、いすみ市では農業や漁業が地域の産業を支える大きな柱になっていることがわかります。

一方、日常の買い物環境に目を向けると、JR外房線沿いや国道128号線周辺の海沿いエリアにスーパー、ホームセンター、家電量販店などのロードサイド店舗が集まっています。

そのため、移住に向けて住まいを探す際は、国道128号線に近いエリアを選ぶと、生活の利便性という点で安心できるでしょう。

移住するならどんな物件がある?

それでは、いすみ市での住まいについては、どんな相場や特徴になっているか、中古住宅の状況を確認してみましょう。

間取り 価格
1LDK・2K・2DK 約614万円
2LDK・3K・3DK 約1,443万円
3LDK・4K~ 約1,627万円

中古住宅の物件数は2LDK以上の間取りがほとんどで、それよりコンパクトな間取りの物件は限られています。

平均的な相場もおおよそ1,400万円から1,600万円程度となっていて、この額は松戸市や習志野市、流山市など東京にほど近い地域と比べれば、1/2の相場となっています。

また、半数以上の中古住宅で駐車場を完備しており、2台以上置ける物件も揃っています。

家族で2台車を利用する場合でも安心できるポイントと言えます。

いすみ市の移住支援制度

丹ヶ浦

いすみ市では、移住を考えている方に向けたサポートがしっかり用意されています。

まず注目したいのが「いすみ市移住支援金(移住支援事業補助金)」です。東京23区に住んでいる、または通勤している方がいすみ市へ移住すると受け取れる制度で、単身なら60万円、2人以上の世帯なら100万円が交付されます。

さらに、18歳未満の子どもがいる場合は追加で100万円が加算されるため、子育て世帯には特に心強い内容です。

千葉県内では、東京に近い自治体はこの制度の対象外となることが多いため、いすみ市へ移住する際にはぜひ確認しておきたいポイントと言えます。

そのほかにも、最大1週間を15,000円で利用できるお試し居住施設、オンラインでの移住相談、住宅購入時の補助金など、移住前から移住後までをサポートする制度が幅広く整っています。

こうした支援がそろっていることで、安心して新しい暮らしをスタートしやすい環境が整えられています。

▼ 詳しくはこちら
企業誘致・移住交流室/いすみ市

移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント

では、いすみ市への移住をするにあたり、注意しておきたいこと、事前に知っておくとよいことはあるのでしょうか。

災害や生活などいくつかのポイントからご紹介します。

災害・自然 -浸水ハザードマップと獣害リスク-

いすみ市内を流れる夷隅川の河口周辺など、川沿いのエリアは浸水想定区域に含まれており、津波発生時の被害が想定される地域もあります。

市が公開している津波・洪水ハザードマップを確認しておくと、住まい選びの安心材料になります。

また、山間部で暮らす場合は、虫の発生やイノシシ・キョンといった野生動物による被害の可能性も考えておく必要があります。事前に対策を家族で話し合っておくと安心です。

移住前に知っておきたいポイント

  • 夷隅川の河口など、川沿いは洪水・津波の浸水リスクがある
  • 山間部では虫の発生やイノシシ・キョンによる獣害の可能性がある

事前にチェックしたいこと

  • ハザードマップで避難場所や安全なエリアを確認する
  • 虫・動物対策を確認し、家庭内で共有しておく
  • 必要な設備や対策にかかるコストも想定しておく

▼ 詳しくはこちら
洪水・津波ハザードマップ/いすみ市

交通 -鉄道事情と自家用車の必要性-

いすみ市の主要駅・JR外房線「大原駅」からは、東京方面へ向かう特急「わかしお」が運行しており、東京駅まで約75分でアクセスできます。

いすみ市からの通勤を検討している人もいるかもしれません。

ただし、鉄道の本数は多くありません。

「わかしお」は1時間に1本、時間帯によっては2時間に1本程度。

普通電車も朝は1時間に数本ありますが、夕方以降は1本だけになるなど、大都市圏とは大きく異なる運行状況です。

日常生活では自家用車が必須となり、これまで車を使ってこなかった人は、購入・維持費がかかる点を理解しておく必要があります。

家族構成によっては複数台必要になるケースもあります。

移住前に知っておきたいポイント

  • JR外房線の本数は1時間に数本程度
  • 特急「わかしお」も1時間に1本ほど
  • 日常生活では自家用車が欠かせない
  • 家族によっては車が複数台必要になることも

事前にチェックしたいこと

  • 通勤・通学で鉄道を使う場合は、本数や時間帯を確認する
  • 自家用車の維持費を想定しておく
  • 住まい探しの際は駐車場やカーポートの有無もチェックする

生活 -医療機関とガス環境-

日本医師会の地域医療情報システムによると、いすみ市内の街のクリニック(一般診療所)では、産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科などが市内にない、または1軒のみという状況があります。

これらをはじめ、多くの診療科に対応できるのは「いすみ医療センター」に限られるため、患者が集中しやすい点は知っておきたいところです。

また、ガス環境についても注意が必要です。

都市ガスは、ほとんど通っておらず、大部分はプロパンガスの利用になります。

光熱費は、都市ガスよりプロパンガスのほうが光熱費が高くなる傾向があります。

移住前に知っておきたいポイント

  • 診療科によっては市内で受診できる医療機関が少ない
  • 多くの科目に対応できるいすみ医療センターに患者が集中しやすい
  • 都市ガスはほとんど通っていない

事前にチェックしたいこと

  • 産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科などは市外の医療機関も調べておく
  • 都市ガスを使っていた場合は、ガスの種類変わることでの光熱費の違いを想定しておく

まとめ

いすみ市は、太平洋に面した豊かな自然に囲まれ、サーフィンやキャンプなどのアウトドアを思いきり楽しめる環境がそろっています。

新鮮な農産物や海産物にも恵まれ、移住先として高い人気を集めている地域です。

有機農業で育てられたお米や野菜を日々の食卓に取り入れながら子育てをしたい方、自然の中でのびのびと暮らしたいファミリー層には、特におすすめのまちと言えるでしょう。

この記事で紹介した内容を参考に、いすみ市での暮らしをぜひイメージしてみてください。

新しい生活の選択肢として検討するきっかけになればうれしいです。

※この記事は2026年2月時点での情報をまとめています。

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