中古一戸建てを購入する際には、新築住宅よりも注意すべきポイントが多くあります。
住宅そのものだけでなく、売買契約にもいくつもの注意点があるので、後悔しない取引をおこなうためにもしっかりとチェックしておきましょう。
この記事では、中古一戸建ての物件選びと売買契約で注意すべき点をご紹介しています。
ぜひ参考にして、長く暮らすことができる満足度の高い住宅を選んでください。
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中古一戸建て物件は何を基準に選ぶ?
住宅を選ぶ際には、まず立地条件を吟味する必要があります。
通勤や通学はしやすいか、ショッピング施設や病院などが近くにあるか、また落ち着いて暮らせる環境なのか調べる必要があるでしょう。
広さや間取りも検討が必要です。家族全員が無理なく暮らせる広さか、家族が増えても暮らしていけるかなどチェックしておきましょう。
それに加え、中古住宅を選ぶ際は、建物の構造や耐震性、耐熱性などもチェックする必要があります。
次章で、中古住宅の注意点を詳しく見ていきましょう。
中古一戸建て物件を選ぶ際の注意点
中古一戸建てを選ぶ際には、次の4点に注目しましょう。
- 建物の構造に不備がないか
- 耐震性・耐熱性に不備がないか
- 建築基準法に触れていないか
- 周辺環境にも目を配る
建物の構造に不備がないか
雨漏りがする、隙間風が入るなどの問題がある住宅は、建物の構造自体に不備があると考えられます。
修繕工事をおこなうことで直すことはできますが、その分リフォーム費用が高額になるので注意が必要です。
耐震性・耐熱性に不備がないか
現行の耐震基準を満たしていない場合には、耐震工事をおこなう必要があります。
また、断熱性に優れていない場合も、断熱材を壁や床に入れたり、二重サッシを導入したりとリフォーム工事が高額になる可能性があるでしょう。
建築基準法に触れていないか
違法な増改築をしている物件や、現行の建築基準法を満たしていない物件は、リフォーム工事の際に制約を受けることがあります。
例えば住宅が接している道路の幅が4メートルに満たない場合には、セットバック(敷地を後方にずらすこと)などが必要になることもあります。
そのため、購入前に建築基準法を満たしているか、確認しておくことが必要です。
周辺環境にも目を配る
居住環境が優れているかだけでなく、地域によっては増改築ができなかったり、独自の基準を設けている場合もあります。
特に防火地域に指定されている場所や高圧線下にある場所、都市計画道路の予定地などは増改築ができないことが多いです。
そのため、物件の敷地内のことだけでなく、周辺環境にも目を配っておきましょう。
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ぜひお気軽にご利用ください。
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中古一戸建て物件の契約に関する注意点
契約の際にも注意が必要です。中古一戸建ては新築住宅よりも安価な傾向にありますが、それでも数百万円、数千万円の費用がかかります。
手数料などが適切なのか見極めたうえで、慎重に契約を進めていきましょう。
仲介手数料が適切か確認する
仲介手数料の上限は以下のように定められています。上限を超えていないか確認しましょう。
- 400万円超の取引の場合:購入価格×3%+6万円
ただし、仲介手数料にも消費税が発生するので、上記で求めた金額に1.1をかけた金額を支払います。
仲介手数料のことや値段交渉については、次の記事もぜひご覧ください。
関連記事「中古一戸建てに住みたい!値段交渉はできるのか徹底解説」
焦って契約をしない
不動産会社によっては、早く契約を進めようと「この物件をご検討中のお客さまがほかにも〇人います」「この状態でこの価格はあり得ないです」などのセールストークをするかもしれません。
しかし、建物の構造や立地条件などをしっかり見極めてから購入することは大切です。
そのため、セールストークには乗らず、落ち着いて確認すべきことをチェックしてから契約を進めましょう。
間違えない選択をするには
納得できる中古一戸建てを選ぶためにも、購入までに次の2点を実施しておきましょう。
- ホームインスペクションを受ける
- 譲れないポイントを明確にする
ホームインスペクションを受ける
不動産会社は、すべての取り扱い物件の状態を正確に把握しているとは限りません。
また、購入者自身で構造や設備の不具合を調べることは困難です。
構造や設備を第三者の視点で調べる「ホームインスペクション」を実施し、問題点を事前に調べておきましょう。
なお、ホームインスペクションにかかる費用は、購入者自身で負担することもありますが、不動産会社が負担するケースもあります。
まずは不動産会社に相談してみましょう。
譲れないポイントを明確にする
中古一戸建てに求める条件を増やせば増やすほど、価格が高くなることがあります。
特に予算を決めていない場合は問題ありませんが、予算内で住宅を購入する場合には、すべての希望条件を満たすことはできません。
譲れないポイントを絞ることはもちろん、また予算も最初に決めてから物件を探すようにしましょう。
住宅購入と同時にリフォーム工事を実施する場合には、リフォームの費用や工事内容も決めておく必要があります。
まとめ
中古一戸建てを購入する際には、物件の構造や設備などをしっかり調べる必要があります。
構造や設備に問題があっても修繕すれば生活できますが、その分リフォーム費用が高くなるので注意が必要です。
リフォーム費用がかさむ場合は、新築住宅を購入するよりも高額になることもあるでしょう。
安心して暮らすためにも、購入前にホームインスペクションを実施していくことも忘れてはいけません。
第三者に住宅を調べてもらうことで、補強工事が必要な部分などを理解ができます。
気に入った住宅に長く暮らせるよう、注意を払って売買を進めていくようにしましょう。
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