流山市への移住はどう?暮らし・子育て・住まい・移住支援を解説

つくばエクスプレス・流山おおたかの森駅

千葉県流山市は、都心から約25kmというアクセスの良さを持ちながら、「都心から一番近い森のまち」と呼ばれるほど自然が豊かなエリアです。

ベッドタウンとして人気が高く、落ち着いた環境で子育てをしたいご家庭にも親しまれています。

JR・東武鉄道・つくばエクスプレスなど複数の路線が利用でき、通勤はもちろん、休日のおでかけにも便利な点も魅力のひとつ。

こうした暮らしやすさから、移住を検討するファミリー層が増えている街でもあります。

この記事では、流山市の特徴や暮らしのポイントをさまざまな角度から紹介し、移住を考える際に知っておくと役立つ情報をまとめました。

「流山市ってどんなところ?」という疑問を解消するヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

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流山市はどんなところ?

流山おおたかの森 S・C

千葉県流山市は、県北西部に位置し、約21万5,000人が暮らす街です。

東側は柏市、西側は江戸川を挟んで埼玉県三郷市などと隣り合い、落ち着いた雰囲気の中にも便利さがそろっています。

都心への距離も近く、JR武蔵野線・常磐線、流鉄流山線、東武アーバンパークライン(東武野田線)に加え、2005年にはつくばエクスプレスが開業しました。

その他民間路線バスなど充実した公共交通網となっています。

特につくばエクスプレスの「流山おおたかの森駅」から秋葉原駅までは約25分。

東京の中心部へスムーズに行けるため、通勤やおでかけがぐっと楽になります。

駅周辺は開発が進み都会的なにぎわいがありますが、一歩離れると緑豊かな街並みや、利根運河沿いの桜、流山本町に残る歴史ある景観など、多彩な表情を楽しめるのも流山市ならではです。

さらに、街並みだけでなく子育て支援策も手厚く整備されており、市民の定住志向率は83%と首都圏でもトップクラス。

安心して長く暮らせる環境が整っています。

流山市が移住先に選ばれる理由

諏訪神社

流山市では、市民アンケートで87.3%が「住み心地がよい」、さらに91.2%が「住み続けたい」と答えており、多くの人が魅力を感じながら暮らしていることがわかります。

その理由のひとつが、首都圏各地へのアクセスの良さです。

つくばエクスプレスなら秋葉原方面へ、JR武蔵野線なら船橋・幕張方面へ、東武アーバンパークラインなら春日部・大宮・さいたま新都心方面へと、30分〜1時間ほどで移動できます。

通勤やおでかけの選択肢が広がる便利さは、ファミリーにとって大きな魅力です。

さらに、流山市には300を超える公園があり、街全体に緑があふれています。

これは、つくばエクスプレス沿線の開発で減った緑を住宅地の緑化で補い、街全体でつないでいく「流山グリーンチェーン戦略」によるもの。

個々の住宅の緑が連なり、街全体の環境価値を高めるという考え方で進められてきました。

こうした取り組みが実を結び、「都心から一番近い森のまち」としてPRされるほど、自然と都市のバランスが取れた環境が整っています。

加えて、子育て支援策も充実しており、これらのさまざまな要素が組み合わさることで、流山市は市民にとって住み続けたくなる街であり、移住先としてもファミリー層から高い支持を集めています。

ファミリーにうれしい子育て・教育環境

流山市には若いファミリーが多く暮らしており、子育て世帯にうれしい施設やサービスがしっかりそろっています。

なかでも、つくばエクスプレス「流山おおたかの森駅」に直結する大型ショッピングモール「流山おおたかの森S・C」は、駅周辺に広がる複数の商業棟からなる人気スポットです。

スーパーや映画館、さまざまな専門店に加え、子どもがのびのび遊べる屋内遊戯施設もあり、親子で一日楽しめる場所として親しまれています。

また、流山市の子育て支援策の中でも代表的なのが「送迎保育ステーション」です。

自宅から通いたい保育園が遠かったり、共働きで送り迎えが難しい家庭に向けて、駅前のステーションから保育園までバスで送迎してくれる仕組みです。

ステーションは「流山おおたかの森駅」と「南流山駅」の2か所に設置されており、都心へ通勤する共働き世帯などにとって心強いサポートとなっています。

仕事・働き方から見る流山市の特徴

流山市には、Amazonをはじめとした大規模な物流拠点や、江戸時代から白みりんの生産で発展してきた歴史を背景に、キッコーマンなどのみりん製造工場が立地しています。

農業も盛んで、ネギ・ほうれん草・えだまめといった野菜から、梨やぶどうなどのフルーツまで幅広く栽培されています。

街の中に工業・物流・農業がほどよく共存しているのも特徴です。

働き方に目を向けると、都心へのアクセスが良いことから、市内ではなく神田・秋葉原・浅草方面、あるいは船橋方面などへ通勤する人も多いでしょう。

日常の買い物は、つくばエクスプレス沿線を中心にスーパーが多く、生活しやすい環境が整っています。

都内で買い物を済ませるケースもありますし、通勤・通学先によって住むエリアの選び方が変わることもあるでしょう。

また、住まいを選ぶ際には、自家用車を持つかどうかも大切なポイントになります。

生活スタイルに合わせて、無理のない暮らし方を考えていきたいところです。

移住するならどんな物件がある?

では、流山市に移住する場合の住まいの事情についても確認してみましょう。

まずは、中古住宅の相場からです。

間取り 価格
1LDK・2K・2DK —
2LDK・3K・3DK 約5,226万円
3LDK・4K~ 約4,290万円

ほとんどの物件は3LDK以上のゆったりした間取りが多い傾向です。

都心にも近く、人気のエリアなので、価格の相場は千葉県内でも高い部類に入ります。

つくばエクスプレス沿線の東京都足立区と比較すると物件数や価格相場では、流山市の方が数が少なかったり、相価格が高い場合もあります。

その代わり、駐車場がある割合でいえば流山市の方が多いので、自家用車を保有をして近隣の観光地やレジャーに気軽にお出かけしたいと考えているなら、流山市は足立区よりも適したエリアだといえます。

それでは、戸建ての賃貸も確認してみましょう。

間取り 家賃
1LDK・2K・2DK 約9.0万円
2LDK・3K・3DK 約9.9万円
3LDK・4K~ 約16.4万円

物件は、2LDK以下の間取りはやや限定的ですが、それ以上の広さであれば選択肢は多いといえます。

また、大部分の割合で駐車場があるので、自家用車を持っていたり、これから持つファミリー層でも安心です。

ただし、家族にペットがいる場合は、ペット相談ができる戸建て賃貸がある程度限定されますので、この点は注意が必要です。

流山市の移住支援制度

利根運河・ふれあい橋

流山市では人口が増え続けていることもあり、移住そのものを直接支援する制度はありませんが、知っておくと心強い“間接的なサポート”がいくつか用意されています。

まず、小さなお子さんがいるご家庭に役立つのが「家庭児童相談室」です。

18歳未満の子どもに関する悩みを気軽に相談できる窓口で、来室相談と電話相談のどちらにも対応しています。

移住して間もない時期は、同じ境遇の友人や知り合いがまだ少ないことも多いため、こうした相談先があるのは安心につながります。

住まいに関するサポートも見逃せません。

住宅を購入する際、築年数によっては耐震性が気になることがあるかと思います。

流山市では、木造住宅の耐震診断の費用を一部補助したり、問題が見つかった場合にも改修費の一部を補助してくれる制度があります。

「耐震性が心配」「改修費がどれくらいかかるのか不安」といった場合には、ぜひチェックしておきたい制度です。

安心して暮らせる住まいづくりを後押ししてくれる、頼もしい支援と言えるでしょう。

▼ 詳しくはこちら
木造住宅耐震改修助成事業|流山市

移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント

移住を考えるうえで、流山市について事前に知っておくと安心できるポイントはいくつかあります。

ここでは、自然災害・交通・生活環境の3つの視点からわかりやすくまとめました。

自然災害 -各種ハザードマップの公開-

流山市は内陸にあるため、地震による津波の心配はほとんどありません。

ただし、江戸川沿いを中心に地震時の液状化や、洪水による浸水といったリスクは想定されています。

市のWEBサイトでは、洪水ハザードマップ・内水(大雨による冠水)ハザードマップ・液状化の可能性がある地域の資料などが公開されており、住まい選びの参考にできます。

また、谷や沢を埋め立てた土地など、大規模盛土造成地の情報も防災意識向上のために公開されています。

大きな崩落の可能性は低いとされていますが、念のため確認しておくと安心です。

移住前に知っておきたいポイント

  • 津波の心配は少ないが、液状化や河川氾濫のリスクはある
  • 各種ハザードマップが市のWEBサイトで公開されている
  • 大規模盛土造成地の情報も確認できる

事前にチェックしたいこと

  • 浸水・冠水などのリスクがあるエリアを把握して住まい探しに活かす
  • リスクがある地域に住む場合は、家族で対策を話し合っておく

▼ 詳しくはこちら
防災|流山市

交通 -通勤列車の混雑・道路渋滞-

東京方面への通勤やお出かけで利用されることも多いつくばエクスプレスは、朝の通勤時間帯に混雑しやすいことで知られています。

公式サイトでもオフピーク利用が呼びかけられているため、フレックスタイムなど柔軟な働き方ができる場合は検討してみると良いでしょう。

また、道路事情では、江戸川を渡って埼玉県三郷市へ向かう流山橋周辺が渋滞しやすいポイントです。

近年、北側に有料道路が整備され、以前よりは改善されているものの、時間帯によっては混雑が続くこともあります。

移住前に知っておきたいポイント

  • つくばエクスプレスは朝の時間帯に混雑しやすい
  • つくばエクスプレスがオフピーク利用を推奨している
  • 流山橋周辺は渋滞が起きやすい

事前にチェックしたいこと

  • 出勤時間を調整できるならオフピーク利用を検討する
  • 渋滞しやすい道路の状況を事前に確認しておく

▼ 詳しくはこちら
朝ラッシュ時間帯の混雑状況 | その他のご案内 | つくばエクスプレス(TSUKUBA EXPRESS)

生活・教育 -家賃の高さとマンモス校-

流山市は人気のベッドタウンとして人口が増え続けており、家賃や住宅価格が千葉県内でも高めの傾向があります。

中古住宅や戸建て賃貸の価格は県内トップクラスで、千葉市の多くの区よりも高い水準です。

また、つくばエクスプレス沿線の開発が進み、子育て世帯が多く流入したことで、小学校のマンモス化が進んでいます。

児童数が1,000人を超える学校が複数あり、日本最大規模の小学校も存在します。

そのため、35人学級が実現できず40人学級になったり、教室不足を補うためにさまざまな工夫が行われている状況です。

移住前に知っておきたいポイント

  • 子育て世帯が増え続けている
  • 家賃・住宅価格が高め
  • 児童数1,000人超のマンモス校が複数ある

事前にチェックしたいこと

  • 現在より住居コストが上がる可能性を想定する
  • マンモス校のメリット・デメリットを踏まえて住む場所や通学先を検討する

まとめ

流山市は、浅草・秋葉原・大宮・春日部・船橋など、首都圏のさまざまなエリアへスムーズにアクセスでき、さらに豊かな自然も楽しめる人気の移住先です。

活気があり将来性のある街で子どもを育てたい方や、ビルが立ち並ぶ都会から少し離れて、ほどよく自然を感じられる環境で暮らしたい方にぴったりの場所と言えます。

この記事を参考にしながら、流山市での新しい暮らしをイメージしてみてください。

※この記事は2026年2月時点での情報をまとめています。

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