リフォーム・リノベーション | ちゅうこだて!コラム https://chukodate.chintaistyle.jp/article 中戸一戸建て・中古住宅を購入したい方のためのお役立ち情報サイト Fri, 26 Jan 2024 05:22:33 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/wp-content/uploads/2021/07/cropped-favicon-32x32.png リフォーム・リノベーション | ちゅうこだて!コラム https://chukodate.chintaistyle.jp/article 32 32 室内ドアのリフォームはDIYでできる?DIYの方法や業者依頼も解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/door-reform-diy/ Fri, 24 Nov 2023 09:17:10 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2516 ドアなどの建具は既製品を取り付けるものというイメージがありますが、実は室内ドアはDIYで新しく作れますし、塗装や表面の張り替えで雰囲気を変えられます。 この記事では、室内ドアをDIYでリフォームやメンテナンスする方法、ド

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ドアなどの建具は既製品を取り付けるものというイメージがありますが、実は室内ドアはDIYで新しく作れますし、塗装や表面の張り替えで雰囲気を変えられます。

この記事では、室内ドアをDIYでリフォームやメンテナンスする方法、ドアに関する基礎知識などを解説します。

後半には業者へ依頼する方法や注意点などもご案内しますので、ぜひ最後までお読みください。

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室内ドアの種類と特徴

室内ドアの種類と特徴

室内ドアは、用途によっておもに以下の3種類が使われています。

  • 引き戸
  • 開き戸
  • 折れ戸

それぞれの機能や特徴をご説明します。

引き戸

引き戸は、戸を左右にスライドさせて開閉するタイプの扉で、和室の押し入れや出入り口に使用されています。

引き戸には一般的な片引き戸、2枚の扉を左右どちらからも開けられる引き違い戸、壁のなかの戸袋に扉が収納される引き込み戸などがあります。

引き戸は開閉の場所を取らず、出入り口の間口を広く取りやすいため、バリアフリーやベビーカーにはとても適した戸で、開け放しても扉の場所を取りません。

上から吊るタイプの引き戸は床のレールや敷居を完全になくせるため、さらにバリアフリー向きの施工方法です。

反面、難点として、壁面にドアを引き込むスペースが必要となります。

開き戸

開き戸は蝶番で前後に開閉するタイプの扉で、洋室の比率が高まっている現在では、多くの住宅で使用されています。

開き戸には一般的な片開き戸のほか、いわゆる観音開きの両開きドア、両開きの片方の小さな扉を必要なときだけ開けて間口を大きくできる親子ドアなどの種類があります。

戸を引き込むスペースが不要で、設置場所に余裕がない場合でも設置が可能なことと、遮音性や遮熱性が高いことなどがメリットですが、反面開閉に場所を取り、片開きでは出入りの間口を広く取りにくくなりがちです。

折れ戸

折れ戸は扉を折り曲げて開閉するタイプの戸で、クローゼットなどの収納場所や、浴室のドアに使用されています。

コンパクトに開閉でき、間口・奥行きともに開くためのスペースが少ない場所でも設置しやすいのがメリットです。扉が出入りの障害になりにくいため、バリアフリーや介護向けにも利用されます。

室内ドアリフォームの方法

室内ドアリフォームの方法

室内ドアを交換・リフォームする方法は、おもに以下の3つですが、リフォームの目的によっていずれかの方法を選択することになります。

  • ドア枠ごと交換・リフォームする
  • ドアのみを交換する
  • 面材のみをリフォーム

ドア枠ごと交換する

ドア枠ごと交換・リフォームする場合、ドアとドア枠だけでなく周囲の壁や壁紙ごと交換となります。

この方法では、完全に好みのドアに交換できる代わりに、出入口枠造作費・壁下地処理・クロス貼りの費用など、ドアのみの交換よりも費用がかかり、完成に要する時間も長くなるでしょう。

室内ドアのサイズを大きくしたい場合や開き戸から引き戸への交換、部屋そのものの雰囲気を変えたい場合におすすめです。

業者に依頼した場合、ドアの選択によっては今あるドア枠の上から新しいドア枠を取り付ける「カバー工法」が施工可能です。

カバー工法は工事期間が短く費用も節約できますが、新しいドアは今のドアよりも、サイズが小さくなります。

ドアのみを交換する

ドア枠を交換せずにドア本体のみを新品に交換できれば、今あるドア枠を再利用することで、作業内容がシンプルで費用も低めに抑えられます。

しかし市販のものが今のドア枠に合うケースは少なめなので、合うドアが見つからなければ、DIYでドアを自作する方法をとるか、ドア枠ごと新品に交換することになります。

ドア交換のみのリフォームを業者に依頼した場合、新品ドアの施工、既存ドアの撤去と諸経費がかかるでしょう。

ドアの表面をリフォームする

ドアやドア枠はそのままに、見た目のみをリフレッシュしたい場合には、ドアの表面を張り替えたり塗装したり、モールディングなどの装飾を追加するのもおすすめです。

ドアまるごとの交換と比較すると、手間や費用も大幅に抑えられます。

しかし、ドアの劣化具合や面材(表面部分)の状態、材質によってはリフォームできないおそれもあります。

また、ドアが開け閉めしづらいなどの不具合は解消されません。

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室内ドアをDIYでリフォームする方法

室内ドアをDIYでリフォームする方法

ここまで述べたように、ドアをDIYできるのは、表面の化粧シート張り替え、細かい不具合の修理、ドアの自作などとなります。

ドアの表面張り替え

ドアの表面に化粧シートを貼り、雰囲気を変えるリフォームにチャレンジしてみましょう。

ダイノックシートのように貼る材質によっては、専門業者でなければ施工が難しいものもあるため、購入先などで作業の難易度を事前に確認してください。

例えば木目調、コンクリート調などさまざまな柄があらかじめ印刷されたのり付きのシートを外したドアに貼り、再度組み立てて取り付けします。

室内ドアのほとんどが化粧シートが貼られている場合が多く、シートの上にシートを貼る作業となります。

外したドアに傷などが付かないよう、床に置く際は毛布などで養生してください。

表面張り替えの方法

おもな工程は以下のとおりです。

  1. 事前にドアのサイズを測る
  2. ドアノブなどの部品を取りはずす
  3. 汚れを掃除し、プライマーを塗る
  4. シートを貼っていく

まずは必要なシートのサイズを測ります。

ドアなどの建具は側面にもシートを貼る必要があるので、その分を余分にとってサイズを測り、カットします。

ドアノブなどの金具を外し、表面の汚れをきれいに拭きとり、表面に傷や凹凸がある箇所は、できる限りウッドパテなどで補修をしておきましょう。

そして、プライマーという下塗り塗料を塗り、シートの密着性を高めておきます。

シートを貼る際は、端から軽く押さえ、スキージ(ヘラの1種)で空気を抜きながらしっかりと圧着をしていきます。

余分にカットしたシートを側面部分に巻き込み、余った部分をカットし、最後にドアノブなどの金具を付け直して完成です。

ドアの表面を塗装して雰囲気を変える場合は、古いドアの上に塗料がきれいに付着して乾燥するか、下の色が透けないように塗れるかの2点に注意して作業してください。

ドアのメンテナンス

ドアの機能上の不具合を、DIYで修理や部品交換する方法をご紹介します。

ドアノブの修理・交換

ドアノブの部品の破損やネジの緩みから、ノブのがたつきやドアの締まりの悪化が起きていることがあります。

ドアノブの付け根にあるネジの緩みが原因となっていることが多いのですが、ネジの増し締めで直らない場合、インターネットの通販やホームセンターでドアの規格に合うドアノブを購入して交換しましょう。

ドアノブを選ぶ際は、ドアノブの向きや鍵の位置(内か外か)を確認してください。

蝶番の修理・交換

ドアとドア枠の継ぎ目に使われている蝶番が、金属疲労やネジの緩みでがたつき、軋み音などが出てしまうことがあります。

ネジの増し締めのほか、規格の合う新品に交換できますが、蝶番を取り付ける部分の木部のざぐり(蝶番の金具を受けるくぼみ)に合わせた金具の大きさや、ネジ穴の位置には注意しましょう。

ドアクローザーの修理・交換

ドアクローザーはドアを開けたら自動で閉まるための機構ですが、長年の使用でがたつきや、ドアが閉まらない、締まる速度が遅いなどの症状が出ます。

ネジの増し締めでがたつきを直す他、開閉速度の調整はDIYで可能で、クローザーの調整ネジを動かして、開閉速度を直します。

上記でも直らない場合、市販のドアクローザーで交換もできます。

ドアの自作

前述のようにサイズの合う既成のドアを探してドア交換をするのは困難なので、ドア枠に合ったドアを自作する方法をご説明します。

必要な道具

おもに以下の道具を使用します。

必要な道具 備考
2×4(ツーバイフォー)材、合板、ドアノブ、ガラス(アクリルでも可)ドリル、ノコギリ、塗装用のハケ、塗料、ボンド、化粧シート、カッター、定規、ペンほか。 表面に化粧シートを貼るか、塗装するかによって準備する材料が変わる。

化粧シートの貼り方は「ドアの表面張り替え」の項を参照してください。

ドアの作り方

  1. 外枠、骨組みを元のドアの採寸通りに切って接合する。
  2. 裏表に合板を張る。
  3. ドアキャッチ・ドアノブの取付穴加工をする。
  4. 必要に応じて窓を設けたり、モールディングなどの装飾をしたりする。
  5. 塗装か化粧シートを貼る。
  6. 蝶番を取り付け、ドア枠にドアを取り付けて完成。

装飾用のモールディングや、窓材にするガラスシートはホームセンター、100円ショップ、インターネット通販で入手できます。

採寸の際はドアの外枠のサイズと厚み、ドアキャッチの位置の3つに狂いがないように注意してください。

蝶番はドアを取りはずせるタイプと、蝶番でドアを固定してしまうタイプがあります。

ドアを取りはずせるタイプのほうが、ドア取り付けの際に一人でも作業がしやすいでしょう。

室内ドアリフォームを業者に依頼する方法

室内ドアリフォームを業者に依頼する方法

特にドア枠ごと交換に必要な場合は、作業の難易度も高いため、業者に依頼すれば予算はアップしますが工期は短く、仕上がりも良いです。

業者に室内ドアのリフォームを依頼する方法を解説します。

リフォーム業者の種類

ドア交換をよくおこなう業者には、以下の種類があります。

リフォーム専門会社

専門会社だけあって手がけられるリフォーム工事内容の範囲や、使える資材はとても幅広いです。

しかし、逆に大手リフォーム会社の場合は総合的な受注がメインで、ドア工事単独は受けてくれない可能性もあるため注意が必要です。

ハウスメーカー系リフォーム会社

大規模リフォームも施工可能で、自社で建築した物件用のリフォーム資材ストックが豊富にあるため、施工元と同じメーカーなら依頼しても安心ですが、相場がお高めなのが難点です。

増改築、耐震工事、断熱リフォームなどの大規模な工事にも対応していますが、分業制が進んでいることから営業専任担当者は専門知識が豊富なため、リフォームの予備知識がなくとも話しやすい傾向にあります。

工務店

対応できる工事内容は広範囲の傾向があり、例えば既存のドア枠に合わせて扉だけを作り起こすというような柔軟な依頼もしやすいでしょう。

また、地域密着型の会社が多いため、今後も細かい点などを継続して相談できるところが多いです。

家電量販店・ホームセンター

大手メーカーの既製品資材を、安く施工するのを得意とします。

家の近くにあれば相談がしやすいですが、作業自体は外注が多いため、作業内容は施工者とも直接話をするようにしましょう。

リフォーム業者を選ぶ基準

業者を選ぶ際の基準は、以下の点を意識しましょう。

  • 希望のリフォームと近い工事の実績があるか
  • 見積もりの内容はわかりやすいか
  • 要望に合わせた提案をしてくれるか
  • 質問に対する回答が的確か
  • 担当者との相性は良いか
  • 地域密着型の業者だと安心(今後も依頼しやすい)

相見積もりで、明細の同じ項目で金額が異なっている部分が確認のポイントとなりますが、その場合安いのが良いわけではないこともあるため、価格の根拠を確認してください。

まとめ

まとめ

室内ドアをDIYでリフォームやメンテナンスしたい方に向けて、DIYの方法、ドアに関する基礎知識、業者へ依頼する場合の注意点などを解説しました。

ドアを自作するDIYは、ほかのリフォームよりも難易度は高いですが、趣味性を反映しやすく楽しい作業でもあります。

自作はハードルが高いという方も、ちょっとしたメンテナンスは十分DIYで可能なため、トライしてみてください。

リフォーム・リノベーション物件をお探しの方へ

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バリアフリーのリフォームは何をしたらいい?必要な内容や依頼の注意点を解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/barrier-free-reform/ Fri, 24 Nov 2023 09:11:36 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2518 バリアフリーのリフォームは早い段階で準備して進めるほど、さまざまなリスクを下げられます。 年齢とともに筋力や感覚の衰えは気付かないうちに進行し、自覚したときには事故を心配するレベルになっていることが多いものです。 この記

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バリアフリーのリフォームは早い段階で準備して進めるほど、さまざまなリスクを下げられます。

年齢とともに筋力や感覚の衰えは気付かないうちに進行し、自覚したときには事故を心配するレベルになっていることが多いものです。

この記事では、日常の事故を予防し、介護が必要になっても家族全員が安心、快適に暮らせるバリアフリー化の内容や、リフォームの進め方を解説します。

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バリアフリーのリフォームをおこなうのはいつがいいか

バリアフリーのリフォームをおこなうのはいつがいいか

バリアフリーのリフォームをおこなうタイミングは、身体の衰えなどの兆候が出る前から準備をするのが望ましいです。

人によっては50代から転倒リスクなど身体の変化が現れる場合があり、リスクヘッジとして、早めのリフォームを検討し始めるのがおすすめです。

例えば以下のようなことをきっかけに検討するのが良いでしょう。

子育てが終わったとき

子育てが終わり、子どもが自立することで、今まであまり考えてこなかった夫婦の暮らしを考える余裕が生まれます。

年齢的にも50代に差し掛かり、心身の変化も意識しやすくなっているでしょう。

また、子どもが独立することで、住まいの機能も変更しやすくなっています。

ご家庭の収入も安定してくる時期でもあり、子どもたちの独立のタイミングは、リフォームを考え始めるチャンスです。

住む方の年齢が50代になったとき

50代になると、身体の固さや膝の痛み、足腰が弱くなるなどの症状が出始め、実際に転落・転倒のリスクが高くなります。

現在の体調や、住まいの造作の状況に合わせて、以下6項目をチェックしてみましょう。

  • 段差のつまずきの経験
  • 階段の上り下りで感じる辛さ
  • 浴槽の床で転んだ経験はあるか
  • 部屋の出入り口の間口が狭くないか
  • 手すりの必要は感じるか
  • 介護の可能性のある疾患やケガ

まだそんな状況ではないと思うことも多いでしょうが、30歳前後の頃を思い出して、身体の動きを比較してみるのも、一つの方法です。

運動などで機能回復をはかることも大切ですが、身体の変化は80歳になったときのことを想定する機会でもあります。

ほかの修繕が必要になったとき

住宅リフォーム推進協議会の住宅リフォーム契約者実態調査によると、リフォーム全般のきっかけとなるのは、家屋や設備の老朽化が40%前後で、リフォーム検討の時点でバリアフリー化が占める比率は14%前後です。

バリアフリーを要する年代の方の住まいは、ほかのリフォームが必要な要素が出ている可能性が高いため、一緒に計画して施工することで、費用を安く抑えられる場合があります。

例えばトイレの老朽化対応と手すりの取り付けを同時におこなったり、床材を滑りにくいものに替えながら断熱工事をおこなったりすれば、助成金の活用もしやすくなります。

中古物件の購入時にバリアフリーリフォームをおこなう

移住などで中古一戸建てなどの物件を購入する場合は、入居時のリフォームを兼ねてバリアフリーリフォームをおこなうと、費用を抑えるだけではないメリットがあります。

移住先の自治体によりますが、住居のリフォームに対して助成金が支給されるケースが多くあるためです。助成金に関しては後述します。

また、中古物件の場合、最初からバリアフリー対応している物件を探すこともできるのはメリットといえるでしょう。

さらに、リフォーム済み中古物件を取得すると、フラット35では金利が優遇されます。

フラット35の融資条件で「高齢者等配慮対策等級3以上」の適合証明書、又は建設住宅性能評価書を取得した物件は金利Aプラン(優遇金利)で融資を受けられるので、興味のある方は検討してはいかがでしょうか。

参考:中古住宅のバリアフリー性(金利Aプラン)に関する技術基準の概要|フラット35

バリアフリーのリフォームはまず何をするか

バリアフリーのリフォームはまず何をするか

バリアフリーリフォームの基礎として、まずどこをどのように改修するのかをご説明します。

手すりの設置

階段や廊下などの歩行、トイレや浴室の身体の動きを補助するために、手すりを取り付けましょう。

身体の支えが必要になってきた状態で、壁づたいに手をついて歩くのは、手が滑るなどのリスクがあるため、手すりの設置が必要となります。

段差などバランスを崩しやすい場所にも設置しておくと良いでしょう。

設置の際に、手すりの高さや太さは使用目的や取り付ける場所によって違いがあるため、設計時に専門家の意見を聞くなど注意が必要です。

段差の解消

足腰の弱い方がつまずくのを防止するためには、段差を解消する工事が有効です。

高齢の方の場合、つまずきは骨折につながるのですが、骨折が原因で筋力が低下して寝たきりに移行してしまうリスクがあるため、普段から危険箇所をチェックしてみましょう。

段差を解消するリフォームの手法は以下の通りです。

  • スロープの設置
  • 床のかさ上げ
  • 式台などを設置して段差を小さくする

お金をかけたリフォームだけが解決法ではなく、式台や小さなスロープはホームセンターなどで市販されていますので、チェックしてみてください。

床を滑りにくくする

段差解消同様、転倒防止のために、滑りにくい床材に変更します。

床は貼り替えるだけでなく、現状の床の上にコルクやビニール床を貼る方法もあります。

リフォームは場所や現在の床材によって、適した施工方法が違うので、業者に相談しましょう。

転倒防止のために食卓は椅子とテーブル、布団よりベッドが効果的ですが、これらは同時に膝の不調が出た場合に、動作を楽にしてくれます。

照明や採光の改善

高齢による視覚機能の低下は以下のような症状が出ますが、スマートフォンの常用により、この症状の一部は低年齢化が進んでいます。

  • 小さな字が見にくい
  • 暗い場所と明るい場所の差が大きいと、目が慣れにくい
  • 明るい場所でも暗く見え、眩しいものがより眩しく見える

これらに対応するために照明の明るさや、採光の工夫をリフォームでおこないます。

ドアの変更

ドアは出入りがしやすく、間口が広く、開閉はレバーなどが操作しやすいものに交換します。

開き戸から幅の広い引き戸に交換すると、車椅子の生活にも対応でき、動線はとても楽になるでしょう。

ドアの変更は難易度が高く、業者に依頼してリフォームとなるでしょうが、ドアを外してしまうことで対応できる場合もあります。

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箇所別のリフォーム項目

箇所別のリフォーム項目

対策方法に続き、住まいの箇所別のリフォーム項目をご説明します。

リフォーム箇所別の対策概要

玄関 ・段差の解消 ・ドア幅の拡張 ・開けやすい鍵やハンドル
廊下・階段 ・手すり設置 ・段差解消 ・滑り止め ・廊下幅の拡張
トイレ ・動線の簡略化 ・手すり 便座高変更 ・清掃しやすい床
キッチン ・車椅子対応シンク ・人感センサー照明 ・IHヒーター
浴室 ・温度差対策(暖房) ・手すり ・段差解消
寝室 ・介護ベッド ・リモコン照明

玄関

玄関はエントランスから土間、廊下と段差が多いため、解消か段差を減らす対策をします。

スロープや式台、手すり、足元照明を施工し、安全に出入りできる改修が中心となります。

車椅子対応にはドア幅の拡張が効果的ですが、引き戸にするのも良いでしょう。

その他、インターホンや電気錠などを楽に操作できるものに変更する工事もあります。

廊下・階段

転倒防止のために手すり設置、部屋間の段差解消を施工します。

階段はまず転落対策で踏み板の先端に市販の滑り止めを付けると良いでしょう。

階段の形状は一直線より、踊り場のあるL字やU字のほうがいざというときの事故でも被害が少なく理想的です。

また、移動で歩行する際に暗く狭いことが多いため、廊下幅拡張、照明の明るさなどが改善したいところです。

トイレ

1日に何度も利用するため、居間や寝室からの動線を十分に確保し、歩行しやすいように配慮します。

トイレ内での動作を補助するように手すりの取り付け、便座高の調整、洋式化をおこなう他、清掃しやすい床にしておくと安心です。

キッチン

キッチンはバリアフリー対応のための新しい設備が開発されており、椅子や車椅子で利用しやすい机状の足元スペースがあるシンク、電動昇降棚、食器洗浄乾燥機(低い位置で使えるもの)などが商品化されています。

水栓にしっかり手が届き、食器や食材を上げ下ろしするのが楽になるよう工夫がされているものです。

この他に、うっかり点けっぱなしに対応する炎が出ないIHクッキングヒーター、夜間の飲水に対応できる人感センサー付き照明などの施工があります。

浴室

浴室・脱衣所は、ヒートショックや転倒などとても事故が多い箇所です。

動作の改善対応は段差の解消、脱衣所間の引き戸ドア変更、床材変更、またぎやすい浴槽、手すりの施工などがあります。

洗面所や脱衣所は暖房設備、椅子、車椅子利用できる洗面台などを検討しましょう。

高齢で身体が利かなくなると入浴が億劫になりがちですが、心身の健康を保つために、入りやすいように配慮をしましょう。

寝室

夜間の事故やトラブルは、家族にとって心配な要素です。

まず利用しやすい環境を整えるために、布団からベッドへの変更、スイッチやコンセントの位置を座る高さにするかリモコン化、ベッドから起き上がる際の手すりなどを準備しましょう。

バリアフリーリフォームの助成金の利用方法

バリアフリーリフォームの助成金の利用方法

バリアフリーのリフォームはさまざまな助成金が準備されており、なかには複数のものを併用できる場合もあります。助成金を利用して、お得にリフォームをする方法を解説します。

※リフォームの助成金や減税制度は実施団体によって内容が異なり、予算上申し込み定員が限られることもあります。

実施機関や内容は年度ごとに変更されるため、最新の情報を確認したり問い合わせをおこなったりしましょう。

介護保険の住宅改修費制度

介護保険サービスの一環で、住宅改修費が支給されます。一人あたり最大18万円で、一括でなく限度額まで、細かく何回にも分けて利用可能です。

また、転居や要介護区分が3段階重くなったなどのケースで、再度18万円の利用枠が復活します。

ただし支給対象となる工事の種類が決まっていることと、要介護認定が支給要件となるため、「バリアフリーが必要になる前に早めに利用する」ということができません。

市区町村の助成金制度

介護保険とは別に、各市区町村が独自におこなうバリアフリー住宅改修費の助成制度があります。

実施内容や介護保険との併用の可否は自治体によって異なるため、注意しましょう。

市町村の助成金も、条件的におおむねすでにバリアフリーの状況が必要な方を対象にしていることが多いです。

この他、介護目的のリフォームをした場合は、税金の控除も受けられる可能性があります。

バリアフリー目的のリフォームで、工事費用相当額から補助金額を除いた金額が50万円を超える場合、改修後1年間の所得税から工事費用などの10%が控除されます。

工事費用相当額は、工事内容に応じて定められていますので、以下でチェックしてみましょう。

※この特例は2023年末までの時限ですので、翌年以降の実施は延長の情報をご確認ください。
参考:所得税(リフォーム促進税制(旧投資型))の特例措置について|国土交通省

移住の際のリフォーム助成金制度

UターンやIターン移住の方を対象に各自治体が設けている中古一戸建てなどのリフォーム助成金制度は、使途自由なものが多く、利用しやすくなっています。

例えば鳥取県岩美町の例では、空き家活用情報システムを利用し、一定の要件を満たす移住者はリフォーム費用の2分の1が助成されます。(2023年現在実施中。上限金額:県外からの移住者 200万円、県内からの移住者 100万円)

バリアフリーリフォームの注意点

バリアフリーリフォームの注意点

バリアフリーリフォームに失敗しないためにはどのような点に注意すればいいのでしょうか。

施工後に起きた問題や、業者への依頼に起きやすい失敗例をご覧ください。

施工の注意点

バリアフリー施工にあたって、事前にある程度の知識や、依頼したいことをまとめ、業者との打ち合わせをしっかりおこなうことで、トラブル回避につながります。

うまく機能を発揮しなかった

例えば手すりの付け方などによっては、トイレや廊下が狭く感じられたり、必要な高さに合っていなかったりすることが起こります。

バリアフリーのリフォームで多い失敗は、以下のようなものがあります。

  • スロープの幅が足りなかった
  • 手すりの位置が理想と違った
  • 無駄な手すりを付けた
  • 段差の対策が足りなかった

将来に備えて早めに車椅子用のスロープを付けると、スロープの幅が狭く後悔するケースがあり、これは将来にどのような車椅子が必要になるのか未確定なためです。

車椅子にもリクライニングや電動タイプなど、身体の機能に合わせていくつかの種類があります。

自力で歩ける状況でスロープを作ると、車椅子を使い始めてから幅や勾配の問題に気付き、手直しが生じる可能性があります。

同様に、まだ手すりがいらないうちに手すりを設置すると、本当に必要な位置とは違う位置に設置してしまうこともあるでしょう。

例えば、廊下の左側に手すりを付けたあと、左脚に障害が出て、右側に手すりが必要になるなどです。

また、手すりが使いやすい位置になっていないため、位置の調整が必要になることもあります。

手すりの数も、必要になりそうな部分に多く手すりを付けてしまうと、かえって廊下幅などを狭くしてしまうことがあります。

例えば、お風呂の壁に付けた手すりが、入浴の介助をするときに邪魔になるかもしれません。

コストの無駄だけでなく、家の機能に障害が出てしまいます。

段差解消のリフォームのあとに、小さな段差がそのままになっていることもあるでしょう。

加齢により筋力が低下すると、今までなんともなかった障害物につまずいて転倒するケースが増えます。

生活の他の点に支障が出ないか、正しく機能を発揮する施工なのか、事前に確認や専門家へ相談しましょう。

費用が高額になりやすい

住宅リフォーム推進協議会の2020年度のデータでは、実施者のリフォーム予算は平均279万円で、実際にかかった費用は平均356万円と、平均して想定よりも27%ほど高額になったというデータがあります。

あとで必要なかったと気付く改修もあるので、使用目的をしっかり検討することと、市販品で間に合うかなどの確認もおこないましょう。

例えば浴室などは、浴用椅子や浴槽用の手すり、浴槽内の椅子などを、介護保険を利用して購入する方法もあります。

業者依頼の注意点

リフォームの仕様を確定したら、見積もりの際に仕様書と見積書、契約書の3つをしっかり確認しましょう。

具体的には以下の確認が必要です。

追加費用の発生を防ぐ

依頼内容が総額の範囲ではなく、追加作業だった場合があり、その場合金額は上乗せになります。

見積もりの時点の作業範囲確認と、追加の際の金額確認をしましょう。

細かい部分を希望通りにする

手すりやコンセント、照明の位置などは施工者が経験で判断し、独断で進めてしまうケースもあります。

事前打ち合わせの際に、気になる点はしっかり相談や質問をしましょう。

近隣からのクレーム対策が必要

リフォーム工事の際は音や振動、匂いなどへの配慮や対策も、依頼内容のうちです。

事前の挨拶やスケジュール共有などをしてもらえるかどうか確認をします。

また、施主自身もご近所にご挨拶しておけば安心です。

築年数の古い物件の注意点

築年数を経た未改修の物件は、以下の箇所がウイークポイントとなっている場合が多いので、チェックしてみましょう。

  • 玄関土間と居室の高低差が大きい点を解消する。
  • 室内が暗い箇所は採光や照明を工夫する。
  • 室内の温度差を解消できるよう、窓や床の断熱も見直す。
  • 廊下の滑りやすさ対策をする。

まとめ

まとめ

日常の事故を予防し、介護が必要になっても家族全員が安心、快適に暮らせるバリアフリー化の内容や、リフォームの進め方を解説しました。

バリアフリーのリフォームは早い段階で計画し、他のリフォームと一緒におこなうのが理想ですが、その時点では何が本当に必要かがわかりにくいので、公的な相談窓口も利用して知識を増やしましょう。

住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)

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ベランダのリフォームはDIYでできる?基礎知識や施工の方法を解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/balcony-reform-diy/ Fri, 20 Oct 2023 11:10:50 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2074 物干し以外にあまり意識されないことも多かったベランダですが、最近はリフォームで個性的な空間にしたり、アウトドア的な楽しみ方をしたりする場としても利用されています。 この記事では、ベランダのリフォームをDIYでどこまででき

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物干し以外にあまり意識されないことも多かったベランダですが、最近はリフォームで個性的な空間にしたり、アウトドア的な楽しみ方をしたりする場としても利用されています。

この記事では、ベランダのリフォームをDIYでどこまでできるか、手法やベランダ利用のうえでの基礎知識、施工の方法を解説します。

防水工事などの専門性の高い施工で、業者に依頼する方法もご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

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ベランダの機能とは

ベランダの機能とは

ベランダの定義は「建物の外壁から張り出した、屋根付きのスペース」で、マンションやアパート、洋風の戸建て住宅だけでなく、和風の縁側などもベランダに含みます。

洗濯物の乾燥や、空気の入れ替えのついでにベランダに出て外気に触れるほか、エアコンの室外機スペース、集合住宅の場合は隣戸ベランダへの避難経路、一戸建ての場合は2階から階下への避難経路にもなります。

似た言葉として使われるバルコニーはベランダの屋根がないもの、テラスは庭などに張り出した1階にある平らなスペースです。

建物の構造物としては、雨水を建物の本体から逃がして排出するしくみが付いていますが、屋根はあるものの雨には常にさらされるため、気付かない間に傷みが進んでいることがあります。

ベランダのおしゃれなリフォームをDIYでおこなう例

ベランダのおしゃれなリフォームをDIYでおこなう例

足元に敷く素材を工夫したり手すりの再塗装をおこなったりなど、ベランダの雰囲気を変えるリフォームは、DIYでもできます。

ウッドパネルや人工芝を敷く

手ごろな大きさで売られている素材をベランダの床に敷き詰めるDIYのリフォームで、手軽におしゃれに変身させられます。

例えばウッドパネルや人工芝を敷き込めば、温かみや爽やかさを演出し、面している室内と床材や高さをそろえることで、広々感を出せるでしょう。折り畳みのテーブルやいすを置けば、お茶や読書の空間にできます。

ベランダの広さにもよりますが、さらにラグマットなどを敷いてソファやテーブルを配置し、「アウトドアリビング」の領域まで作りこむケースもあります。

野菜や花、果物などの鉢やプランターを置くスペースがあれば、園芸を楽しみながら鑑賞するのも良いのではないでしょうか。

また、今までベランダに保管していたものを整理して、棚やスチール物置に収納すると、ベランダの見栄えがかなり改善されます。

しかしベランダは限られた空間のため、大きなものを置くと圧迫感のもとや邪魔になります。

後述するベランダの利用に関する制約もありますので、事前にベランダのサイズを測り、どのように収納を配置するかを考えましょう。

必要な道具

ベランダの床を整えるリフォームに、特別な道具はほぼ不要です。以下のものを準備すればOKでしょう。

  • バケツ・デッキブラシなど
  • ウッドパネル、人工芝、タイルなどの素材
  • はさみ、カッター
  • 巻き尺など

作業の方法

DIYのリフォームなので、下準備や清掃からとなりますが、作業自体はサイズを測り、素材を敷き詰め、余った部分をカットするのみです。

ベランダのおしゃれなDIYリフォーム

下準備 ・置くものを決め、購入
・敷き詰める素材を決め、購入
・ベランダ内の片づけ(置いてあるものを一時的に移動させる)
清掃 ・ベランダ内の土ぼこりや水垢を清掃
・排水の経路のゴミ掃除と、詰まりがないか確認
作業 ・素材を敷き詰めていく
・半端な部分をはさみやカッターでカットして合わせる

事前にベランダの内側のサイズを測って、素材がうまく敷き詰められるかを確認しておくと良いでしょう。

手すりの再塗装

傷みの補修を兼ねて、DIYでベランダの手すりの再塗装をおこないます。

見違えるようにきれいになるだけでなく、今までと色を変えることでベランダや家の外観の雰囲気が変わります。

ただし、手すりの塗り替え作業は、自己所有の一戸建てでのみ可能ですので注意しましょう。

必要な道具

必要な道具は以下です。

塗料の色や種類は、購入先でリフォームの用途に合ったものをよく確認しましょう。

  • ワイヤーブラシ
  • 塗料
  • プライマーか錆止め塗料
  • 刷毛やローラー
  • 溶剤
  • 養生シート、マスキングテープ
  • 金属用パテ(手すりの傷みがひどい場合)

作業の方法

塗装作業の流れは以下を参考にしてください。

ベランダの手すりの再塗装

下準備 ・マスキングテープや新聞紙、ナイロンなどで養生する。
・汚れてもいい服装を準備しておく。
・ワイヤーブラシなどを使って、錆落としと下地作りをする。
・最近の錆止めは高品質なので、錆落としはあまり無理をしない。
・錆で穴の開いた箇所は、可能ならば金属用パテでふさぐ。
作業 ・下塗り(錆止めかプライマー)は1回、上塗り塗装は2回おこなう。

作業の予定は天候を確認して、できるだけ乾燥した日が何日か続くときを狙いましょう。

ベランダの修理やメンテナンスをDIYでおこなう例

ベランダの修理やメンテナンスをDIYでおこなう例

続いて住まいの修繕の観点から、ベランダリフォームをDIYでおこなう事例です。

金属製のベランダで床板が木製の場合は、床板が傷むと踏み抜くなどして危険なので、張り替えをします。

また、コンクリート製のベランダは防水性能が劣化するとそこから雨水が侵入して、家の傷みやベランダ脱落の危険につながるため、再度防水処理をおこないましょう。

床板の張り替え

1階屋根に設置するタイプのベランダで、腐敗するなど傷んだ木製の床板をDIYのリフォームで補修しましょう。

必要な道具

必要な道具は以下です。

塗料は新しい床板の、化粧と防水などの耐久性アップのために塗装するものですが、お好みに合わせて選びましょう。

  • 新しい床板材
  • 塗料と刷毛やローラー刷毛
  • くぎ抜き
  • 木ねじ
  • 電動ドライバー

作業の方法

塗装作業の流れは以下を参考にしてください。

足場が良くないなど、危険をともなう可能性もありますので、充分注意しましょう。

ベランダ床板の張り替え作業

下準備 ・ベランダの奥行きに合う床板を購入。材質による強度を確認。
スノコなども利用できる。桟木を固定してスノコと組み合わせても良い。
・汚れてもいい服装で床板材を塗装。数回塗り、2日ほど乾燥させる。
・くぎ抜きや電動ドライバーで古い床板をすべて取り除く作業をする。
作業 ・新しい床板材をベランダの枠に木ねじやビスで固定していく。
・等間隔になるように注意。

鉄製の手すりも、錆が出るなど傷んでいる場合は前述の要領で塗り替えると、傷みの進行も遅くなるうえ、床板と併せて見違えるようにきれいになります。

防水塗装

ベランダの傷みを事前に防ぐトップコート塗装はDIYのリフォームでもできるので、チャレンジしてみましょう。

ただし、この作業はおこなわれていた防水工事の種類(FRP防水・ウレタン防水・シート防水)と、使われているトップコート材質を知ってから、適合するトップコート塗料を入手する必要があります。

見分け方は、ベランダに約1mごとに継ぎ目がある場合はシート防水(もしくはアスファルト防水)、継ぎ目がない場合は塗膜防水(ウレタン防水かFRP防水)です。

また、防水層が柔らかければウレタン防水で、硬ければFRP防水です。

防水でDIYできるのは、ウレタン防水やFRP防水で施工されたトップコートに色あせやヒビ割れなどがないベランダや壁に対して、トップコートの塗り直しをおこなうことに限られます。

傷みが進行している場合はDIYでは対応できませんので、現在のトップコートに色あせやひび割れがないかも作業可能かの目安となります。専門家にチェックしてもらえると安心です。

必要な道具

汚れてもいい服装の準備と、窓枠などは必要に応じて養生をおこなってください。

  • 防水用塗料(トップコート用)
  • ローラー刷毛、刷毛など

作業の方法

トップコートを塗り直す作業の流れは、以下を参考にしてください。

ベランダ防水のDIYリフォーム

下準備 ・トップコート塗料の確認と購入(DIYで作業可能か確認)
・ベランダ内の片づけ(置いてあるものを一時的に移動させる)
・服装準備と養生作業
清掃 ・ベランダ内の土ぼこりや水垢を清掃
・排水の経路のゴミ掃除と、詰まりがないか確認
作業 ・トップコート塗料の塗布

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ベランダのリフォームを業者に依頼する

ベランダのリフォームを業者に依頼する

ベランダの防水塗装の劣化具合によっては、業者に依頼して防水工事や修理をおこなう必要があります。

また、床板の修繕や大掛かりなペンキ塗りは負担が大きいという場合も、業者依頼の選択肢になるでしょう。

業者依頼が必要な場合

すでにトップコートに色あせやひび割れが生じていて、防水層以下まで劣化している場合は、DIYのリフォーム作業はストップです。

また、ベランダから壁面にかけて雨漏り、水漏れ、錆が進行するなど、ベランダ自体の修理や交換が必要な場合、専門業者による作業が必要です。

ほかに依頼できること

専門業者に依頼する場合、「どうせなら」と考えるようなことがあります。

自己所有の戸建ての場合、例えばサンルームの増設、ベランダを広くする増築、バルコニーに屋根を増設するなども依頼できます。

費用は高額となりますが、これを機に住まいの機能アップにつながるリフォームを依頼するのも良いでしょう。

業者の選び方

業者を選ぶ基準は、以下を参考にしてみてください。

  • スピーディに対応してくれる
  • 見積もりの内容をきちんと説明してくれる
  • ホームページに施工事例が載っている
  • 中間マージンがない
  • 資格を持った職人が在籍

インターネット上の情報で、施工例や口コミを確認します。

なるべく地域密着型の業者を選ぶと、今後も依頼がしやすいでしょう。

必ず複数社から見積もりをもらって比較し、不明点があれば質問をします。

依頼先はホームセンターなどが頼みやすく、サンプルも豊富ですが、外注となるため中間マージンの発生は避けられません。

バルコニーの施工に資格は必要ではありませんが、バルコニー施工技能士、防水施工技能士などの資格を持った方がいれば、技術の基準となります。

リフォームの依頼先の種類は、下記のようにさまざまあります。

依頼したいタイプを探してみてください。

ハウスメーカー系のリフォーム会社 ・自社の施工物件なら部品確保や対応が早くできる。
・金額は高め。
リフォーム専門会社 ・専門なので豊富な実績や技術力を持ち、細かい対応も得意。
・会社によって得意分野が違う。
・あまり細かい案件は受けないケースも。
住宅設備・建材メーカー系のリフォーム会社 ・LIXILやTOTOなど大手企業がバックの場合は安心。
・扱える資材が自社のものに限られる。
工務店型リフォーム会社 ・地域密着が多く、近い分移動や運搬コストなどが低くなる。
・中間マージンがないことが多い。
・細かいことも頼みやすい。
・おしゃれな施工にはあまり強くない。
設計事務所・建築事務所系の会社 ・設計が柔軟でデザイン力も高い。
・意匠にこだわる分、割高になる場合も。
他業種から新規参入したリフォーム会社 ・インテリアショップ、家具メーカー、家電量販店・ホームセンター、水道・電気・ガス会社など。
・自社で扱う商材に関するリフォームは得意。
・施工は外注になることが多い。
不動産会社系のリフォーム会社 ・賃貸、売買、投資、メンテナンスなどさまざまなケースを手掛けているため、要望に対応する際の柔軟性が高い。

ベランダのリフォームをDIYでおこなう際の注意点

ベランダのリフォームをDIYでおこなう際の注意点

ベランダのリフォームをDIYでおこなう際の注意点を表にまとめました。

以下でそれぞれ解説します。

ベランダのDIYリフォームの際の注意点

内容 理由
●マンションのベランダの修繕工事はしない。 管理組合や管理会社がおこなうため。
●マンションのベランダのカスタマイズはしない。 管理組合規定で制限されている。
●賃貸物件ではもとの状態に戻せるように。 原状回復義務のため。
●隣戸との隔壁や避難ハッチはふさがない。 避難経路確保のため。
●手すりを乗り越える台になるものを置かない。 子どもの事故防止のため。
●室外機は動かさない。 故障や性能低下の原因となる。
●排水経路をふさがない。 水が溜まると家が傷む。
●工事の際は近隣に配慮する。 音や騒音、汚れが出るため。

ベランダのリフォームは、マンションや賃貸物件では施工内容の制約を受けます。

まず、マンションや賃貸物件ではベランダは共用部分とみなされ、管理費や修繕積立をもとに計画的な修理がされるのが普通なので、防水や老朽化対応などのリフォームを入居者がおこなう必要はありません。

傷みが目立つようなら、管理組合や管理会社へ報告しておきましょう。

また、ご自身の趣味に合わせて手すりの色を塗り替えたりもできませんので、一度管理組合規定を確認することをおすすめです。

賃貸物件の場合はマンション・一戸建てを問わず、退去時に入居時の状態と同じに戻す「原状回復義務」があります。

しかし、もとに戻せれば良いので、その範囲でいろいろとベランダのリフォームをDIYで楽しむ方はたくさんいます。

もう一つ大切な視点は、ベランダはリスク管理の場でもあるということです。

火災や自然災害の際に、隣戸との隔壁や避難ハッチ、ベランダに備え付けの避難器具が使用できるようにしておかなければなりません。

ベランダのリスクといえば、子どもの痛ましい事故が報道されますが、その点にも意識が必要です。建築基準法で、ベランダの高さは110センチ以上と決められていますが、あまり高くすると室内に圧迫感があるため、ほとんどの場合110センチで作られています。

ベランダに置いたものに子どもが乗ったり上ったりした場合、110センチは簡単に乗り越えられるため、注意が必要です。

これはリスクではありませんが、ベランダに置かれていることの多い室外機は、空気の流れや直射日光の有無などで、冷却効率が変わります。室外機を不用意に動かすと、空気の通りが悪くなって冷えが悪くなったり、冷媒の通るパイプが壊れて修理となったりしますので、「動かさない」「直接ものを載せない」「密閉しない」などをおすすめします。

ベランダにものを置く際には、家が傷まないように雨水の排出経路をふさがないようにすることも大切です。

また、これはどんなリフォームにもつきものですが、工事の騒音や塗料のにおい、塗料の飛散などはクレームにつながるため配慮をしましょう。

事前に書面や訪問などで工事内容を伝え、お詫びや断りを入れておき、早朝・夜間は音の出る作業を避けるようにすると良いでしょう。

まとめ

まとめ

ベランダのリフォームをDIYでどこまでできるか、手法やベランダ利用のうえでの基礎知識や施工の方法などを解説しました。

DIYのリフォームでベランダが居心地の良い空間になると、日頃から雨水の排水や土ぼこりなどの汚れ、手すりの傷みなどを気遣うようになって、家の長持ちにもつながるでしょう。

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ふすまのリフォームはDIYでできる?基礎知識や施工の方法を解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/bran-reform-diy/ Fri, 20 Oct 2023 11:01:07 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2076 ふすまの張り替えをするのは職人さんの仕事というイメージもあり「難しそう」と感じるかもしれません。 たしかに、ふすまの構造やふすま紙の種類を知っておく必要はありますが、経験のない方が一人でも張り替えることはできます。 この

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ふすまの張り替えをするのは職人さんの仕事というイメージもあり「難しそう」と感じるかもしれません。

たしかに、ふすまの構造やふすま紙の種類を知っておく必要はありますが、経験のない方が一人でも張り替えることはできます。

この記事では、ふすまのリフォームをDIYでおこなうための基礎知識や、施工の方法を解説します。

業者に依頼する場合の方法も説明していますので、ぜひ最後までお読みください。

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ふすまのリフォームはDIYでできる

ふすまのリフォームはDIYでできる

ふすまは使っているうちに傷んでくるため、きれいに維持する目的で張り替えをおこないます。

DIYで今までと違うデザインのものとリフォームするとお部屋の雰囲気が変わり、達成感もあって一石三鳥です。

事前に知識があれば大丈夫

前述のようにふすまは外見が同じでも、内側の構造や材質に種類があります。

張り替えるふすまの種類と、それに合った張り替えの方法を知っておけば、DIYの張り替えも問題なくおこなうことができます。

逆にこの下調べがおろそかな状態で、ふすまの種類に合わない手順や方法でおこなうと、表面がシワになるなど失敗し、ふすまがダメになることもあるので要注意です。

ふすまを張り替えるタイミング

ふすまを張り替えるタイミング

破れや汚れの目立つ障子とは違い、ふすまを張り替える発想があまりないことも多いのですが、実はふすまの張り替えは定期的におこなうものです。

張り替えは10年に1回が目安

一般的には、ふすまの耐用年数は約10年が目安とされていますが、それ以外にふすまの傷みが原因で、張り替えのタイミングとなる場合があります。

また、お部屋の雰囲気を変えたい、来客や宿泊客に合わせて、冠婚葬祭の前、年末年始なども張り替えにはおすすめのタイミングでしょう。

汚れや傷みが目立ったときもタイミング

ふすま紙の破れ・汚れ・色のくすみや変色・日焼け・たるみやシワが目立ってきたときには、張り替えを検討しましょう。

ふすまの破れから湿気が侵入して、カビが生えている場合も、早めの張り替えでふすま本体の寿命を延ばすことができます。

このほか、ふすまの表面以外に引き手のぐらつきや、ふすまを動かして滑りが悪いときもお手入れをしましょう。

<ふすまの張り替えのタイミング>

  • ふすまの傷み(破れ・汚れ・色のくすみや変色・日焼け・たるみ・シワ・カビ)
  • お部屋の雰囲気を変えたい
  • 来客や宿泊客
  • 冠婚葬祭の前
  • 年末年始

ふすまをリフォームする効果

ふすまをリフォームする効果

ふすま紙の素材は進化しているため、ふすまをリフォームすることで、きれいになりおしゃれな雰囲気が楽しめるだけでなく、ふすまの機能性もアップできます。

おしゃれな外観に

一般的に和室にふすまという空間は、和のテイストの家具や調度をそろえることがメインです。

しかしふすまをDIYでリメイクすることで和室から和モダン、洋室風などへ雰囲気を一変させられます。

もちろんメンテナンスの目的主体で、従来の雰囲気を変えない方向性のリフォームもできます。

機能性のアップ

ビニール製のリメイクシートなど、張り替える素材によって、汚れや濡れなどに強いふすまにもできるため、子どもを和室で遊ばせることが多い家庭にはおすすめです。

子どもさん向けには黒板シートもあり、ふすま紙に貼ることができます。

黒板シートとは、黒板のように書いたり消したりできるシートのことです。

リビングに貼ればメモや伝言板として使え、子どもの落書き用として貼れば、ふすまを汚すことを防ぎます。

ふすまのリフォームの方向性を決める

ふすまのリフォームの方向性を決める

DIYのリフォームで元通りに近い形できれいにするほかに、お部屋の雰囲気を変えるには、どのような方向性があるかをご紹介します。

洋風の外観にする

和室を洋室に転換するような洋風デザインのふすま紙を使ってリフォームをおこなうと、リビングなどの部屋との視覚的なつながりを良くできます。

洋風のふすま紙は、単に洋室のデザインを模したものだけではなく、都会的な硬質なもの、北欧風のポップなもの、柔らかい雰囲気のモノトーンなど、今のお部屋に合わせてさまざまな選択を検討しましょう。

張り替えではなくペンキを塗ったり、リメイクシートを貼ったりするなどして、質感を変えるのも一つの選択肢です。

また、ふすまという存在にこだわらず、部屋の境目にあるふすまの上半分をくり抜き、障子の木格子とガラスシートを使って窓を作ってしまうなどの大胆なDIYリフォーム例もあります。

ふすまの張り替えを検討することで、畳や障子など室内のトータルリフォームにつながることもあるでしょう。

和モダンの外観にする

和モダンとは、従来の和風デザインと、洋風に近い現代的でおしゃれなテイストを融合させるデザインです。天然素材感を意識しながら、従来の和室にはみられない雰囲気づくりをします。

和室の落ち着きある雰囲気、リラックスできる空間を残しながら、デザインや使い勝手を向上させたい場合、DIYのリフォームで和室の雰囲気のまま、モダンなデザインのふすま紙を張るのもおすすめです。

和モダンのふすま紙は繊細な色味やデザインのものも多く、見て選んでいるだけでも楽しさがあります。

前述のように昔ながらの和室よりも、隣接するリビングやダイニングとの外観上のつながりも良くなるでしょう。

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ふすまをDIYでリフォームする方法

ふすまをDIYでリフォームする方法

外観に区別のないふすまも種類や構造がさまざまで、DIYのリフォームにはその基礎知識が必要になります。

ふすまの種類をご紹介します。

ふすまの種類

ふすまの種類別の構造は、DIYリフォームの仕方に直接影響があり、張るふすま紙のほか、そろえる道具まで変わってくることがあります。

本襖(和襖)

もっとも一般的なタイプのふすまで、強度と耐久性に優れています。

表面を触ると骨組みの場所がわかり、何度でも張り替えが可能です。

構造は中小骨という木材の骨組みが芯材となっていて、その両側に和紙を下張りし、表面にふすま紙を張ります。

戸襖

戸襖は簡単に組んだ組子に合板やベニア板を張った構造で、片面にふすま紙、もう片面に壁紙を貼って和室と洋室の区切りを別の顔にするのに用いられます。

ふすまといいながら、重みのある引き戸にも分類され、その構造から幅広いデザインがあります。

ダンボール襖

木製の組子の代わりに、ダンボールが芯材となったふすまで、両側にアルミ箔を張って下張りをし、表面にふすま紙を張ります。

安価で軽量で扱いやすく、主に賃貸アパートで使われますが、水濡れには要注意です。

発泡スチロール襖

発泡スチロールが芯材に使われており、それ以外の構造や使われ方はダンボール襖と同じです。

衝撃や熱に弱いですが、ダンボール襖同様、安価で軽く扱いやすいふすまです。

その他

ほかにも材質によって、組子襖、板襖、組子式チップボードふすま(チップボールふすま)、ペーパーコアふすまなどがあります。

ふすまの種類

種類 特徴・見分け方 作業
本襖(和襖) 木製の組子

・表面を触ると格子の骨組みがわかる

下地が固く、張りやすい
戸襖 組子の両面に合板を張る

・表面を触ると平坦
・重い
・叩くと音が響く

下地が固く、張りやすい
ダンボール襖 ダンボールが芯材

・表面を触ると平坦
・軽い
・引き手を接着剤で接合

軽くて扱いやすい
発泡スチロール襖 発泡スチロールが芯材

・表面を触ると平坦
・軽い
・引き手を接着剤で接合

軽くて扱いやすい
その他名称

=組子襖、板襖、組子式チップボード襖、ペーパーコア襖

・組子があるものは重め

・ペーパーコア襖はダンボール襖の一種だが丈夫

表面が平坦なものは張りやすい

ふすまのサイズの種類

ふすまのサイズによってリフォーム用にそろえる素材などが変わるため、注意が必要です。

ふすまの標準サイズ

ふすまの標準サイズは、高さ170〜180cm × 幅90cm前後で、ふすまの枠の幅は上下の枠がそれぞれ約2.5cm、左右の枠はそれぞれ2cm程度が一般的です。

しかし近年は、天井の高い家が増えてきたことで高さ2mを超えたり、横幅が従来より広かったりなど「丈長」や「幅広」と呼ばれるタイプのふすまが普及しています。

まずは実際にふすまの高さや幅を測ってみましょう。

大きい場合や小さい場合

築年数の経った物件では標準より小さく、高さ169cm以下・幅77cm以下などのサイズの場合もある点、要注意です。

小さければ張るふすま紙を切れば良いのですが、想定よりも大きく切ることになるため、できあがりのデザインが変わることもあります。

このようにサイズの小さなふすまや天袋、半襖など、シートの長さが半端となったり、デザインがフィットしなかったりすることがあるので、事前に確認しましょう。

ふすま紙の種類

続いて、ふすま紙の材質や接着方法の分類をご説明します。

和紙

和紙のふすま紙は「鳥の子」と呼ばれ、素材や製造方法によって4つのランクに分かれますので、選ぶうえの目安としてください。

機械製造のものは、高ランクから順に鳥の子、上新鳥の子、新鳥の子に分けられ、もっともランクが高いのは職人による手すきの鳥の子で、「本鳥の子」と呼ばれます。

織物

織物のふすま紙は糸の種類や織り方によって、高級・中級・普及と3つのランクに分かれ、和紙よりも丈夫で、柄が立体的なのが特徴です。

この他、ふすまに張る場合でも壁紙に分類されるものは、ビニールや化学繊維素材のものもあります。

和紙や織物は作業時にのりを使うものが多いですが、以下のような接着方法もあります。

アイロン貼りタイプ

アイロンの熱で粘着剤を溶かしてふすまに貼るタイプです。

表面が平らなふすまが向いており、中小骨で凹凸のある本襖の場合はコツが必要です。

欠点として、加熱できないタイプのふすまには使えません。

例えば発泡スチロール襖は、アイロンの熱で芯材が溶けるおそれがあり、ビニールのふすま紙が残っているような場合も、上からの使用はNGです。

再湿のりタイプ

郵便切手の要領で、のりが塗られた面を水で濡らして使用します。

多くの水でシートを伸ばして密着させるため、水に弱いダンボール襖や発泡スチロール襖には不向きです。

シールタイプ

シールタイプは裏紙を外して、シールを貼るように使用できます。

ただ、アイロン貼りタイプと同様、本襖は中小骨で凹凸があるため、その点では張り替えが難しいでしょう。

また、シールタイプのふすま紙は重ね張りができないものが多いので、事前に説明書を読んで重ね貼りができるかをチェックしておく必要があります。

この他、のりで張る代わりに両面テープを格子状に貼り付けた上から、ふすま紙を貼っていく方法もよくおこなわれます。

ふすまリメイクに使う紙は、国産のものと輸入したものの2種類です。

ふすま紙のサイズは国産のものであれば横幅92cmあるため、一般的なふすまの横幅がおよそ90cmに対応できます。

一方輸入の紙は横幅がおよそ52cmでふすま用には2枚をつなぎ合わせる必要があり、作業の難易度は高くなります。

「どうしてもその柄を!」というのでなければ、国産壁紙がおすすめです。

ふすまのリフォームに必要な道具

ふすまをDIYで張り替える際には、主に以下の道具が必要となります。

ふすまをDIYでリフォームするための道具・使い方

新しいふすま紙 サイズと、古いふすまに使えるかは事前にしっかり確認する。
のりか両面テープ ふすま紙にのりなどが付いているタイプの場合は不要。
ヘラ 新しいふすま紙の上から押さえて空気を抜き、密着させる。
はさみ、カッター 余った部分を切る。
定規 長さを測る。ふすま紙を切る際にあてがう。
筆記用具 ふすまやふすま紙、のりしろのサイズをメモする。
新聞紙 作業スペースにふすまを寝かせる際に、ふすまを汚さないように下に新聞紙を敷いておく。
その他
(あれば便利、あるいは特定の作業で必要)
インテリアバール、枠はがし、はがしヘラ、鋲抜き、のり付けスポンジ、のり拭きとりスポンジ、おさえブラシ、おさえローラー、おさえ刷毛、ふすま紙・障子用カッター、マスキングテープ、スチームアイロン、カッティングメジャー、平たい形状の重しなど

ふすまが外れないとき

ふすまのリフォームは最初にふすまを外す必要がありますが、外れないか、外れにくくなっている場合があります。

ふすまが外れない原因

ふすまが外れない主な原因は以下です。

  • 家全体のひずみ
  • 敷居のレール部分の劣化
  • 敷居とふすまの間のゴミ

ゴミが原因であれば、掃除すれば問題は解決しますが、ひずみや劣化の場合は、外すために多少の工夫が必要となります。

ふすまの外し方

普通の状況におけるふすまの外し方は、レールの上で外しやすい場所に移動させ、持ち上げて下側を浮かせ、手前に引き出します。

外れにくい場合はまず、レースの上でさまざまな場所に移動させ、外れる場所を探してみましょう。

ふすまが外れない場合

どうしても外れない場合は、以下を試します。

  • レール部分を掃除する
  • シリコンスプレーやロウを塗る 敷居滑りを貼り直す
  • 鴨居をジャッキなどで持ち上げる
  • 業者に作業依頼する

鴨居を持ち上げるのはほんのわずかで良いのですが、ジャッキはふすまの枠を上下に開くタイプの特殊なものなので、それだけを建具を扱う業者に依頼するのが良いかもしれません。

作業前の確認

取り外したふすまから必要に応じて、枠や引き手も外しておき、ふすまの内部の構造も確認します。

ふすまの張り替えの際は、ふすま紙の特性上乾燥していると伸びにくく、張り替えが難しくなることと、ふすま紙の「反り」を引き起こす原因になります。

ふすまを張り替える際は加湿などで湿度が高い状態にするか、夏季などの湿度の高い時期がおすすめです。

方法1・両面テープを使う

両面テープを使ってふすまを張る手順をご紹介します。

古いふすまの上から張る場合は、軽く掃除をしましょう。古いふすまに汚れが付着したままでは、新しいふすま紙がうまく付かなかったり、ふすま紙にカビが発生したりすることがあります。

  1. ふすまの高さ+10cmの長さにふすま紙を切る
  2. 外枠の内側にある線に合わせて、両面テープを1周貼る
  3. 2のなかに約20cmの格子状になるように、両面テープを貼る
  4. 新しいふすま紙を上に置き、半分をマスキングテープなどで仮止めして位置合わせ
  5. 仮止めしていない側から両面テープのフィルムをはがし、ふすま紙を貼り付ける
  6. 半分を過ぎたら仮止めを外しもう半分のふすま紙を張る
  7. ヘラなどでふすま紙を押さえ、余った部分をカットする
  8. 張ったあとに霧吹きで水をかけてから乾燥させるときれいに仕上がる

方法2・のりで張る

のりを使ってふすま紙を張る手順は以下です。

本格張りは本ふすまの枠を取り外して張る方法です。

  1. 枠と引き手を取り外し、古いふすま紙の面のホコリなどをきれいにしておく
  2. ふすまの高さ+10cmの長さにふすま紙を切る
  3. 新しい壁紙をふすまの上に置き1/3程度あけて仮止めする
  4. ふすまにのりを付け1/3ずつ仮止めを外し、壁紙を張っていく
  5. ヘラなどで壁紙を押さえ、端は角に合わせて折り込む
  6. ふすま紙の余った部分を切る
  7. 枠と引き手をもとのように取り付ける

壁紙をならす際はヘラを使って中央から外に向かって空気を抜きます。

のりを使って壁紙を貼る場合、貼った直後はシワが寄りがちですが、2~3日経ってのりが完全に乾くとふすまが張ってきます。

枠を外さずにのりで張る方法は以下です。

  1. 引き手を外す
  2. 破れの補修
  3. マスキングテープをふすま枠に貼る
  4. 新しいふすま紙を切る
  5. ふすま紙に水とのりを塗る
  6. 位置を決めふすま紙を張る
  7. 襖枠に沿ってカット

ここで作業の基本を補足します。

引き手を外したあとに、古いふすま紙に穴があいていたり破れていたりする場合は、補修しましょう。

次に、ふすまの枠にのりが付かないように、マスキングテープで養生していきます。

四方の枠全体に、隙間ができないように貼ります。

続いて新しいふすま紙を裁断しますが、ふすまの大きさに合わせずに、四辺とも1~2cm大きめに切りましょう。

新しいふすま紙には巻きぐせがついており、破れ、シワ、裁断する位置のズレなどが起きないように、逆さに巻いてクセを直してください。

ビニールシートなどを敷いた上に新しいふすま紙を置いて、裏面全体にスポンジで水を付け、5分ほど放置してふすま紙を伸ばします。

ふすま紙の表側には水がつかないよう注意しましょう。

次にふすま紙にのりを塗って伸ばしてください。

ふすま紙全体にのりを薄めに塗り、縁には濃く塗ります。

新しいふすま紙にのりを塗ったら、ふすま紙を張る位置をチェックし、上下の向きや傾いていないかを確認したら、ふすま紙の上にふすまの本体をゆっくりのせましょう。

この作業は2人で作業するのがおすすめです。

一人での作業の場合は、ふすま紙をふすまにのせるほうがやりやすいでしょう。

ふすま紙がはがれないよう丁寧にふすまを裏返し、貼り付けます。おさえ刷毛を使い、中心から外側に向かって空気を押し出していきます。

シワがよった場合は、その箇所だけをはがして貼り直しましょう。

和紙のふすま紙は、おさえ刷毛を使わず手のひらで張ったほうがきれいに仕上がります。

手は事前によく洗っておきましょう。

新しいふすま紙を張ったら、完全に乾く前に襖枠の隅をヘラで枠の境目に押し込み、定規とカッターを使い、襖枠に沿って余分な部分を切ります。四辺すべてを切り終わったら、もう一度ふすま紙を枠の隅にヘラで押し込み、端をきれいに整えましょう。

切り終わったらマスキングテープをはがし、しっかり乾かします。最後に引き手を取り付けて完成です。

方法3・アイロンで張る

アイロン貼りタイプのふすま紙は、はじめてのDIYや一人でおこなう場合にもおすすめです。

枠を取り外す手間もかからず、簡単にふすまを張り替えることができますが、加熱できないふすまには使わないように、注意しましょう。

アイロン貼りの手順は以下です。

  1. ふすまから引き手を外す
  2. 枠の部分をマスキングテープで養生する
  3. ふすま紙をふすまに当て、貼り付けの位置を決め、仮止めする
  4. ふすま紙に合った温度にアイロンを設定する
  5. 中心部分から縦方向にスチームアイロンでゆっくりとふすま紙を張る
  6. 次に左右方向にアイロンをかける
  7. ふすま紙の角に切り込みを入れ、枠に沿ってふすま紙を張る
  8. 定規などを使って余分なふすま紙を切り取る
  9. 仕上げに全体にアイロンがけをして完了

方法4・再湿タイプ(本格張り)

再湿タイプを使った本格張りの手順は以下です。

再湿タイプのふすま紙はやや作業が難しいですが、きれいに仕上がるのが特徴です。

本格張りは本ふすまの枠を取り外して張る方法ですが、枠を外せない戸襖などは、古いふすまの上から張ります。

  1. ふすまから引き手の金具を取り外す
  2. 上下左右の取り付け位置を忘れないように、ふすまに目印を付ける
  3. 上下左右の枠の釘を外し、枠を外す
  4. ふすま紙の巻きぐせを直してから、ふすま紙をサイズに合わせて裁断する
  5. ふすま紙の裏面に水を付け、水分を馴染ませる
  6. 濡らしたふすま紙の上にふすまをのせ、ふすま紙ごと表に返す
  7. ヘラなどで空気を押し出しながら、ふすま紙を張る
  8. 側面に折り込むようにふすま紙を張る、不要な部分を切る
  9. ふすまを立て掛け、引き手を取り付ける
  10. 元通りに枠を取り付けて完成

金具の交換

引き手の金具もさまざまなデザインが市販されているので、ふすま紙のデザインに合わせて別のものに付け替えると、ふすまの印象が大きく変わります。

引き手のサイズは大小がありますが、合板を削ったり埋めたりする必要のある戸襖以外は、加工して対応します。

引き手を交換する流れは以下です。

  1. ふすまと引き手の間にバールを差し込んで、引き手を浮かせる
  2. 浮かせた引き手を、取り外したい釘の方向に押し込む
  3. 出てきた釘をペンチで取り外す

引き手を付ける際には、新しく張ったふすま紙の上から引き手の付いていた場所を探し、カッターで対角線に3本切れ目を入れて引き手のくぼみを作り直します。

引き手が接着剤で取り付けられている場合もあり、壊さないと外せない場合もあります。

その場合はやはり新しい引き手の準備が必要です。

賃貸でもできるふすまのカスタマイズ

賃貸でもできるふすまのカスタマイズ

賃貸物件にお住まいの場合は、原状回復といって、原則として入居したときと同じ状態で退去する必要があります。

そのため、DIYのリフォームもできることが限られますが、何もできないわけではありません。

賃貸でもできるふすま周りのカスタマイズをご紹介します。

賃貸なのにペンキが塗れる

貼ってはがせるシートの上からペンキを塗ると、お部屋の雰囲気を変えることができます。

ペンキ下地用の粘着シートと呼ばれるもので、ふすまそのものには跡を付けずにはがせます。

また、リメイクシートは、壁紙やクロスを傷付けずにはがせる適切な強度ののりが使われており、賃貸でも使用可能な商品です。

これらのシートは退去時にシートをはがせるので原状回復できますが、現在のふすま紙の材質などによって、100%大丈夫とは言い切れないので、事前に目立たない箇所で試してみることをおすすめします。

押し入れの扉前を壁面収納にする

あまり押し入れの出し入れをせず、納戸のように使用する場合は、「ふすまにペンキが塗れちゃうシート」を張ってペンキでふすまを壁面のように隠し、ディアウォールを使って、奥行きのコンパクトな壁面収納にリメイクするDIYも良いでしょう。

ディアウォールは天井から床までツーバイフォー材を立て、ばねの力で固定するもので、奥行きの少ない収納や、インテリア小物・コレクションなどを飾る棚を作れます。

ふすまを取り外して見せる収納に

ふすまを取り外して内部を装飾すれば、コレクションなどを見せる収納にもできます。

押し入れの中にアンティークのタンスや棚、照明を配置し、奥行きのある「見せる収納」にするのも良いでしょう。

退去時には中のものを片付け、ふすまは保管しておいて付け直せば、原状回復OKです。

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ふすまのリフォームをDIYでおこなう際の注意点

ふすまをDIYでリフォームする場合、いくつか注意すべき点があります。

まず前述のようにふすま紙のデザインは、そのお部屋や連なったお部屋との調和を考えて選びましょう。

張り替えたふすまだけが洋風などのリフォームは、見た目のバランスが悪くなります。

また、新しいふすま紙を張る前に下地処理をしましょう。

穴や平らでない部分にはパテなどで補修をすることで、仕上がりが良くなります。

ふすまを外す時点で戻す位置をメモしておくと、ふすまの上下や入れていく順番がすぐにわかってスムーズに進められるでしょう。

また、ダンボール襖や発泡スチロール襖に見られるのですが、ふすまを外すときに動かすと、芯材の反りが原因で、ふすまの縁がレールにこすれていることがあります。

こすれがひどい場合は、枠だけ再利用して芯材は交換が必要なので、専門業者に相談しましょう。

選ぶふすま紙は、安価なふすま紙は薄手のものもあるのですが、柄のあるふすま紙の上から無地のふすま紙を重ね張りした場合に、柄が透けて見えてしまうことがあります。

できるだけ厚手の素材のふすま紙を選ぶなど、柄が透けないように工夫するか、ホームセンターなどでしっかりしたふすま紙が見つからない場合は、業者に依頼することも検討しましょう。

最後に、今後もDIYで定期的に張り替えるつもりで、作業の段取りやコツをメモしておくと、次回やほかの部屋での作業に活かせるためおすすめです。

ふすまのリフォームを業者に依頼する

ふすまのリフォームを業者に依頼する

ふすまのリフォームはDIYも良いですが、業者に依頼したほうが良いこともあります。

業者に頼むかどうかの判断基準をご説明します。

業者に依頼するメリットとデメリット

DIYと業者依頼で、リフォームするうえでのメリットとデメリットを整理しましょう。

業者に依頼するメリット

  • 仕上がりがきれい
  • 本格的なリフォームプランにも対応している
  • 幅広い悩みを解決してくれる
  • 手間や時間の節約になる

業者に依頼するデメリット

  • 工事保証の対応年数が業者によって異なる
  • 業者を選定して交渉する手間がかかる
  • 現地調査が有料の場合がある
  • DIYと比較して、施工費用がかかる

業者に依頼すれば、自分で納得のいく素材を選んだり時間をかけて作業を進めたりするDIYの楽しみはなくなります。

しかし、業者に相談することで、自分で調べても知り得なかった素材や作業の提案を受けられる可能性もあります。

ふすまのリフォーム業者の種類

ふすまのリフォームを業者に依頼する場合、依頼先によって特徴があります。

以下の依頼先の特徴を説明します。

  • ホームセンター
  • リフォーム店や工務店
  • 襖専門店

ホームセンター

比較的近所にあることも多く、気軽に相談しやすいのですが、作業は下請けへの依頼が多い関係で、職人さんと直接話ができない、日数がかかる場合があるなどのデメリットもあります。

リフォーム店や工務店

大手リフォーム店は、素材などは豊富ですがお部屋全体のリフォームが対象で、ふすまの張り替えのみの対応ができない場合がありますので、要注意です。

地域密着のリフォーム店や工務店はふすま張り替えのみもOKで、直接細かい相談もしやすいでしょう。

また、例えば網戸の張り替えなど、今後も別件の依頼がしやすいのがありがたいです。

襖専門店

ふすま専門だけに張り替えの技術がたしかで、対応できる素材の種類も豊富です。

お住まいのエリアの近くに専門店がある場合は、依頼するのもおすすめです。

業者の探し方

まずWeb検索で、エリアに対応する業者の公式ページや比較サイトから、施工例やお客様の声を確認してみましょう。

要望したい内容や、仕上がりのイメージをなるべく具体的にまとめておき、見積もり依頼をします。

その際に、「こんなイメージで」というサンプルになる画像や動画を準備すると良いでしょう。

見積もりの際は必ず数社対象に相見積もりを依頼し、金額だけでなく作業内容や工期も比較するのが良いです。

張り替えだけではなく、ふすま周りのリフォームは例えば以下のことも依頼できます。

ふすま周りのリフォーム依頼例

ふすまの新品交換 ふすまの老朽化で開け閉めの異音や、引っかかりが出てスムーズな動作ができない場合、ふすまそのものが反りなどで寿命を迎えている場合がある。

その場合は新品交換か、枠などの一部を再利用して再生をおこなう。

ふすまは基本的にサイズが決まっており、同じサイズの新品ふすまが準備できれば、そのまま入れ替えることも可能。

洋風や和モダンのデザインに変更したり、高級なふすまの風合いを楽しんだりするのもおすすめ。

間仕切り用のふすまは、障子に変更して光を取り込むリフォームも。

ふすまを洋風引き戸に交換 洋室化のリフォーム時におこなわれることが多い。 ふすまサイズの引き戸が市販されており、雰囲気が大きく変わる。

リビングとの間仕切りを、戸襖のように片面が洋風・片面がふすまのデザインの引き戸に交換すれば、違和感のない空間にできる。

ふすまを開き戸(ドア)に交換 和室を洋室に完全リフォームする際の手法。ドアに合わせて壁の形を変える必要があり、大掛かりな施工となる。

コストはかかるが、気密性や断熱性を高めることができる。

仕切りのふすまを壁に変更 和室が2部屋以上続く間仕切りのふすまを取り除き、壁にすることで独立した部屋を増やすリフォーム。

それぞれの部屋として利用でき、空間の防音性やプライバシーを高められる効果がある。

ふすまを壁にするだけであれば費用も比較的安く、作業も1日で完了するが、電気配線や、防音性を高めるなどすると、コストと日数がかかる。

ふすまに壁紙を貼る ふすま紙以外に自由に壁紙を貼ることはDIYで可能だが、業者に依頼して適した資材選びをするのも一つの方法。

ふすまの傷みや汚れがひどいときにも、上から張るよりは古いふすま紙をはがして、本格張りを専門の業者に依頼すると仕上がりがきれい。

業者の選び方

業者の選定基準は、以下を参考にしてください。

  • 希望のリフォームと同様の工事の実績があるか
  • 見積もりの内容はわかりやすいか
  • 要望に合わせた提案をしてくれるか
  • 質問に対する回答が的確か
  • 担当者との相性は良いか
  • 地域密着型の業者だと安心(今後も依頼しやすい)

数社の見積もりを見比べると、明細の同じ項目で金額が異なっている場合がありますので、確認ポイントとなります。

安いのが良いわけではないこともあるため、その理由を確認しましょう。

例えば現物を確認したうえで、ふすまの状態が良くないと判断した場合、業者の回答が以下のように3種類となることがあります。

  1. 新品交換が良いです
  2. 芯材のみ交換です
  3. 張り替えです

これは1.がもっとも料金が高く、2.3.と続きます。

どれも間違いとはいえず、3.はふすまが長くもたないのを承知で、安い金額でも仕事を決めたいという意図の可能性も否定できません。

こちらが求める内容と異なる提案がされたり、見積もりの明細に不明瞭な点があったりする場合は、よく質問をして意識合わせをすることで、納得できる場合もあります。

まとめ

まとめ

ふすまのリフォームをDIYでおこなうための基礎知識や施工の方法、業者への依頼などを解説しました。

DIYで内装がきれいになるのは達成感が大きいですが、ふすまの場合は種類や構造によって難易度や手間がかなり変わるため、DIYか業者依頼かの判断基準になるでしょう。

例えば本襖の場合は格子状の木組みが芯材となっている分、慣れないうちは張りにくさを感じたり、高価な鳥の子のふすま紙で作業するのに、少々勇気がいったりするかもしれません。

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和室のリフォームはDIYでできる?目的を整理して施工の方法も知ろう! https://chukodate.chintaistyle.jp/article/japaneseroom-reform-diy/ Fri, 20 Oct 2023 10:02:51 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2078 近年では若い世代の方を中心に和室が見直される傾向があり、「家に畳の部屋を作った」割合は、20代で「有り」が76.0%、30代で75.6%、40代で70.6%となっており、若い世代ほど多いことがわかります。 畳やふすま紙の

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近年では若い世代の方を中心に和室が見直される傾向があり、「家に畳の部屋を作った」割合は、20代で「有り」が76.0%、30代で75.6%、40代で70.6%となっており、若い世代ほど多いことがわかります。

畳やふすま紙の種類も増え、和モダンなインテリアも普及するなか、和室のリフォームをDIYでおこなおうという方も増えているでしょう。

反面、身体に負担が少なく、維持費もかからない洋室化を志向する方もいらっしゃいます。

この記事では、和室のリフォームをDIYでやってみたいとお考えの方に、目的や施工の方法をご紹介します。

DIYと業者依頼の比較にも触れていますので、ぜひ最後までお読みください。

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和室をDIYでリフォームするメリット・デメリット

和室をDIYでリフォームするメリット・デメリット

和室をリフォームするというと、内装のDIYとしては難しそうに感じますが、最近はグッズや道具も進化し、未経験の方でもDIYでのリフォームが可能となっています。

まず改修の目的や意義も含めて、和室のDIYリフォームのメリットとデメリットを整理しましょう。

和室をDIYでリフォームするメリット

和室は現代の生活様式でも、リビングの延長空間として家族のくつろぎや休憩のニーズがあります。

中古の一戸建てでも、リビング部分は和室という間取りが多いですが、キッチンやダイニングと隣接して違和感のない雰囲気にできれば、おしゃれでくつろげる空間を実現できるでしょう。

和モダンのリフォームでおしゃれな内装に変更する

和モダンとは、和室に洋風の要素を加えたテイストのことです。

伝統的な昭和テイストの和室を和モダンにリフォームすることで、ダイニングやキッチンとの視覚的なつながりを良くし、和室そのものも現代風のアレンジでおしゃれな空間にできます。

障子で締め切って、物置部屋にしてしまうような和室を活用していくきっかけにもなるでしょう。

洋室化でメンテナンスが経済的になる

和室をDIYで思い切って洋室化することもメリットがあります。

和室の畳、ふすま、障子、砂壁などは定期的にメンテナンスが必要なので、洋室化することで5年、10年と経過した際の維持のコストや手間が減る効果を生みます。

ふすまや障子は汚れや破れ、黄ばみに従って張り替えが必要となり、砂壁は経年変化ではがれ落ち、外見が悪くなるほかに掃除が大変となるためです。

また、畳に飲み物などをこぼしてしまうとシミになるほか、ダニやカビの発生に注意が必要です。

フローリングやクッションフロアは掃除機や雑巾で簡単に掃除でき、飲み物をこぼした際も簡単に処理できます。

さらに、畳は変色や毛羽立ちに対応するために5〜7年に1回は張り替えなければなりません。

畳表の張り替えにかかる費用は1枚6,000〜12,000円程度、障子やふすまの張り替えには1枚5,000円程度が相場です。

洋室化すれば、床や壁の手入れや修繕の必要性は大幅に下がります。

洋室は高齢者の生活様式に向く

畳に座布団・布団の生活は、地面の高さから立ったり起き上がったりする関係で、高齢の方の弱ったひざなどに負担となります。その点では椅子やベッドを利用したほうが、痛みを感じず身体が楽です。

また、ふすまや障子は断熱性能が低いので、空調効率が悪く、寒い部屋となっていないかチェックしましょう。

介護生活が始まると、お部屋には以下のような条件が必要となります。

  • ベッド(できれば介護用の電動ベッド)の使用
  • 床材は滑りにくいもの
  • 汚れの拭き掃除がしやすい床・壁紙
  • エアコンなどの空調
  • 換気しやすい窓
  • 広さのある引き戸や折れ戸

和室が介護スペースとなる場合、上記の機能を求められることになります。

畳は柔らかく、転倒などの際のクッションになる反面、介護用品などの重いものを置くのには不向きで、改修が必要になる場合があります。

小上がり状に畳スペースの部分が高くなっている場合も、その段差につまずくことがケガの原因となり、危険因子です。

将来のことも考え、上記のようなこともDIYを含めた洋室リフォームの検討点としてください。

DIYの楽しみがある

DIYは作る楽しみが大きな魅力ですが、作業を進めるうちに技術が上達する感覚も感じられ、家族みんなで参加する作業は、完成後の達成感があります。

できあがりを眺める喜びは、完成後も長く味わえるでしょう。

また、材料はサンプルで選ぶのではなく自分で決めて買いそろえるため、納得のいく仕様にできます。

そのほかのメリットとして、お部屋を使いながら作業ができる、作業する方に気遣いをする必要がない、業者に依頼するより経済的などの点も挙げられます。

和室をDIYでリフォームするデメリット

DIYの和室リフォームは、専門家が事前に計画や内容を監修してくれるわけではありません。

和室をDIYでリフォームするうえでデメリットとならないよう注意が必要なのは、今まで和室として機能していた点を、リフォームの改修で損なわないようにすることでしょう。

室温や湿気に注意

フローリングから畳にすると座る位置が低くなって底冷えがすることがあるので、温度管理に注意する必要があります。

また、和室は調湿機能に優れているため、洋室にすると暑く感じたり、湿気がこもりやすくなったりすることがあります。

音が響かないように注意

和室はもともと防音効果があり、それをフローリングに改修することで音が響くようになる場合があります。

遮音・防音性の低下によって騒音トラブルにならないよう、必要に応じてラグやウレタンマットを敷くなどの対策をしましょう。

フルにおこなうと大変

お部屋としての統一感を狙って、床だけでなく壁紙、窓、収納、天井とすべてに手を入れると手間がかかり、時間をかけて進めていく必要も出てきます。

また、和室を洋室や介護用に機能変更する際には、床や扉横の段差を埋めるなど、工務店レベルの作業を要する場合も出てくる可能性もあります。

DIYの作業はお部屋を程良くアレンジするレベルを狙い、洋室化やバリアフリー化は業者に相談するなど、切り分けをおこなうと良いでしょう。

和室の畳床をDIYでリフォームする方法

和室の畳床をDIYでリフォームする方法

お部屋のリフォームは方向性によって施工の内容が大きく異なるため、まずその概要を把握しましょう。

お部屋の箇所ごとのDIYリフォームの手法を、ご説明します。

まず、和室の畳床をDIYでフローリングなどにリフォームするケースです。

畳からフローリングやクッションフロアに張り替え

和室の畳床をリフォームする手法は、フローリング、クッションフロア、別の畳という3種類の張り替えがあります。

段差を埋める場合など、畳の下の根太部分にも加工が必要なケースがある点に注意しましょう。

畳からフローリングにする

和室のフローリングへのリフォームは、一般的な畳の厚みが50〜55mm程度あるので、畳を撤去したあとの段差に根太材を敷いて高さや強度を補い、その上からフローリングの床材を敷くという工程になります。

床材の下地は、根太材を増やす根太張りと、根太の上から合板を張る捨て張りの2種類がありますが、捨て張りのほうがDIYで入手できる床材の種類が豊富です。

根太の処理の際には、必要に応じて断熱材や吸音材も使用します。

床断熱や床暖房の施工を本格的におこなう場合は、国や自治体の助成金の申請ができます。

助成金の交付目的はおもに以下です。

  • 介護・バリアフリーのリフォーム
  • エコ・省エネのためのリフォーム

このほかに子育てに適した環境のためのリフォーム(子どもがいなくても申請可)、耐震性を確保するための工事、在宅勤務やウイルス対策のための改修なども用意されています。

助成金は年度によって内容が変わったり、申し込みが予定数に達して締め切りとなっていたりする場合があるので、常に最新情報を確認しましょう。

畳からクッションフロアにする

ビニールなどの素材でできたクッションフロアは汚れ落としが簡単で、生活音もフローリングに比べて、少し響きにくくなります。

水濡れに強く汚れも簡単に拭き取れるため、介護や子どものケアにも向いています。

また、材料が安価で種類が多い点も魅力的です。

クッションフロアを敷く場合は、根太材の上から合板を固定する捨て張りをおこない、合板の上にボンドでクッションフロアを張っていきます。

畳から洋風畳に張り替え

洋風畳(琉球畳)は価格が高めですが、和室を和モダンにアレンジするリフォームには、とても使い勝手が良い素材です。

畳の良さを持ちながら色やデザインの種類が多く、へりがないことから洋室にもマッチするので、和モダンにこだわる方はフローリングの上にDIYで小上がり的に配置する場合もあります。

洋風畳の場合の作業は、既存の畳を敷き替えるだけですが、畳のサイズには十分注意してください。

以下は代表的な畳のサイズです。

畳の呼び名 1畳の大きさ
・京間(きょうま)
・本間(ほんま)
・本間間(ほんけんま)
191cm×95.5cm≒1.82㎡
(6尺3寸×3尺1寸5分)
・中京間(ちゅうきょうま)
・三六間(さぶろくま)
182cm×91cm≒1.66㎡
(6尺×3尺)
・江戸間(えどま)
・五八間(ごはちま)
・関東間(かんとうま)
176cm×88cm≒1.5488㎡
(5尺8寸×2尺9寸)
・琉球畳(りゅうきゅうたたみ)
・洋風畳
88cm×88cm≒0.7744㎡
(2尺9寸×2尺9寸)
※半畳サイズのみ。
・団地間(だんちま)
・五六間(ごろくま)
170cm×85cm≒1.45㎡
(5尺6寸×2尺8寸)

このほかにもサイズの種類があるため、畳のサイズは必ず実測のうえで新しいものを購入しましょう。

和室の壁や窓をDIYでリフォームする方法

和室の壁や窓をDIYでリフォームする方法

障子やふすまを含む和室の壁面用には、さまざまなリフォーム用の素材が販売されており、DIYに使いやすいものも多くあります。

糊やカッターなどがあれば、手軽にお部屋の雰囲気を大きく変えることができる点も魅力的といえるでしょう。

和室の壁をリフォームする

壁面のリフォームは砂壁など壁の下地と、おこないたい施工によって、下地処理が必要な場合があるので注意が必要です。

珪藻土に塗り替え

珪藻土は化石化した石を砕いて粉状にしたもので、調湿・消臭などの優れた機能と、やさしい風合いの塗り壁材です。

珪藻土への塗り替えは比較的DIYでリフォームしやすい作業ですが、砂壁や聚楽壁(土壁)などは施工に技術を必要とするため、プロにお願いする作業となります。

最近は、珪藻土や漆喰などの塗り壁材で砂壁や聚楽壁に上塗りできる商品が増えてきました。

現在の砂壁や聚楽壁に上塗りする場合でも、新しい壁材を施工する前に下地処理をしていれば、上から珪藻土や漆喰などをDIYで施工できます。

下地処理ではシーラー(下地処理剤)を塗布しますが、元の壁の傷みが激しい場合は、古い壁をなるべくはがし、下地強化剤・シーラーの順番に塗布します。

<壁の塗り替えの手順>

  1. 壁のはがれや浮きが多い場合、表面をなるべく落とす。
  2. 下地強化剤を塗布する。
  3. シーラー(下地処理剤)を塗布する。
  4. 珪藻土や漆喰に塗り替える。

壁紙を貼る

壁紙貼りのDIYも塗り壁同様に、丁寧な下地処理が良いできばえの秘訣です。壁紙の下地はシーラーで下地のアクが出ないようにシールし、壁紙の定着を良くします。

砂壁など古い壁が崩れやすい場合にシーラーを塗ることで、固める効果もあります。

また、穴や凹凸の上から壁紙を貼ると、そのままの形が出てしまうため、パテで古い壁の穴などを平らにしておく作業もおこないましょう。

壁紙やふすまの紙は生糊を塗るタイプやアイロン、シール式などのものが売られています。

壁紙を貼る際は、最初に貼ったものの上に次を重ねて切り、合わせ目を真っ直ぐにするのが基本ですが、最近では最初の壁紙にぴったりとなり合わせて貼れるミミなしの壁紙もあります。

壁を貼り替えた上からさらに、壁面の下部に腰紙や、床との境目に巾木を貼ることで、洋室らしい雰囲気を演出できるでしょう。

<壁紙貼りの手順>

  1. 壁紙を貼り付けて、上から刷毛で圧着する。
  2. 天井や床の境目の壁紙をヘラでしっかり入れ込む。
  3. 余分なところをカットする。
  4. はみ出た糊を拭き取って、さらにローラーで圧着する。

和室の窓をリフォームする

和室の窓の内側にある障子をリフォームして、さまざまなアレンジができます。障子を残して洋風や和モダンに雰囲気を変える方法と、障子を使わない方法の2つをご紹介します。

和紙の代わりにガラスシートなどを貼る

ガラスシートはガラスのデザインを模したアクリルなどのシートで、100均ショップなどでも販売され、ガラスの上から貼って雰囲気を変えるのが本来の用途ですが、障子の桟にも貼り付けられます。

和紙は経年変化で変色したり破れたりするため、経年変化の少ないガラスシートを貼ると、雰囲気が変わるだけでなく障子のメンテナンスが楽になるメリットもあるでしょう。

障子の桟もペンキやニスで塗装して、洋風の雰囲気にできます。

ロールスクリーンやプリーツスクリーンを付ける

障子の上から、あるいは障子を取り外して、ロールスクリーンや、ロールスクリーンにプリーツ(折り目)を入れたデザイン性の高いスクリーン、木製ブラインドなどを取り付けます。

和モダンから洋風、あるいは和室の雰囲気を多く残したリフォームまで、素材のデザインによって自由に雰囲気が変えられます。

カーテンを付ける

カーテンレールやカーテンも、木ネジやカーテンフックだけで比較的簡単に取り付けられますが、カーテンのサイズの測り方には独特の決まりがあるため、注意が必要です。

カーテンの幅は窓の幅ではなくカーテンレールの幅(もしくはその2分の1)で、プリーツのあるカーテンは、レール幅に合わせた製品の表示よりも実物のサイズのほうが大きくなるので、覚えておきましょう。

カーテンの高さはフックのタイプで決まります。

レースのカーテンなどに使う、レールより下に吊るAフックはカーテンレールの下から高さを測り、レールより上までカーテンの上端がくるBフックは、レールを覆い隠した高さになります。

和室の収納をリフォームする

和室の象徴である押し入れですが、DIYでふすまの表側を張り替えることで、お部屋の雰囲気が大きく変わります。

ふすまを壁紙でアレンジする

床がフローリングになっても押し入れが今までのふすま紙の場合、やはりそこは和室に見えるでしょう。

好みの紙をふすまの上からDIYで貼り付けるだけでイメージが変えられる素材がたくさん販売されています。

柄も無地からタイル、木目調、レンガやアンティーク調まで豊富にそろっており、さらに引き手の金具も、モダンなものに交換することで、和モダンや洋風のお部屋となります。

裏技ですがふすまを取り外して、あるいはふすまはそのままにしてカーテンを付けると、ふすまを張り替えることなく雰囲気が変更できます。

和室の扉をリフォームする

和室に出入りする扉も、表面の張り替えから開き戸のリフォームまで、DIYでリフォームできます。

扉表面の張り替え

和室の扉はふすまか、木製の引き戸である場合が多いですが、張り替えの要領は、ふすまと同様です。

壁紙には日本産と外国産があり、ふすまや扉のサイズに対応し、ビニール製のものも多くある日本産に対して、サイズが小さく紙製が主流の外国産は、購入前にサイズや張りやすさをよく確認しましょう。

室内ドア(開き戸)に変更する

開き戸は床のレールが不要で、バリアフリーにしやすいというメリットがあります。

しかし、室内ドアにリフォームする場合、戸の枠ごと交換するため手間や費用がかかるうえ、開き戸の建具のなかには高価なものもあるので、事前に専門業者にコスト面を相談するのが良いでしょう。

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和室の天井をDIYでリフォームする方法

和室の天井をDIYでリフォームする方法

天井も張り替えや塗り替えをおこなうことで、明るさなどの部屋の印象が大きく変わります。

天井の張り替えや塗り替え

天井の作業は根気や労力が必要ですが、DIYで少しずつ進めても良い状況であれば、少人数でもおこなえます。

天井に壁紙を貼る

天井に貼る壁紙は、希望のイメージより少し明るい色を選ぶとちょうど良い明度となるでしょう。

ただし天井に壁と同じ壁紙を貼る場合、光のあたり方が壁と天井で異なることが原因で天井の色味が少し暗く感じられても、質感は変わらないため違和感はなく、そのままで自然に見えます。

天井に貼る際は、壁紙の端を支える専用の道具もありますが、二人で作業をおこなうのがおすすめです。

天井の塗り替え

ローラー刷毛を使い、現在の天井材に直接内装塗料を塗ることもできます。

その場合、事前に塗りやすさや仕上がりなどを別の板材などで試してから実際に天井にかかるのが良いでしょう。

配線カバーなどの表面が鏡状のプラスチックの部品を塗装する場合は、乾燥後に塗料がはがれやすい場合もあるので、やすりで傷を付けてから塗ります。

照明器具などの交換

照明器具の交換でも、お部屋の雰囲気は一変します。

天井のソケットの規格を事前に確認し、傘の部分を含めた釣り下げも、どのようにするかを検討しておくようにしましょう。

和室をDIYでリフォームする際の注意点

和室をDIYでリフォームする際の注意点

和室をDIYでリフォーム作業する際の基礎を、簡単にご説明します。

使用する道具と使い方の注意

道具の使用に慣れてくると、仕上がりが良くなってきます。危険防止と、作業効率の上がる方法を意識して作業や段取りをおこないましょう。

作業 道具 注意点
床の張り替え のこぎり、電動ドライバー
鉛筆、メジャー、手袋断熱材、合板、床材かクッションフロア材カッター、指金、メジャー、ゴムハンマー
根太の間隔は、一般的に450mmが目安。

古い床や根太の傷みが激しい場合、踏み抜かないように注意。

壁紙・ふすま張り替え おさえ刷毛、地ベラ、おさえローラー、ステンレス定規、カッター(刃)、パテ、金へラ、糊、壁紙やふすま紙、引き手金具 カッターは刃をひんぱんに替えることで作業効率を保つ。

刃の扱いに注意。

壁の塗り替え 珪藻土、漆喰、下地強化剤、シーラー、コテ、マスキングテープ 丁寧な養生=マスキング作業は必須。

元の壁材に合わせた下地処理をおこなう。

塗装 ペンキ、ローラー刷毛、刷毛、ローラーバケツ、伸縮棒、新聞紙 顔や服装は塗料のタレから保護する=汚れても良い服装で。

色味をなるべく抑える

素材を選ぶ際は、実際それがお部屋の内装になった状態をイメージしにくいものです。

選ぶ色や柄は、落ち着いた空間にする場合はもちろん、個性を出していく場合でも抑えめを意識しましょう。

壁や床などは色の統一感を考え、周囲とのバランスをよく考えます。

毎日過ごす空間ということを意識し「派手過ぎ・やり過ぎ」は避けるのがポイントです。

使う素材にこだわる

和室であっても畳とフローリングを組み合わせるなど、自由な発想でおしゃれな空間を演出できます。

使う素材でできばえに差が出ますので、購入前に極力現物を確認し、業者へ依頼の場合も事前に細かい相談をして決めましょう。

和室をフローリングに変える際は、床下の断熱素材にも配慮が必要となります。

あまり物を置かない部屋にする

和室は生活視線が低いため、家具や家財を置き過ぎると、狭いだけでなく視覚的な圧迫感が強くなります。

おしゃれな空間を目指すうえでも物が少ないほうが有利なので、収納を活用し、すっきりした空間を心がけましょう。

隣室とデザインの一体感を意識する

障子、ふすま、引き戸を開けるとリビングとつながる構造の和室も多く、そのようなお部屋の場合、隣室とのデザインの一体感を考えてリフォームする必要があります。

照明や建具も、バラバラではなくリビングとのマッチングを考えましょう。

賃貸物件の和室をDIYでリフォームする際の注意点

賃貸物件の和室をDIYでリフォームする際の注意点

賃貸物件の場合は、退去時にお部屋をもとの状態に戻す「原状回復義務」があるため、できることは限られる部分はありますが、もとに戻す前提で思い切ったアレンジを楽しむ方も。

どのようなことが可能かをご説明します。

賃貸物件の和室はどこまでリフォームできるか

退去時に入居時の状態へ戻して退室することが前提となりますが、例外的に入居時に内装が比較的古い場合などで、大家さんと交渉して承諾を得たうえで、壁やふすまのアレンジをさせてもらえることがあります。

ただし分譲マンションを賃貸している場合は、管理組合規定などで専有部分の改修に制限事項がないかの確認が必要です。

そのようなケース以外は、もとに戻して退去するのがルールです。

賃貸物件の和室をDIYでリフォームする方法

賃貸物件の昔ながらの和室を、DIYのリフォームで雰囲気を変える方法としては、現状のものを取り外して保管したり、撤去できたりするものを設置するのが主流です。

賃貸物件の和室の畳床をリフォームする方法

畳の面は、上に敷くだけの木製フローリングカーペットや、クッションフロアと同じ材質の木床風ラグマットを敷き、はがせば元通りという方法があります。

ただし、畳の上からそのまま敷くだけの場合、もともと吸湿機能のある畳の表面がふさがれる形となるため、畳とカーペットの間のカビや防虫対策は必須です。

防虫・防湿シートが市販されていますので、作業の前にマンションの畳の上に敷いておきましょう。

賃貸物件の和室の壁や窓をリフォームする方法

障子紙をはがして障子の枠はそのまま利用し、障子をガラスシートに貼り替える方法は、障子をもとに戻せるようにすれば実行できます。

ふすまには、貼ってはがせるシートを貼り、シートの上からペンキを塗る方法もあります。

賃貸物件の和室の天井をリフォームする方法

付属の照明を保管しておいて、入居期間だけ照明を好みのものに付け替え、退去時にはもとに戻せるようにします。

付け替える照明はワット数や荷重など、付け替えて問題がないかの確認をしましょう。

和室のリフォームはDIYと業者依頼のどちらが良いか

和室のリフォームはDIYと業者依頼のどちらが良いか

コストがかかる反面、できばえや工期の短さで優れているのは、プロへの依頼でしょう。

実現したいことや、現在のお部屋の状況によっては、リフォーム業者に任せる部分も柔軟に検討するのが得策です。

和室のリフォームをDIYでおこなうほうが良い要素

DIYでおこなうほうが良い要素は、以下といえるでしょう。

  • DIYが好き。自分でやってみたい。
  • 細かい点までこだわって、じっくり取り組みたい。
  • 費用を節約したい。

和室のリフォームを業者に任せるほうが良い要素

業者に任せるほうが良い要素は、以下が挙げられます。

  • さまざまな選択肢を相談したい。
  • プロの仕上がりに期待したい。
  • 時間と手間を節約したい。

DIYと業者のどちらを選ぶかは、さまざまなリフォーム例をもとに実現したいことを考え、現在のお部屋の状況、想定される作業内容などから検討しましょう。

和室のリフォームを業者に依頼する方法

和室のリフォームを業者に依頼する方法

正式な依頼の前に、リフォーム業者に見積もりを兼ねて相談することで、自分では気づけない施工方法やデザインなどを提案してもらえる可能性があります。

和室のリフォームを依頼する業者の探し方

Webの検索では施工例やお客様の声、地域密着度などをチェックします。

その他、知人の紹介や一括見積もりサイトなどから探す手段もありますが、リフォーム業者によって、得意分野やメリット・デメリットが異なるので、その点も意識しながら探しましょう。

見積もりは数社に依頼するのが基本ですが、要望事項や仕上がりのイメージをできる限りはっきりさせることで、話はスムーズに進み、見積金額の精度も高くなります。

サンプルになる画像や動画を準備し、「これに近い感じで」と伝えるのがおすすめです。

和室のリフォームを依頼する業者を選ぶ基準

複数の業者から依頼先を決定するには、以下の点をチェックします。

  • 見積もりの内容のわかりやすさ
  • 消耗品や運搬費などの経費が適切な価格であること(全体の10~15%が適正)
  • 相見積もりで他社との比較=内容と価格のバランス
  • 営業担当者が要望に向き合い、相談に乗ってくれるか
  • 地域密着度=今後の付きあいやすさなど

見積もりの明細や施工内容など、わからないことがあれば質問しましょう。

まとめ

まとめ

和室のリフォームをDIYでお考えの方に、目的や施工の方法、業者への依頼などをご紹介しました。

和室、和モダン、洋室化などの方向性もさまざまで、和室リフォームの技術は多岐にわたるので、手を入れたい箇所によってDIYと業者依頼を分けて考えるのも良いかもしれません。

せっかくの機会ですし、ぜひDIYにチャレンジしてみましょう!

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狭い庭でもドッグランは手作りできる!DIYや100均アイテムでの作り方を解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/narrowgarden-dogrun/ Fri, 20 Oct 2023 09:50:28 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2080 一戸建ては愛犬と一緒に暮らせるのが魅力ですが、狭い庭にドッグランは作れるのでしょうか? 狭い庭でも愛犬が走り回れるスペースがあれば、ドッグランは作れます。 この記事では、DIYや100均アイテムで、狭い庭でのドッグランの

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一戸建ては愛犬と一緒に暮らせるのが魅力ですが、狭い庭にドッグランは作れるのでしょうか?

狭い庭でも愛犬が走り回れるスペースがあれば、ドッグランは作れます。

この記事では、DIYや100均アイテムで、狭い庭でのドッグランの作り方を解説します。

一戸建ての庭にドッグランを手作りして、愛犬と一緒に思いっきり遊びましょう。

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ドッグランとは?

ドッグランとは?

ドッグランとは、愛犬がリードを外して自由に遊べる場所を指します。

多くの場合、公共の公園や施設に併設されたり、専門のドッグラン施設として提供されたりします。

周囲をフェンスで囲まれており、逃げる心配はありません。

障害物や遊具、水飲み場、ベンチなどが設置されており、愛犬は思いっきり走り回って遊べ、飼い主はベンチなどに座って見守れます。自宅の庭に作れば、愛犬はいつでもリードを外して自由に遊べます。

狭い庭でもドッグランは作れる

狭い庭でもドッグランは作れる

小型犬だと30坪(約100平方メートル)程度の広さは必要ですが、アイデア次第で狭い庭でもドッグランを作ることができます。

簡易なものであれば、脱走防止のフェンスを設置するだけでドッグランは完成します。

ただし、本格的なドッグランを作るには、安全性と快適さを考え、整地をしたうえで水飲み場や日陰スペース、遊具などの設置の検討が必要です。

DIYに精通していれば、業者に頼まなくても自分自身で手作りできます。

なお、大型犬だと150坪(約500平方メートル)程度の広さが必要であり、広大な敷地がないとドッグランを作るのは難しいでしょう。

したがって、狭い庭でもドッグランを作れるのは小型犬や超小型犬に限られます。

狭い庭にドッグランを作るメリット

狭い庭にドッグランを作るメリット

トイ・プードルやポメラニアン、マルチーズなどの超小型犬や、柴犬やパグ、シーズーなどの小型犬であれば、狭い庭でもドッグランを作れます。

ここでは、狭い庭にドッグランを作るメリットをいくつかご紹介します。

愛犬の運動不足を解消できる

自宅の庭にドッグランを作る大きなメリットは、運動不足を解消できることです。

愛犬はリードを外して自由に遊び、思いっきり走り回れます。

特に都市部だと、日常の散歩だけでは不足する運動量をドッグランで補えます。

ドッグランは犬にとって自由な遊びの場所です。

リードに拘束されず、好きなように走り回ることで、ストレスの軽減にもつながります。

運動をすることで骨や筋肉が強くなり、ストレスを発散させることで健康の促進に大いに役立つでしょう。

自宅の庭にドッグランを作れば、天候に左右されずに愛犬はいつでも外で遊べます。

雨や雪の日は散歩が困難になりますが、愛犬は庭で遊べるため、運動不足のリスクが低減します。

有料のドッグランを利用するための費用や手間を削減できる

自宅の庭にドッグランを作ると、有料のドッグランを利用するための費用や手間を削減できることもメリットです。

自宅の庭にドッグランを作れば、一度の投資で専用の施設を所有でき、長期的にみると有料のドッグランを利用するよりも経済的である場合があります。

有料のドッグランを利用するためには、営業時間や場所に合わせて予定を立てなければなりません。

自宅の庭にドッグランがあると、時間的な制約を受けずに、いつでも愛犬を外に出して遊ばせられます。

愛犬を車に乗せて移動する手間もなくなり、ガソリン代などのコストも削減できます。

特にドッグランが遠隔地にある場合は移動するだけでも時間がかかるため、自宅の庭にドッグランを作るメリットは大きいです。

子どもや犬好きの友人と一緒に遊べる

自宅の庭にドッグランを作ることで、愛犬と一緒に家族や友人と遊ぶ機会が増えます。

子どもたちは愛犬と遊ぶことで楽しい時間を過ごし、犬好きの友人を自宅に招待して一緒に遊べます。

友人の愛犬と一緒に遊ぶことで、ドッグランは犬同士の社交の場にもなるでしょう。

庭のドッグランは、犬の遊び場としてだけでなく、バーベキューや誕生日パーティーなど、愛犬と一緒に楽しむイベントも開催できます。

ペットを飼っていると、家族旅行やキャンプなどをしにくくなりますが、ドッグランがあると遠出をしなくても自宅でピクニック気分を味わえます。

家族や友人、子どもたちの遊び場にもなることは、庭にドッグランを作ることの大きな魅力です。

狭い庭にドッグランを作るデメリット

狭い庭にドッグランを作るデメリット

愛犬の運動不足やストレスの解消につながるなど、庭にドッグランを作るとさまざまなメリットが得られますが、デメリットも存在します。

ここでは、狭い庭にドッグランを作る前に知っておきたいデメリットを解説します。

庭に植えられる草花が制限される

狭い庭にドッグランを作ると、ガーデニングを楽しむためのスペースが減少します。

狭い庭だと、ほとんどの領域をドッグランのために確保しなければならず、ガーデニングを楽しむためのスペースはほぼなくなるでしょう。

ガーデニングのスペースを確保できても、庭に植えられる草花は制限されます。

アサガオやアジサイなどは犬にとっては有毒であり、犬にとって安全な植物しか植えられません。

なお、ドッグランとガーデニングのスペースをフェンスなどで完全に分離すると、気兼ねなくガーデニングを楽しめます。

狭い庭だと難しいですが、庭の面積に余裕があれば、ドッグランとガーデニングのスペースを完全に分離することを検討しましょう。

メンテナンスに手間がかかる

自宅の庭にドッグランを作ると、メンテナンスに手間がかかります。

フェンスや柵は劣化するため、経年劣化のチェックや定期的な交換が必要です。

フェンスや柵が劣化したまま放置すると、犬が逃げてしまう恐れがあります。

ドッグラン内に遊具を設置している場合、遊具の定期的な点検と保守も必要です。

遊具が劣化したり破損したりすると、犬が遊んでいるときに怪我をすることがあります。

フェンスや柵、遊具などを新品と交換する場合、費用がかかることにも考慮が必要です。

天然芝を敷設したドッグランは魅力的ですが、芝刈りや害虫駆除などで手間がかかります。

犬の活動で摩耗が激しい場合は、補修や新たな芝生の敷き直しが必要になることも考慮しましょう。

狭い庭にドッグランを作る際の注意点

狭い庭にドッグランを作る際の注意点

狭い庭にドッグランを作る際は、愛犬の健康や安全を守るために、いくつかの注意点があります。

対策が不十分だと、愛犬が逃げたり健康を損ねたりするリスクが高まります。

ここでは、狭い庭にドッグランを作る際の注意点をみていきましょう。

しっかりとしたフェンスを施工する

庭にドッグランを作る際には、しっかりとしたフェンスを施工することは極めて重要です。

ドッグランの重要な役割として、愛犬の安全の確保が挙げられます。

しっかりとしたフェンスを設置することで、愛犬が外に逃げたり、危険な場所に入ったりするリスクを最小限に抑えられます。

これは犬の安全を守るだけでなく、周囲のコミュニティや通行人の安全なども考慮した措置です。

逃走した愛犬が他人を噛んで怪我を負わせた場合、損害賠償請求をされる可能性があります。

また、フェンスはほかの動物の侵入を防止する役割も果たします。

野生動物との接触は愛犬に感染症のリスクをもたらす可能性があるため、しっかりとしたフェンスの設置は重要です。

水飲み場や日陰スペースを作る

水飲み場や日陰スペースは、愛犬が快適に遊び、健康を維持するのに役立ちます。

特に暑い季節や日差しが強い日には、水飲み場と日陰スペースは愛犬の健康と安全に大きく寄与します。

暑い日に激しい運動をした場合、水分補給は不可欠です。

ドッグランに水飲み場を設置することで、必要なときにいつでも水を飲めるようになり、熱中症や脱水症状の予防に貢献します。

熱中症や脱水症状を防ぐには、日陰スペースの提供も有効です。

日陰スペースはテラス屋根やオーニングなどを設置すると確保できます。

設置するにはコストがかかりますが、愛犬が休息し涼む場所としての役割を提供するため、日陰スペースは愛犬の健康と安全のために不可欠です。

テラス屋根などDIYだけで作るのは難しい部分もある

DIYに精通していれば、ドッグランを手作りするのは可能ですが、テラス屋根やウッドデッキなどDIYだけで作るのは難しい部分があります。

日除けのためにテラス屋根を設置するには、形状や傾斜などを調べたうえで適切な取り付けが必要です。

テラス屋根の構造や防水に関する知識も必要であり、DIYに精通していても難易度は高いため、外構工事業者などの専門家に依頼するのが無難でしょう。

テラス屋根の材質などによりますが、費用相場は20万円程度です。

天然芝の敷設も難易度は高いため、造園工事業者や外構工事業者への依頼をおすすめします。

業者によって違いがありますが、費用相場は1平方メートルあたり3,000~6,000円程度です。

除草剤や殺虫剤の後始末を徹底する

除草剤や殺虫剤などを使ったら、後始末の徹底が大切です。

除草剤や殺虫剤を庭に放置しておくと、愛犬が口の中に入れる危険性があります。

小さな子どもがいる家庭では、子どもが手にしないよう、徹底した管理が必要です。

除草剤や殺虫剤を使用後は、鍵付きの収納ボックスに保管しておきましょう。

天然芝用の化成肥料も子どもや愛犬には危険であるため、使用後は必ず保管しておくことが大切です。

除草剤の成分は、下痢やふらつき、血尿などの原因になる場合があります。

狭い庭であれば除草剤はなるべく使用せず、手作業で雑草を引き抜くことをおすすめします。

防草シートや植栽シートの使用も、ドッグランの雑草対策として有効です。

庭にドッグランを作っても散歩は必要

庭にドッグランを作った場合でも、毎日の散歩は依然として愛犬にとって重要です。

散歩は運動だけが目的ではなく、愛犬に社交性を身につける機会を提供します。

ほかの犬や人との交流を通じて、愛犬は適切な行動を学びます。

庭のドッグランは外部と隔絶された空間であり、運動不足は解消できても社交性は身につきません。

また、散歩中に新しい匂いを嗅いだり、周囲の景色を見たりすることで、愛犬の心と体の健康に貢献します。

愛犬と一緒に散歩をすることは、飼い主とのコミュニケーションを深めることにもつながります。

飼い主と一緒に散歩をすることで愛犬は幸福感を得られるため、庭にドッグランを作った場合でも、愛犬の健康と幸福を考え、散歩の継続が大切です。

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狭い庭にドッグランをDIYで手作りする方法

狭い庭にドッグランをDIYで手作りする方法

狭い庭にドッグランをDIYで手作りするには、一定の手順に従うことが重要です。

事前に計画を立てておかないと理想のドッグランは実現せず、予算オーバーになることがあります。

ここでは、狭い庭にドッグランをDIYで手作りする方法を解説します。

ドッグランの面積を決める

小型犬だと30坪(約100平方メートル)、大型犬だと150坪(約500平方メートル)程度の面積の確保が必要です。

100平方メートルの場合だと、縦横10メートル程度の広さになるため、庭の面積がどの程度であるかを計測しておきましょう。

もし、30坪に満たなかった場合でも、犬がリードを外して走れるスペースを確保できればドッグランは作れます。

トイ・プードルやマルチーズなどの超小型犬であれば、狭い庭でもドッグランを作れる可能性は高いです。

もし、庭に物置などを設置していて十分な面積を確保できない場合は、設置物の撤去も検討しましょう。

あまり使っていない物置などを撤去することで、ドッグランを作れる面積を確保できる可能性があります。

ドッグランの下地を決める

下地はドッグランの重要な要素です。

ドッグランの下地として、天然芝や人工芝、クラピアなどのグランドカバープランツなどがあります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、最適なものを選びましょう。

天然芝は犬にとっても快適な下地ですが、定期的な手入れが必要になってきます。

人工芝は犬にとっても快適でメンテナンスも比較的簡単です。

ただし、高品質なものを選ぶことが重要で、1平方メートルあたり3,000〜5,000円以上のものを選ぶようにします。

クラピアなどのグランドカバープランツは天然芝と同様のメリットが得られ、価格は1平方メートルあたり2,000円程度です。

ウッドチップや砂利も下地として使えますが、怪我をする危険性があるため、ドッグランにはあまり向きません。

ドッグランのフェンスを決める

ドッグランのフェンスには、アメリカンフェンスやネットフェンス、アニマルフェンス、木製フェンスなどがあります。

DIYによる自家製フェンスの制作も可能です。

YouTubeなどの動画共有サイトでは、DIYによる自家製フェンスの作り方の動画が公開されており、自作する際は参考になります。

フェンスを決める際のポイントは、「高さと耐久性」「隙間の幅」が特に重要であり、愛犬が逃げ出さないよう、適切なフェンスを選びましょう。

ご近所への騒音が気になる場合は、防音に特化したフェンスもあります。

なお、フェンスを設置する際は、地面に穴を掘って脱走を試みる愛犬に対処する対策も必要です。

フェンスを地下に埋めるオプションの使用も検討しましょう。

事前準備をする

庭にドッグランを作る際の事前準備として、除草や整地、排水設計などが必要です。

まずは、庭の雑草や不要な植物を取り除いて、地面を平らに整地しましょう。

地面が起伏や突起物で不均等だと、愛犬が怪我をする可能性があります。

ドッグラン内で水たまりができると、泥や汚れが問題となるため、適切な排水設計が必要です。

雨水がたまらないよう、水はけを考慮して排水システムを設計しましょう。

狭い庭であれば、除草は比較的簡単に行えますが、整地や排水設計はDIYでは難易度が高い場合があります。

整地や排水設計、排水工事などを自身でおこなうのが難しい場合は、外構工事業者などの専門家への依頼がおすすめです。

DIYで対処できる部分とプロに依頼すべき部分を判断し、計画を立てることが成功の鍵となります。

下地やフェンスを施工する

事前準備が完了すれば、下地やフェンスを施工します。

業者に依頼せずDIYで施工する際は、施工手順を確認しておきましょう。

まずは、天然芝や人工芝、グランドカバープランツなどの下地材料をドッグランエリアに敷設します。

下地材料を敷設できれば、ドッグランを囲むフェンスを設置します。

下地やフェンスの施工が終わると、ドッグランの主要な部分はほぼ完成です。

下地材料を均等に整え、フェンスや設備を確実に取り付けたら、最終的な整備作業をおこないます。

地面が平らで均等であることや、フェンスが確実に設置されていることを確認しましょう。

最後に、ドッグラン内に危険な要素がないかをチェックします。

愛犬が怪我をしないよう、フェンスの鈍いエッジや突起物などの点検が大切です。

ドッグランに水場を設置する

下地やフェンスを施工できればドッグランは完成しますが、水場の設置も重要です。

水場があると喉が渇いたら水を飲め、泥汚れを洗い落とせます。

ドッグラン内の水場は、愛犬の健康や清潔さを保つために不可欠です。

水場は、毎回延長ホースで水を供給する方法も一時的には有効ですが、長期的には便利ではありません。

ドッグラン内に立水栓を設置すると、水を持ち運んだり延長ホースを接続したりする手間が省けます。

立水栓は柱状の水栓設備であり、蛇口をひねると水が出ます。

立水栓の設置はDIYでは難易度が高く、水道業者に依頼するのがおすすめです。

水道業者は適切な高さで立水栓を設置してくれ、水圧や供給の安全性も確保します。

ドッグランに日陰スペースを確保する

愛犬が遊び疲れた場合は、快適に休息できる日陰スペースが必要です。

特に夏の暑い日に、直射日光の下で活動するのは危険であり、日陰スペースを提供することで、愛犬は熱中症や熱ストレスから身を守れます。

日陰スペースはテラス屋根やオーニングの設置で確保できます。

テラス屋根はひさしの一種であり、住宅の1階部分に取り付けるのが一般的です。

テラス屋根は雨除けとしての役割も果たします。

オーニング(サンシェード)は、建物や構造物の外部に取り付ける日除けの一種です。

一般的には、生地や布地を支持するフレームやアームが使用され、建物の外壁から突き出して、屋外スペースを日差しから保護するために設計されています。

テラス屋根の設置や一部のオーニングの敷設はDIYでは難しいため、業者に依頼するのが無難です。

ドッグランにトイレエリアを設ける

スペースに余裕があれば、ドッグランにトイレエリアを設けることも検討しましょう。

犬は運動をするとトイレに行きたくなることがあります。

ドッグランにトイレエリアを設けておくと、必要なときに外で用を足せるようになります。

狭い庭には必ずしも必要ではありませんが、多頭飼いの場合や、犬が長時間ラン内に滞在する場合は、トイレエリアの設置を検討する価値があるかもしれません。

トイレエリアを設けることで、犬がドッグラン内で快適に遊び続けるのに役立ちます。

ドッグランにトイレエリアを設ける場合、定期的な清掃とメンテナンスが必要です。

排泄物を取り除いたり、消臭剤を使用したりする必要があります。

消臭対策をしないと、近隣住民とのトラブルの原因になります。

ドッグランに穴掘り場を設ける

ドッグランに穴掘り場を設けるかは、愛犬の好みやドッグランの設計に依存します。

穴掘りは一部の犬にとって楽しい行為であり、特にテリア系やダックスフンドなどの犬種は穴掘りが大好きです。

穴掘り場を設けると、犬の本能に基づいた行動ができ、愛犬は満足感を得られ、ストレスの軽減に役立つことがあります。

穴を掘ることは愛犬にとって遊びの一部でもあり、穴掘り場があると、愛犬は思う存分ドッグランで遊べます。

ただし、穴掘り場は定期的なメンテナンスが必要です。

穴を掘り過ぎるとラン内が乱れ、穴の中に不潔なものが埋まることがあります。

スペースとメンテナンスに余裕があれば、穴掘り場の設置を検討しましょう。

ドッグランにあると便利な設備やグッズ

ドッグランにあると便利な設備やグッズ

ドッグランは整地してフェンスで囲むだけでも作れますが、水場の設置や日除け対策が必要です。

ここでは、ドッグランにあると便利な設備やアイテムをご紹介します。

庭の広さや目的に応じて最適なものを選びましょう。

立水栓・ガーデンパン

立水栓やガーデンパンがあると、水飲みや水洗いをするのが楽になります。

立水栓は先程説明したように柱状の水栓設備です。

立水栓を設置すると、水を入れたバケツを持ち運んだり延長ホースを接続したりする手間が省けるため、スペースや予算に余裕があれば、設置を検討してみましょう。

立水栓の設置を外構工事業者に依頼する場合の相場は、3~15万円程度です。

ガーデンパンは立水栓の水受けで、水を受け皿に溜められます。

ガーデンパンを設置すると、小型犬や超小型犬を洗う際に役立ちます。

ドッグランに水たまりが形成するのを防ぐ効果もあるため、立水栓を設置する際はガーデンパンも設置するのがおすすめです。

ガーデンパンの設置を外構工事業者に依頼する際の相場は、3~5万円程度になります。

日除けアイテム

テラス屋根の設置は日除け対策として有効ですが、業者に依頼すると20~30万円程度の費用がかかります。

高額な出費を避けたい場合は、オーニング(サンシェード)やガーデンパラソルなどでも代用できます。

オーニングは比較的広い範囲の日除けができ、数千円程度で購入できます。

建物への取り付けが必要になりますが、DIYに精通していれば自身で取り付けられます。

さまざまな種類があるため、目的に合致するものを選びましょう。

ガーデンパラソルも日除け対策として使用できます。

広い範囲の日除けには向きませんが、スポット的に日陰エリアを作れます。

ガーデンパラソルは1~2万円程度で購入でき、簡単に設置したい方におすすめです。

アジリティーキット

アジリティーキットはジャンプバーなどの障害物で、ドッグランに設置すると犬は喜びます。

アジリティーキットを使ったトレーニングは、犬にとって良い運動となります。

障害物を飛び越えたり、くぐったりすることで筋力を鍛え、体力が向上するでしょう。

アジリティーキットを使ったトレーニングは、愛犬と飼い主の絆を強めることにも役立ちます。

アジリティーキットは代表的なアイテムであるジャンプバーのほか、長いチューブ状のトンネルやスラローム、ウィーブポールなどがあります。

ジャンプバーは数千円程度で購入でき、ほかのアイテムも数千円~数万円程度です。

愛犬が喜びそうなアイテムを見つけ、ドッグランに設置しましょう。

100均アイテムでもドッグランは作れる

100均アイテムでもドッグランは作れる

100均アイテムを利用して、簡易的なドッグランを作るのは可能です。

ただし、100均アイテムは脆弱で耐久性に欠けることが多いため、本格的なドッグランとは異なります。

以下では100均アイテムを使用して簡易的なドッグランを作る方法を解説します。

ドッグランを作るために必要な100均アイテム

100均店で販売されているワイヤーネットを使用すると、簡易的なフェンスを作れます。

ただし、100均のフェンスパネルは耐久性が低いため、大型犬には適していません。

ドッグランの面積に合わせて複数枚のワイヤーネットを購入します。

結束バンドやワイヤーネットスタンド、連結ジョイントなども必要です。

ワイヤーネットの枚数に応じて、必要数を調達します。

100均で販売されているプラスチックのボウルやバケツを使用すると、水飲み場も設置できます。

また、100均で販売されている人工芝やプラスチックシートは、簡易的なトイレエリアを作る際に役立つでしょう。

なお、100均の人工芝は品質面で問題があるため、下地材料には向きません。

100均アイテムでドッグランを手作りする方法

ドッグランのフェンスを100均アイテムで作る際は、複数枚のワイヤーネットを結束バンドや連結ジョイントでつなぎ合わせます。

高さが必要な場合は、複数枚のワイヤーネットを縦方向につなぎ合わせ、犬が飛び越えない高さにします。

ワイヤーネットスタンドで、地面に立てかけると簡易的なドッグランは完成です。

超小型犬であれば、ワイヤーネットで取り囲まれたスペースで、リードを外して走り回れます。

ワイヤーネットが倒れないよう、見守ることが大切です。

簡易的なトイレエリアは、100均で購入した人工芝やプラスチックシートを複数枚敷くだけで完成します。

また、100均で購入したボウルやバケツに水を入れて設置すると、簡易的な水飲み場になります。

100均アイテムで室内のペットケージを手作りする方法

100均アイテムでドッグランを手作りするのと同様の方法で、室内のペットケージも作れます。

100均で購入したワイヤーネットを必要な高さと幅に調整します。

犬が外に出られないよう、十分な高さを確保しましょう。

ジョイントパーツを使用してワイヤーネットを組み立てます。

四角形のケージがおすすめですが、必要に応じて形状を調整しましょう。

これでペットケージは完成しますが、100均で売っているビニールシートを敷いておくと、床の汚損を防げます。

ワゴン車やSUVなどの大きめの車だと、同様の方法でペットケージを設置すると、愛犬が車内で動けるスペースが確保できます。

長距離ドライブや外出時にも愛犬は快適に過ごせるでしょう。

まとめ

まとめ

狭い庭にドッグランをDIYで手作りするには、下地とフェンスの施工、水飲み場や日陰スペースの設置が重要です。

DIYでは困難な場合は、必要に応じて造園業者や外構工事業者に依頼しましょう。

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狭い庭でもガーデニングはできる!限られた空間をおしゃれに演出するコツを解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/narrowgarden-gardening/ Fri, 20 Oct 2023 09:39:49 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2083 庭があることは、一戸建てならではの魅力です。 庭があるとガーデニングを楽しめますが、狭い庭だと難しいと思われる方も多いでしょう。 アイデアと工夫次第で、狭い庭でもガーデニングを楽しめます。 この記事では、狭い庭でガーデニ

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庭があることは、一戸建てならではの魅力です。

庭があるとガーデニングを楽しめますが、狭い庭だと難しいと思われる方も多いでしょう。

アイデアと工夫次第で、狭い庭でもガーデニングを楽しめます。

この記事では、狭い庭でガーデニングを楽しむ方法を解説します。

限られた空間をおしゃれに演出したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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狭い庭でもガーデニングは楽しめる

狭い庭でもガーデニングは楽しめる

ガーデニングを楽しむのに庭の大きさは関係ありません。

狭い庭でも工夫次第でガーデニングを楽しめます。

例えば、縦の空間を活かして垂直に育つ植物を植えたり、ガーデンデザインを工夫したりすることで、おしゃれな庭が完成します。

ガーデニングは心の癒やしや生活の質(QOL)の向上につながる素晴らしい趣味です。

庭があることは一戸建てならではの魅力のため、見栄えが良い美しい庭を完成させましょう。

広い庭だとお手入れが大変ですが、狭い庭だとあまり手間はかかりません。

ただし、狭い庭でガーデニングをするにはいくつかのポイントがあるため、以下で詳しく解説します。

狭い庭でガーデニングを楽しむコツ

狭い庭でガーデニングを楽しむコツ

狭い庭でガーデニングを楽しむにはコツがあります。

無計画に草花を植えると、庭が乱雑に見えたり、植物同士が競合して成長しにくくなったりするため注意が必要です。

ここからは、ガーデニングで限られた空間をおしゃれに演出するコツを解説します。

壁面や縦の空間を有効活用する

狭い庭でガーデニングをする際は、縦の空間に目を向けるのがポイントです。

横の空間は限られていても、縦の空間を有効活用することで、さまざまな植物を植えられます。

例えば、パーゴラやアーチを庭に設置すると、つるバラなど美しいつる性植物も植え付けできます。

また、壁掛けプランターやトレリスなどのフェンスの設置で、壁面でも植物を育てられます。

縦に積み重ねて使用するスタッカブルプランター(垂直プランター)や、天井やフックに吊るして使用するハンギングバスケットなど、垂直ガーデン用のアイテムはさまざまあります。

テーマを決めて統一する

テーマを決めてレイアウトを統一することも重要なポイントです。

テーマの設定で庭全体に調和と一貫性を持たせ、魅力的な外観を作り出すのに役立ちます。

例えば、「和風」というテーマを設定すると、和風の植物や石、砂、枯山水などを組み合わせて、日本庭園の雰囲気を再現できます。

テーマに合わせてデザインを考え、ガーデニングを楽しむ際の指針とすることで、庭がより魅力的で満足感のある場所になるでしょう。

デザインのヒントやアイデアは、ガーデニングを趣味にしている方のブログやSNSの写真などが参考になります。

小道を作る

狭い庭でも小道を作ることで、おしゃれな空間に変貌します。

おしゃれに演出するには、レンガや石を敷き詰めた小道が最適です。

小道はビジュアル要素だけでなく、庭内のアクセスや動線の確保にも役立ちます。

また、小道の両側はプランタースペースになり、さまざまな植物を育てるチャンスが広がります。

季節に合った草花を植えると、春には美しい花が咲き、秋には紅葉を楽しめるなど、小道を通じて四季の移ろいを感じられるでしょう。

狭い庭でのガーデニングに適する草花

狭い庭でのガーデニングに適する草花

狭い庭でガーデニングをする際は、草花の選定が重要になってきます。

特に日当たりが悪い狭い庭では、草花の選定を間違うと枯れてしまうこともあるでしょう。

ここでは、狭い庭でのガーデニングに適する草花をご紹介します。

宿根草

宿根草(しゅっこんそう)は狭い庭でのガーデニングに適します。

宿根草は一度植えると毎年花を咲かせるのが特徴です。

育てるのに手間がかからず、狭い庭に植えっぱなしでも毎年美しい花を咲かせます。

狭い庭には、サルビアやクリスマスローズ、桔梗、パンジーなどの小さめの宿根草がおすすめです。

庭のテーマや好みに合わせて選びましょう。

つる性植物

つる性植物は縦のスペースを有効活用できるため、狭い庭でのガーデニングに最適です。

フェンスやアーチ、パーゴラなどのサポートアイテムを設置すると、狭い庭でもつるバラや藤、クレマチスなどのつる性植物を植えられます。

つる性植物は美しい花を咲かせるものが多く、垂れ下がる花や葉が庭に立体感や奥行きをもたらします。

陰生植物や半陰生植物

日当たりが良くない狭い庭には、日陰や半日陰でも成長する陰生植物や半陰生植物が最適です。

陰生植物や半陰生植物は、日光を浴びる時間が限られている場所でも美しい花を咲かせます。

狭い庭には、アジサイやジンチョウゲ、クリスマスローズなどがおすすめです。

日当たりなどの庭の条件に合わせて選び、庭を魅力的にデザインしましょう。

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狭い庭でガーデニングをするのに役立つアイテム

狭い庭でガーデニングをするのに役立つアイテム

狭い庭でガーデニングを楽しむには、アイテムの活用が重要なポイントです。

園芸店やホームセンターでは、さまざまなガーデニングアイテムを販売しています。

ここでは、狭い庭でガーデニングをするのに役立つアイテムをご紹介します。

レンガ

レンガは狭い庭で多様な用途に使えるアイテムです。

レンガを敷き詰めると小道を作れ、積み上げるとプランターボックスを作れます。

庭のデコレーション要素としても使用でき、レンガ独自の味わいでおしゃれな雰囲気を演出できるでしょう。

レンガは自然素材であり、デザイン性だけでなく耐久性の高さも魅力です。

長年にわたってメンテナンスフリーで使用でき、時間が経つと深い味わいが出てきます。

また、デコボコの地面にレンガを埋めると水はけが良くなり、水たまりの形成を防ぐことにも役立ちます。

フェンスや壁面フェンス

壁面フェンスやサイドフェンスは、狭い庭でも縦の空間を有効活用できるアイテムです。

つる性植物は壁やフェンスに絡みついて成長し、美しい緑や花で覆われます。

つるバラやアサガオなどがフェンスに絡む様子は視覚的に魅力的で、庭の美しさを高めるでしょう。

つる性植物がフェンスを覆うことで自然な目隠しにもなり、プライバシーの確保や周囲の視線を遮るのに役立ちます。

フェンスはさまざまなサイズがあるため、事前に寸法を測っておくことが大切です。

小さめのベンチや椅子

庭に少し余裕があれば、小さめのベンチや椅子など、リラックスしてくつろげるアイテムの設置も検討しましょう。

狭い庭では、どの方向からも座れる背もたれのないタイプがおすすめです。

背もたれがあると、狭い庭では設置場所が制限されます。

収納付きのガーデンベンチもおすすめで、収納スペースに園芸用品を入れられます。

収納スペースに殺虫剤や除草剤を入れる場合、小さな子どもがいる家庭では、南京錠付きのものを選ぶと安心です。

狭い庭でガーデニングをする際の注意点

狭い庭でガーデニングをする際の注意点

狭い庭でガーデニングをする際には、プランニングや植物の選択、メンテナンス、プライバシーの確保など、いくつかの注意点があります。

ここでは、特に気を付けたい重要な注意点を解説します。

プランを立て徐々に完成させる

おしゃれな庭を一度に完成させるのは難しく、どのような庭にするのかのプランを立て、時間をかけて段階的に進めるのが成功のポイントです。

まず初めに、庭のプランを策定することから始めます。

どのような庭にしたいか、テーマやスタイル、植物、アイテム、配置などを考え、全体像を明確にイメージしましょう。

全体像をイメージしながら、計画に沿ってまずは1ヵ所から着手し、コツコツと作業を続けると理想の庭が実現します。

日光や風の流れを考慮する

狭い庭でガーデニングをする際は、日光や風の流れを考慮して、植物の選定や配置を決めましょう。

日陰エリアには陰生植物や半陰生植物を植え、ヒューケラドルチェやカラジウムなどのカラフルな葉を持つ植物(カラーリーフ)を植えると、明るい雰囲気になります。

日差しが強すぎる場合は、遮光ネットを使用すると日射をコントロールできます。

また、風の流れを考慮し、風が適切に循環するように配置を工夫することも大切です。

日光と風の流れの最適化で庭の植物が健康に育ち、美しい状態を保てます。

こまめにメンテナンスする

狭い庭に限らず、ガーデニングはこまめなメンテナンスが不可欠です。

手間をかけたくない場合は、メンテナンスしやすい草花や樹木を選ぶようにします。

特にバラは育て方が難しく、頻繁な剪定や水やり、病気や害虫の管理が必要です。

庭の美観を保つには雑草対策が必要ですが、狭い庭だと手で雑草を抜くだけで済みます。

除草剤をまくと雑草の生育を抑えられますが、小さな子どもがいる家庭やペットと暮らしている場合は注意しましょう。

狭い庭でのガーデニングの実例

狭い庭でのガーデニングの実例

狭い庭でのガーデニングは、テーマを決めることが大切です。

テーマを決める際は、北欧風ガーデンや和モダンガーデンなどの実例を知っておくと参考になります。

ここでは、狭い庭でのガーデニングの実例をご紹介します。

北欧風ガーデン

北欧風ガーデンは緑が多いのが特徴です。

左右対称にするなど人為的なことは避け、あるがままの自然の状態を大切にします。

無駄な装飾や複雑な要素も避け、自然と調和したシンプルなデザインを意識しましょう。

パーゴラやフェンス、庭具などのアイテムは自然環境と調和するよう、木材や石などの自然素材のものを選ぶようにします。

北欧風ガーデンのカラーデザインは、ホワイトやグレーなどの優しく控えめな色(北欧カラー)が好んで使われます。

和モダンガーデン

和モダンガーデンは、日本の伝統的な和風デザインと現代的な要素を組み合わせた庭園スタイルで、シックで落ち着いた雰囲気が特徴です。

四季折々の美しい花や樹木を植え込むのが一般的で、日本の季節を感じる植物が選ばれます。

伝統的な和風のデザインにモダンな要素も加味して、シンプルで調和のとれた配置をするのがポイントです。

石敷きの小道やモダンな庭具などのアイテムを活用し、植物はシンプルで調和のとれた配置を意識しましょう。

シンプルなレイアウトの庭

シンプルなレイアウトの庭は、無駄のないシンプルさと清潔感を特徴とします。

余計な装飾をせず、すっきりとしたシンプルな庭にすると、開放感と平穏さが感じられ、狭い庭も広々した雰囲気になります。

例えば、芝生を使用して、花壇や植栽エリア、装飾品、庭具などを戦略的に配置すると、シンプルなレイアウトの庭になるでしょう。

シンプルな庭には、効果的な照明が取り入れられることがあり、夜間は庭が美しく照らし出されます。

まとめ

まとめ

狭い庭でガーデニングを楽しむには、壁面や縦の空間を活用したり、テーマを決めて統一したりすることが大切です。

まずは1ヵ所から着手して、コツコツと理想の庭を完成させましょう。

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外観リノベーションでおしゃれな家に!工事の種類や相場を紹介 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/exterior-renovation/ Fri, 20 Oct 2023 09:27:13 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2087 外観リノベーションは家の印象をガラリと変える方法の一つです。 築年数が経過して古く見える中古一戸建ても、外観リノベーションによってイメージを刷新し、おしゃれな家に変えられます。 この記事ではおしゃれな家にするための外観リ

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外観リノベーションは家の印象をガラリと変える方法の一つです。

築年数が経過して古く見える中古一戸建ても、外観リノベーションによってイメージを刷新し、おしゃれな家に変えられます。

この記事ではおしゃれな家にするための外観リノベーションのコツを解説します。

外観リノベーションの工事の種類や相場もまとめました。

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外観リノベーションの種類と費用

外観リノベーションの種類と費用

外観リノベーションにはさまざまな種類があり、費用が異なります。

外観リノベーションにおける、以下の種類の特徴と費用相場を見ていきましょう。

  • 外壁
  • 屋根
  • 玄関ドア
  • 外構

外壁

外壁のリノベーションは、最も一般的な外観リノベーションの一つです。主に「塗装」「重ね張り」「張り替え」の2種類に分類されます。

外壁の塗装 外壁を塗料で塗る
外壁の重ね張り 既存の外壁材の上に新しい外壁材を張る
外壁の張り替え 既存の外壁材を撤去して新しい外壁材を張る

外壁の塗装は費用を抑えつつ、カラー変更によっておしゃれな外観にできるのがメリットです。

性能が高い塗料は費用が高額ですが、メンテナンスの頻度を減らして家の性能を維持できます。

重ね張りは既存の外壁材を撤去しないため、廃材処理費がほとんどかからず、工期が短いのが特徴です。

外壁の張り替えでは外壁材を撤去する際に外壁内部の状態をチェックできるため、必要に応じて雨漏りなど不具合の補修ができる点がメリットです。

外壁材には窯業系サイディング、金属系・木質系サイディング、タイルなど複数の種類があり、どれを選択するかで費用が変わります。

外壁の塗装、重ね張り、張り替えの費用相場は、それぞれ以下のとおりです。

費用目安
外壁の塗装 80~120万円
外壁の重ね張り 100~200万円
外壁の張り替え 150~250万円

屋根

屋根は雨風から建物を守る重要な役割を果たしています。

雨漏りなどを防ぐために、定期的なメンテナンスが必要です。

屋根のリノベーションは「塗装」「重ね葺き」「葺き替え」の3種類があります。

屋根の塗装 屋根を塗料で塗る
屋根の重ね葺き 既存の屋根の上から新しい屋根材をかぶせる
屋根の葺き替え 既存の屋根材を剥がして新しい屋根材を付ける

屋根の塗装は費用を抑えて手軽におこなえるリノベーション工事です。

屋根の耐用年数が10年以上残っている場合は、塗装をするだけでもきれいにリノベーションできます。

ただ屋根の下地部分が劣化している古い家では、葺き替えが必要です。

大がかりな作業になるため費用も上がりますが、建物の耐久性を高められます。

屋根の塗装、重ね葺き、葺き替えの費用相場は、それぞれ以下のとおりです。

費用目安
屋根の塗装 40~70万円
屋根の重ね葺き 60~200万円
屋根の葺き替え 100~250万円

玄関ドア

玄関ドアは住宅の正面にあることが多く、第一印象を決める部分です。

玄関ドアをリノベーションするだけでも、ぐっとおしゃれな雰囲気になります。

採光や風通しを良くしたり、防犯やバリアフリーを意識したりして玄関ドアを変える方も少なくありません。

玄関ドアの種類は、開き戸タイプと引き戸タイプの2種類です。

開き戸タイプは扉を押したり引いたりして開閉するタイプで、多くの住宅で利用されています。

豊富なデザインから選べる点や防犯性が高い点がメリットです。

引き戸タイプは、扉を横にスライドさせて開けます。

車椅子やベビーカーの出入りがしやすいため、バリアフリーを意識する方に選ばれているタイプです。

玄関ドアのリノベーション方法は「ドアの塗装」「扉の交換」「開き戸から引き戸へ変更」などが挙げられます。それぞれの費用相場は以下のとおりです。

費用目安
ドアの塗装 5~20万円
扉の交換 30~50万円
開き戸から引き戸へ変更 15~40万

窓のリノベーションは、断熱性・防音性・防犯性の向上が期待できます。

窓は外観のアクセントにもなるため、おしゃれな外観にしたい場合は窓のリノベーションを検討してみましょう。

窓のリノベーションを分類すると、「窓ガラスの交換」「新しい窓の設置」の2種類です。

窓ガラスの交換では、真空ガラスや複層ガラスに交換することによって断熱性を高められます。

新しい窓の設置は、窓ガラスだけでなくサッシごと増設する方法です。

それぞれの費用相場をまとめました。

費用目安
窓ガラスの交換 10万円~
新しい窓の設置 17~60万円(外側アルミ・内側樹脂のサッシの場合)

上記のリノベーションにあわせて雨戸・シャッターの交換・設置をおこなう場合は、さらに15〜40万円程度かかります。

外構

外観リノベーションで忘れてはならないのが、外構のリノベーションです。

外構の例を挙げると、玄関アプローチや駐車場、植栽などがあり、建物の外観に影響を与えるパーツばかりです。

特に建物の正面部分にある玄関アプローチにこだわると、おしゃれな家に仕上がるでしょう。

外構リノベーションの費用相場は以下のとおりです。

費用目安
玄関アプローチ 20~40万円
フェンス・ブロック塀 30~50万円
カーポート・駐車場 30~100万円
植栽 10~30万円
ウッドデッキ 20~50万円

外観リノベーションをするべき理由

外観リノベーションをするべき理由

外観リノベーションは以下のメリットがあります。

  • 外観がきれいになる
  • 建物が長持ちする
  • 売却しやすくなる

それぞれのメリットをについて詳しく解説します。

外観がきれいになる

外観リノベーションのメリットとして挙げられるのが、家の外観がきれいになることです。

塗装が剥がれたり外壁がひび割れたりしている家は、どうしても古めかしい印象になってしまいます。

しかし老朽化している古い家であっても、外観リノベーションをおこなうことで美しい見た目に生まれ変わります。

街並みもきれいになるため、周辺環境にも良い影響をもたらすでしょう。

外観を自分好みに変える目的で、リノベーションをおこなう方も少なくありません。

例えば中古一戸建てを探していて、外観以外は条件を満たしている物件があれば、外観リノベーションを施すのがおすすめです。

北欧テイストやモダンテイストなど、自分がおしゃれと思える外観に変えられます。

建物が長持ちする

外観リノベーションによって、建物が長持ちするというメリットもあります。

定期的にメンテナンスしていれば、建物が傷むのを防ぎ、より長持ちさせられるでしょう。

特に外壁や屋根は風雨や日射から建物を保護する役割を果たしています。

長期間放置していると建物内部まで劣化してしまう恐れがあるため、定期的な塗り替えや張り替えが欠かせません。

家の機能性を高められる点もメリットです。

例えば外壁や窓を交換する際に、断熱性に優れた素材を選べば暮らしは快適になります。

夏は涼しく冬は暖かい気温を保てるため冷暖房を効率的に使用でき、電気代の節約にもつながるでしょう。

ほかにも防音性・耐震性・耐火性など、さまざまな機能を持つ素材があります。

売却しやすくなる

引っ越しなどを理由に家を手放す際、売却しやすくなる点もメリットです。

見るからに古びた家を買おうとする方は少ないですが、おしゃれな外観を維持している家は資産価値が高く需要があります。

適切に管理されている家は将来的なメンテナンス費用を削減できる効果もあるため、購入希望者にとって魅力的な物件です。

ただし高く売る目的だけで、家を手放す直前に大がかりなリノベーションをするのはおすすめしません。

リノベーションを施した分売却価格が高くなってしまい、売れ残ってしまう恐れがあります。

外観リノベーションが万人受けしないデザインの場合も、売れない可能性が出てきます。

購入したあとに自分好みにリノベーションしたいという購入希望者も多いため、売却前は必要最低限の修繕にとどめておいたほうが良いです。

外観リノベーションでおしゃれな家にする方法

外観リノベーションでおしゃれな家にする方法

おしゃれな外観に仕上げるためのリノベーションのコツを6点ご紹介します。

  • 配色に統一性を持たせる
  • 耐久性の高い素材を選ぶ
  • 窓の配置やサイズにこだわる
  • 生活感を隠す
  • ライトアップを考える
  • まとめて施工する

配色に統一性を持たせる

おしゃれな家の外観は、配色に統一感があります。外観で使用する色は3色以内に絞り込むのがコツです。

配色はベースカラー・メインカラー・アクセントカラーのバランスを考えましょう。

ベースカラーは最も大きな面積を占める色、メインカラーはデザインの主役になる色、アクセントカラーはメインカラーを引き立てる色です。

ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの比率は、70:25:5が黄金比といわれています。

ベースカラーを決める際は、街並みと調和するような色を選びましょう。

例えば落ち着いた住宅街で鮮やかな色の外観にすると、浮いた印象になってしまう場合があります。

外装材の色決めは室内だけで判断せずに、屋外での見え方も確認するのがおすすめです。

直射日光に当ててみたり、日影で見てみたりすると見え方が変わります。

耐久性の高い素材を選ぶ

外観リノベーションで使用する素材は、性能を重視して選ぶのがコツです。

耐久性に優れた素材は費用が高額になりますが、メンテナンスの頻度を減らせます。

一方で安価で劣化しやすい素材は、ずっと美しい状態をキープするのが難しいです。

気に入ったデザインを選ぶことも大切ですが、長期的な目線で性能の良い素材を選びましょう。

素材選びはコストパフォーマンスにも影響します。

例えば外壁材に使われるアクリル塗料やウレタン塗料は価格が安いですが、耐用年数が短くこまめに塗り替えなければなりません。

初期費用を抑えられても、ランニングコストが膨らんでしまい、長い目で見るとコストパフォーマンスが悪い可能性があります。

窓の配置やサイズにこだわる

おしゃれな外観にするためには、窓のデザインや配置までこだわりましょう。

建物の正面や道路側の面は、特にこだわる必要があります。

例えば窓の位置やサイズを統一していると、すっきり整った印象になります。

反対にデザインの異なる窓をランダムに配置すると、雑然とした印象になりかねません。

窓のデザインを変更することで、外観の印象が見違えることもあります。

これまで窓のデザインは横長の引き違い窓が主流でしたが、最近では縦横スリットやスクエア窓などが人気です。

窓を決める際に忘れがちなのが、外からの見え方です。

採光やプライバシーをしっかりと確保できるような窓を選びましょう。

室内に光が入らず暗かったり、道路から室内が見えたりすると家の快適性が損なわれてしまいます。

生活感を隠す

生活感を隠すことも、おしゃれな外観に欠かせないコツです。

ガスメーター・ガスボンベ、エアコン室外機、給湯器などが目立つ家は、ごちゃごちゃした印象になるため注意しましょう。

駐車場近くに置いてあるスタッドレスタイヤや乱雑に停められた自転車なども要注意です。

建物の正面に生活感が出やすいものがにあると、おしゃれな外観から遠ざかってしまいます。

設置場所を変えたり、目隠しや物置などを利用したりするのがおすすめです。

ライトアップを考える

ライトアップまで計画しておくと、夜もおしゃれな家を演出できます。

ガーデンライト・スポットライトなどを活用しましょう。

照明を当てることで外壁の素材感を際立たせたり、シンボルツリーのシルエットを見せたりと、演出方法はさまざまです。

家のライトアップは、防犯性を高める効果も期待できます。

家を照らすことで不審者が侵入する死角が少なくなるため、安心感も高まるでしょう。

タイマーや周囲の明るさに応じて、自動点灯するタイプを選べば、管理も楽です。

まとめて施工する

複数箇所をまとめて施工することも、外観リノベーションのコツです。

見た目をおしゃれに仕上げつつ、費用を抑えられます。

中古一戸建ての場合は劣化している箇所だけリノベーションしようという方もいますが、都度リノベーションをしていると余計な費用がかかるため要注意です。

例えば外壁と屋根は足場を組んで施工しなければなりません。

外壁と屋根をまとめて施工すれば足場代は一回分で済むところを、分けて施工すると足場代が2回分かかってしまいます。

デザイン性とコストパフォーマンスを両立させたい方は、できるだけまとめてリノベーションを検討しましょう。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
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外観リノベーションを検討したほうが良い方は?

外観リノベーションを検討したほうが良い方は?

「現時点で外観リノベーションが必要なのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

以下に外観リノベーションを検討したほうが良い方の特徴を挙げました。

  • 外観のメンテナンスを10年以上していない
  • 中古一戸建てを購入したばかり
  • 家のイメージを刷新したい

それぞれの特徴を詳しく解説します。

外観のメンテナンスを10年以上していない

外壁や屋根は耐用年数が決まっています。

例えば外壁塗装の耐用年数は8〜20年程度です。

いくらきれいに塗装されていても、耐用年数を超えていれば本来の機能を果たしていない可能性があります。

10年以上メンテナンスしていない方は耐用年数を超えている可能性があるため、外観リノベーションを検討したほうが良いでしょう。

外壁塗装の劣化サインが見られる場合も、要注意です。

手で触ると粉が付くチョーキングや、幅0.3mm以上のひび割れなどは、外壁材が劣化しているサインです。

放っておくと外壁としての機能が失われ、建物内部に水や虫が侵入する恐れがあるため、上記のようなサインが見られたら、年数に関わらず早めに対策しましょう。

中古一戸建てを購入したばかり

中古一戸建てを購入したばかりの方も、外観リノベーションを検討するのがおすすめです。

住みながら外観リノベーションをすると塗料のにおいや窓の開閉を気にしなければなりません。

しかし引っ越しの前に外観リノベーションを済ませておけば、工事を気にせずすぐに新生活を始められます。

入居時期と合わせて外観リノベーションをおこなうことで、次回以降のリノベーションの計画も立てやすくなるでしょう。

もし外観リノベーションが必要なくても、中古一戸建てを購入したタイミングで建物の劣化状況を把握しておくと安心です。

自分好みのおしゃれな雰囲気の家に変えられるのも、うれしいポイントです。

外観が好みではない中古一戸建てでも、外観リノベーションによって雰囲気を変えれば、愛着を持って暮らせます。

家のイメージを刷新したい

家のイメージを刷新したい方も、外観リノベーションが向いています。

「今住んでいる家の外観に飽きてしまった」「家のイメージを変えたい」など、現在の外観に不満があるなら、外観リノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。

外壁を塗り直したり、玄関ドアや窓を交換したりするだけでも、家の印象は大きく変わります。

老朽化した家をモダンな印象の家に変えることもできます。

家のイメージチェンジを図りたい場合は、見た目がガラリと変わる外観リノベーションがおすすめです。

外観リノベーション会社の選び方

外観リノベーション会社の選び方

外観リノベーションを成功させるためには、どの会社に依頼するかが肝心です。

以下に信頼できる会社の特徴をまとめました。

  • 事前に劣化診断をおこなう会社
  • 見積書の内容が明確な会社
  • 保証やアフターケアが充実している会社

それぞれの特徴を詳しく解説します。

事前に劣化診断をおこなう会社

外観リノベーションを進める際は、事前に劣化診断をおこなってから見積もり・施工することが大切です。

事前に有資格者が劣化診断をおこない、劣化している部分の補修方法まで提案してくれる会社を選びましょう。

有資格者とは建築士、雨漏り診断士、外装劣化診断士などです。

劣化診断を実施する箇所は外壁や屋根など多岐にわたり、建物を少し眺める程度ではわかりません。

一つひとつ丁寧に調査してくれるかどうかがポイントです。

十分な劣化診断をおこなわず、いきなり見積もりを出してくる会社は要注意です。

現状を十分に把握していないのに正確な見積もりを出すことはできません。

悪徳な会社に依頼してしまうと、追加費用が発生したり修繕してくれなかったりする恐れがあります。

リノベーションが終わったあとに、もともと劣化していた部分に不具合が出ると二度手間です。

見積書の内容が明確な会社

外観リノベーションは、見積書の内容が明確な会社に依頼しましょう。

信頼できる会社が作成する見積書は、工事内容、数量、単価などが具体的に記載されているのが特徴です。

見積書を見れば、工事の工程や金額の内訳、使用する材料名が一目でわかるようになっています。

見積書を受け取ると、まず予算内に収まっているか総額が気になるところではありますが、詳細まで忘れずにチェックしてください。

注意しなければならないのは「一式」という表記が多用されている見積書です。

外観リノベーションは材料費と施工費が別々にかかります。

例えば外壁塗装工事であれば材料費は塗料の費用、施工費は職人さんの人件費などです。

これらを分けずに「外壁塗装工事 一式 〇〇万円」と記載されていると、内訳がわかりません。

保証やアフターケアが充実している会社

外観リノベーションの施工が終わって数年後に、不具合が出てくる可能性があります。

万が一のときにしっかりと対応してもらえるよう、保証やアフターケアが充実しているかどうかもチェックしておきたいポイントです。

優良な会社は5〜10年程度の保証やアフターサービスを付けてくれることが多いです。

保証やアフターサービスの内容は、会社によって異なります。

会社が独自に運営する自社保証や、組合・団体が運営する第三者保証、塗料メーカーが運営する保証など多種多様です。

保証やアフターサービスを付けてもらう場合は、保証書などの書面を発行してもらうようにしましょう。

まとめ

まとめ

外観リノベーションは外壁や屋根などさまざまな種類があり、配色に統一性を持たせたり、生活感を隠したりすることで、おしゃれな家に仕上げられます。

建物が長持ちするメリットや売却しやすくなるメリットなども期待できるため、長期間メンテナンスをおこなっていない方や中古一戸建てを購入したばかりの方は、ぜひ外観リノベーションを検討してみてください。

リフォーム・リノベーション物件をお探しの方へ

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外観リノベーションでおしゃれな家に住みたいという方は、ぜひ一度ご覧ください。

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築年数が古い物件のデメリットとは?リノベーション・リフォーム済み物件の特徴も解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/agehouse-demerit/ Fri, 20 Oct 2023 02:09:35 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2070 物件選びをする際は、築年数が重要になりますが、「築年数が古い物件」とは具体的に築後何年程度の物件なのでしょうか? また、築年数が古い物件はどのようなデメリットがあるのかも気になります。 この記事では、築年数が古い物件の定

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物件選びをする際は、築年数が重要になりますが、「築年数が古い物件」とは具体的に築後何年程度の物件なのでしょうか?

また、築年数が古い物件はどのようなデメリットがあるのかも気になります。

この記事では、築年数が古い物件の定義やデメリットを解説します。

リノベーションやリフォーム済み物件も解説するため、築年数が古い物件を選ぶ際のポイントがわかるようになるでしょう。

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築年数が古い物件とは?

築年数が古い物件とは?

一戸建てや分譲マンション、賃貸マンションを選ぶ際は、築年数のチェックが大切です。

築年数が古い物件とはどのような物件なのでしょうか?ここでは、築年数が古い物件の定義や特徴を解説します。

完成から30年以上経過している

築年数が古い物件の明確な定義はありませんが、一般的に、建物の完成から30年以上経過した物件は「古い」と見なされます。

ただし、建物が古いとする基準はさまざまで、住宅設備を重視する場合は、築10年の物件であっても古いとされることがあります。

トイレやキッチン、浴室などの水回りを重視する場合は、築3年の物件でも古いとされることがあるでしょう。

築後30年以上経過した物件を古いとする根拠に、耐震基準が挙げられます。

1981年6月1日に新耐震基準が施行され、1981年6月1日を境に住宅の耐震性能が異なります。

1981年5月31日以前に建築された建物は古いと判断できるでしょう。

築年数が古い物件の特徴

築年数が古い物件の特徴として、物件価格や家賃が安い反面、住みにくい可能性があります。

住宅設備が古いため、テレビモニター付きインターホンやIHコンロなどの設備が完備されていない可能性が高いです。

洋式トイレではなく和式トイレであることもあり、若い世代から見ると古いと感じてしまうでしょう。

ただし、築年数が古い物件であっても、直近にリフォームやリノベーションを実施した場合は、最新設備が導入されている可能性があります。

築年数が古い物件は最新の耐震基準を満たしていないことが多く、物件を選ぶ際は耐震補強の有無が重要です。

築年数が古い物件のデメリット

築年数が古い物件のデメリット

築年数が古い物件は、物件価格や家賃が安いことはメリットですが、さまざまなデメリットが存在します。

築年数が古い物件を選ぶ際は、デメリットを知っておくことが大切です。以下では、築年数が古い物件のデメリットを解説します。

老朽化が進行している

一般的に、築年数が古い物件は老朽化のリスクが高いと考えられます。

老朽化が進行すると、外観・内装ともに古臭さを感じます。カビなどの影響で全体的に薄汚れていることが多く、暗い印象に感じることもあるでしょう。

ただし、老朽化の進行度は、建物のメンテナンスやリフォームの実施状況、地域の気象条件などによって異なります。

定期的なメンテナンスを疎かにしていると老朽化が進行しやすく、リフォームやリノベーションがおこなわれていると、老朽化の進行は遅延されることがあります。

なお、構造部分や水回りの給排水管の劣化などは、外からは確認できません。

築年数が古い物件は、外からは見えない隠れた問題も考慮する必要があります。

耐震性に問題がある可能性がある

築年数が古い物件の大きなデメリットは、耐震性や耐久性に関連する問題がある可能性が高いことです。

古い建物は最新の耐震基準を満たしていないことが多いため、地震などの自然災害の発生時には、安全性に問題が生じる可能性があります。

耐震性に問題がある建物は、地震による構造躯体の損傷や倒壊するリスクもあります。

これは入居者の生命や財産に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、とても重要な問題です。

築年数が古い物件の耐震性に関しては、新耐震基準が施行された1981年6月1日だけでなく、2000年基準が導入された2000年6月1日も耐震性の基準になります。

2000年基準以降に建築された物件は、耐震性が高いと判断できます。

設備が古く暮らしにくい可能性がある

築年数が古い物件は一般的に設備が古く、暮らしにくい可能性が高いです。

特に浴室やキッチン、トイレなどの水回りの設備が古臭く、使い勝手や快適性が劣ることがあります。

水漏れや排水の不具合なども発生しやすいです。

古い物件の電気設備は、コンセントの数が不足していることがあるほか、安全性に問題がある場合もあります。

電気配線の老朽化やコンセントの劣化は、火災のリスクが高まる可能性があり大変危険です。

また、古い物件は断熱性能が低いことがあり、冷暖房が効率的に行えない場合があります。

結果として、エネルギー効率が悪く、光熱費が高額になることもあるでしょう。

ピッキング被害を受けやすいディスクシリンダー錠を使っていることもあり、安全性やセキュリティにも問題があります。

防音などの機能性に問題がある可能性がある

築年数が古い物件は、防音や断熱などの機能性に関する問題が発生する可能性があります。

アパートやマンションは壁が薄いことがあり、隣の部屋からの生活音や外部の騒音が侵入しやすいです。

古い窓は断熱性が低く、密閉性が不足しているため防音効果は限定的です。

防音性に問題があると近所に音が響きやすく、トラブルに発展することもあります。

古いアパートやマンションに住む場合、隣近所からの生活音や騒音は、ある程度許容する必要があるでしょう。

また、換気設備や冷暖房設備が老朽化すると、大きな音が発生しやすくなります。

音に敏感な方は、築年数が古い物件はなるべく避けるのが賢明です。入居する際は、騒音や振動を確認しておきましょう。

虫が発生する可能性がある

昭和時代に建てられた古民家は、虫が発生しやすい場合があります。

古民家の木材や建材は経年劣化が進行しているため、隙間や割れ目が生じ、虫が侵入しやすくなります。

また、古民家は通気性が高い構造であることが多く、外から室内に虫が侵入しやすいです。

古民家だけでなく都市部の古い建物も、経年劣化で虫が発生しやすい傾向があります。

虫が苦手な方は、なるべく古い物件は避けましょう。

ただし、虫の発生は物件の状態や周辺環境によって異なります。

また、虫が発生したとしても、適切な虫除け対策や定期的な清掃・防虫対策をおこなうことで、問題を軽減できることがあります。

虫が気になる場合、害虫駆除業者などの専門家に相談し、適切な対策の検討が重要です。

築年数が古い物件のメリット

築年数が古い物件のメリット

築年数が古い物件はさまざまなデメリットがありますが、物件価格や家賃が割安などのメリットもあります。

物件数が豊富で、リノベーションやリフォーム済みだとお得感があることもメリットです。

ここでは、築年数が古い物件のメリットを解説します。

物件価格や家賃が割安

築年数が古い物件は、新築や築3年以内の築浅物件と比べると、価格や家賃が割安なのがメリットです。

物件の価格や家賃は築年数に左右され、古い物件になるほど価格や家賃は低く設定されます。

同じ予算であれば、築年数が古い物件のほうが広い間取りの家で暮らせる可能性は高いです。

ただし、広い物件を見つけられるかは、地域や市場の状況により異なります。

また、築年数が古い物件は、メンテナンスやリフォームの必要性があることも考慮しなければなりません。

築年数が古い一戸建てを購入する際は、リフォームの必要性があることを訴えると、値引き交渉に応じてもらえる可能性があります。

値引き交渉をする際は、リフォーム費用がどの程度かかるかを把握しておきましょう。

物件数が豊富

築年数が古い物件は、新築や築浅物件と比べると物件数は豊富です。

物件数が豊富な理由は、新築や築浅物件に比べて、築年数が経過した物件が市場に多く存在することによります。

豊富な選択肢のなかから最適な物件を選べるため、条件に合った物件が見つかりやすいです。

新築や築浅物件にこだわると、条件に合致する物件がなかなか見つからない場合があります。

物件数が豊富なことは、築年数が古い物件の大きなメリットです。

ただし、地域によっては新築や築浅物件が多い場合もあり、物件数の豊富さは地域や市場の状況に依存します。

したがって、物件選びをする際には、希望する地域や条件に合った物件がどれだけ存在するかを調査し、比較検討することが重要です。

リノベーションやリフォーム済みだとお得感がある

古い物件のなかにはリノベーションやリフォームが施され、新しい設備や内装が整っているものもあります。

リノベーションされた古い物件は、新築や築浅物件と同じく快適に暮らせます。

それでいて物件価格や家賃は割安であるため、リノベーションやリフォーム済みだとお得感があるといえるでしょう。

築30年であっても、5年前にリノベーションされていれば、築5年の物件と遜色ありません。

築年数が古い物件であっても、リノベーションによって新しい生活空間が創られ、室内の設備が近代化されることがあります。

そのため、物件の築年数よりも実際の状態やリノベーションの品質が重要です。

物件探しをする際には、リノベーション済みの古い物件も候補に入れ、価格や条件を比較検討するのが賢い探し方だといえます。

和室が多い

築年数が古い物件は、和室が多いという傾向が見られます。

これは、過去の日本の住宅スタイルにおいて、和室が主流であったためです。

和室は畳やふすまなどの伝統的な日本の建築要素を特徴とし、古い時代の住宅にしばしば見られます。

現在の日本の住宅はフローリングが主流ですが、古い物件は畳の部屋で快適に暮らせます。

畳は柔らかく、座るときや寝転がるときに快適さを感じられるでしょう。

畳の上でくつろぐことは、日本の伝統的な文化の一部であり、リラックスした雰囲気を楽しめます。

畳は湿度を調整する特性があり、湿度が高い場合には湿気を吸収し、乾燥している場合には水分を放出します。

これにより、部屋の湿度を一定に保ち、快適な環境を維持できることも、畳の和室のメリットです。

関連記事「和室のリフォームはDIYでできる?目的を整理して施工の方法も知ろう!

収納スペースが広め

築年数が古い物件は、押し入れなどの収納スペースが広めの傾向があります。

古い物件は和室が多く、一般的に和室は布団や寝具を収納するための押し入れがあり、広めの収納スペースを活用できます。

押し入れは広い収納スペースを提供し、日常の生活用品や季節ごとのアイテムなどを収納するのに便利です。

収納スペースを有効に活用すると、部屋の中をすっきりと保ち、居住スペースが広く感じられます。

また、収納が効率的であれば、生活環境が快適になり、物の整理整頓がしやすくなります。

築年数が古い物件に住む際には、あらかじめ収納スペースとなる押し入れを活用する方法を考えておくと、部屋をより広く有効的に使えるようになるでしょう。

新築物件のメリットとデメリット

新築物件のメリットとデメリット

ここまで築年数が古い物件のメリットとデメリットを見てきましたが、新築物件にもメリットとデメリットがあります。

ここでは、新築物件にはどのようなメリットとデメリットがあるのかを解説します。

新築物件のメリット

新築物件のメリットは、建物が新しく最新設備が完備されていることです。

新築物件は建物自体や設備が新品であるため、使用感や経年劣化がほとんどなく、快適な居住環境を提供します。

新築物件は、新しさと最新の設備を求める方にとって魅力的な選択肢です。

新築物件は最新の建築基準に準拠して建設されており、エネルギー効率や安全性などに優れた設備や技術が採用されています。

これにより、光熱費の削減や快適性の向上が期待できるでしょう。

最新の耐震基準や安全基準をクリアしていることもメリットです。

また、新品であるため、初めのうちは維持修繕費があまりかかりません。

さらに、新築物件には建物の瑕疵担保責任や構造保証が適用されることがあり、一定期間内に発生した建物の問題や欠陥に対して修理などがおこなわれることもメリットです。

新築物件のデメリット

新築物件のデメリットは、中古物件と比べると価格や家賃が高めに設定されていることです。

購入コストが高いため、予算に制約がある場合には選択肢が限られることがあります。

また、中古物件と比べると物件数が少ないため、条件に合致する物件がなかなか見つからないこともあるでしょう。

新築物件は入居した瞬間に資産価値が低下することもデメリットです。

新築物件を購入してすぐに売却する場合、買値よりも売値のほうがかなり安くなります。

青田売りの場合、実物の建物を確認できないことも新築物件のデメリットといえます。

未完成販売では、建物の仕様や外観は資料や模型で提供されるのが一般的です。

実際の建物を見ることなく、想像力を駆使して購入を検討する必要があります。

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リノベーションやリフォーム済みの物件の特徴

リノベーションやリフォーム済みの物件の特徴

築年数が古い物件は、リノベーションやリフォームの有無が重要になってきます。

機能性や快適性を追求するのであれば、リノベーションやリフォーム済みの物件の購入がおすすめです。

ここでは、リノベーションやリフォーム済みの物件の特徴を解説します。

リノベーション済み物件の特徴

リノベーションはリフォームと比べると工事規模が大きく、間取りの変更などがおこなわれていることがあります。

リノベーションは建物の全体的な改修や改装を含むことがあり、リノベーション済み物件は新築物件と遜色がないこともあるでしょう。

リノベーションは「renovation」という言葉から派生し、「高める」や「改善する」といった意味を持っています。

リノベーションプロジェクトでは、建物や部屋の機能性を向上させることが一般的です。

新しいデザインや設備を導入して、より快適な居住空間を作り出すことを目的とし、資産価値が向上する可能性もあります。

また、リノベーションをする際に耐震補強工事をおこなうと建物の耐久性や耐震性が向上し、安心して暮らせます。

リフォーム済み物件の特徴

リフォームは建物や設備を部分的に改善して、新しい状態に近づける作業を指します。

または、住む方のライフスタイルや好みに合わせて、住まいをより使いやすく快適にすることです。

リノベーションと比べると工事規模は小さく、建物全体を大規模に改装する必要がないことが多いです。

リフォームは特定の部分や設備を修理または改善することに焦点を当てています。

費用はリノベーションと比べると低く抑えられ、必要な範囲だけを部分的に改善するのがリフォームの特徴です。

したがって、リフォーム済み物件は、建物の一部分が新しく改修され、ほかの部分は古いまま残っていることがあります。

購入を検討する際には、具体的なリフォームの内容を確認し、自身のニーズに合った物件を選ぶことが大切です。

築年数が古い物件の選び方のポイント

築年数が古い物件の選び方のポイント

築年数が古い物件を選ぶには、いくつかのポイントがあります。

ポイントを踏まえておくと、適切な物件を選べるようになるでしょう。

ここでは、築年数が古い一戸建てと分譲マンション、賃貸マンションの選び方のポイントを解説します。

築年数が古い一戸建ての選び方

築年数が古い一戸建てを選ぶ際に考慮すべきポイントは多岐にわたります。

特に重要なのは、必ず建物の現状確認をおこなうことです。

古い建物は老朽化や構造的な問題が発生しやすいため、内部および外部の状態の調査が重要になってきます。

築年数が古い一戸建てを選ぶ際は、専門家によるホームインスペクションをおこなっておくと安心です。

ホームインスペクションをおこなうと、ホームインスペクター(住宅診断士)が建物を詳細に検査し、潜在的な問題や欠陥があれば特定してくれます。

ホームインスペクションによって、築年数が古い一戸建ての隠れた問題を発見し、修復の必要性やコストを評価するのに役立ちます。

購入前にホームインスペクションを実施することは、購入後のトラブルを避けるために有益です。

築年数が古い分譲マンションの選び方

築年数が古い分譲マンションを選ぶ際は、大規模修繕工事の記録のチェックが重要です。

分譲マンションは共用施設や共用部分があり、定期的に大規模修繕工事がおこなわれます。

過去の大規模修繕工事の実施履歴や計画を確認することは、マンションの維持状態や将来の修繕コストを把握するのに役立ちます。

工事の記録を確認し、定期的なメンテナンスが適切におこなわれているかを確かめましょう。

耐震構造のチェックも重要です。

特に地震が多い地域に住む場合、耐震構造が適切であるかの確認は安全性の観点から重要になってきます。

建物の耐震性に関する情報を入手し、耐震診断の知識と経験を持っているホームインスペクターなどの専門家による評価を検討するのが賢明です。

築年数が古い賃貸マンションの選び方

築年数が古い賃貸マンションを選ぶ際は、内見時にメンテナンス体制のチェックが重要です。

賃貸マンションを内見する際は、建物内および共用部分のメンテナンス状況を注意深くチェックしましょう。

壁や天井の傷み、階段やエレベーターの動作、共用施設の清潔さなどを確認します。メンテナンスが不十分である場合、居住環境や生活の快適性に影響を及ぼす可能性があります。

リフォーム履歴の確認も重要です。

過去におこなわれたリフォームの内容や頻度を知ることで、物件の状態と管理体制を理解するのに役立ちます。

特に、水回りの設備や電気設備が改修されたかどうかを確認しましょう。

物件のメンテナンス状況やリフォーム履歴を確認し、入居前に細部を注意深く調査することで、快適で安全な居住環境を見つけるのに役立ちます。

まとめ

まとめ

築年数が古い物件とは、一般的に築後30年以上経過している物件を指します。

築年数が古い物件は耐震性能などに問題があることがデメリットです。

ただし、リノベーションやリフォーム、耐震補強工事などをおこなっていると、安全性や快適性は向上します。

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ちゅうこだて!は築年数がさまざまな中古一戸建てをご紹介しています。

リノベーションやリフォーム済みの物件も豊富にあります。

中古一戸建ての購入を検討されている方は、ぜひチェックしてみてください。

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庭の家庭菜園をレイアウトしたい!効果的な方法とDIYや業者依頼の方法も解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/homegarden-layout/ Fri, 29 Sep 2023 04:27:27 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=1895 庭の家庭菜園がきれいにレイアウトされているのは、見ていて楽しく気持ちの良いものです。 しかし実際にやってみる場合にどんなことが必要になるのか、何から始めて良いのかお困りになるかと思います。 この記事では、家庭菜園のレイア

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庭の家庭菜園がきれいにレイアウトされているのは、見ていて楽しく気持ちの良いものです。

しかし実際にやってみる場合にどんなことが必要になるのか、何から始めて良いのかお困りになるかと思います。

この記事では、家庭菜園のレイアウトのメリットや目的別の効果的な方法、DIYや業者依頼の方法を解説します。

ぜひ参考にしていただき、野菜や花、果樹などで楽しい庭を演出してください!

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庭の家庭菜園をレイアウトする魅力

庭の家庭菜園をレイアウトする魅力

庭にただ畑があるのではなく、効果的にレイアウトすることで、家庭菜園の魅力は倍加します。

成果や成長を眺める楽しみがある

海外のポタジェ風ベジタブルガーデンスタイルでは、5世紀ごろから菜園スペースを庭の一部としてデザインし、見た目を楽しむ要素を取り入れて設計することがおこなわれてきました。

庭をトータルでプロデュースするため、花や野菜だけでなく果樹やハーブもレイアウトが可能です。

美しくレイアウトされた畑で、順番に実っていく作物は、通常の畑よりも成長の過程や成果
をより身近に感じさせてくれ、楽しみのもととなるでしょう。

収穫して実ったものを食べてみると、買ってきたものとの鮮度の差や無農薬・減農薬からくる味の違いに驚かれると思います。

戸外の空気に親しむきっかけになる

戸外に出て緑や植物、土に触れることで、心が落ち着いたりリラックス効果が得られたりします。

テレビやパソコン、スマートフォンなどからの情報から離れ、作業に集中すると、血行や体温上昇につながり気分が良くなります。

また、庭の畑仕事は立ちしゃがみ、物の持ち運び、準備や片付けで歩き回る移動など、自然な形でかなりの運動量を確保できるでしょう。

日光を浴びながらの作業によって、体内で骨の強化や免疫機能を調節するビタミンDが作られるのも、健康増進につながります。

さらに気温や日照、風、野菜の種類による季節感も感じられ、屋内では得られない自然と向き合う感覚が戻ってくることも期待できますね。

生ごみ処理で有機肥料にできる

庭のレイアウトのなかで腐葉土づくりのためのスペースやごみのコンポストを取り入れて、有機肥料に転用できます。

有機肥料は熟成の過程があるので、ごみはなんとなく土に埋めるのではなく、場所を決めて管理すると良い肥料が作れるのをご存じでしょうか。

生ごみを有機肥料にすることで、肥料が手に入るだけでなくごみ捨ての労力や、ごみ収集の合理化が図れ、一石三鳥のメリットが得られます。

有機肥料は、作物の種類や施肥の時期によって効果の出方が変わるため、実を大きくしたいのに葉だけが伸びるようなことにならないよう、与える時期に注意しましょう。

庭の家庭菜園の機能にこだわったレイアウト

庭の家庭菜園の機能にこだわったレイアウト

自宅の敷地を構成する家屋、庭、家庭菜園の、それぞれの機能にこだわったレイアウト決めのノウハウをご説明します。

家の機能にこだわったレイアウト

家庭菜園を作るにあたって、住まいの機能に影響が出ないように、事前に注意が必要な点は以下です。

湿気の影響や外壁への泥はね

家の外壁に常に水がかかったり、泥はねが上がったりするような状況は、長い間に家を傷めてしまう原因となります。

また、建物と畑の間に人が入れるスペースがあると、畑に向き合いやすいため、作業はとてもやりやすくなるでしょう。

理想的には、畑から家の外壁まで1mほど離せれば理想的ですが、水分の対策としてかん水(水まき)が家にかからないよう何かを立てる、畑の境目に防水シートを埋めるなども、一定の効果があります。

家を良い状態で長持ちさせるうえでの最大の敵は湿気ですので、要注意です。

また、菜園を作ると季節によって土ぼこりや虫の発生を意識する必要があるため、菜園の配置はその点も考慮に入れましょう。

駐車スペースとの兼ね合い

畑の道路付きや、車の出しやすさとの兼ね合いを考慮して、畑の場所やレイアウトを考える必要があります。

例えば南側に道路のある敷地で、車を横付けに縦列駐車のように停めるスペースを取ると、車の出し入れは安全で楽ですが、日当たりや風通しの良い敷地の南側を畑にできなくなるでしょう。

このような駐車スペースと畑の兼ね合いは、両立することは困難ですが、北側も道路に面しているのなら、家屋を挟んで駐車は北、畑は南にできると理想的な配置になります。

また、悪天候の日を考えると、車から玄関やお勝手口は極力近いほうが便利なことも意識しましょう。

庭の機能にこだわったレイアウト

次に、畑以外のことも意識した庭の使いやすさや、畑との兼ね合いをご説明します。

敷地内の方角

どの方位に畑を持ってくるかで、日照や家との関係、庭の機能が変わります。

通常は敷地の南側が庭となっていることが多く、そこに畑を作るのがもっとも多いパターンでしょう。

庭のなかで家に沿って横長に畑をレイアウトすれば、家から畑を鑑賞するにはもっとも適していますし、庭のどちらかの端に縦長の畑を作れば、畑以外にも庭を活かしやすくなります。

庭使いの将来を考える

現在何もない庭に将来ウッドデッキや植物の棚、駐車場の増設がありうるかも検討のうえ、レイアウトを決めましょう。

リビングの外にウッドデッキのスペースや、藤やブドウの棚を考えるときは、予定するスペースの南側や、取り囲むような形で菜園を設けるのも一つの方法です。

また、初めて菜園を作る場合は、つい欲張って個人の作業量の限界を超えたスペースを取ってしまいますが、除草の手間がかかるばかりか、負荷の大きさに菜園の維持が嫌になってしまうこともあります。

菜園の作業に慣れるにつれて、面積は大きくできますので、自給自足を目指すのでなければ、最初のうちから広すぎるスペースを取るのはおすすめできません。

地面を掘れる土質か

庭の表土の少し下が粘土質だったり、コンクリートが貼ってあったりするような場合もあるため、確認が必要です。

菜園を作るには、しっかり耕して土づくりをしなければならないため、それが難しい場合には、庭以外から土を搬入して、囲いを作って菜園にする必要も出てきます。

菜園を作ろうと土を掘ったら、廃建材や粗大ごみ、土壌汚染が心配なものが見つかる場合もあります。

その場合、売買契約の内容や売り主の立場にもよりますが、売り主に撤去を要請できることもあるので、購入した不動産会社に相談してください。

埋設物の有無

土を掘り返していく際に、水道管や排水管、ガス管などを破損した場合は修繕のコストと時間が大変です。

配管の位置を確認する方法は、おすい蓋や雨水枡、水道栓類の蓋の位置からチェックします。

それらの付近の20~30cm地下には管が通っていることになるので、蓋を開けてどの向きに管が伸びているのかを見てください。

収穫にこだわったレイアウト

作物のできぐあい=収穫にこだわる場合は、以下の要素にこだわってレイアウトを決めましょう。

  • 日当たり
  • 風通し
  • 埋設物の有無
  • 水道の場所

日当たり

日当たりの必要性は、作物の種類によって違いはありますが、基本的には1日に平均して6時間以上が望ましいです。

とくに夏野菜のトマト・キュウリ・ナスを育てたい方は、収穫量を落とさないためにも、植える場所の日照は確保してください。

厳密に測る必要はなく、日当たりの良い場所は見ていればおおよそわかります。

鉢に植えた野菜などの場所を動かして観察すると、日当たりによって成果が変わることはすぐに体験できるでしょう。

もしもあまり日当たりが良くない場所を菜園にする場合は、以下のような野菜を植えてみましょう。

日当たりが少なくても育つ植物:ミツバ・ニラ・ミョウガ・小カブ・青しそ(大葉)・サニーレタス・パセリ・春蒔きのホウレンソウ・長ネギ・しいたけなど。

風通し

ほとんどの野菜は病害虫が出やすくなるなど、湿度が高すぎる場所を嫌い、育ちが悪くなるため、自然な風が当たる場所が望ましいです。

野菜やミカンなどの果樹は幹に風が通るように枝葉の量を管理すると、目に見えて成長が良くなります。

逆に冬が寒い年あるいはエリアでは、冬季に風よけをするなど、気温が下がって作物を弱らせない工夫をしましょう。

埋設物の有無

埋設物は前述した土づくりだけでなく、水はけの障害となることがあります。

不自然に水はけが良くない場所は、埋設物のチェックをするだけでなく、溝を掘るなどして土の水分の持ち方を改善すると良いです。

水道の場所

かん水施設のない貸菜園では、暑い夏に頑張って水やりをしても足りずに作物が枯れる場合があります。

その点、自宅の庭は水に困ることはあまりないでしょう。

外に水道があり、できれば汚れた道具や長靴が洗える小さなシンクがあれば理想です。

畑から水道は近いほうが水やりがしやすく、水道が使いにくいとかん水をさぼりがちになってしまいます。

最近はドラム式のホースで30mくらいは延伸なしで使えますので、100坪くらいの庭は間に合いますが、長いホースは冬季の凍結時には使えなくなりますので注意しましょう。

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庭の家庭菜園のレイアウトの種類

庭の家庭菜園のレイアウトの種類

ここからは、菜園の形のレイアウトのお話です。

ポタジェ風のレイアウトを中心にそれぞれの見栄えと機能、どんな用途に向くかをご説明します。

格子構造

海外で多いポタジェ風菜園の代表格が、この格子状の菜園です。

高さのある囲いを使用して土の量が多くできるうえ、花壇のようになるため普通の畑に比べて見栄えがとても良くなります。

一つひとつ仕切られているため、ある野菜を毎年違う区画に植えれば、同じ畑に植えることで生育が悪くなる連作障害を避けられ、4方向から畑へアクセスができて収穫も楽です。

難点は土を大量に使うため、外から土を調達する場合があることです。

テラスガーデン

テラスガーデンは細長いスペースに野菜が垂直に並びます。

小さな庭や、トマト、ピーマンなど特定の種を隣り合って植えたい場合に、スペースを効率的に利用できます。

見通しが良く、初心者でもどこに何を植えたかがすぐわかるのは利点でしょう。

欠点としては細長く区切られている関係で、水やりに手間を要することです。

レイズドベッドガーデン

レイズドベッドは畑全体に囲いを作って高くし、土を入れる方法です。

排水が良くなり、土壌が暖かく保たれるため植物の成長が早くなります。

庭のスペースが広くない場合や雨が多い場合は、間に小道を作った格子構造のレイズドベッドをおすすめします。

ログガーデンエリア

ログガーデンはフランス式集約庭園とも呼ばれるブロック式庭園で、ほかの方式よりもさらに高くブロックで囲って盛土するレイアウトです。

狭い面積に多くの植物を栽培でき、土壌中で別の種子が発芽するのを防ぎ、害虫を庭から遠ざけるのにも役立ちます。

土の表面の高さが出るため、日当たりを良くもできます。

難点は、ブロック中心部の作物の、横方向の日当たりや風通しに注意が必要なことです。

垂直園芸植物

垂直園芸はテラスガーデンと似ていますが、作物を支えるためにコンテナ、パレット、トレリスなどを使用して構成し、テラスガーデン同様庭のスペースが大きくない場合に有効なレイアウトです。

庭のスペースを最大限に活用できる反面、背が高くなるため、作業に脚立やはしごを要する場合もあるでしょう。

和風の庭

和風の庭の場合、レイズドベッドのように菜園用の区画をはっきり区切ったほうが和風の形を損なわず、見栄えが良くなります。

また、和風の庭は敷石や芝などで地面をきれいに見せる要素が大きいので、植栽との兼ね合いであまり背丈の高くなるものは植えないほうが、日照と外観の両立ができます。

果樹を育てる際のレイアウトの注意点

果樹を育てる際のレイアウトの注意点

家庭菜園には果樹を植えて楽しむこともできます。

果樹が持つメリットや特性、庭のなかでのレイアウトの方法をご説明します。

家庭菜園に果樹を植えるメリット

実のなる木がある庭の景観は四季の変化も映え、美しさを楽しめます。

実がたくさん実り、食べやすいのでおすそ分けに適していますし、余ったものは果実酒やジュース、ジャムなどに加工しても良いでしょう。

果樹は地植えにすると、剪定を除けばあまり手間がかかりませんが、うまく手入れをしていけば、味や収穫量が向上するので達成感も味わえます。

果樹のレイアウトの考え方

果樹のなかには2~3mと育つものもあり、大きくしたくない場合は鉢植えにする方法もあります。

視線を集めるシンボルツリーを果樹にする場合、形の整いやすい落葉果樹を配置します。

サブとなる木には小さめの常緑果樹を植え、庭の縁取りは塀や生け垣の陰になるので、日陰でも育ちやすいベリー類やスグリ類が適しています。

隣の家との境界の生け垣を小さめの常緑果樹で作ったり、フェンスにはつる性の果樹を誘引したりもできるでしょう。

果樹の種類によっては高木となり、日陰を作ってくれる効果がありますが、下に菜園を作ると、果樹の成長につれて野菜の日照が得られなくなります。

果樹は一度植えると、植え替えは業者に頼む規模の作業となりますので、事前に計算に入れて配置を決めましょう。

庭に向く果樹

庭に向いている代表的な高木・低木をご紹介します。

高木 耐寒性も耐暑性もある。日当たりと風通しを好む。干し柿用に渋柿も人気。
ザクロ 全国で栽培可能。乾燥に強い。雨が当たらない場所に植えると実付きが良い。
スモモ 自家製は完熟してから収穫可能なためとても甘い。葉や実の虫害に注意。剪定しないと背が高くなる。
低木・つる性 温州ミカン 風通しを好む。手入れすれば売っているのと変わらないものができる。
イチジク 乾燥と虫害に注意。風通しは不要。寒さに弱く関東以北は鉢栽培で。
ブドウ 棚にする。水やりは控えめが良い。手入れはやや面倒。
キウイフルーツ 棚にする。手間は少ないが、実には雌雄の2株が必要。
ユスラウメ 赤い実がきれいに映える。高さを抑えて育てる。
ブルーベリー・ラズベリー 収穫が大量にできる。酸性の土を好むので肥料で調整する。

庭の家庭菜園をDIYでレイアウトする

庭の家庭菜園をDIYでレイアウトする

作物の植え付けができるようになるまでの、DIYによる菜園づくりの流れをご紹介します。

庭の土と畑の土は異なるため、菜園を作る場合は土づくりをしっかりおこないましょう。

使用するアイテム

菜園づくりのためのアイテムは、レイアウトの演出の方向性によって使い分けます。

花壇用レンガ

レンガを使うと、洋風の雰囲気のある家庭菜園を作れます。素焼きなので通気性も良く、畑の囲いとしてもマッチしているでしょう。

溝を掘って、レンガをすこし埋めるようにして囲いを作れますが、しっかりしたものにする場合や高さを出したい場合は、レンガの目地をモルタルで固めて本格的な囲いにします。

レンガは普通レンガを使えば一つ100円程度から購入でき、モルタルと水の配合さえ丁寧におこなえば、初心者でも施工できます。

コンクリートブロック

一般的に建物や地面の基礎として隠れる部分に使うため、見た目は無骨ですがレンガと変わらない値段でとても安価です。

見た目が気になる場合、見える部分をペンキで塗装しても良いでしょう。

枕木

枕木を菜園の囲いに使うと、和風の庭にも合い、見た目が自然で温かい雰囲気の庭になります。

本物の枕木も防腐処理はしてありますが、枕木を模したコンクリートや樹脂製の、長寿命の商品もあります。

ガーデンフレーム

樹脂製のガーデンフレームは軽量で組み立てが簡単なため、女性でもすぐに土を入れて、囲いづくりができます。

インターネット通販で気軽に購入できるのも、魅力です。

根止めストッパー

雑草などが囲いのなかに広がらないように根止めをします。加工はハサミなどで自由にできます。

必要な道具(レイアウト施工用)

菜園のレイアウトを左官施工するために必要なのは、以下の道具や資材です。

モルタル セメントに砂を混ぜたもので、袋入りで市販されている。水を混ぜて適度な固さにすれば、そのまま使用可能。
砂利 モルタルを厚めに盛るときに混ぜる。囲いの周囲の通路にまくことで、見栄えが良く雑草対策にもなる。
コテ モルタルを塗って、表面を平らにならすときに使用。
水平器 囲いの上部が水平になっているかを確認し、高さを調整する際に使用。
ハンマー モルタルの目地の空気を抜いたり、水平を出したりするときに、ブロックやレンガを叩くために使用。
コンパネ モルタルや、砂利を混ぜたコンクリートを押さえたり、型枠を作ったりするために使用。

必要な道具(園芸作業用)

続いて、家庭菜園の作業に必要な道具と用途をご紹介します。

スコップ

スコップは畑にする場所を掘ったり、土や肥料を混ぜたり、畝を立てるときに使います。

先の尖った剣スコップと角スコップがありますが、最初は剣スコップのみがあれば大丈夫でしょう。

備中鍬(びっちゅうぐわ)

3~4本の爪が付いたフォーク状の鍬で、万能鍬とも呼びます。

硬い土を掘り起こすときや、雑草を取ったり、野菜の収穫をしたりするのにも使います。

以下、鍬類は刃の材質にステンレスと鉄があり、土が付着しにくくサビに強いステンレス製がおすすめです。

鍬の柄は重みを活かして耕す場合は木製、軽さを重視するならアルミ製を選びます。

平鍬

平鍬は長方形の刃の付いた一般的な形の鍬で、土を掘り起こしたり、畝を立てたりするときに使用します。

平鍬も初心者は小さめのものが使い勝手が良くおすすめですが、局所的な作業用に、片手鍬という小さなものもあります。

レーキ

短いフォーク状の刃がたくさん付いた鉄製の熊手です。

雑草や落ち葉、石などを集めたり、土を整地したりするときに使用します。

土ふるい

畑に細かい石を多く含んでいる場合や、土を細かくしたい場合に便利です。

直径や網目の大きさで種類があって使い分けます。

直径が大きめのほうが効率良く作業ができるようです。

このほかに、植え付けなどをおこなう移植ゴテ、雑草を根から取り除くための除草ガマ、実を収穫したり葉や枝を整理したりする園芸ハサミなどを使います。

レイアウトから菜園づくりの流れ

レイアウトから畑の準備までは、思いのほか時間がかかるものですが、過程も楽しみと考えて、作業を進めましょう。

畑づくりに必要な時間は約1~3ヵ月、予算は2~3万円程度を目安に考えてください。

DIYの場合にかかる費用の目安は、以下を参考にしてください。

整地するための道具 ・スコップ、移植ゴテ
・鍬(クワ)
・つるはし
・土ふるい
・レーキ
1万円程度
土壌づくりの材料 ・用土、培養土
・石灰
・化学肥料
・堆肥
数千~数万円
菜園の外枠用のアイテム ・レンガやブロック、枕木
・農業用シート
・防虫ネット
数千~数万円
土の運搬など ・土の搬入の場合のトラックレンタル
・土の購入費用
・残土や石の処理など(不用品回収)
数万円

畑の位置と広さ決め

レイアウト決定の条件に従って位置を決め、実際の庭でサイズを測り、仮囲いしてみましょう。

初めての場合、大きくとも長さ2mのなかで畝(うね。作物を植えるための盛土)を5つ立てて、合計で3坪(約10㎡)位までの大きさから始めるのをおすすめします。

造作を施工する

仮囲いに従って、レンガなどのアイテムを配置し、菜園の区画を囲ってください。

モルタルでレンガやブロックを固定する際には、モルタルが乾くまでに最低24時間はかかりますので、念のために施工後の2日間は、動かしたり触ったりしないようにします。

根止めをする場合はこのタイミングで囲いの内側の周囲にシートを敷き詰め、畝と作業用の通路の区画も仮決めしておきます。

土づくり

そのままの庭に、買ってきた苗を植えてもあまりうまく育たなかったようなケースは、以下の土づくりをおこなうことで解消できます。

庭の土の質があまり良くない場合や、土の量が足りない場合は業者に依頼し、土を増やすのも良いでしょう。

土づくりの方法は以下です。

1.土を掘り返す 雑草をなるべく丁寧に根から取り除く。

土を柔らかくし、雑草を減らすのが目的。雑草の種は土中に残っていて、風でも運ばれるため、根絶は難しい。

2.ふるいを使う 石や雑草の根を取り除き、ふるいのあとの土を戻す。

大きな石がある場合は石を取り除く。耕すときの邪魔になったり、ダイコンやニンジンなど根菜類の形が悪くなったりするため。

石が多くなく土も柔らかければ、掘削とふるいの作業は省略可能。

3.堆肥(たいひ)をすき込む 堆肥とは落ち葉や牛ふんなどを発酵させて作ったもの。

堆肥をすき込む=土に混ぜることで、堆肥をエサに微生物を増殖させ、野菜づくりに適した土にする。

(目安:種蒔き・植え付けの2~3週間前)

4.有機石灰をまく 土の酸性度を下げ、野菜が好むphに調整するため。

日本は土が酸性になりやすいため、中和して病原菌の活発化などを抑える。

量の目安は「約200g/㎡」。

(目安:種蒔き・植え付けの2~3週間前)

5.有機肥料をすき込む 有機肥料の量は「300g/㎡」が目安。

畑全体にまき、しっかり混ぜ込む。

肥料は土に馴染んで、効果を発揮するまでに時間が必要なため、種蒔き、植え付けの1~2週間前には終わらせること。

(目安:種蒔き・植え付けの1~2週間前)

一度雑草を丁寧に取り除くことと、植え付けの3週間ほど前から土に肥料を混ぜて馴染ませるのがポイントです。

庭の家庭菜園のレイアウトを業者に依頼する

庭の家庭菜園のレイアウトを業者に依頼する

家庭菜園は作りたいけれど、レイアウトの施工は手間が大変という場合は、専門業者に依頼できます。

依頼するメリットは作業の手間のほかに、施工の道具をそろえなくて済むことや、仕上がりがきれいで、不要な石や残土の処分も頼めることなどがあります。

作業ごとの料金相場

作る菜園の広さにもよりますが、以下の基本的な作業で10〜30万円くらいが相場となり、所要時間は1~2日です。

  • レンガやブロックなどでの菜園の枠づくり
  • 既存の土を掘り起こす
  • 必要に応じて菜園に適した土への入れ替え

また、以下の作業が必要になる場合はオプションとなります。

  • 不要な木の根を抜く作業 (5,000~1万円)
  • 庭の水はけ改善 (数万~数十万円)
  • 土壌改良 (1㎡あたり1~1万5,000円)

水はけ改善は、本格的な土木工事を要する場合がある点、覚えておいてください。

菜園づくりはさまざまな工程を踏む必要があり、すべて自力でおこなうのは時間と手間が大変ですが、業者にフルに依頼すると費用がかさむため、「この部分だけ頼みたい」という方法もあるでしょう。

特に既存の土の整地や追加の土の搬入、残土や石の処分などは、経験のない方にはハードルが高いため、土のことを中心に相談をするのもおすすめです。

業者の探し方

ホームページで個々の業者の施工例や、マッチング型サービスなどでの条件提示を参考に、複数の候補を選びましょう。

どこにお願いするかを決める基準としては、以下を参考にしてみてください。

  • 話をしっかり聞いてアドバイスをくれること
  • 小さなことでもお願いできそうか
  • 価格の提示がはっきりしているか

費用を抑えるコツ

家庭菜園の施工は畑の広さやデザイン、作る場所がどのような状態かなどによって、費用に大きく開きが出るため、あいまいな依頼では業者も価格の提示に困ってしまいます。

業者への依頼は現場を見てもらい、具体的なイメージを伝え、どこまでの作業を依頼するのか要望をはっきりさせると良いでしょう。

また、複数の業者から見積もりを取って比較することも必要です。

まとめ

まとめ

家庭菜園のレイアウトのメリットや目的別の効果的な方法、DIYや業者依頼の方法を解説しました。

家庭菜園のレイアウトを作ったり、作物を育てたりする作業は良い運動や気分転換になる反面、無理は禁物です。

つい集中しすぎて身体に負荷がかかりすぎることもありますので、休憩を取りながら、1日の時間や作業量を決めて、楽しみながら進めましょう!

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