物件探し | ちゅうこだて!コラム https://chukodate.chintaistyle.jp/article 中戸一戸建て・中古住宅を購入したい方のためのお役立ち情報サイト Fri, 26 Apr 2024 08:12:27 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/wp-content/uploads/2021/07/cropped-favicon-32x32.png 物件探し | ちゅうこだて!コラム https://chukodate.chintaistyle.jp/article 32 32 モデルハウスの販売はお得?メリットや購入方法を解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/model-house-sale/ Wed, 31 Jan 2024 02:10:15 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=3597 モデルハウスはあくまで見本と考えられがちですが、正規の設計施工がされた建築物です。 また、利用期間が終わったら法的に責任を課せられた宅建業者によって販売される物件となります。 この記事では、モデルハウスの販売のメリットや

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モデルハウスはあくまで見本と考えられがちですが、正規の設計施工がされた建築物です。

また、利用期間が終わったら法的に責任を課せられた宅建業者によって販売される物件となります。

この記事では、モデルハウスの販売のメリットやデメリット、探し方などを解説します。

予算をおさえながら、ハイグレードの物件を検討したい方は、ぜひ参考にしてください。

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モデルハウスは購入できる

モデルハウスは購入できる

モデルハウスを購入して住むといっても、それだけではなかなかイメージが湧きません。

まず基礎知識として、モデルハウスの種類や位置づけなどをご説明します。

モデルハウス販売は基本的に中古物件

モデルハウスとは、住宅メーカーが宣伝や販売促進の目的で、建物の内外観を実際に見てもらえるように建築する見本の物件です。

誰も住んでおらず、建った時点では登記もされていないモデルハウスが中古物件となるのはなぜでしょうか。

国土交通省による新築物件の定義は以下です。

「新たに建設された住宅で、まだ人の居住の用に供したことのないもの(建設工事の完了の日から起算して1年経過したものを除く)」

モデルハウスは展示場で3~5年、分譲地でも1年は使用します。

住み始めるまでの期間に誰も住まなくても、建築から1年経過すれば新築として扱われず、中古住宅の購入となります。

住宅展示場と分譲地の違い

モデルハウスは住宅展示場に建てられる場合と、分譲地に1棟建築し、のちに建売住宅として販売する場合の2つがあります。

前者の住宅展示場の物件は解体・移築して販売され、後者の分譲地のモデルハウスは、そのままの場所で販売されるでしょう。

つまり、住宅展示場の場合は土地は販売せず、分譲地の場合は土地も含めた販売という違いです。

建売・注文を問わずモデルハウスで催すイベントを、オープンハウスや販売会と呼ぶことがあります。

モデルハウスの販売を利用するメリットとデメリット

モデルハウスの販売を利用するメリットとデメリット

モデルハウスの販売を利用する際のメリットとデメリットをご説明します。

モデルハウスの販売を利用するメリット

モデルハウスは通常の中古一戸建てにない魅力を備えているため、とても人気が高いです。

未入居で価格が安い

イベントとして宿泊体験をおこなっている場合はありますが、誰も住んでいなかった物件を格安で手に入れられます。

同様の新築住宅に比べて数百~1千万円も安い場合があり、この価格差は無視できないものでしょう。

未入居住宅とは、竣工から1年以上売れない中古物件を指しますが、モデルハウスは未入居とは違い、販売されなかった物件です。

良い設備や家電がつく場合も

モデルハウスはお客様の憧れを喚起するための物件なので、設備や仕様のグレードは高めで、間取りもゆとりのある家が多いです。

そのうえ、給湯や空調、オール電化やIoTほかの設備も充実し、グレードが高い場合が多いでしょう。

家電が配置されていることも多いので、お好みに合わせて利用することも交渉できます。

暮らしのイメージがつかみやすい

さらに、基本的な家具や調度品がセットされているので、そこで暮らす際のイメージがつかみやすくなっています。

家電同様、家具も付属した状態で譲り受けることができる場合もあります。

すぐに入居できる場合も

モデルハウスの販売はいつ入居できるのか、気になる方もおられるでしょう。

移築を必要としない分譲地のモデルハウスで、展示期間が終わったものは即入居が可能な場合もあります。

その場合は注文住宅の仕様で、建売並みの早期入居ができるかもしれません。

何度も担当者と打ち合わせのうえ、施工期間を待つ必要もありません。

完成した建物の売買契約だけで購入できるため、「早く新しい生活を始めたい」方には大きなメリットとなるでしょう。

中古住宅としてのメリット

前述のように、予算内で立地やグレードの良いものが手に入ることは中古物件としての大きなメリットです。

また、注文住宅のように自分のこだわりを活かせるのも良いですが、完成したものを実際にしっかり見て選べることは安心です。

さらにモデルハウス物件の場合は補修箇所は傷などが中心で、中古物件としてはリフォーム予算が低くて済むでしょう。

展示場からの移築物件の場合は、傷の補修は施工側負担となるうえ減築や改築も可能なため、リフォーム不要も多いです。

モデルハウスの販売を利用するデメリット

ではモデルハウスを購入する際にデメリットとなりうるのはどのような点でしょうか。

傷や壊れた箇所の補修が必要な場合も

居住目的ではなく展示で使用された建物なので、通常の住まい方とは異なる種類の傷や、壊れた箇所の補修が必要になる場合が考えられます。

モデルハウス販売の際の補修やアフターフォローの基準は、住宅メーカーごとにさまざまなため、事前に確認しておきましょう。

また、宿泊体験できるモデルハウスの場合、実際にキッチンやバスルーム、トイレなどは使用される形となります。

購入が抽選になることがある

モデルハウス販売はとても人気が高く、広告など公募での売買の場合は購入希望者が集中し、抽選販売となる場合があります。

積水ハイムのリユースハイム(展示場の移築物件)の場合1,000件ほどの購入希望で0.1%台の当選確率となることもあります。

また、抽選に応募して落選した方は、新築の営業の対象となるでしょう。

立地の選択が狭まる(分譲地)

分譲地の物件の場合は、建っている立地で購入することになるため、中古物件なのに立地の選択肢がないことになります。

希望の立地と一致していれば問題はありませんが、希望と異なる環境で暮らしていくことはおすすめできません。

予想外の費用がかかることがある

展示場の物件の移築の場合、改築・減築や間取り・仕様変更などのオーダーができます。

しかしあまり熱を入れて依頼した結果、新築に迫る予算になることがあります。

また、移築の場合は土地を別に購入する必要があり、それも予算のなかに想定しておかなければなりません。

このほか移築の場合、住宅ローンの融資条件で住宅性能表示制度・長期優良住宅の認定がとれません。

したがって住宅ローン控除を受けることは難しくなるでしょう。

モデルハウスの場合短期間の決断にはなりがちですが、お買い得な物件でも、無理な支払いは将来のリスクをともないます。

現在のキャッシュフローだけで借入額を決めると進学、家の維持管理など家計の変化に対応できない可能性もあるため、多角的な検討をおすすめします。

入居まで待つ場合がある

モデルハウスの販売物件の場合は移築なども必要な関係で、引き渡しまでに6ヵ月などの条件が付与されている場合があります。

いつ住居できるか気をもむことはないものの、一定期間は入居できないことがあります。

ただし旧居の整理や資金計画、借入審査、決済までの期間なども必要です。

とにかく冷静にスケジュールを考えることを意識しましょう。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
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モデルハウスの販売の探し方

モデルハウスの販売の探し方

モデルハウスの販売物件を、どのようにして探すかをご説明します。

モデルハウスの販売を探す方法

Webの検索で「モデルハウス 販売 家具つき 埼玉」など、語句に地域名を入れて検索してみましょう。

「モデルハウス 販売」と入れただけで各地の地名が関連語句に出て、多くの方がこのように探すことがわかります。

また、実際に展示場を訪れ、分譲地の担当者に声をかけて、気に入った物件の販売予定がないかを訊ねてみるのも良いでしょう。

いつ頃販売するかや抽選の時期、補修や引き渡し時期などの販売条件も含めて教えてもらえることも考えられます。

立地の選び方

前述のように展示場からの移築の場合は、土地を自分で選べます。

分譲地は生活の便が良く、幹線道路沿いなど今後開発予定のある場所を中心に作られることが多いです。

しかし幹線道路沿いでもまだ周りに何も建っておらず、この先の開発状況がわからないこともあります。

その場合、都市計画の用途地域を自治体のWebサイトで確認し、これから周辺にどのような施設が作れるかを見てみましょう。

また、不動産会社のスタッフに「この辺りはこれからどうなるか」などを確認するのも良いでしょう。

参考:用途地域による建築物の用途制限の概要|東京都都市整備局

モデルハウスを購入する際の注意点

モデルハウスを購入する際の注意点

モデルハウスは一般的な中古とも新築とも異なるため、購入する際には注意するべき点があります。

暮らしの要望に合っているかを確認する

お得さや豪華さに惑わされず、家族のニーズに合った立地や間取りの建物か、維持費に無理はないかを確認しましょう。

未来のことを決めるのは難しい面もありますが、以下のように話をまとめておきます。

家族の要望のまとめ方

1.それぞれの希望を書き出す 【要素】・広さ ・部屋数 ・仕事 ・通勤通学 ・休日の過ごし方 ・進学 ・老後の生活 ・その他
2.優先順位を決める 予算の範囲と生活上の合理性を基準に、優先順位を検討する。
3.物件と照らし合わせてみる 【要素】・立地 ・間取り ・広さ ・維持費 ・ほか

傷や壊れた箇所のチェックをおこなう

傷や壊れた箇所を確認し、購入できるとなった場合は修繕してもらえるか、支払い負担が誰になるかを確認しておきましょう。

入居後のアフターフォローの内容も事前に確認しておきます。

見えない不具合が気になる場合

仕様や設備などが豪華でも、見えない部分の作りは大丈夫かと気になることもあります。

しかし取り壊しでなく販売前提で建てられている物件は基本的に問題ありません。

また、宅建業者売り主の物件となるので、一般売り主の中古物件よりも契約不適合責任は厳しく、宅建業者は最低でも2年は品質や不具合への責任を負います。

また、それを免責する契約内容の部分は無効になります。

心配な場合はホームインスペクションと住宅瑕疵保険の実施を依頼するのも良いでしょう。

ホームインスペクションは専門業者による検査で隠れた不具合を発見するもので、費用は4.5~7万円ほどです。

ホームインスペクションを受けると、以降住宅総合瑕疵保険でも保護されます。

移築の場合の注意点

住宅展示場からの移築の場合、壁紙などすべて新しく新築同様の外見となり、税法上も償却していない固定資産とみなします。

ただし新築ではなくても最初の3年の減免はあります。

また、解体、移築する際に部材に傷みが出る可能性も知っておきましょう。

まとめ

まとめ

モデルハウスの販売のメリットやデメリット、探し方などを解説しました。中古物件の魅力は、予算をおさえながら良い物件を購入できる点が大きいでしょう。

中古物件としてメリットの多いモデルハウス販売は、デメリットを理解して対応すれば、積極的に探す価値があります。

利用してみてはいかがでしょうか。

「ちゅうこだて!」は、全国の中古一戸建て住宅の購入情報を検索できるサイトです。
ぜひご覧になり、理想の住宅をお探しください。

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廊下ありの平屋のメリット・デメリット|間取りのポイントも解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/corridor-onestory-house/ Mon, 27 Nov 2023 09:36:15 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2497 平屋の間取りを考えるときに悩ましいのが「廊下ありと廊下なしどちらが良いのか」という問題です。 廊下を無駄なスペースとみなして排除する方もいますが、廊下ありの平屋には暮らしを快適にしてくれるメリットもあります。 この記事で

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平屋の間取りを考えるときに悩ましいのが「廊下ありと廊下なしどちらが良いのか」という問題です。

廊下を無駄なスペースとみなして排除する方もいますが、廊下ありの平屋には暮らしを快適にしてくれるメリットもあります。

この記事では廊下ありの平屋のメリット・デメリットを解説します。

平屋に廊下を設ける場合の間取りのポイントも紹介するため、ぜひ最後までお読みください。

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廊下あり平屋のメリット

廊下あり平屋のメリット

廊下は部屋と部屋をつなぐと同時に、各部屋の独立性を高めてくれます。

廊下ありの平屋のメリットは、以下のとおりです。

  • メリット①音やにおいが隣室に漏れにくい
  • メリット②回遊性が高まる
  • メリット③プライバシーを尊重できる

メリット①音やにおいが隣室に漏れにくい

廊下ありの平屋は、隣の部屋に音やにおいが漏れにくい点がメリットです。

部屋の間に廊下を挟むことによって、音やにおいが遮断されます。

例えば寝室でくつろいでいるときに、ドライヤーの音やトイレを流す音が聞こえてくると気になってしまいますよね。

LDKが中心にある間取りでは、キッチンで調理するにおいが家中に充満することもあるでしょう。

そのような場合に廊下があれば、ほど良い距離感が生まれます。

特に平屋はワンフロアしかないため、部屋と部屋の距離が近くなります。

家族同士で余計な気を遣わないよう、音やにおいの緩衝材として廊下を活用するのがおすすめです。

廊下ありの平屋にすれば、音やにおいの問題を気にせずのびのび暮らせるでしょう。

メリット②回遊性が高まる

廊下を活用して回遊性を高められるメリットもあります。

回遊性のある間取りをつくるためには、行き止まりをつくらず家中を動き回れるような動線が必要です。

回遊性の高い間取りにすれば、生活動線や家事動線もすっきりします。

毎日の動きを振り返り、その動きに連動するような動線計画を立てましょう。

廊下ではなく部屋の一部を動線にするのも手ですが、部屋でくつろいでいる方が落ち着かないと感じる可能性があります。

スペースが限られている場合は、廊下に収納や洗面台を設けるなど、ほかの用途を加える方法がおすすめです。

廊下によって回遊性を高めつつ、スペースを有効活用できます。

メリット③プライバシーを尊重できる

廊下ありの平屋はプライバシーを尊重できる点もメリットです。

廊下があることによって家のなかに余白が生まれ、家族一人ひとりに開放感を与えてくれます。

反対に廊下がないと部屋と部屋が接するため、いつも近くに誰かがいるような気がして窮屈に感じることが少なくありません。

家族とのコミュニケーションを取りやすくするために、あえて廊下をなくすという方もいます。

プライバシーとコミュニケーションのバランスは人それぞれです。

どのくらいプライバシーを確保するのが望ましいか、家族でよく話し合いましょう。

家族同士だけでなく、来客時のプライバシーに配慮することも大切です。

例えば家族がゲストとリビングで談笑しているとき、顔を合わせるのが気まずいこともあるでしょう。

そのような場合に廊下があると、リビングを通らずに家を出入りできます。

廊下あり平屋のデメリット

廊下あり平屋のデメリット

平屋は一階しかないため、スペースを有効活用しなければなりません。

廊下ありの平屋には、以下のデメリットがあります。

  • デメリット①部屋の面積が狭くなる
  • デメリット②建築コストが高くなる

デメリット①部屋の面積が狭くなる

廊下ありの平屋のデメリットは、部屋の面積が狭くなることです。

廊下があると建物面積を消費してしまうため、部屋や収納の面積が減ってしまいます。

土地に余裕があれば、廊下をたくさんつくっても部屋や収納を広く取れるでしょう。

しかし建物が密集している都心部では、広大な土地は多くありません。

狭い面積のなかに必要な部屋を収めなければならない場合、廊下は無駄なスペースになってしまいます。

部屋を広く使いたい方は、できるだけ廊下が短い間取りにするのがおすすめです。

生活動線や家事動線を意識して、効率良く廊下を配置することが大切です。

デメリット②建築コストが高くなる

建築コストが高くなるというデメリットもあります。建築コストは建物面積や施工の難易度に比例します。

建築コストを抑えるためには、できるだけコンパクトにシンプルにつくるのが鉄則です。

正方形や長方形のような、シンプルな形状の部屋は比較的簡単に施工できます。

しかし細長い形状をした廊下を追加すると、建物面積が増え施工の難易度も上がるため、建築コストが高くなりがちです。

仮に建築コストが坪単価50万円とすると、1坪廊下が増えるだけで建築コストが50万円増額します。

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廊下あり平屋の間取りのポイント

廊下あり平屋の間取りのポイント

廊下あり平屋で快適に暮らすためには、以下の間取りのポイントを押さえておきましょう。

  • 家事動線にこだわる
  • 収納スペースを工夫する
  • リビング・ダイニングから各部屋をつなげる
  • パブリックゾーンとパーソナルゾーンを分ける
  • バリアフリーを意識する
  • 天窓で廊下を明るくする

家事動線にこだわる

家事動線が廊下によって長くなりすぎないように注意しましょう。

すべての部屋を廊下でつなぐ必要はありません。音やにおい、プライバシーの問題がない部屋同士は、廊下を挟まずダイレクトにつなぐほうが、家事効率が上がります。

例えばキッチンの隣に洗面室や物干しスペースがあると、料理と洗濯という二つの家事の動線を短くできます。

さらに洗濯物を洗う場所、干す場所、片付ける場所も近いため、一連の動作がスムーズです。

一つの部屋に出入り口を複数設けて、回遊性を高める方法もおすすめです。

洗面室にキッチン側と廊下側の2ヵ所の出入り口を設けると、廊下が短くても回遊性が高まります。

収納スペースを工夫する

収納スペースが少ない家に住むと、なにかと不便に感じることが多くあります。

廊下ありの平屋は収納スペースが不足しがちであるため、あらかじめ工夫しましょう。

まとまった収納スペースを確保するのが難しくても、ちょっとした空間があれば収納スペースに変身可能です。

例えばウォークスルータイプのクローゼットを設ければ、廊下と収納という二つの機能を持たせられます。

勝手口とパントリーをつなぐ廊下に、買い物のストックを収納できるスペースを設けるのもおすすめです。

リビング・ダイニングから各部屋をつなげる

子育て世帯は、リビング・ダイニングから廊下を介さず個室につながっている間取りが人気です。

子どもが玄関から個室に移動する際はリビング・ダイニングを通るため、親が子どもの様子を見守れます。

小さな子どもがいる家庭では、子どもを安全に遊ばせるために、なかなか目を離せないものです。

子どもが成長して家族の会話が減ってきた家庭でも、コミュニケーションを増やせるでしょう。

リビング・ダイニングの扉を開放して、玄関ホールにつながる廊下をリビング・ダイニングと一体的に利用する方法もあります。

パブリックゾーンとパーソナルゾーンを分ける

パブリックゾーンとパーソナルゾーンを分けて配置すると、音やにおい、プライバシーなどの問題を解消できます。

同じ性質を持つ部屋をまとめることで、廊下も最小限の面積に抑えられるでしょう。

リビング・ダイニングやトイレなど家族全員が使う空間はパブリックゾーン、寝室や子ども部屋など特定の方しか使わない空間はプライベートゾーンです。

パブリックゾーンは玄関から近い位置に配置すると、来客時にも使いやすくなります。

パブリックゾーンとプライベートゾーンの間には廊下を設けて、距離感を確保することが大切です。

廊下の先にプライベートゾーンを置けば、音やにおいは気にならないでしょう。

リビングで来客対応をしていても、プライベートゾーンには音が響きません。

プライベートゾーンの独立性が高まり、思う存分くつろげます。

バリアフリーを意識する

廊下ありの平屋に長く住み続けるなら、バリアフリーを意識することも不可欠です。

将来車椅子生活になった場合、廊下の幅によっては通行できない可能性があります。

基本的な廊下の内法は780mmですが、自走式車椅子が余裕を持って通れる幅は900mm以上とされています。

廊下の幅を広げると部屋は狭くなりますが、長く暮らしていくためには無視できないポイントです。

また部屋と廊下の間の段差をなくす、滑りにくい床材を使うことも重要です。

年齢を重ねてからリフォームをすると手間がかかるため、早いうちから準備をしておきましょう。

中古一戸建てを購入して、廊下のバリアフリーリフォームをする方法もあります。

自治体の助成制度などを利用できる可能性があるため、ぜひチェックしてみてください。

天窓で廊下を明るくする

平屋の廊下は窓が取りづらく、照明をつけないと暗くなってしまいがちです。

廊下を明るい空間にしたい場合は、廊下に天窓がある間取りを検討してみましょう。

天窓とは屋根や天井に設置する窓のことです。

天窓は通常の窓と比べて、3倍の光を取り入れられるといわれています。

少し暗めの廊下にピンポイントで光が降り注ぐことによって、空間のコントラストが際立ちます。

ただし平屋の廊下に天窓を設ける場合は、位置や間取りを工夫しなければなりません。

まとめ

まとめ

廊下ありの平屋は各部屋の音やにおいを遮断し、プライバシーを尊重できるメリットがあります。

一方で部屋の面積が減ったり、建築コストが増えたりするデメリットも認識しておきましょう。

廊下ありの平屋は間取り設計が難しいですが、工夫次第で快適性がアップします。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
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平屋の物件をお探しの方へ

ちゅうこだて!は全国の中古一戸建てを紹介しているサイトです。

廊下ありの平屋など、お目当ての物件がここで見つかるかもしれません。

中古一戸建てを探している方はぜひ一度ご覧ください。

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シンプルな平屋はメリットが多数!家族構成別の暮らし方やリフォームを解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/simple-onestory-house/ Mon, 27 Nov 2023 06:23:01 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=2508 階段がなくワンフロアにすべてがまとまる平屋は、効率の良い動線で無駄のない生活ができるうえ、シンプルでモダンなイメージが支持を集めています。 また、平屋は既存の物件の内装や外構に手を入れて、機能やイメージをアップするのもお

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階段がなくワンフロアにすべてがまとまる平屋は、効率の良い動線で無駄のない生活ができるうえ、シンプルでモダンなイメージが支持を集めています。

また、平屋は既存の物件の内装や外構に手を入れて、機能やイメージをアップするのもおすすめです。

この記事では、シンプルな平屋のメリット、家族構成ごとの間取りや暮らし方、中古一戸建てのリフォームの方法などをご案内します。

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シンプルな平屋とは

シンプルな平屋とは

ひとことでシンプルといってもイメージしづらいので、シンプルな平屋がどのようなものかを、構造や住まい方でご説明します。

外観

屋根は陸屋根、片流れ、築年数を経た物件では切り妻など、すっきりした現代的な外観が特徴です。

シンプルな構造の屋根は、外観でモダンな印象を与えます。

庭や外構にはあまり物や設備を配置しないことで広々とした印象にできるでしょう。

ものが少ない外観は、整理のゆきとどいた充実した生活を連想させます。

また、平屋は建ぺい率の関係で広めの敷地に建てることが多いため、庭にワンポイントとなる植栽などを工夫すると、魅力的な外観を演出できます。

庭に家庭菜園や子どもの遊び場を設けても、屋内からよく見えるため、安心かつ連帯感があるでしょう。

平屋の場合ウッドデッキやテラスを施工する例も多く、室内から常に目前に広がるウッドデッキは、室内と屋外のつながりを意識できる、広々とした空間の良さを味わうことができます。

LDK

平屋のリビングはゆったりした広めの間取りで、モダンさを演出しながら、家族の一体感を意識する空間となります。

リビング、ダイニング、キッチンをシンプルに一つにまとめ、動線や視野をシンプルにして使いやすくします。

併せて、収納をよく考えることで、家族の集まるリビングを物の少ない安らげる空間にすることがおすすめです。

また、書き物や工作などのフリースペースを作っておくと、短時間のリモートワークや事務作業、子どもの宿題に利用するなど、さまざまな用途に使えて便利です。

寝室

寝室から着替えてリビングに出る、洗濯物をしまうなどの機能を併せ持つか、ウォークインクローゼットと隣接させると、シンプルな動線に徹することができます。

シンプルな間取り構成にこだわる場合は、ロフトやスキップフロアを寝室として利用するのも良いでしょう。

ただし、リビングとの仕切りや空調効率、静粛性などは考慮しておく必要があります。

子ども部屋

平屋は2階がないため、子ども部屋はリビングと一体性を持たせ、対話を増やしやすい間取りです。

子どもが小さいうちはワンルームで、成長に合わせてあとで仕切ることもできます。

子どもの独立後は部屋を別の用途に利用することも考えて、間取りがシンプルな分柔軟なお部屋使いを考えておきましょう。

シンプルな平屋に暮らすメリット

シンプルな平屋に暮らすメリット

平屋のシンプルな構造や平屋ならではの特性は、さまざまなメリットや魅力があります。

平屋にしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

シンプルな暮らしができる

行動に無駄がなく、ゆとりのある住空間がシンプルな暮らしを生みます。

ワンフロアですべてが完結する平屋は、家事などの生活動線がシンプルで無駄がありません。

洗濯物の扱いや掃除の際に、2階と1階を往復するような行動がないので、手間と時間の節約になります。

また、1階と2階の両方に同じものを置く必要がない分、家財を少なくできるのもシンプルな暮らしの利点です。

構造上階段や廊下などの空間が不要となるため、同じ面積でもスペース効率が高くなります。

そのためすっきりとした開放感が演出でき、ゆとりのあるおしゃれな住環境を実現できるでしょう。

コストがかからない

平屋は新築時こそ坪単価が高いといわれますが、現在平屋のローコスト住宅の施工はとても盛んです。

平屋は2階建てに比べて屋根や壁などの修繕、メンテナンスの費用も少なくて済む点も魅力です。

足場を組む費用だけでも、2階建ての住宅とはコストに差が出ます。

したがって中古物件のリフォームを依頼する場合も、費用を抑えやすくなります。

そして水回り、給湯、電気、空調などの住宅設備も、2階建てに比べ規模や機構をシンプルにできるため、設備を維持するコストも抑えられるでしょう。

移住の暮らしを活かせる

リモートワーカーなら、郊外や地方への移住によって、広い庭を持つ平屋を取得しやすくなります。

あるいは2拠点生活で充実した余暇や子育てを志向するうえでも、環境の良い場所にある平屋は、理想の住居となるでしょう。

屋外を身近に感じられる平屋は、庭のアウトドア趣味や家庭菜園、ガーデニングの充実感が増しますが、そもそも「外に出て何かやろう」というハードルが低くなるのが魅力です。

ホームパーティやバーベキューなどを気軽に催せれば、交友関係が広がり、家族の絆も強くなるでしょう。

子育てに向く

平屋の間取りは子どもに目が届きやすく、声もかけやすいため、子育てには向いています。

家事動線が改善されて負担が少なくなることでも、子どもとのコミュニケーションが増やせますし、家事をお手伝いしてもらう余裕が生まれるのも魅力です。

子どもだけでなく、家族みんなのコミュニケーションが取りやすいことで、子どもの気持ちが安定するでしょう。

平屋は建ぺい率の関係で庭を広めにとることが多く、庭のお手伝いや遊びを通して子どもの知育や、体力の向上に役立てられます。

庭が広いことで、家のなかや外で子どもが騒いでも、近所に気兼ねなくて済みます。

そして危険防止の観点からも、階段やベランダの転落がない点はとても安心です。

バリアフリー

2階への移動がなく構造がシンプルな平屋は、廊下の車いす移動や、室温設定などのバリアフリー設計が取り入れやすい間取りが実現可能です。

廊下がないか少なく、幅の狭い移動経路がなければ、将来の動線設計に悩むことが少ないでしょう。

また、もともと空間のつながった平屋は冷暖房効率が高く、屋内の温度差からくるヒートショックの体調悪化のリスクを抑えることが、比較的やりやすくなっています。

シンプルな平屋の場合は自然と老後にも適した理想の間取りといえ、例えば以下のような点が考えられます。

  • 広めのLDKに将来はベッドを置き、寝室は家族や来客の泊まる部屋に変更
  • 家事室と脱衣スペースと兼用し、常にリビングと同じ室温管理
  • 寝室とトイレを近づけ、移動しやすい動線に

また、ワンフロアの生活は要介護となる以前の、少々身体の衰えが出た時点でも暮らしやすいのが特徴です。

平屋は一つのフロアに生活のすべての機能が集中することで、不要な動線が少ないうえに、階段や2階のベランダによる転倒や転落などのリスクを減らせるため、子どもへと同様の恩恵を受けられます。

そして、家族の体調不良などに気付きやすく、常に同じフロアにいることで会話が増えて、一緒の外出行動も増えるといわれています。

安全性が高い

平屋は構造上重心が低く建物が軽量なため、地震の揺れや台風の風に強い点が、いざというときに安心です。

ただし水害の際は2階への避難ができず、建物が流されやすいなど不利な点もありますので、早めの避難など、注意を心がけましょう。

防犯上は、生活の状況が外から把握しやすく、空き巣に注意する面がありますが、逆に周囲から目に付きやすい分、有利な面もあります。

センサーライトや防犯砂利などを利用し、外からの視線は遮る工夫をしましょう。

シンプルな平屋の家族構成別の暮らし方

シンプルな平屋の家族構成別の暮らし方

シンプルな平屋は、どんな家族構成・暮らし方にも多彩に対応します。

以下の代表的な居住構成に応じた、間取りや暮らし方の例をご説明します。

  • 一人暮らし
  • 二人暮らし
  • 子育て世帯

一人暮らし

一人暮らしを目的として平屋を購入する場合は、20坪以下の2DKで充分に目的を満たした住まいが作れます。

プライバシーを意識した空間の仕切りや階段スペースが不要で、居室に面積を使えることで、余裕のある設計ができるためです。

一人暮らしは家族内でのプライバシーは考えなくとも良いため、LDKを中心としたシンプルな間取りと動線で廊下を設けず、短時間の来客はリビングで対応します。

2つの居室は基本的に寝室と、家族や知人の宿泊に使いますが、2部屋あればお客様を招きやすく、家族が一人増えるような状況にも対応可能でしょう。

二人暮らし

二人暮らしの場合、間取りや部屋使いは基本的に一人暮らしと同様で、25~30坪ほどと、少し広めの面積にします。

シンプルな平屋で会話の多い暮らしをしつつ、客間と普段使いを兼ねた部屋を設け、必要に応じてお互いに適度な距離感を保てるようにもしておきましょう。

子どもの独立後の二人暮らしは自宅介護の可能性もあるので、前述のようなシンプルな平屋のメリットを活かし、リビングへのベッド設置や車いすの動線なども意識しておきます。

ウッドデッキなどを利用してリビングの延長を屋外に設け、お茶や読書など、二人で共有する時間を暮らしに取り入れるのもおすすめです。

子育て世帯

子育て世帯用のシンプルな平屋は、30坪前後からの3LDKで、16~20帖ほどの広めのLDKを核にして構成された間取りが使いやすいでしょう。

家事や仕事をしながら、ちょっとした声かけができてコミュニケーションが取りやすい利点があり、子どもに目の届きやすい暮らしを実現できます。

リビングのなかに子どもスペースを設けたり、中2階のスキップフロアや庭があれば、子どもの遊び場として活用したりするのがおすすめです。

スキップフロアは、転落のリスクに対し注意や対策をおこないます。

シンプルでおしゃれな平屋にする方法

シンプルでおしゃれな平屋にする方法

平屋のシンプルさはモダンでおしゃれな雰囲気を作りやすいのもメリットです。ここからは、おしゃれを意識した平屋とはどのようなものかをご説明します。

LDKを広くとる

平屋のLDKの広さは機能性だけでなく、おしゃれ感や解放感につながるので、リフォームをおこなう際も意識してみましょう。

天井高を変える

リフォームで天井を取り払って小屋裏を露出し、吹き抜け状の解放感を作ることができます。

天井を取るだけでなく、屋根からの熱気や冷気を調整する断熱や、雨音の防音などの対策も必要とはなりますが、天井高を高くとると、さらに広々としたリビングができます。

高い天井高の居室にロフトやスキップフロアを設けることで、小屋裏物置扱いで固定資産税は抑えたまま、縦方向のスペースの活用ができるでしょう。

小屋裏物置は天井裏や屋根裏とも呼ばれ、居室の面積に潜入されない空間のことですが、建築基準法でおよそ以下の定義となっています。

  • 床面から天井までの高さが1.4m以下
  • 床面積が下階の2分の1未満

小屋裏物置という言葉のように収納のイメージが強いですが、実際には趣味やペットのためのスペースなど、さまざまな用途で活用されています。

住宅の床面積や階数には算入されず、居室ではない空間という扱いのため、容積率や固定資産税の計算に含まれません。

ただし、自治体によって小屋裏の定義や制限が異なるため、課税元の最寄り自治体の情報を確認する必要があることと、扉などの建具で小屋裏の出入り口を作るのは禁止されていることの2点には注意しましょう。

出入り口を塞がないことでコミュニケーションを取りやすく、コンパクトな空間であるスキップフロアは居室のおしゃれを演出する要因になり、さまざまな使い勝手が想定できます。

部屋をつなげる

天井の高さをとるのと同様に、リフォームで部屋をつなげてリビングを広くとると、開放感あふれるおしゃれな空間となります。

使い勝手が良くなるだけでなく、動線内の温度差のばらつきを抑え、高齢の方をヒートショックのリスクから守ることにもつながります。

ただし空調費用が高くなったり、床面近くが寒いなどには注意が必要ですので、断熱の施工を追加したり、床暖房やホットカーペットなどでの対策がおすすめです。

外観のリフォームでテイストを変える

続いて外観のおしゃれの工夫ですが、シンプルな平屋の外観デザインの場合、素材の質感によって全体の雰囲気が大きく変化するのがポイントです。

リフォームの際にモダンテイストの平屋を目指す場合、無機質なガルバリウム鋼板やモルタル外壁・サイディング張りなどを追加するのがおすすめです。

逆に、ナチュラルな雰囲気を志向する場合は漆喰やジョリパットなどの塗り壁、木材を取り入れた外壁などを選んでみましょう。

外壁を選ぶ際には、将来どのようなメンテナンスが必要なのかを確認しておくと安心です。

外構をコーディネートする

平屋の建物だけでなく、駐車場や門扉など外構の部分も、建物の外観に合わせてコーディネートすることで、外観全体をおしゃれに引き立たせることができます。

外壁と門扉のカラーを合わせたり、アクセントの植栽を建物の雰囲気に合わせたりすることで、シンプルな外観の魅力が増すでしょう。

平屋のリフォームをDIYでおこなう方法

平屋のリフォームをDIYでおこなう方法

平屋のリフォームをDIYでおこなえば、趣味の一環になり、リフォームの費用も抑えることができます。居室のリフォームに必要なことがらや方法を簡単にご説明します。

壁を塗る

和室の代表的な壁である砂壁、聚楽(じゅらく)壁は経年変化で粉が落ちたり、シミ・汚れが気になったりします。

珪藻土や漆喰を既存の壁の上から塗ってリフォームすることで、和モダンな雰囲気にできるでしょう。

また、漆喰や珪藻土の壁はお部屋の湿度調節の効果があります。

砂壁や聚楽壁は施工に技術が必要なためプロの施工向きの壁材ですが、珪藻土や漆喰はあえて凹凸の質感を楽しむDIYができます。

準備するものは以下です。

  • 珪藻土や漆喰材 (ローラー刷毛で塗れるなど、アマチュアでも施工しやすいもの)
  • シーラー(下地処理剤)
  • コテ・コテ板・ヘラ (大小種類があると使いやすい。刷毛を使う場合も)
  • バケツ(素材を水で溶く。最初から調合済みのタイプもある)
  • マスキングテープやビニールシートか袋 (床面の養生に使用)

<施工方法>

  1. 養生:床や畳を汚さないために、しっかり養生しておく。
  2. 表面処理:元の壁にシーラーを塗布し、新しい壁材の乗りを良くする。元の壁の傷みがひどい場合は、古い壁材をはがす場合も。
  3. 塗布:珪藻土や漆喰を塗っていく。珪藻土はスパニッシュ仕上げ、扇状仕上げ、線状の刷毛引き仕上げなど、塗り方でさまざまな模様を付けられる。模様は二度塗りの際に付ける。
  4. 乾燥:縁を整えるために、養生は乾燥する前にはがす。乾燥まで2~3日かかる。

壁紙を張り替える

壁紙の張り替えでも、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。

準備するものは以下です。

  • 壁紙材(輸入壁紙材はサイズが小さめで、継ぎ貼りが多めになる)
  • 糊(シール状の糊付きの壁紙もあり)
  • メジャー(サイズを測って切る)
  • 撫でバケ、ヘラ、ローラー(壁に壁紙を密着させる)
  • カッター、ジョイントカット(ジョイントカットは継ぎ目の重ね切りに使用)
  • スポンジ(はみ出した糊を拭き取る)

<施工方法>

  1. 下地処理:壁の凹凸を埋めたり、下地処理剤を塗ったりする。
  2. 採寸:壁のサイズを測り、必要な壁紙を準備する。
  3. 貼り付け:撫でバケ、ヘラ、ローラーを使い分け、しわを作らないよう貼る。
  4. カット:重ねた切りしろの部分をカットして、切れ目がつながり目立たなくする。

できれば二人で作業し、カッターの刃はこまめに折って切れ味を保つのが、楽にきれいに作業を進めるポイントです。

床をフローリングにする

床を洋室のようにできれば、部屋の用途を自由に変更できて便利です。

畳からフローリングや、クッションフロアへのリフォームはハードルが高そうですが、電動工具が使えればDIYでも施工できます。

クッションフロアは耳慣れない言葉かもしれませんが、ビニール系のシートで別名CFシートともいう床材です。

シートのなかに発泡塩化ビニールが使われていて、通常のフローリング床よりもクッション性が高く、表面温度が冷たくないのが特徴です。

また、水濡れに強く汚れや水をこぼしても拭き取るだけで済み、キッチンや洗面所などの水回り、食事をするリビング、トイレなどは子どもや介護を考えると都合の良い床材といえます。

施工もハサミやカッターで簡単に切れ、初心者でも加工がしやすいのがメリットです。

床材変更のDIYで準備するものは以下です。

  • フローリング材・クッションフロア材
  • のこぎり、電動ドライバー
  • 鉛筆、メジャー、手袋(けが防止目的)
  • 普通合板(捨て張りの場合。12mm厚)
  • 根太材(根太張りの場合。35mm角)
  • コンパネビス、ネダボンド

<施工方法>

  1. 下地処理:既存の下地に傷みがある場合は修理をおこなう。防音や断熱をおこなう場合、サイレントトライマットなどの防音材や断熱材を準備し、根太の間などに施工するようにする。
  2. 高さ合わせ:畳を撤去したあとの高低差を埋める。根太を上から足して床材やクッションフロアの下地を張る根太張りと、合板で高さを埋める捨て張りがある。根太の間隔は300mmが目安。
  3. 床材張り:最後の部分は、必要な幅を切って埋めるようにする。
  4. 注意:床を変更してもほかの部分が和室仕様のままではバランスが悪い場合があるので、襖も壁紙を張るなど、事前に対応を考える。

その他

入居にあたってのリフォームで、ほかにDIYで可能な内容は、以下のようなものがあります。

難易度はさまざまなので、事前に確認したうえでトライしましょう。

  • 網戸を張り替える
  • 障子紙をはがし、ガラスシートでガラス窓風にアレンジする
  • 照明を交換する
  • 襖を引き戸風に化粧直しする
  • 外構の駐車場舗装や生け垣、植栽を自分で施工する

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平屋のリフォームを業者に依頼する方法

平屋のリフォームを業者に依頼する方法

平屋のリフォームはDIYでおこなうのも多くのメリットがありますが、仕上がりの早さ、きれいさ、作業の危険がないなどを重視する場合は、リフォーム業者への依頼を検討しましょう。

業者へどのように依頼すれば良いかをご案内します。

リフォーム業者の探し方

普段はなかなか縁のないリフォームは、ノウハウがないために依頼するのに少々敷居の高さを感じるかと思います。

リフォーム業者をどのような手段で探すか、業者の分類とそれぞれの特徴の2点をご説明します。

リフォーム業者を探す方法

リフォーム業者とつながるきっかけは、以下のような方法があります。

それぞれの特徴をご説明します。

昔から知る業者 ・エリア内で過去にも利用したことがあるなど、知っている業者へ依頼する。
・気軽に相談しやすく、近隣やこちらの事情に詳しく、打ち合わせがしやすい。
知り合いの紹介 ・知り合いなどからの紹介は、事前にその業者の評判を把握しやすく安心。
・反面、合わないと感じたときにやや断りづらい。
折り込み広告 ・折り込み広告には、パッケージのプランと価格や、リフォームのケース別メリットなど、知りたい情報が掲載されていることが多い。
インターネットの検索 ・地域の業者の情報を幅広く把握して、比較しやすい。
・一括査定サイトなども、一度の入力で相見積もりが取れて便利。
・口コミは鵜呑みにしないほうが良い。
飛び込み営業 ・外壁や屋根の傷み補修の案件がきっかけとなる場合が多い。
・現場を見て直接説明を受けられるのは利点だが、一部に詐欺的な勧誘もあるため、相見積もりは必須。

リフォーム業者の種類

リフォーム業者は会社の成り立ちによって、それぞれメリット・デメリットが異なります。

それぞれの違いは、以下を参考にしてください。

ハウスメーカー系 ・大手ハウスメーカー系の会社は、知名度の高さとブランドイメージによる安心感が得られる。
・自社メーカー物件だけでなく他社メーカーのものも対応するところが多い。
・工事費用は比較的高め。大規模なリフォームや増改築まで請け負えるが、現場の工事は外部委託が多く、細かな対応は難しい場合も。
リフォーム専門会社 ・リノベーションブームもリフォーム専門会社がけん引している関係で、築年数の古い物件の仕事も多く手がける。
・依頼する前にホームページなどで施工例を確認すると良い。
住宅設備・建材メーカー系 ・浴室・トイレ・システムキッチン・建具など住宅設備や部材を製造販売している企業のリフォーム部門や提携代理店。
・LIXILやTOTOなどの大手企業は、代理店を全国に展開している。
・採用される設備のメーカーは一つに限定され、設備以外のリフォームは不得手な場合も。
工務店型 ・地域の事情や環境に詳しく、地域特性に合わせたリフォームができ、工事費も比較的抑えやすい。
・知識や経験が豊富な腕の良い職人を抱えていることも。
・デザイン面や最新の資材事情に多少弱い点が短所。
設計事務所・建築事務所系 ・デザイン力の高さと柔軟性に富んだ設計が長所。
・設計段階からこだわりたい方にとっては、建材選び、依頼主の生活動線など細部まで提案力があり、相談しがいがある。
・設計まで担当し、工事は別会社で依頼が必要なことが多く、工期が長びくことと、全体の予算が高額になりがち。
他業種からの新規参入 ・主なものとして、インテリアショップ・家具メーカー、家電量販店・ホームセンター、水道・電気・ガス会社など。
・自社ブランドや商品のデザインで統一感が出る。
・リフォーム業としての経験や歴史が浅い場合もあり、施工の相談は丁寧な検討が必要。
不動産会社系 ・リフォームと中古物件探しの両方を一手に依頼できるため、手続きがスムーズで、費用面でも負担が軽い。
・ただし連携に問題があると意味がないため、リフォームと物件探しの両方をワン・ストップでおこなっているか、ホームページなどであらかじめ確認するのがおすすめ。

リフォーム業者の選び方

リフォーム業者を選ぶ基準は、主に以下の点に注意しましょう。

  • 対応がスピーディ
  • 見積もりの内容をきちんと説明してくれる
  • ホームページに施工事例が載っている
  • 中間マージンがない
  • 資格を持った職人が在籍

ホームページの施工例から、希望する工事内容に近いものを探して、価格や工期の確認や、他社と比較する材料にしましょう。

営業担当者の方との相性も重要なので、話し合ってみて、誠実さや迅速さなどの手ごたえを感じられるかも、依頼の基準となります。

ただし、一括査定などの記事の口コミなどは、さまざまな理由で記載されるため、鵜呑みにはせず、担当者の感触を優先にします。

また、工事内容や予算感などこちらの要望をなるべく具体的に伝えることで、見積もりや質問の回答も具体的になりますので、希望の工事に近いイメージの写真を準備するなどしましょう。

シンプルな平屋に暮らす注意点

シンプルな平屋に暮らす注意点

平屋のシンプルさからくるメリットをしっかり享受するために、事前に注意する点をご説明します。

中古物件は少なめ

近年でこそシンプルでローコストな平屋は人気となり、戸建てでの着工戸数の1割を超えましたが、不動産ポータルの平屋中古物件掲載件数は全国で1,600件程度と、まだ少なめな傾向です。

平屋の物件探しには時間を多めにとり、気になる物件には積極的に問い合わせをすることと、不動産会社に具体的な希望を伝えて、物件探しを依頼しておくのが良いでしょう。

物件の紹介は、インターネット上に流通する情報として出回る前に「本気で探している」というお客様の依頼に対応するほうを優先するためです。

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ライフスタイルの変化を意識する

リフォームやリノベーションをする際も、将来のライフスタイルの変化を予測しながら検討することが大切です。

子どもの独立やバリアフリー、介護などまで視野に入れ、最初から家事や生活動線の合理性を確保するリフォームをおこないましょう。

子ども部屋やキッズスペースなども、将来的に用途を変えられないと、無駄な空間となってしまうので、要注意です。

効率的な収納を意識する

シンプルで暮らしやすい平屋は、使いやすい収納を必要なだけバランス良く配置することが実現のカギです。

無駄なものをため込まず、必要なものが視界に散らからないように、収納の分量と場所を検討しましょう。

家族みんなの集中収納などは、すっきりした住まいと家事動線の合理化の両方に役立ちます。

まとめ

まとめ

シンプルな平屋のメリット、家族構成ごとの間取りや暮らし方、中古一戸建てのリフォームの方法などをご紹介しました。

平屋のメリットは家族構成を問わず、どんなパターンでも享受できるのが強みです。

平屋を知ることを通じて、これまでと違った暮らしのスタイルを考える参考にもしてください。

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老後の一人暮らしには平屋が最適!中古一戸建ての利点やリフォーム・助成金も解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/oldage-onestory-house/ Fri, 29 Sep 2023 04:54:40 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=1891 これまで老後の住まいとして理想のようにいわれてきた平屋ですが、最近は世代を問わず人気なのをご存じでしょうか? 国土交通省の調査では、平屋の着工棟数は10年でおよそ2倍近くとなり、全体に占める平屋の割合は、2019年に初め

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これまで老後の住まいとして理想のようにいわれてきた平屋ですが、最近は世代を問わず人気なのをご存じでしょうか?

国土交通省の調査では、平屋の着工棟数は10年でおよそ2倍近くとなり、全体に占める平屋の割合は、2019年に初めて10%を超えました。

これにともない今後は中古平屋住宅の供給も充実し、あらたな老後の住まいの選択肢が広がってきます。

この記事では、老後の一人暮らしに平屋が最適な理由、中古を選択するメリット、バリアフリーのためのリフォームや助成金も解説します。

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老後の一人暮らしに平屋を選ぶメリットとデメリット

老後の一人暮らしに平屋を選ぶメリットとデメリット

まず、老後はなぜ平屋が良いのか、老後の一人暮らしに焦点を絞ってメリット・デメリットを解説します。

老後の一人暮らしに平屋を選ぶメリット

平屋は老後の一人暮らしととても相性が良く、老後を心身ともに健康に暮らすのに都合の良い特徴がたくさん見られます。

動線がシンプルで暮らしやすい

まず平屋は2階がないだけでなく、一つのフロアに生活のすべての機能が集中することで、不要な動線が少ないのが特徴です。

そして、階段や2階のベランダをはじめとする、転倒や転落などの生活上のリスクも減らすことができます。

夫婦でお住まいの場合体調不良などに気付きやすく、同じフロアにいることで自然と会話が増えて、外出なども一緒の行動が増えるといわれてています。

床面積・居住者数ともに少な目で済む平屋は、自然と老後にフィットする理想の間取りに近くなるでしょう。

例えば、以下のような構造は老後に有利です。

  • 広めのLDKで将来そこにベッドも置け、寝室は家族や来客の泊まる部屋に転用する。
  • 家事室を広めにとって脱衣スペースと兼用し、リビングと同じ室温管理をする。
  • 寝室とトイレの距離を近くとり、見通し良く明るく、移動しやすくする。

不要な空間や家財が減る

通販の普及で高齢の方の家にモノがあふれる状況がいわれて久しいですが、人生のお供で残してきたたくさんの家財も、なかなか処分できません。

今までの広い家から平屋に引っ越すことで、一定の断捨離効果があることはご存じでしょう。

後述しますが、モノが減るということは終活の一環となるだけではなく、健康な老後を過ごすために効果の高い要素を含んでいます。

掃除やメンテナンスが楽で費用が安い

平屋となって掃除をする対象の面積が少なければ、掃除の負荷は減らせます。

水回り、給湯、電気、空調などの住宅設備も、4人以上の居住を想定したものに比べてサイズダウンできるため、メンテナンスのコストも抑えられるでしょう。

バリアフリー設計しやすい

バリアフリーとは、住まいの障害を取り除き暮らしやすい家にするという考え方ですが、平屋はバリアフリーでも有利です。

平屋は間取りの構成がシンプルな傾向にあり、移動が楽ですが、シンプルゆえに廊下の車いす移動や、室温設定などのバリアフリー設計も取り入れやすくなります。

また、平屋は冷暖房効率が高く、屋内の温度差からくるヒートショックの体調悪化のリスクを抑えることが比較的容易です。

地震や台風に強い

平屋はシンプルな形状の間取りで建物の高さも低いため、地震や台風に強い構造といえます。

購入前に自治体のハザードマップの確認は必須ですし、災害時にはなるべく早く避難することが大切ですが、壊れにくく命を守る丈夫な家は、安心度が違うでしょう。

老後の一人暮らしに平屋を選ぶデメリット

平屋の一戸建ては、構造上のデメリットもあります。

日当たりや風通しが確保しづらい

一戸建ては2階部分のベランダなどが1階への視界をさえぎる形となっています。

したがって平屋では開放感と引き換えに、近隣との距離が近い場合や高い建物がある場合には、日当たりや風通し、プライバシーの問題が生じることがあります。

水害などでは不利

豪雨などで床上浸水した場合、1階の被害で、復旧まではしばらく住めなくなることが考えられます。

床上浸水の被害はさまざまですが、家財の運び出し、洗浄と乾燥、床や壁面の張り直しなどが必要です。

新築はコストが割高

平屋の新築である程度の大きさの建物を作る場合、建ぺい率の関係で広い土地が必要となるため、建築コストが割高にならざるを得ません。

ただし広い土地が必要なのは、建築面積の大きい家族用の平屋の場合です。

中古は流通数が少ない

suumoの平屋中古物件掲載件数は、全国1600件弱(2023年8月)となっています。

少ない理由は冒頭で触れたように、これまで戸建て着工件数の10パーセント以下であったことが大きいでしょう。

また、若い世代は平屋を新築で取得する例が多いため、中古物件の多くがインターネットに情報が出ず、顧客に直接販売か、更地にして販売されるためです。

したがって中古の平屋を探す場合は、不動産会社へ探索を依頼するのがおすすめです。

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老後の一人暮らしに中古の平屋が向く理由

老後の一人暮らしに中古の平屋が向く理由

ここまでは、老後の一人暮らしと平屋の相性の良さをご説明しましたが、実は平屋を中古で取得することで、さらに老後に向く選択になります。

向く理由のポイントは以下の3つです。

  • 新築に比べてお金の使い方がうまくできる
  • 暮らしの利便性を確保しやすい
  • 老後の生活をより良くする複数の要素がある

資産をキープできる

終の棲家として、思いを反映した家を作りたいという気持ちはお察しします。

しかし、平屋の新築のコストは建物だけで1,300~1,700万円程度は必要ですし、老後2,000万円問題がいわれる今、老後資金はどうしても気にならざるを得ません。

新築でかかるコストの分、安くて立地の良い=資産性の高い中古物件を購入してお金を残し、いざというときに備えることもできます。

物件の立地が良ければ流動性や収益性も高く、貸すにも売るにも、柔軟な運用が可能となるでしょう。

新築と中古のコスト差の一例を、下記にご紹介します。

平屋の新築 埼玉県川越市 西武新宿線「本川越」駅 バス7分
55.64㎡ 2DK
3,180万円
中古平屋をリフォーム 埼玉県川越市 JR川越線 武蔵高萩駅 徒歩9分
42.25㎡ 2DK
物件価格 1,680万円 リフォーム 230万円※リフォーム内訳:6帖フローリング化20万円、トイレバリアフリー化:60万円、ユニットバスに交換70万円、キッチン設備更新50万円、床断熱工事30万円
1,910万円

暮らしの利便性を確保しやすい

老後の一人暮らしでは、食料品の調達と通院を徒歩でできることが理想です。

中古の予算で立地の良い物件が買えれば、暮らしの利便性も確保しやすいでしょう。

立地が良ければ家族の訪問もしやすく、突然の体調不良などに備えて近所の交流や、民生委員との連携も容易となります。

老後の充実した生活に役立つ

新築で思い通りに設計した家に移ると、今までの生活パターンや家財を思いのほか多く残しがちです。

その点中古物件では、複数の候補を見て回りながら新しい生活を思い描くことで、思い切ったパラダイムシフトができます。

程良い広さの家に移ることで、持ち物の整理とコンパクトな暮らしを目指しましょう。

また、使わないモノを処分すると気持ちが明るくなり、行動にも積極性が出るといわれており、心身の健康の向上につながります。

さらに、新しい生活では無駄なものを買わなくなるため、節約もできるようになるでしょう。

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老後の一人暮らしに平屋をリフォームする

老後の一人暮らしに平屋をリフォームする

中古で取得した平屋は、老後の一人暮らしのためにリフォームすることで、さらに理想の住まいに近づきます。

老後の一人暮らし用の平屋のリフォームは、以下の3つの観点から検討しましょう。

  • バリアフリーのリフォーム
  • 住宅性能のリフォーム
  • 意匠のリフォーム

バリアフリーは暮らしやすさだけではなく介護のしやすさも意識し、住宅性能(気密・断熱・省エネルギー)は快適性と節約につながる改修をしましょう。

また、意匠のリフォームは老後で増える「おうち時間」を意識して、ウッドデッキや庭のある暮らしを活かす施工を検討します。

バリアフリーのリフォーム

国民生活センターの調査では、65歳以上の高齢者の事故の77.1%が住宅内で起きており、ケガが最も多いのはリビング、次いで階段、キッチン・ダイニングとなっています。

老後に備えた早めの住み替えでも、購入の段階でバリアフリーを意識したリフォームをおこなっておくのがおすすめです。

入居時のリフォームは、室内温度差や断熱・気密などの、高齢になってからの暮らしやすさを確保するための改修をおこないます。

対して介護が必要になったときの介護保険などを利用したリフォームは、手すりの設置、段差の解消、床材変更、滑り止め設置、扉の引き戸変更、便器の取り換えなどが対象です。

これらをまず住宅購入の際にどこまでやるか、要介護などの認定が出たときにどうするかなどを検討しておきましょう。

住宅性能のリフォーム

前述のヒートショックは高齢者に多く、血圧の急上昇や脳貧血、脳梗塞など、時に死に至る深刻な影響を身体にもたらします。

東京ガスの研究では、浴室内の急死者数は、11月から翌3月にかけての冬季に集中することがわかっています。

これらに備えるために寒さ対策と、屋内の部屋ごとの気温差を小さくする対策が有効なので、床や壁の気密度のアップや断熱施工、浴室内暖房設置などをおこないましょう。

意匠のリフォーム

もし庭があれば、これからの新しい暮らしに合わせたアレンジをおすすめします。

意匠とは、建物の外観などに工夫を凝らすことですが、庭と家屋をつなぐ部分にアレンジを加えて、暮らしの機能も追加しましょう。

ウッドデッキやテラスは気軽に屋外に出られ、夫婦やご近所のコミュニケーションの場として機能するほか、四季を感じられるお茶や、趣味に取り組むスペースにもなります。

また、面しているリビングの開放感や、庭の景色を楽しむ効果も感じられるでしょう。

さらに、庭の手入れに身体の負荷やコストがかかりすぎる場合、雑草対策や伐採などの改修が必要になります。

老後の一人暮らしの平屋に助成金を利用する

老後の一人暮らしの平屋に助成金を利用する

助成金や減税の特例にはバリアフリーのほか、エコ、住宅性能、中古住宅購入、移住などさまざまな角度からの利用のチャンスがあります。

これらの助成金や減税の制度は、年度ごとの内容変更や応募数上限にともなう締め切り、複数制度の併用ができるかなど、常に最新情報を確認しましょう。

リフォームの助成金

入居時のリフォームは、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業(最大120万円・補助率1/3)」や「省エネ改修(次世代建材)補助金(最大300~400万円・補助率1/2)」などのほか、市町村ごとの住宅関連補助金制度なども個別に設けられています。

介護的な見地のリフォームは年齢65歳以上の方や、要支援・要介護の方を対象に、介護保険や自治体が工事費用を20~100万円程度助成するという形もあるので、まだ先のことになる方も多いでしょう。

また、リフォームにこだわらず浴室などは浴用いすや浴槽用の手すり、浴槽内のいすなどを介護保険を利用して購入して済ますこともできます。

所得税の減税の例としては、住宅ローン控除のようにバリアフリー対象のリフォームローンに最大60万円の控除が受けられる制度などがあります。

中古一戸建て購入時の助成金

中古一戸建てを購入時に、以下のような国の補助金制度を利用できる場合があります。

制度名 補助金額 期間
こどもエコすまい支援事業 最大60万円 注:子どもの住まない世帯でも申請可能。
先進的窓リノベ事業 最大200万円 「2023年3月下旬」から「予算が上限に達するまで」
給湯省エネ事業 最大15万円
長期優良リフォーム推進事業 最大250万円 2023年度分締め切り。受付再開は現在未定。
各自治体の補助金 自治体によって異なる

このほか、中古一戸建て購入で各制度の条件に適合した場合、住宅ローン減税、贈与税非課税枠の利用(親からの贈与)、不動産取得税の軽減、登録免許税の軽減などが受けられます。

移住の支援金

中古一戸建て購入の際に地方移住をする場合、国や自治体の支援金が活用できます。

東京圏から地方に移住する方向けの「地方創生移住支援事業」や、各地方自治体も手厚い支援事業を展開していますので、確認してみましょう。

中古一戸建て購入時の助成金や減税に関しては、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事
移住するなら支援金を活用しよう!制度のしくみと利用方法(ちゅうこだて!コラム)

まとめ

まとめ

老後の一人暮らしに平屋が最適な理由や中古を選択するメリット、バリアフリーのためのリフォームや助成金などをご説明しました。

トカイナカや地方移住などをお考えの場合、平屋の一戸建ては暮らしの充実度や経済的な面で、良い選択肢となります。

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平屋が人気の理由は?特徴やメリット・デメリットなどを解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/onestory-house-popularity/ Fri, 29 Sep 2023 04:40:53 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=1893 近年、平屋の人気が高まっており、シニア世代だけでなく、若い世代からも支持されています。 なぜ平屋の人気が高まっているのか理由を知りたい方は多いでしょう。 この記事では、平屋の特徴やメリット・デメリットなどを解説します。

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近年、平屋の人気が高まっており、シニア世代だけでなく、若い世代からも支持されています。

なぜ平屋の人気が高まっているのか理由を知りたい方は多いでしょう。

この記事では、平屋の特徴やメリット・デメリットなどを解説します。

この記事を読むことで、なぜ平屋の人気が高まっているのかの理由がわかります。

平屋の新築や購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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平屋の特徴

平屋の特徴

平屋住宅とは、2階以上の部分が存在しない1階建ての住宅を指します。

リビングダイニングやバスルーム、寝室などのすべての住空間が1階に配置されるのが特徴です。

バリアフリーで階段を使わずに生活でき、生活動線も効率的で、高齢者や足腰が弱い方でも住みやすいといえます。

設計の自由度が高く、個性的な間取りの設計も可能です。

天井を高くすると開放感が増し、ゆったりとくつろげます。

平屋はさまざまなメリットがあり、若い世代からシニア世代まで人気が高まっています。

ただし、平屋住宅を建築するには広い敷地が必要です。

また、建物の坪単価も高くなりやすいため、予算が不足することもあるでしょう。

新築が難しい場合は、中古の平屋住宅を購入するという選択肢もあります。

平屋が人気の理由

平屋が人気の理由

平屋はバリアフリー化が容易であるため、かつてはシニア世代からの人気がありました。

しかし、現在は若い世代からの人気も高まっています。

ここでは、なぜ平屋が幅広い世代に支持されているのかの人気の理由について解説します。

若い世代に人気のある理由

平屋が若い世代に人気のある理由は、スタイリッシュでおしゃれなデザインの平屋が増えているためです。

平屋のデザインは多様で、モダンな内装や開放感のある内部レイアウトが魅力的と若い世代からの人気を集めています。

平屋は外観においても個性的なデザインが可能です。

屋根の高さや形状、ファサードのデザインなどを自由にカスタマイズできます。

平屋の設計の自由度が高い理由は、2階建てや3階建てと比べると、耐震性の制限が少ないためです。

建築基準法などの法律や地域の建築規制、近隣住宅との調和なども必要ですが、2階建てや3階建てでは実現できない個性的な住宅を建築できます。

若い世代からの人気があるウッドデッキやロフトの設置も可能です。

平屋は一戸建てとマンションの両方の魅力を備えているといえるでしょう。

シニア世代に人気のある理由

平屋がシニア世代に人気のある理由は、バリアフリー設計が可能であるためです。

バリアフリーの住空間は、移動や日常生活の動線をスムーズにし、安全性を高めます。

平屋は階段がないため、転倒や事故のリスクも低減します。

平屋は天井が高く、開放感があることもシニア世代に人気のある理由です。

広々とした居住空間でリラックスでき、老後を夫婦でゆったりと過ごせます。

また、室内外のつながりが強く、庭園やテラスなどのアウトドアスペースにアクセスしやすいことも魅力です。

平屋は2階建てや3階建てと比べると家全体の規模が小さく、掃除やメンテナンスが楽であることもシニア世代から支持されています。

これはシニア世代にとって負担が軽減される点として重要です。

平屋のメリット

平屋のメリット

ここまで説明してきたように、平屋は設計の自由度が高く、バリアフリー化が容易などのメリットがあります。

数多くのメリットの存在が平屋の人気の理由です。

ここでは、平屋のメリットを整理して解説します。

設計の自由度が高い

平屋の大きなメリットとして、間取りや設計の自由度の高さが挙げられます。

2階建てや3階建ての住宅は、耐震性を高めるために設計上の制約が生じます。

平屋は基本的に屋根を支えるだけで良く、設計の自由度は高いです。

壁を少なくでき、伝統的なふすまや障子を用いると、部屋全体をつなげて大きな空間を作れます。

将来を見据えて間取りを設計すると、高齢になってからも暮らしやすい住空間になるでしょう。

動線を整えやすい

平屋は一般的に生活動線が効率的で整えやすいです。

すべての部屋が同じ階に配置されているため、階段を上り下りする必要がなく、部屋間の移動を迅速に行えます。

キッチンからリビングルーム、寝室、バスルームなど、必要な場所へのアクセスがしやすいため、日常生活の動線がスムーズで、特に高齢者や身体的な制約がある方にとってはとても便利です。

動線を整えやすいことは、シニア世代にとって大きなメリットといえるでしょう。

バリアフリーで安心

バリアフリー化が容易であることは、平屋の大きなメリットです。

家の中での事故で多いのは階段からの転落ですが、平屋にはそもそも階段がないため、転落事故の心配はありません。小さい子どもや高齢者でも安心して暮らせます。

2階建てや3階建ての住宅では、バリアフリー化のために手すりの取り付けやエレベーターの設置など、大掛かりな工事が必要となることがあります。

平屋は階段がないため、大規模な改修や工事は不要です。

地震に強い

平屋は2階建てや3階建てと比べると構造がシンプルで、地震や強風に強いです。

シンプルな構造は、地震や風圧に対する負荷が分散し、建物全体が均一に力を受けるため、安定性を発揮します。

建物は高層になるほど重心も高くなり、地震や強風による揺れの影響を受けやすいです。

平屋は低層でどっしりとしており、重心が低く安定しています。

ただし、地盤がしっかりしていないと、地震に強い住宅の建築はできません。

地盤調査の結果によっては、地盤改良工事や基礎工事が必要です。

天井を高くできる

平屋は天井を高く設計するのが一般的です。

高い天井は室内空間を広々と感じさせ、圧迫感を軽減します。

また、高い天井は自然光の取り入れや通気性の向上にも寄与し、居住性が良くなります。

また、屋根裏を設けないことで、勾配天井(斜めの天井)の採用も可能です。

高い天井や勾配天井は、平屋の住宅におけるデザインの自由度を高め、居住者に快適で魅力的な環境を提供します。

開放感とデザインの多様性は、平屋を選択する際の魅力的な要素の一つです。

平屋のデメリット

平屋のデメリット

平屋は魅力的なメリットが多いですが、デメリットもいくつか存在します。

ここでは、平屋のデメリットについて解説します。

平屋を新築・購入する際は、メリットとデメリットの両面からの考察が大切です。

広い敷地が必要

平屋を建築するには、広い敷地が必要です。

平屋は1階建ての住宅で、建物が水平方向に広がるため、広い土地スペースが必要になってきます。

広い敷地があれば、庭園やアウトドアスペースも十分に確保でき、平屋の魅力を最大限に活かせるでしょう。

一方で、2階建てや3階建ての住宅は、狭い敷地でも垂直方向に建物を建てることで敷地の有効活用を図れます。

しかし、平屋のように水平方向に広がる住宅スタイルを採用する場合は、広い敷地が不可欠です。

固定資産税は土地の敷地面積によって決まり、原則として広ければ広いほど税金が高くなる可能性があります。

建物の坪単価が高くなりやすい

平屋は2階建てや3階建ての住宅と比べると、建物の坪単価が高くなりやすい傾向があります。

2階建てや3階建てと同じ床面積であっても、平屋は基礎工事や屋根工事のコストが割高になります。

平屋は広い屋根を必要とするため、屋根材料や工事の費用が高額になりやすいです。

また、広範囲に基礎工事を行う必要もあるため、建築コストは高くなります。

ただし、平屋は一般的に2階建てなどより床面積が小さい傾向があるため、総費用は平屋のほうが安くなるケースが多いです。

日当たりや風通しが悪くなることがある

周辺環境にもよりますが、平屋は日当たりや風通しが良くない場合があります。

敷地の周辺に高層建築物があると、日当たりや風通しが悪くなります。

平屋は1階建てであるため、2階建てや3階建てよりも周辺環境の影響を受けやすいです。

日当たりが悪いと、太陽光発電システムの設置が難しくなります。

また、平屋は低層であるため、周囲の建物や通行人からの視線にさらされることがあります。

高めの堀やフェンスを設置するなどして、プライバシーを守るための工夫が必要です。

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平屋で人気の間取り

平屋で人気の間取り

平屋は設計の自由度が高いため、ライフスタイルに合うさまざまな間取りにできます。

ここでは、平屋で人気の間取りをいくつかご紹介します。

平屋住宅を新築する際は、以下の間取りを参考にしてみてください。

L字型間取り

L字型間取りの平屋は、家全体がアルファベットのLの形をしています。

建物をL字型にすることで、中庭の設置が可能です。

日当たりや風通しが良好で、開放感のある住宅で快適に暮らせるでしょう。

また、中庭の設置によって住宅内部と屋外とのつながりが強調され、中庭でバーベキューやホームパーティーなどを楽しめます。

建物の外観も一般的な四角形の住宅と比べると、L字型間取りの平屋は個性的でデザイン性に優れています。

ただし、L字型の配置によって、内部の間取りに一定の制約が生じる可能性のあることがデメリットです。

廊下がない間取り

廊下がないオープンコンセプトの間取りは、部屋が互いにつながり、壁や仕切りが少ないため、開放感があります。

また、廊下の面積をなくせるため、狭い敷地にコンパクトな家を作れることもメリットです。

コンパクトな家だと、建築費も低く抑えられます。

廊下がないため、部屋間の移動は通常、開放的なスペースを通じて行われます。

この設計により、生活動線が効率的になり、限られた空間の有効活用が可能です。

家の中はワンルームであるため、家全体の温度差は少なく快適に暮らせます。

ただし、プライバシーの確保や生活音の制御などの工夫が必要です。

ロフトのある間取り

天井高を1.4メートル以下にするなど、一定の条件を満たすと、屋根裏を活用してロフトの設置が可能です。

住宅における「ロフト」とは、建築基準法で「小屋裏物置等」と扱われる屋根の下にある小部屋であり、デッドスペースを有効活用できます。

ロフトのある間取りは若い世代からの人気が高く、書斎や趣味の部屋にするなど、自由に使用できます。

ただし、ロフトは階段の上り下りが大変で、夏は熱がこもって暑くなることがデメリットです。

また、ロフト内の低い天井が圧迫感をもたらす可能性があります。

ロフトを設置する際は、設計とプランニングを入念に検討し、居住者の快適さとニーズに合ったデザインを考案しましょう。

ウッドデッキがある間取り

平屋にウッドデッキを設置すると、屋外と屋内のつながりが強化され、デッキ上で家族や友人とくつろぎながら、バーベキューや日光浴、読書などを楽しめます。

ペットや子どもの遊び場にもなり、カフェスペースとしての活用も可能です。

使用しないときは、洗濯物を干すスペースとして機能します。

ウッドデッキは家の機能を拡張し、屋外空間を有効活用するための素晴らしいアイテムです。

しかし、設置するのに費用がかかり、設置後も定期的なメンテナンスが必要になってきます。

工務店などの専門家に相談し、設置前に計画とプランニングを行いましょう。

平屋に強いハウスメーカー人気ランキング

平屋に強いハウスメーカー人気ランキング

最後に、平屋に強いハウスメーカー人気ランキングをご紹介します。

  1. 住友林業
  2. 一条工務店
  3. 積水ハウス
  4. パナソニックホームズ
  5. ミサワホーム

上記のハウスメーカーは平屋に強く、住友林業はGRAND LIFEという環境に優しい平屋を提供しています。

GRAND LIFEは太陽光発電システムを搭載しており、年間光熱費の削減が可能です。また、独自の涼温房で、1年を通して快適に暮らせます。

一条工務店の平屋は断熱性能に優れており、冷暖房費の削減につながります。

屋根一体型太陽光パネルはメンテナンスがしやすく、耐震性に優れていることがメリットです。

積水ハウスの平屋はデザイン性が高く、庭と一体になったゆとりある設計が魅力です。

パナソニックホームズの平屋はスキップフロア下の大型収納などで、限られた空間の有効活用が図れます。

ミサワホームの平屋は種類が豊富で、ライフスタイルに合わせて好みのデザインを選べます。

まとめ

まとめ

平屋が人気のある理由は、設計の自由度が高く、スタイリッシュでおしゃれなデザインの住宅が増えているためです。

バリアフリーで安心なことや、生活動線が効率的で整えやすいこともシルバー世代から支持されています。

平屋の物件をお探しの方へ

ちゅうこだて!はさまざまなデザインの中古の平屋をご紹介しています。

おしゃれなデザインの中古の平屋を購入したい方は、ぜひチェックしてみてください。

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日当たりが悪くても快適に住める?日当たりの悪い家のメリットと、デメリットの対策を紹介 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/sunnyhouse-merit/ Fri, 29 Sep 2023 02:37:35 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=1905 家を探していると、日当たりの悪い家をよく見かけます。 デメリットばかりを気にして、家探しの候補から外している方も多いでしょう。 しかし、日当たりの悪い家にもメリットがあります。 デメリットの対策方法を知り、ちょっとしたア

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家を探していると、日当たりの悪い家をよく見かけます。

デメリットばかりを気にして、家探しの候補から外している方も多いでしょう。

しかし、日当たりの悪い家にもメリットがあります。

デメリットの対策方法を知り、ちょっとしたアイデアを取り入れれば、日当たりが悪くても快適に住むことが可能です。

この記事では、日当たりの悪い家のメリットとデメリットの対策を解説します。

すぐに試せるテクニックやリフォームでできる対策などを取り入れて、快適な住まいを手に入れましょう。

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日当たりの悪い家の5つのメリット

日当たりの悪い家の5つのメリット

日当たりの悪い家と聞くとデメリットに目が行きがちですが、以下のようなメリットもあります。

  • 購入費用が安い傾向にある
  • 夏でも涼しい
  • 家具や床が日焼けしない
  • 人目が気にならない
  • 光量を調節しやすい

メリットを享受して快適に過ごす方法がわかれば、日当たりの悪い家も家探しの選択肢に入るでしょう。

それぞれのメリットを解説します。

購入費用が安い傾向にある

日当たりの悪い家は、日当たりの良い家に比べると土地代が安い傾向にあるため、購入費用を抑えられます。

利便性の高い駅の近くや住環境の良い人気エリアなど、予算が届かず諦めなければならない地域でも、日当たりの悪い家を選ぶことにより予算内で購入できる可能性もあるでしょう。

夏でも涼しい

日差しが入ってくる時間が短いため、暑い夏でも室温が上がりにくく、涼しく過ごせるメリットがあります。

エアコンを使用しない、設定温度を高めにするといった状態でも過ごしやすいため、電気代を節約できるでしょう。

近年では夏場に気温の上昇が激しく、室内でも熱中症の危険があるといわれています。

日当たりの悪い家であれば、室温が上がりにくいため、室内での熱中症のリスクも軽減できるでしょう。

家具や床が日焼けしない

日当たりの悪い家は直射日光が入りにくいため、家具や床の日焼け・変色が軽減されます。

日当たりが良い家では室内に強い日差しが入り込むため、日焼けにより床や家具に色あせやひび割れが起こります。

床の張り替えや家具の買い替えが必要になれば、経済的負担になるでしょう。

日当たりの悪い家は床や家具をきれいに保ちながら長持ちさせられるため、結果として出費を減らせるメリットがあります。

人目が気にならない

家が周辺の建物に囲まれていたり、ブロック塀や擁壁があったりすると、日差しが遮られて日当たりが悪くなります。

道路に面している家は日当たりが良い一方で、人目が気になるため一日中カーテンを閉めたり植木やブロック塀で家を囲んだりと、対策が必要になることもあります。

せっかく日当たりの良い家を購入したのに、カーテンが開けられないのではメリットを得られません。

日当たりの悪い家は、ほかの家や壁に囲まれているケースが多いため、通行人や車の視線を気にせず過ごせます。

光量を調節しやすい

日当たりが悪い家では、照明器具で光量を調節できます。

一方、日当たりが良い家は日差しが強く、うまく光量を調節できません。

テレビやパソコンの画面が見にくくなる場合は、カーテンを閉めるなどの対策が必要になるため不便さを感じるでしょう。

また、強い日差しは目に負担がかかるため、目が疲れやすくなります。

日当たりが悪い家では、日差しによるストレスを感じずに生活できるでしょう。

日当たりの悪い家の6つのデメリット

日当たりの悪い家の6つのデメリット

日当たりが悪い家には、以下のようなデメリットがあります。

  • 湿気がたまりやすい
  • 冬に寒い
  • 洗濯物が乾きにくい
  • 一日中暗い
  • 生活のリズムを作りにくい
  • 貸す際に賃料が安くなる傾向がある

日当たりの悪い家で快適に過ごす方法を見つけるには、デメリットを理解することが必要です。

この章では、6つのデメリットを詳しく解説します。

湿気がたまりやすい

日当たりが悪いと日差しが差し込まないため、室内の空気が湿っぽくなります。

室内に湿気がたまると、結露が起こりやすくなり、カビや腐食によって家が傷む原因になります。

また、健康面にも影響を与える恐れがあるため注意が必要です。

特に、梅雨の時期などは家の湿度がより高くなりジメジメとして不快さを感じる可能性があります。

冬に寒い

日当たりが悪いと日光によって室内が暖められません。

夏は涼しく過ごせますが、冬は寒く感じるでしょう。

冬の光熱費を抑えるためには、暖かく過ごす工夫が必要です。

例えば、フローリングの床がひんやり冷たく感じたら、カーペットを敷くだけでも暖かく過ごせるでしょう。

洗濯物が乾きにくい

日当たりの悪い家は日差しが少ないため、洗濯物が乾きにくいです。

天気の良い日にバルコニーや庭に干しても、思うように乾かないこともあるでしょう。

特に冬場は外に干しても乾きにくいため、注意が必要です。

日当たりの悪い家で洗濯物を乾かすには、部屋干しや浴室乾燥の利用がおすすめです。

一日中暗い

日当たりの悪い家は、日中でも照明をつけて過ごすことが多くなります。

日中家にいる時間が長い場合は、その分電気代がかさむ恐れがあるでしょう。

また、一日中暗い部屋にいると、憂鬱な気分になってしまう可能性もあります。

定期的に外に出るなどリフレッシュする時間を設けましょう。

生活のリズムを作りにくい

日当たりの悪い家では、朝になっても明るくならないため目が覚めにくく、生活のリズムが作りにくくなります。

朝、太陽の光を浴びると、眠りを誘う効果を持つホルモンであるメラトニンの分泌が抑制されます。

起きてから14〜16時間経過すると再び分泌されるため、夜になると眠くなる仕組みです。

メラトニンの分泌は光によって調節されるため、朝起きて光を浴びることにより一日の生活のリズムが作られます。

日当たりの悪い家では、朝の光を浴びられないためにメラトニンの働きがうまく機能せず、生活のリズムが乱れるケースが多いです。

貸す際に賃料が安くなる傾向がある

日当たりの悪い家は、日当たりの良い家と比べると需要が低く、賃貸に出す際に賃料が安くなる傾向があります。

賃料収入が少ない場合、ローン返済に自己資金を入れなければならなかったり、修繕の積み立てができなかったりする恐れがあります。

将来賃貸に出す予定がある場合や、不動産投資を検討している場合は、求めている収支に合うかを事前に試算しておきましょう。

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日当たりの悪い家で快適に過ごす9つのテクニック

日当たりの悪い家で快適に過ごす9つのテクニック

日当たりの悪い家でも、工夫すれば快適に暮らせます。

ご自身で工夫したりリフォームしたりするなど手を加えることにより、快適に過ごすことが可能です。

日当たりが悪くても快適に過ごすには、以下のようなテクニックがあります。

  • 明るい照明にする
  • インテリアや壁を明るい色にする
  • 吹き抜けを作る
  • 2階をリビングにする
  • スクリーンやシェードを活用する
  • バルコニーに白砂や砂利を敷く
  • 高いところに窓を作る
  • こまめに換気し除湿機を置く
  • 24時間換気システムやファンを活用する

費用がかからないちょっとした工夫やしっかりとしたリフォームなど、無理をせずご自身にできる方法から試してみましょう。

それぞれのテクニックを解説します。

明るい照明にする

室内の照明を明るいものに交換するだけで、部屋の印象が変わります。

電球をLEDに交換すれば、明るくなるだけでなく省エネになり長持ちするので経済的です。

電球によって色や明るさが異なるため、部屋の形状や照明の高さなどに合わせて適切なものを選びましょう。

また、天井の照明やダウンライトだけでなく、床置きの照明スタンドなどを随所に置くのもおすすめです。

違う種類の照明を上手に組み合わせれば、おしゃれな空間を演出できるでしょう。

インテリアや壁を明るい色にする

カーテンやクッションなどを明るい色で統一すると、部屋全体が明るい印象になります。

鏡を置くのも効果的です。部屋を広く見せる効果があり、光の反射により明るくなります。

可能であれば、壁紙や床を白や薄いクリーム色のような白系の色にするのもおすすめです。

白は発色が良く、光を反射して部屋を明るく見せる効果があります。

また、ライトブルーなどの寒色系の色もおすすめです。

寒色系は物が遠く見える効果があるため、部屋が広く明るく見えます。

ポイントは、天井も白系の色にすることです。

天井が濃い茶やグレーなどの暗い色だと、天井が低く感じられ、部屋全体が暗い雰囲気になります。

日当たりの悪い家で快適に過ごすには、ぜひ明るい色のインテリアと壁を試してみてください。

吹き抜けを作る

吹き抜けは、採光や換気に効果的です。

隣地が近かったり周囲を塀や建物で囲まれていたりする場合は、家の中心に吹き抜けを設けて、天窓や高窓を作ることで効率良く明かりを確保できるでしょう。

また、広い空間ができることにより、空気を循環させられるため、換気にも効果的です。

ただし、吹き抜けは家の構造上リフォームで作れない場合もあるため、建築士やリフォーム会社に相談する必要があります。

居住スペースに余裕がある場合は、吹き抜けを検討してみましょう。

2階をリビングにする

隣地との距離が近く1階の採光が取りにくい場合は、2階にリビングを作るのも一つの方法です。

上層階のほうが光を取り込みやすいため、生活する時間が長いリビングや子ども部屋を2階や3階に作ると、採光量を増やせます。

リビングに光が入り明るくなると、家族の会話も弾むでしょう。

ただし、2階にリビングを作ると、1階に居室や浴室、洗面所を配置する間取りとなり、階段での移動が増える傾向にあります。

スクリーンやシェードを活用する

日当たりの悪い家の窓には、光を自然に取り込むスクリーンやシェードを活用しましょう。

スクリーンやシェードはカーテンより光を取り入れやすいアイテムです。

カーテンをつけると光が室内に入りにくくなってしまいますが、透け感のあるシェードや障子風のスクリーンであれば、目隠しをしながらも採光を確保できます。

また、デザインとしてもおしゃれな雰囲気になります。

バルコニーに白砂や玉砂利を敷く

バルコニーに白砂や玉砂利を敷くと、外の光が反射して室内に明かりが入ります。

見た目にも、白い砂が映えて、おしゃれなインテリアのように利用できます。

2階にリビングとバルコニーを隣接して作る場合、より効果的です。

高いところに窓を作る

日当たりを良くするには、高いところに窓を作ると効果的です。

壁に窓を作りにくい場合は、天窓を作ると開放感が生まれて部屋が明るく広く見えるでしょう。

大きな窓を作ると構造上問題がある場合は、小さい窓を数多く作ると採光量を増やせます。

また、窓を作りにくい部屋は、隣の部屋との間に室内窓を作ると開放感が生まれて部屋が明るくなる効果を期待できます。

高いところの窓や天窓は、開閉機能をつけると効率的に空気を入れ換えられるため、採光と換気をどちらもおこなえて一石二鳥です。

こまめに換気し除湿機を置く

湿気がたまりやすい室内で最も効果があるのは、こまめな換気です。

定期的に窓を開けて、できる限り外の空気を室内に入れるようにしましょう。

また、除湿機を置くと室内の湿気を取り除けます。

洗濯物を部屋に干す際は、除湿機にサーキュレーターを組み合わせると、湿気がたまるのを防げるうえに、洗濯物が早く乾きます。

24時間換気システムやファンを活用する

24時間換気システムやファンを利用すると、空気を循環できて湿気がたまるのを防げます。

また、家のなかの室温を一定に保つ効果もあるため、廊下や浴室でも温度変化がなく快適に生活できます。

24時間換気システムやファン、サーキュレーターを上手に活用して、室内を効率良く換気しましょう。

まとめ

まとめ

日当たりの悪い家は、デメリットだけに目が行きがちですが、メリットもあります。

日当たりの悪さを上手に活用すれば、快適に過ごすことも可能です。

また、ちょっとしたテクニックを取り入れることで、デメリットを克服できます。

この記事で紹介した方法を上手に活用することで、快適な住まいを実現できるため、家探しの選択肢の一つとして、日当たりの悪い家も検討してみましょう。

「ちゅうこだて!」では、さまざまな条件の物件を数多くご紹介しています。

ご予算に応じて絞り込めるため、ぜひ一度ご覧ください。

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角地のメリット・デメリットとは?どのような特徴があるのかを解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/corner-lot-merit/ Fri, 29 Sep 2023 02:21:46 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=1911 角地はさまざまなメリットがあり、通常の土地よりも資産価値は高いとされています。 しかし、どのようなメリットがあるのかわからない方もいるでしょう。 この記事では、角地の特徴とメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

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角地はさまざまなメリットがあり、通常の土地よりも資産価値は高いとされています。

しかし、どのようなメリットがあるのかわからない方もいるでしょう。

この記事では、角地の特徴とメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

角地のメリットとデメリットを知りたい方は、この記事をぜひ参考にしてみてください。

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角地の特徴

角地の特徴

角地は通常の土地よりも人気が高く、価格も高めになる傾向があります。

土地だけでなく、マンションの角部屋も同様です。

角地は南東・南西・北東・北西の4種類に分けられるため、ここでは方角別の角地の特徴について解説します。

角地の定義

角地とは、十字路や丁字路など2方向の道路に接した角の土地を指します。

土地の南側と東側など2つの方角が道路に面するため、開放的であることが特徴です。

方角や周囲の状況によっては日当たりや風通しが良く、家を建てると快適に暮らせます。

商業地の場合も、角地に店舗があると通行人からの視認性に優れ、集客アップが期待できるでしょう。

住宅地と商業地を問わず、角地は通常の土地よりも資産価値が高く、高い価格で取引される傾向があります。

南東角地の特徴

南東角地とは、南側と東側が道路に接面する土地を指します。

南向きは日照時間が最も長く、東向きは朝から昼にかけての日当たりが良いのが特徴です。

南向きの部屋は日中を通して明るく、洗濯物もしっかりと乾きます。

東向きの部屋は朝日を浴びられるのがメリットです。

朝日を浴びると睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が止まり、日中の活動意欲を促進するセロトニンが分泌されます。

眩しい西日も入りにくく、南東角地の家は角地のなかでは最も高い人気を誇ります。

南西角地の特徴

南西角地とは、南側と西側が道路に接面する土地を指します。

南向きの部屋は日中を通して明るく、快適に過ごせるのが特徴です。

西向きの部屋は午前中の日当たりは悪く、午後からの日当たりが良くなります。

西向きは14時頃から日没にかけて強い日差しの西日が入り込み、特に夏場は暑く感じることがあるでしょう。

西向きの部屋は西日が入り込むものの、南向きの部屋は日照時間が長く明るく快適に過ごせるため、南西角地は比較的高い人気を誇ります。

北東角地の特徴

北東角地とは、北側と東側が道路に接面する土地を指します。

北東角地は風通しは良いものの、南面の日当たりを確保しにくいため、日当たりは南東角地や南西角地と比べると劣ります。

東向きの部屋は午前中の日当たりは良好ですが、北向きの部屋は朝から日没まで十分な日照を確保できません。

眩しい西日は入り込まないものの、日中の日照時間は比較的短めです。

周囲の環境にもよりますが、北東角地は南東角地や南西角地と比べると人気は落ちます。

北西角地の特徴

北西角地とは、北側と西側が道路に接面する土地を指します。

北東角地と同様に風通しは良いものの、日当たりが良好だとはいえません。

北向きの部屋は日中を通して十分な日照を確保できず、西向きの部屋が日照を確保できるのは午後からになります。

西日の影響も受けるため、北西角地は角地のなかでは人気が低い傾向があります。

しかし、ほかの角地と比べると価格は割安で、購入しやすいことがメリットです。

北西角地に家を建てる際は窓の配置を工夫するなどして、十分な日照の確保を意識しましょう。

準角地の特徴

準角地とは、L字型などの道路に接面する角地を指します。

角地は十字路や丁字路など2系統の道路に接面しますが、準角地は1系統の道路にしか接しない点が両者の違いです。

準角地は、1系統の道路が屈折している部分の内側に接面します。

準角地は一般的に日当たりや風通しは良好で、角地と同様のメリットが得られます。

準角地も通常の土地と比べると資産価値は高く、角地には及ばないものの高値で取引される傾向があるでしょう。

相続税評価の側方路線影響加算は角地よりも低めに設定されています。

角地のメリット

角地のメリット

角地は2方向の道路に接しているため、日当たりや風通しが良いなどのメリットが得られます。

ここでは、角地のメリットについて解説します。

ただし、周囲に高い建物があるなど、周辺環境によってはメリットを享受できないことがあることは押さえておきましょう。

日当たりや風通しが良い

日当たりが良いことは角地の大きなメリットです。

角地は2つの方角が道路に面するため、通常の土地よりも隣家が少なく、2つの方角から採光できます。

特に南東角地と南西角地は敷地の南側から日照を確保できるため、明るく快適な住空間を作れます。

日当たりが良いと洗濯物は短時間でしっかりと乾き、不快な生乾き臭も軽減できるでしょう。

また日光の紫外線には殺菌作用があり、感染症の予防効果も期待できます。

日光という自然の恵みを取り入れることで、家の中はホリスティックな空間になり、家族の心身の健康にも良い影響を与えます。

角地は風通しも良いため、ホリスティックな空間で快適に暮らしたいのなら、角地を購入する価値は十分にあるでしょう。

間取りの自由度が高い

間取りの設計の自由度が高いことも角地のメリットです。

角地は2つの方角が道路に面するため、建物の配置や設計において多くの選択肢が提供されます。

好みの方角に玄関やガレージを設置したり、日当たりの良い方角にリビングルームを配置したりするなど、土地利用の最適化が図れます。

設計の自由度の高さは、ライフスタイルに合った家づくりをするのに重要です。

通常の土地ではできないことも角地だとできる場合もあり、家づくりにおいて魅力的な選択肢になるでしょう。

ただし、住宅を新築したり改築したりする際は、建築基準法や地方自治体の条例が適用されるため、事前確認が大切です。

法令上の制限によっては、希望する家づくりができない場合があります。

建ぺい率の緩和措置が受けられる

建ぺい率の緩和措置が受けられることは角地のメリットの一つです。

建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の面積の割合を指します。

建ぺい率が高くなるほど、広い建物の建設が可能です。

地方公共団体の条例などで定められた一定の条件を満たす角地では、建ぺい率が10%加算され、通常の土地よりも広い建物を建設できます。

ただし、容積率は緩和されないため、建物の延べ床面積は変わりません。

容積率は、敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合を示し、容積率が高いほど、建物の延べ床面積は大きくなります。

角地であっても建築できる建物の延べ床面積は変わりませんが、建ぺい率の緩和措置で建築面積が広くなることはメリットです。

土地の資産価値が高い

角地は道路に一面しか接していない土地よりも資産価値が高く、取引価格は高めになる傾向があります。

購入時の価格は高めになりますが、将来的に売却する際は買い手がつきやすく、売りやすいことはメリットといえるでしょう。

また、資産価値が比較的安定していることも、不動産投資の観点からは魅力的です。

ただし、角地であっても立地条件によっては売りやすいとは限りません。

例えば、交通量が多い角地は商業地としては魅力的であっても、交通事故のリスクや騒音が嫌悪され、住宅地としては売りにくいこともあるでしょう。

また、角地は資産価値が高くなる分、ほかの土地よりも固定資産税が高くなる傾向があります。

固定資産税は毎年支払う必要があるため、税額がどの程度になるのかも調べておきましょう。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。

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角地のデメリット

角地のデメリット

角地にはいろいろなメリットがありますが、交通量が多い道路に面していると、住宅地としては適さないなどのデメリットがあります。

角地の物件を購入する際は、メリットとデメリットの両面からの検討が大切です。

ここでは、角地のデメリットを解説します。

購入費用や建築費用が割高になる

角地のデメリットは、通常の土地よりも購入費用や建築費用が割高になることです。

角地は一般的に人気が高く、不動産市場においては高値で取引される傾向があります。

特に南東角地は最も人気が高く、高値がつきやすいです。

建物を建設する際も建築制限が厳しくなる場合があり、その分、建築費用がかさむこともあります。

また、角地は2つの方角が道路に接面するため、プライバシーに配慮した設計が必要です。

プライバシーを配慮するには、塀やフェンスの設置が必要ですが、角地は2つの方角に設置しなければならず、外構工事費が高額になることもあるでしょう。

交通量が多いと塀やフェンスは頑丈にする必要があり、外構工事費は割高になります。

建物の高さ制限が厳しくなる

角地は道路斜線制限という建築規制にかかる場合があります。

道路斜線制限の規制を受けると、敷地や建物の条件によっては3階建ての住宅は建築できない可能性があるため注意が必要です。

これは角地のデメリットといえるでしょう。

道路斜線制限は不動産や建築に関する規制の一つで、敷地が接している前面道路から一定の勾配で引かれた斜線よりも高く建物を建てられないというものです。

この規制により、道路の安全性や視界、採光や通風を確保でき、周囲の環境とも調和する効果があります。

道路斜線制限は、地方自治体や都市計画に基づいて設定され、地域ごとに異なるため、角地の物件を購入する際は道路斜線制限についての確認が必要です。

防音や遮熱対策が必要になる

立地条件や周辺環境によっては、防音や遮熱対策が必要になることも角地のデメリットの一つです。

交通量が多い道路に面していると防音対策が必要になる場合があり、防音工事で建築費がかさみます。

また、最近はブレーキとアクセルを踏み間違える交通事故が増えており、交通量が多い道路に面する角地の場合は、万一の車の侵入に備える対策も必要になるでしょう。

なお、日当たりが良すぎる角地の場合は、遮熱対策も必要です。

遮熱工事をするには費用がかかり、建築費は割高になります。

遮熱対策を怠ると夏場は室内が暑くなりすぎてしまい、冷房費が高額になることがあります。

西日対策にもなるため、費用はかかっても遮熱工事はしておきましょう。

角地の一戸建てを選ぶ際の注意点

角地の一戸建てを選ぶ際の注意点

ここまで説明してきたように、角地は通常の土地とは異なる特徴があります。

ここでは、角地の一戸建てを選ぶ際の注意点について解説します。

以下の点に留意することで、快適に暮らせる角地の一戸建てを選べるようになるでしょう。

周辺の交通量に注意する

角地の一戸建てを選ぶ際は、周辺の交通量に注意が必要です。

2つの方角のうち、いずれかの道路の交通量が多すぎると、騒音や交通事故のリスクが高まります。

特に見通しの悪いカーブに面している角地は注意しましょう。

駐車場の配置場所も重要です。駐車場が交通量の多い道路に面していると、車の出し入れに時間がかかる場合があり危険を伴います。

家族の安全を守るためにも、角地の一戸建てを選ぶ際は周囲の交通量を細かく調べましょう。

方角ごとのメリット・デメリットを理解する

角地は方角によってメリット・デメリットが異なります。

角地の一戸建てを選ぶ際は、南東・南西・北東・北西の角地の特徴をしっかりと押さえておき、ライフスタイルに合致する方角の角地を選びましょう。

例えば、北西角地は一般的に日当たりがあまり良くありませんが、夜型のライフスタイルであれば、デメリットにならない場合もあります。

角地のどのようなメリットを重視するかによって、自分や家族に合っている物件は異なります。

法令上の制限をチェックする

角地の一戸建てを選ぶ際は、法令上の制限の事前確認が重要です。

建ぺい率や容積率などの各種制限や、道路斜線制限とその緩和措置などを調べておき、建て替えをする際に制限を受けないかをチェックしましょう。

法令上の制限の内容は、不動産会社の宅地建物取引士から交付される重要事項説明書に記載されています。

ただし、重要事項説明書に記載されている内容は交付時点でのものであり、法律の改正などで変更される場合があることに注意してください。

まとめ

まとめ

角地は2系統の道路に接面する土地を指し、一般的に日当たりや風通しが良く、資産価値が高いことがメリットです。

しかし、購入費用や建築費用が割高になるなどのデメリットも存在します。

角地の物件をお探しの方へ

ちゅうこだて!ではさまざまな角地の中古一戸建てをご紹介しています。

ライフスタイルに合った角地の中古一戸建てを購入したい方は、ぜひチェックしてみてください。

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別荘の投げ売り物件は買うべき?格安別荘を検討する際の注意点 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/twobases-firesale/ Mon, 25 Sep 2023 10:46:07 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=1814 ワーケーションやスローライフ用にセカンドハウスの購入を考える方もいるでしょう。 そんなとき魅力的なのが、格安で売りに出ている別荘物件ですね。 憧れの象徴だった『別荘』が、今では人気がなくなり、なかには0円の投げ売り別荘ま

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ワーケーションやスローライフ用にセカンドハウスの購入を考える方もいるでしょう。

そんなとき魅力的なのが、格安で売りに出ている別荘物件ですね。

憧れの象徴だった『別荘』が、今では人気がなくなり、なかには0円の投げ売り別荘まで出ています。

どうしてそのような状態になってしまったのか、『投げ売り物件』は今買いなのか、ご紹介していきたいと思います。

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別荘とは

『別荘』とは、
“日常生活の用に供しないものとして総務省令で定める家屋又はその部分のうち専ら保養の用に供するもの”
引用:地方税法施行令(第四節 第三十六条)
と、位置付けられています。

つまり、別荘とは、日常生活を送る自宅とは別に、短期間の避暑や避寒、保養、休養などの目的で保有する、余暇や保養のための住居を指します。

別荘を取り巻く現状

1980年代の別荘ブーム時には憧れの象徴だった“富動産”の代表格・別荘。

将来の財産と考え、富裕層だけでなくバブル景気に沸くサラリーマン層をも魅了していました。

しかし、バブルの崩壊で不動産神話が崩れ去り、日本は不況の時代に突入します。

今や、別荘ブームから40年以上が経ち、バブル崩壊、リーマンショック、世界的パンデミックと、環境も大きく変化しました。

そして別荘がステータスだった世代はもはや高齢者世代。

モノを“所有する”ことをステータスだと感じない若い世代にとって別荘は、時代の変化とともに税金や管理費、修繕費などの維持費がかさむ、相続に困る厄介者と化してしまいました。

こうした背景が、別荘の価値が下がっている要因の一つとなっています。

投げ売り物件の最安値は0円

もともと数千万円、なかには何億もの値がついた豪華な別荘。

しかし、現在の別荘は、“負動産”と揶揄されるほど人気がなくなり、1000万円を切る破格の金額で『投げ売り』するケースが増えています。

中古物件を取扱うWebサイトには、「販売価格1円」や「100円」なかには「0円」をうたうサイトまで存在します。

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別荘の投げ売り物件はこうして生まれる

雪中の別荘

破格の値段で売り出される中古別荘ですが、そこに至るにはちゃんとした理由があります。

別荘ブームに乗って別荘地に別荘を購入したものの、使い勝手が悪く持て余したり、メンテナンスなどの維持費が負担に感じたり、高齢になり遺産整理の点から手放したいと希望する方が増えてきたことが背景にあります。

そのため、中古別荘が飽和状態になり、価値が下がってしまったのです。

また、日本の法律では所有している不動産の譲渡先がないと簡単には手放せない仕組みになっています。

そのため、「格安でもいいからとにかく別荘を手放したい」方が一定数存在し、別荘の投げ売り物件が生まれるという訳です。

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投げ売り別荘を検討する際の注意点

山小屋

とはいえ、もともと多額の総工費を投じて建てた別荘。

使い方や選び方によってはそれ相応の価値を見出せるものもあるやもしれません。

まずはどのような点に気をつけて別荘物件を見定めるべきか確認していきましょう。

立地の妥当性

『高台』『海沿い』『隠れ家的』など、一見良さそうな見出しが付いている物件は要注意。

言い換えれば、「斜面地で地盤が軟弱」「海抜が低く水害の危険がある」「車が入れない」など、住んでみて実感する欠点があります。

また、立地のデメリットは資産価値ともリンクします。

資産価値が低すぎると売るとき困りますし、高すぎると固定資産税が莫大なものになってしまい維持費が高くなり、一長一短です。

修繕の有無

投げ売り別荘のなかには、管理が行き届かず長い間放置されている物件もあります。

また、水回りや外壁などの耐久年数は、部材にもよりますが10年から20年といわれ、しっかりとメンテナンスしていても寿命を迎える設備が多々あります。

購入後使い続けるためにかかる修繕費がいくらかかるのか、冷静に検討しましょう。

維持管理費

別荘の維持管理費は、物件によって異なりますが、平均で30~80万円/年必要といわれています。

内訳は、

  • 水道光熱費・通信費(利用0の月も基本使用量は必要)
  • 税金(固定資産税・都市計画税・住民税均等割 など)
  • 火災保険料
  • 修繕費
  • 別荘へ行き来するための交通費

などです。

管理会社が入っている別荘地では、管理費用も徴収されるのが一般的です。

また、『別荘地』と呼ばれるエリアでは、『別荘税』や『家屋敷課税』などの税が課せられる地域もあります。

周辺環境

投げ売りされている別荘のなかには、別荘が立地する別荘地自体が廃れている場合もあり、「空き家が多い」「環境整備が不十分」など、周辺環境に難ありな可能性もあります。

自然災害が多い昨今では、水害・土砂崩れや地震など、災害時のことも考慮が必要です。

仮に今は最高のロケーションでも、景観が変わったり、別荘地の利用者減少で管理体制や治安が悪くなったり、商店や病院、公共交通など、さまざまなものが閉店・閉鎖したりと、時間経過によって状況が暗転することもあります。

利用頻度

別荘の購入動機はさまざまですが、購入後何年か経ってライフスタイルが変化すると、以前より利用頻度が下がり徐々に使わなくなることも多いようです。

維持費に見合う利用頻度を保てないと、だんだん別荘にかかるコストが負担に感じるようになります。

購入にかかる諸経費

投げ売りの別荘といえど、購入の際の諸経費が0円にはなりません。

別荘を購入する際にかかる物件代金以外の費用としては、次のようなものが挙げられます。

  • 手付金
  • 印紙税
  • 仲介手数料
  • 登記費用
  • 固定資産税
  • 不動産取得税

など。

ローンなどを利用して物件を購入するのなら、別途、団体信用生命保険・火災保険・ローン保証料・融資手数料などの諸経費がかかります。

物件によっては、温泉権利金・公共施設負担金・修繕積立などが必要な場合もあります。

物件自体が格安なぶん、本体価格よりも諸経費のほうがよっぽど高い場合が多々あります。

別荘より身近なセカンドハウス

ログハウス

セカンドハウスは、単に別荘を言い換えたものではありません。

別荘とセカンドハウスとの違いは、利用頻度と税制面での優遇措置にあります。

『セカンドハウス』とは、月に1日以上居住している自宅以外の持ち家のこと。

普段暮らしている家とは別に、勤務先の近くで平日のみ居住するための通勤に利用する家や、二拠点生活のために購入した家など、生活拠点として所有する住居のことを指します。

別荘よりも身近で、立地も別荘地限定ではなく、第二の拠点にしやすい場所を選びます。

セカンドハウスと認定されれば、不動産取得税の控除や都市計画税の減額など、別荘に必須の税金が少なくなるメリットがあります。

セカンドハウスを見つけるなら、中古住宅・中古一戸建て選び・購入の専門サイトなら『ちゅうこだて』がおすすめ!

また、中古マンションを探すなら、姉妹サイトの『ちゅうこマ』、持ち家ではなく、賃貸を探すなら『賃貸スタイル』ものぞいてみましょう。

まとめ

「安物買いの銭失い」とはよく言ったもので、安い理由だけで飛びついたものには、だいたい落とし穴があるもの。

かといって高ければ良いわけでもありません。

モノの価値は利用する方にとってどれほどの価値があるかです。利用価値と維持費用、手放すときのことも考慮に入れて賢い選択をしたいですね。

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【埼玉県】中古一軒家の相場と人気のエリアをご紹介。購入時の注意点も解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/marketprice-saitama/ Mon, 25 Sep 2023 10:46:07 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=1820 埼玉県で中古一軒家の購入を検討しているなら、人気の街や自身の通勤・通学地にとらわれず、近隣の市区町村にも目を向けてみると、物件選びの選択肢がグッと広がります。 このページでは、埼玉県内のエリア別物件相場ランキングや、物件

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埼玉県で中古一軒家の購入を検討しているなら、人気の街や自身の通勤・通学地にとらわれず、近隣の市区町村にも目を向けてみると、物件選びの選択肢がグッと広がります。

このページでは、埼玉県内のエリア別物件相場ランキングや、物件価格がお手頃なおすすめのエリア、購入時に注意したいことなどをご紹介しています。

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埼玉県の特徴

埼玉県は東京都の北~北西部に位置する内陸県。

県庁所在地はさいたま市で、県の面積は約3,798k㎡、全国で39番目の広さです。

気候は、太平洋側気候に属し、冬場は季節風が強く晴れの日が多く空気が乾燥しています。

夏場は日中の温度上昇が著しく、雷やひょうも多いのが特徴です。

近年では県北部の熊谷市が全国屈指の暑い地域としてその名をとどろかせています。

埼玉県の人口は約733万2,000人。

東京都心のベッドタウンとして発展し、総務省の令和4年住民基本台帳人口によると、全国5位の人口を有しています。

埼玉県には40市(10区)、22町、1村、合計63市区町村があり、人口分布は都心へのアクセスが便利な県の南東部に集中しています。

ベッドタウンという性質から昼間の人口流出は全国1位。

県の北部は近郊農業などが発達していますが、年々過疎化が進みつつあります。

交通インフラに関しては、『首都高速道路』や『東北自動車道』、『関越自動車道』などの高速道路網が縦横に走り、『JR』や『東武鉄道』、『埼玉高速鉄道』などの鉄道網も充実しています。

主な観光資源は『西武園ゆうえんち』や『西武動物公園』、『三峯神社』、『秩父神社』、『小江戸はつかり温泉』などがあり、最近では春日部市にある巨大地下神殿『首都圏外郭放水路』なども有名です。

埼玉県の市町村別の中古一軒家価格相場

『ちゅうこだて!』Webサイトに掲載されている、2023年9月下旬時点での埼玉県内にある市町村別の相場は以下のとおりです。

1LDK・2K・2DK 2LDK・3K・3DK 3LDK・4K~
さいたま市西区 1,988万円 2,980万円
さいたま市北区 2,880万円 3,398万円
さいたま市大宮区 3,500万円 4,688万円
さいたま市見沼区 1,602万円 2,658万円
さいたま市中央区 1,000万円 4,162万円
さいたま市桜区 3,586万円 3,793万円
さいたま市浦和区 2,380万円 5,154万円
さいたま市南区 3,247万円 3,847万円
さいたま市緑区 2,636万円 3,547万円
さいたま市岩槻区 2,902万円 2,339万円
川越市 2,396万円 1,699万円 2,804万円
熊谷市 1,575万円
川口市 2,900万円 3,156万円 3,645万円
行田市 1,299万円 1,850万円
秩父市 1,719万円
所沢市 1,680万円 1,873万円 2,994万円
飯能市 1,700万円 1,894万円
加須市 680万円 1,100万円 1,767万円
本庄市 2,750万円 1,600万円 2,131万円
東松山市 2,080万円 1,096万円 1,963万円
春日部市 1,020万円 1,195万円 2,637万円
狭山市 2,299万円 2,447万円
羽生市 1,548万円
鴻巣市 1,938万円 2,253万円
深谷市 1,798万円
上尾市 4,044万円 2,566万円
草加市 3,285万円 1,399万円 3,342万円
越谷市 2,388万円 3,893万円
蕨市 1,380万円 4,680万円 5,194万円
戸田市 1,980万円 4,439万円
入間市 799万円 1,752万円 2,279万円
朝霞市 1,630万円 3,750万円 3,742万円
志木市 2,504万円 2,566万円
和光市 3,610万円
新座市 1,235万円 1,321万円 3,373万円
桶川市 1,542万円 2,581万円
久喜市 2,997万円 1,931万円
北本市 2,650万円 2,520万円
八潮市 3,008万円
富士見市 1,767万円 3,034万円
三郷市 3,096万円 7,480万円 3,226万円
蓮田市 890万円 2,518万円
坂戸市 1,023万円 1,600万円 2,397万円
幸手市 1,805万円 2,089万円
鶴ヶ島市 1,487万円 2,413万円
日高市 3,053万円 1,847万円
吉川市 590万円 4,546万円 4,395万円
ふじみ野市 1,760万円 3,066万円
白岡市 2,446万円
北足立郡伊奈町 1,380万円 2,056万円 2,328万円
入間郡三芳町 1,500万円 1,600万円 3,624万円
入間郡毛呂山町 1,612万円 1,912万円
入間郡越生町 949万円
比企郡滑川町 1,406万円 2,272万円
比企郡嵐山町 586万円 2,252万円
比企郡小川町 1,436万円
比企郡川島町 950万円 1,545万円
比企郡吉見町 600万円 1,748万円
比企郡鳩山町 1,973万円
比企郡ときがわ町 989万円 1,628万円
秩父郡横瀬町 290万円
秩父郡長瀞町 780万円 1,644万円
児玉郡美里町 740万円
児玉郡神川町 1,389万円
児玉郡上里町 1,636万円
大里郡寄居町 398万円 980万円 711万円
南埼玉郡宮代町 550万円 1,663万円
北葛飾郡杉戸町 680万円 1,942万円
北葛飾郡松伏町 1,380万円 1,937万円

中古一軒家地域別 高い価格相場ランキング

【1LDK・2K・2DK】
1位 草加市 (3,285万円)
2位 三郷市 (3,096万円)
3位 川口市 (2,900万円)
4位 本庄市 (2,750万円)
5位 川越市 (2,396万円)
【2LDK・3K・3DK】
1位 三郷市 (7,480万円)
2位 蕨市 (4,680万円)
3位 吉川市 (4,546万円)
4位 上尾市 (4,044万円)
5位 朝霞市 (3,750万円)
【3LDK・4K】
1位 蕨市 (5,194万円)
2位 さいたま市浦和区 (5,154万円)
3位 さいたま市大宮区 (4,688万円)
4位 戸田市 (4,439万円)
5位 吉川市 (4,395万円)

埼玉県にある中古一軒家の地域別価格上位相場は、物件の間取りによって価格の高い地域が異なります。

また、人口の多い市区はランキングに入りにくく、ランクインしている市区町村の多くは人口15万人~10万人規模の地域が占めています。

中古一軒家地域別 安い価格相場ランキング

【1LDK・2K・2DK】
1位 大里郡寄居町 (398万円)
2位 吉川市 (590万円)
3位 加須市 (680万円)
4位 秩父郡長瀞町 (780万円)
5位 入間市 (799万円)
【2LDK・3K・3DK】
1位 南埼玉郡宮代町 (550万円)
2位 比企郡嵐山町 (586万円)
3位 比企郡吉見町 (600万円)
4位 北葛飾郡杉戸町 (680万円)
5位 蓮田市 (890万円)
【3LDK・4K】
1位 秩父郡横瀬町 (290万円)
2位 大里郡寄居町 (711万円)
3位 児玉郡美里町 (740万円)
4位 入間郡越生町 (949万円)
5位 児玉郡神川町 (1,389万円)

埼玉県にある中古一軒家の地域別価格下位相場は、こちらも物件の間取りによって価格の低い地域が異なりました。

間取りの大きな物件は埼玉県北部の農村地域に多い傾向が見てとれます。ちゅうこだてコラム用バナー横

埼玉県の市区町村別の中古一軒家物件の人気エリア

それでは、人気のエリア(市区町村)はどうでしょうか?ベスト10は以下のとおりです。

  • 1位…川口市
  • 2位…川越市
  • 3位…所沢市
  • 4位…越谷市
  • 5位…上尾市
  • 6位…春日部市
  • 7位…さいたま市北区
  • 8位…さいたま市見沼区
  • 9位…久喜市
  • 10位…狭山市

埼玉県にある中古一軒家で、人気のエリアは東京へのアクセスが良い南東部に集中しています。

ここでいくつかの地域をピックアップしてみましょう。

さいたま市見沼区

さいたま市10区のうち、北区と共にランクインした見沼区。

人口は約16万5,000人、面積は約30.69k㎡で、大きな商業施設も立地する都心のベッドタウンです。

北部は都市開発によって整備された市街地が広がりながらも、南部にはいまだ田園風景が残る、都市環境と自然環境が共存する魅力ある都市です。

価格相場は【2LDK・3K・3DK】で1,602万円とさいたま市内最安で、【3LDK・4K】は2,658万円と、こちらもさいたま市内で2番目に安い傾向です。

さいたま市見沼区の空き家・中古住宅・一戸建て・一軒家物件を見る>>

上尾市

上尾市は埼玉県南東部に位置する人口約23万人の都市です。

『イオンモール』や『アリオ』などの大型商業施設が充実しています。

市の中心駅は上尾駅で、JR高崎線が乗り入れています。

『埼玉新都市交通』や国道16号線・17号線なども走り、交通の便は快適です。

価格相場は【2LDK・3K・3DK】で4,044万円、【3LDK・4K】で2,566万円と、広い間取りの物件のほうが安い傾向です。

上尾市の空き家・中古住宅・一戸建て・一軒家物件を見る>>

久喜市

久喜市は埼玉県東北部に位置する人口約15万人の都市です。

自然豊かな環境でありながら市内には駅が3路線5駅があり、都心へのアクセスも良いため、居心地の良いホームタウンとして市民から親しまれています。

価格相場は【2LDK・3K・3DK】で2,997万円、【3LDK・4K】で1,931万円と、広い間取りの物件のほうが安い傾向です。

久喜市の空き家・中古住宅・一戸建て・一軒家物件を見る>>

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埼玉県で安い中古一軒家物件を購入する際の注意点とは

誰しも物件にかかる購入費用は少しでも安くしたいと思うもの。

しかし、安いからといって安易に購入を決めてしまうと、のちのち後悔してしまうことがあるかもしれません。

以下に一例をご紹介します。物件探しの参考にしてみてください。

衰退著しいニュータウン

都心のベッドタウンとして急速に発展した埼玉県には、多くのニュータウンが存在します。

ニュータウンのなかには開発から月日が経ち、老朽化が進む地域もあります。

そんな地域の物件は買い手がつきにくく、価格が低い魅力的な物件も多く出回りますが、街自体が古びていくと、商業施設なども撤退し、だんだん利便性が失われていく可能性があります。

ハザードマップの危険エリア

埼玉県内には河川の合流地点が多く、豪雨に見舞われた際に水位上昇しやすい問題を抱えています。

また、県央から県東部にかけて台地や低地などの平野部なことに加え、地盤も軟弱で、降った雨がたまりやすくはけにくい特徴があります。

購入前のハザードマップチェックは忘れずにおこないましょう。

治安の悪さ

残念ながら、東京、大阪に次いで全国で3番目に治安が悪いのが埼玉県です。

しかし県内すべてが治安が悪いわけではありません。

治安の悪いエリアもあれば、良いエリアもあります。

詳しい治安情勢は、地域をよく知る不動産会社さんなどにしっかりリサーチをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?埼玉県内でも地域差や間取りの差で、さまざまな相場があることがわかります。

なお、物件の相場価格はあくまでも目安ですので、築年数や立地、設備などの条件によって、相場より高かったり安かったりします。

中古一軒家の購入を考える際の物件探しの参考にしてみてくださいね。

※この記事は2023年9月下旬時点での情報をまとめています。

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南向きは日当たりが良いの?方角別のメリットやデメリットなどを解説 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/facingsouth-sunny/ Tue, 05 Sep 2023 06:19:09 +0000 https://chukodate.chintaistyle.jp/article/?p=1609 中古住宅を購入したり注文住宅を新築したりする際は、日当たりが重要になってきます。 一般的に南向きの物件は日当たりが良いとされていますが、必ずしも日当たりが良いとは限りません。 この記事では、なぜ南向きの物件は日当たりが良

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中古住宅を購入したり注文住宅を新築したりする際は、日当たりが重要になってきます。

一般的に南向きの物件は日当たりが良いとされていますが、必ずしも日当たりが良いとは限りません。

この記事では、なぜ南向きの物件は日当たりが良いのかや、方角別のメリット・デメリットなどを解説します。

この記事を読むことで、本当の意味で日当たりの良い物件を選べるようになるでしょう。

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日当たりが重要な理由

日当たりが重要な理由

日当たりは物件を探す際の重要な要素です。

日光は家族の健康や生活の質を高めるのに欠かせないものであり、自然光を取り入れることで心地良い居住空間が生まれます。

上質な素材で建てられた住宅であっても、日当たりが悪いと快適な生活は送れないでしょう。

十分な自然光を取り入れることで、室内の明るさが確保され、自然光の恩恵を享受できます。

室内にカビが生えにくいことで健康にも良く、朝日を浴びると体内時計がリセットされ、睡眠の質を高める効果も期待できます。

カラリと晴れた日には洗濯物や布団などを天日干しでき、衣類や寝具を清潔に保てることも日当たりが良い物件のメリットです。

不動産を探す際には、日当たりの良い物件を優先的に選ぶことで、家族の健康と快適な暮らしを実現できるでしょう。

日当たりは価格や家賃に影響する?

日当たりの良し悪しは、住宅価格や家賃に影響を与える要素の一つです。

日当たりが良い物件は一般的に人気が高く、多くの居住者にとって魅力的な条件となります。

そのため、日当たりの良い物件はほかの条件が同じでも、価格や家賃が高めに設定される傾向があります。

物件を選ぶ際は価格や家賃が高くても、日当たりの良い物件に価値を見出すことが多いです。

住宅市場や賃貸市場では、南向きの物件が一般的に最も日当たりが良いと認識されています。

以下は一般的な日当たりの良さの順番です。

1)南向き
2)東向き
3)西向き
4)北向き

したがって、ほかの条件が同じであった場合、南向きの物件はほかの方角よりも価格や家賃は高めになります。

南向きとは?

一般的に「南向きの物件」とは、バルコニー(ベランダ)や窓が南を向いている物件を指します。

つまり、住居内部の主要なスペース(リビングルームやリビングダイニングルームなど)の窓やバルコニーが南を向いているのが南向きの物件です。

物件が南向きかどうかの情報は、間取り図を確認するとわかります。

間取り図は部屋の広さや配置を示す図面であり、部屋の窓やバルコニーの方向も明記されています。

間取り図を確認し、バルコニーやリビングルームの窓が南を向いていれば、その物件は南向きです。

なお、実際に現地を訪れて方位磁石やコンパスアプリを使用することで、物件が本当に南向きかどうかを確認できます。

また、実際に現地を訪れることで、間取り図だけでは把握できない周囲の環境や日当たりの具合などを視覚的に確認可能です。

南向きが人気の理由

南向きが人気の理由

南向きの物件が人気の理由として、1年を通じて日照時間が長く、日当たりが良いことが挙げられます。

特に冬季は太陽が比較的低い位置にあるため、ほかの方角より多くの日光を取り入れることが可能です。

南向きの物件は冬至の日には日光の侵入角が大きくなるため、日の出から日の入りまでの時間帯で室内に日光が入り込みます。

一方、北向きだと冬至の日には日光は室内にほとんど入り込みません。

南向きの物件は冬でも自然光を取り入れることで室内が明るく暖かくなり、快適な居住空間を保てます。

さらに、日光を利用することで暖房や照明のエネルギーコストを節約できる可能性もあり、経済面でのメリットが得られることも人気の理由の一つです。

南向きでも日当たりが悪い場合がある

家全体で考えた場合、南向きの家の正面は南を向いていますが、その反対側(背面)は北向きになります。

北向きの部屋は日中を通して日当たりが悪く、南向きの家のメリットが得られません。

また、南向きであっても、周囲に高い建物や壁、木立、山などの障害物があると、それらが太陽光の進入を遮断するため、日当たりが悪くなる場合があります。

特に、バルコニーや窓の近くに障害物があると、日中でも照明が必要な状況が生じるかもしれません。

物件を選ぶ際には実際に現地を訪れて、部屋の配置や周囲の環境、障害物の有無などをチェックして、日当たりの良さを確認することが重要です。

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方角の特徴とメリット・デメリット

方角の特徴とメリット・デメリット

物件を選ぶ際には各方角のメリットとデメリットを知っておくことが大切です。

居住者のライフスタイルによっては、南向き以外の物件のほうが住みやすい場合もあるでしょう。

以下では、各方角の特徴とメリット・デメリットを解説します。

南向きの特徴とメリット・デメリット

南向きの特徴はここまで説明してきたように、年間を通じて日照時間が長く、日当たりが良い特性があることです。

自然光がたっぷりと入り込むため、冬でも室内が明るく暖かくなります。

暖房費の節約にもつながる可能性があるでしょう。

太陽の恩恵を受けることで、カビの発生を防ぐ効果があることもメリットです。

洗濯物も乾きやすく、太陽光の紫外線による殺菌効果も期待できます。

日中を室内で快適に暮らしたい場合は南向きが最適でしょう。

デメリットは、ほかの方角と比べると価格や家賃が高めになることです。

日当たりが良すぎるため、夏は冷房費が高額になることもあります。

なお、仕事や学校などで外出している時間が長い場合には、南向きの恩恵をあまり享受できない可能性があります。

東向きの特徴とメリット・デメリット

東向きは正面が東を向いているため、朝日を浴びられるのが特徴です。

午後になると日光が入りにくくなりますが、夏は強い日差しを避けられます。

リモートワークや在宅ワークをする方にとっては、快適な環境で仕事ができるでしょう。

東向きのデメリットは、午後の日照時間が短いため、日中の明るさが不足する傾向にあることです。

特に冬の午後は寒くなりやすく、暖房が必要になる場合もあります。

また、洗濯物は早めに干さなければならず、完全に乾かないこともあるでしょう。

東向きの物件は、朝の明るさを重視する方や夏の直射日光を避けたい方に向いています。

一方で、日中の明るさや暖かさを重視する場合は南向きの物件が適しているかもしれません。

西向きの特徴とメリット・デメリット

西向きは正面が西を向いており、午後から日光が入り込むのが特徴です。

夕方には暖かな日の光が部屋に差し込み、夕日や日没の光景を楽しめます。

ただし、西日が強すぎるとカーテンなどで遮断する必要があります。

夏の午後は直射日光で室内が暑くなりやすいため、冷房費が高額になることもあるでしょう。

また、西日対策のため、遮光カーテンやブラインドなどの設置が必要になる場合があります。

一方で、午前中は日光が入らず、室内は暗くなりがちです。

洗濯物も午前中は乾きません。

西向きの物件は、朝型よりも夜型のライフスタイルの方に向いており、西日が気にならなければおすすめできます。

価格や家賃が安めであることもメリットです。

北向きの特徴とメリット・デメリット

北向きの特徴は、年間を通じて日照時間が短いことです。

夏は暑くなりすぎず快適に暮らせますが、冬は寒くて一日中暖房が必要になることもあるでしょう。

室内は一日中暗く、日中でも照明が必要な場合もあります。

日中の明るさが不足し室内が暗いと、人によっては気分が沈んだり、活動的でなくなったりするかもしれません。

また、湿気がこもることで室内にカビが生えやすく、健康を害する可能性もあります。

洗濯物も乾きにくく、冬は生乾きになることもあるでしょう。

これらのデメリットがありますが、北向きの物件は価格や家賃が安く、日当たりを気にしない方にはコストパフォーマンスは高いといえます。

夜勤をする方など、夜型のライフスタイルに北向きは適します。

方角に関係なく日当たりが良い物件の特徴

方角に関係なく日当たりが良い物件の特徴

日当たりの良し悪しを決める要素は方角だけではありません。

建物の設計や周辺環境なども日当たりに大きな影響を与えます。

ここでは、方角に関係なく日当たりが良い物件の特徴を解説します。

周囲に障害物が少ない

周囲に障害物が少ないと、一般的に日当たりは良好です。

物件の周囲に高い建物や木立などの障害物が少ない場合、日光が妨げられることなく室内に入り込みやすくなります。

逆に南向きであっても、窓の近くに障害物があると日当たりは悪くなってしまいます。

日当たりの良い物件を選ぶには、周辺環境をチェックして、日光を妨げる障害物がないかを確認しましょう。

なお、現在は障害物がなくても、将来的に高層マンションなどが物件の近くに建設されると日当たりは悪くなります。

物件を選ぶ際は、周辺地域での建物の建築計画や土地利用の情報などもチェックして、日当たりの良い状態が今後も継続するかを判断することも大切です。

窓が大きい

窓が大きい物件は、日当たりが良好であることが多いです。

窓が大きいとより多くの自然光を室内に取り込め、室内をより明るくし快適な居住空間が実現します。

また、窓の数も日当たりの良し悪しに影響を与えます。

角部屋の場合、通常は複数の方向に窓があるため、日光をより多く取り入れることが可能です。

特に南東向きの角部屋は、南側と東側の両方に窓があることが多く、朝の日差しと昼から夕方の日差しを受けることで、日当たりが一層良くなるでしょう。

屋根の上に設置された天窓(トップライト)も日当たりを向上させる効果があります。

ただし、周囲の建物や障害物によって影響を受けることもある点には注意が必要です。

眩しすぎることもあるため、必ずしもメリットになるとは限りません。

マンションの高層階

マンションの高層階にある物件は、一般的に日当たりが良い場合が多いです。

高層階の物件は周囲に日差しを遮るものが少なく、日光がより多く室内に入り込みます。

タワーマンションの高層階であれば、北向きであっても一般的に日当たりは良好です。

なお、タワーマンションの高層階は南向きだと日差しが強すぎる場合があります。

夏は熱がこもって室内が高温になりやすく、温室のような状態になる物件も存在します。

日差しが強すぎる物件の場合、冷房の使用が頻繁になる可能性があるでしょう。

このように、タワーマンションの高層階は日当たりの良さが逆にデメリットになることもあります。

日当たりだけでなく、温熱環境のバランスを考慮することが重要です。

内覧時のチェックポイント

内覧時のチェックポイント

日当たりの良い物件を探すには、「南向きだから大丈夫」と過信せず、内覧時には以下の点をチェックしましょう。

  • 正確な方角
  • 窓の位置と大きさ
  • 障害物の有無
  • 部屋の明るさ
  • 風通し

正確な方角を知るには、方位磁石やコンパスアプリなどが必要です。

部屋ごとに日光が入る方角を確認しましょう。

窓の位置と大きさもチェックし、近くに日光を遮る障害物がないことを確認します。

部屋の明るさは時間帯によって異なるため、何時から内見するのかが重要になってきます。

内覧の日時を決める際は、自分が家に一番長くいる時間帯にすると良いでしょう。

なお、日当たりだけでなく、風通しの良し悪しもチェックします。

日当たりが良くても、風通しが悪ければ室内に熱がこもって蒸し暑くなります。

実際に窓を開けてみて、日当たりと風通しが良ければベストな物件であるといえるでしょう。

日当たりが悪い場合の対処法

日当たりが悪い場合の対処法

北向きなど日当たりが悪い物件は快適に暮らせないのでしょうか?日当たりが悪くても、照明や壁の色、家具の配置などを工夫すると室内は明るくなります。

ここでは、日当たりが悪い場合の対処法を解説します。

照明を工夫する

日当たりが悪くても、照明を工夫すると室内は明るくなります。

メインの天井照明(シーリングライト)は自然光に近い色味がおすすめで、スタンドライトやフロアライトなどの間接照明も活用しましょう。

照明の光は自然光とは異なりますが、適切に工夫することで室内の雰囲気を温かくしたり、気持ちを明るくしたりできます。

特にLEDライトはさまざまな色温度(色の暖かさや寒さ)が提供されており、日当たりが悪い部屋を明るく快適な空間に変えてくれます。

LEDシーリングライトを選ぶ際は適用畳数をチェックして、部屋の広さに合うものを選びましょう。

部屋の広さに合わないライトを選ぶと、十分な明るさが得られなかったり、逆に眩しすぎたりすることがあります。

壁や家具を明るい色にする

壁や家具などを明るい色にすることで、室内の雰囲気が明るくなります。

日当たりが悪い部屋を明るく見せるには、光を反射しやすい白色を使うのが効果的です。

白色は多くの光を反射するため、部屋全体を明るく見せられます。

黄色も気分を明るくする心理効果がありますが、光の反射に関しては白色ほど高い効果は期待できません。

そのため、部屋を明るく見せたい場合は白色の壁や家具を選ぶのがおすすめです。

カーテンも部屋全体の明るさに影響を与えるため、光を反射する白色にすると良いでしょう。

透け感があって軽やかな素材のレースカーテン(シアーカーテン)にすると、自然光を取り入れて拡散させることで室内が均一に明るくなります。

家具の配置を考える

家具の配置も日当たりに大きな影響を与えます。

窓際に背の高い家具を配置すると、窓からの光を遮る可能性があるため注意しましょう。

日当たりの悪い部屋には、背の低い家具を配置するのがポイントです。

さらに、光透過率の高い家具を選ぶことも部屋を明るくするのに役立ちます。

ガラスやアクリルは光を透過しやすい素材であり、これらの素材を使用した家具を配置することで室内に光が拡散されて明るい雰囲気が生まれます。

また、部屋を広々と明るく見せるには、必要最低限の家具を選び、配置するスペースを確保することが大切です。

無駄な家具を取り除くことで、室内に空間が生まれて光がより均一に広がり、明るい雰囲気になります。

まとめ

まとめ

南向きの物件は1日における日照時間が長いため、ほかの方角と比べると日当たりは良好です。

ただし、窓の近くに障害物があると日当たりが悪くなるため、内覧の際は周辺環境をしっかりと確認しましょう。

南向きでなくても、マンションの高層階や窓が大きいと日当たりが良い場合があります。

本当の日当たりの良さは、実際に現地を訪れて確認しないとわかりません。

この記事を参考に、本当の意味での日当たりの良い物件を見つけてください。

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