長野県佐久市は、浅間連峰や八ヶ岳、荒船山に囲まれ、四季ごとに違った表情を見せてくれる自然豊かなまちです。
そんな佐久市への移住を考えると、「実際の暮らしはどんな雰囲気なんだろう」「移住者向けの支援はあるのかな」「住まいの特徴や家賃相場も知りたい」など、気になることがいろいろ出てきますよね。
この記事では、移住後の生活がよりイメージしやすくなるよう、佐久市の魅力や街の特徴をさまざまな角度からご紹介します。
良いところだけでなく、気をつけたいポイントも知ることで、自分や家族にとってぴったりの移住先かどうか考えるきっかけにしてみてください。
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目次
佐久市はどんなところ?

長野県佐久市には、約9万6,000人の人々が暮らしています。
春の桜、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季の移ろいがはっきり感じられる自然豊かな地域です。
温泉やキャンプなど、家族で楽しめるアウトドアレジャーが充実しているのも魅力のひとつ。
春にはカラフルな熱気球が空を彩る「佐久バルーンフェスティバル」が開催され、全国的にも珍しい「龍岡城五稜郭」や、千曲川の清らかな水で育った名物「佐久鯉」と多彩な鯉料理など、見どころや名産品もたくさんあります。
交通アクセスも便利で、北陸新幹線のJR佐久平駅から東京駅までは最短約1時間12分。
富山・福井・金沢といった北陸方面へも最短約2時間で行けるため、日本海側へのおでかけもしやすい立地です。
首都圏との行き来がしやすいことから、二拠点生活やリモートワークにも向いており、そうした暮らしを後押しする移住支援策も用意されています。
佐久市が移住先に選ばれる理由

首都圏へのアクセスが良いことは、佐久市が移住先として人気を集める大きな理由のひとつです。
ただ、それだけでなく、暮らしやすさを支える魅力がほかにもたくさんあります。
まず、地域医療の充実ぶりは大きな安心材料です。
人口10万人あたりの看護師・保健師数は、全国平均はもちろん、医療が盛んな長野県の平均をさらに上回っています。
医療施設も充実しており、佐久総合病院や国保浅間総合病院といった大規模病院に加え、高度医療に対応した佐久医療センターも利用できます。
家族みんなが安心して暮らせる環境が整っているのは心強いポイントです。
さらに、マイホームを考えるご家庭にとってうれしいのが土地代の手頃さです。
佐久市の平均坪単価は13万5,684円で、同じく人口10万人規模の神奈川県伊勢原市(44万764円)や東京都稲城市(86万3,151円)と比べると、3分の1以下という大きな差があります。
移住者向けの支援制度もそろっており、生活面でも経済面でもサポートが受けられます。
こうした点をふまえると、佐久市は家族での新しい暮らしを始める場所として、とても魅力的なまちと言えそうです。
ファミリーにうれしい子育て・教育環境
佐久市には、親子で楽しめるスポットが揃っています。
たとえば「佐久市子ども未来館」は、科学・生物・自然をテーマにした模型や標本の展示に加え、プラネタリウムや遊具もそろった人気施設です。
1日ゆっくり過ごせるほど内容が充実しており、子どもだけでなく大人の知的好奇心までくすぐられます。
教育面でも注目が集まっており、これまでにない先進的な教育方針を掲げるユニークな学校が次々と誕生しています。
子どもの学びの環境を重視して「教育移住」を選ぶご家庭が出てきているほどです。
たとえば、『サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久』が行うイマージョン教育や、『さやか星小学校』の行動分析学とデジタルを組み合わせた新しい学びのスタイルなど、多様な選択肢が広がっています。
さらに、お隣の佐久穂町には、日本で初めてイエナプラン教育を取り入れた『大日向小学校・大日向中学校』もあり、地域全体として教育への関心が高まっています。
こうした魅力がそろう佐久市は、子育て世帯から大きな注目を集めているエリアです。
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仕事・働き方から見る佐久市の特徴
長野県は製造業が盛んな地域として知られていますが、佐久市も同じく多様な製造拠点が集まっています。
缶入りドロップでおなじみの「サクマ製菓」や、腕時計ブランド「シチズン」の製造工場、「TDK」の磁気センサ製造工場など、名だたる企業が市内に立地。
さらに10か所以上の工業団地があり、地域のものづくりをしっかり支えています。
働き方の選択肢も広く、市内で働くのはもちろん、東京方面へのアクセスが良いことから首都圏へ通勤する人もいます。
リモートワークとの組み合わせなど、家族の暮らしに合わせた柔軟な働き方がしやすい点も魅力です。
日常の買い物環境も整っており、スーパーやドラッグストア、ホームセンターといった生活に欠かせないお店は、佐久平駅周辺や、市内を南北に走るJR小海線沿いに多く集まっています。
普段の買い物のしやすさを重視するなら、こうした商業施設の分布も参考にしながら住まいを探してみると、より暮らしやすいエリアが見つけやすくなりそうです。
移住するならどんな物件がある?
実際に、佐久市に移住する場合の住まいの状況はどうなっているか確認してみましょう。
まずは、中古住宅の相場から見てみます。
| 間取り | 価格 |
|---|---|
| 1LDK・2K・2DK | 約980万円 |
| 2LDK・3K・3DK | — |
| 3LDK・4K~ | 約4,994万円 |
物件の数はやや限定的的ではありますが、築20年以内の物件や、都市ガスが利用できる物件、オール電化の物件もあり、設備面は充実している所もあります。
また、佐久平駅にも比較的近い物件もあるようです。
では、戸建ての賃貸の状況も見てみましょう。
| 間取り | 家賃 |
|---|---|
| 1LDK・2K・2DK | — |
| 2LDK・3K・3DK | — |
| 3LDK・4K~ | 約11.9万円 |
物件の数は中古住宅より充実しており、選択肢は多いようです。
間取りは3LDK以上が多く、3DK以下の間取りは限定的です。
築20年以内の比較的新しい物件が半数を占めているのはうれしいポイントですが、その分家賃の価格は高めになっており、3LDK以上の物件で言えば長野県内でも上位となっています。
佐久市の移住支援制度

佐久市には、移住を考える方に向けたさまざまな支援制度がそろっており、その中には東京へのアクセスの良さを活かしたものもあります。
たとえば「佐久市リモートワーカー等新幹線通勤補助金」は、佐久市へ移住した50歳未満の方で東京圏へ通勤する人を対象に、北陸新幹線の運賃を一部補助する制度です。
市としても“東京へ通えるまち”という強みを生かし、移住・定住を積極的に後押ししていることがうかがえます。
さらに、移住を検討している段階の人に向けた「移住検討者滞在費補助金」も用意されています。
佐久市を訪れる際の新幹線代や宿泊費、レンタカー代、高速バス料金など、さまざまな費用の一部を補助してくれる心強い制度です。
もちろん、他の自治体でも見られる「UIJターン就業・創業移住支援事業補助金」も利用できます。
こうした支援策を見ても、佐久市の移住サポートはとても手厚く、安心して新しい暮らしを始められる環境が整っていると言えます。
▼ 詳しくはこちら
移住支援情報一覧 | 佐久市移住・空き家・空き店舗情報サイト
移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
それでは、佐久市への移住を考えるうえで、あらかじめ知っておくと安心なポイントを、自然・交通・生活の3つの視点からまとめてみます。
自然 -降水量と火山-
佐久地域の年間降水量は約964mmで、長野県内でも特に雨が少ないエリアです。
海から離れ、山々に囲まれた内陸ならではの気候で、台風や前線の影響を受けにくいことが理由とされています。
夏は全国的に暑さが厳しくなっていますが、佐久市では夜間が25度以上になる「熱帯夜」がほとんどありません。
日中はしっかり暑くなるためエアコンは必要ですが、夜は比較的過ごしやすいでしょう。
一方で冬は冷え込みが強く、最低気温がマイナス10度を下回ることもあります。
水道管の凍結対策は必須です。
また、市の北側には、軽井沢町・御代田町・群馬県嬬恋村にまたがる形で活火山・浅間山があります。
佐久市では「浅間山火山防災マップ」を公開し、火山ガスや噴石のリスク、避難施設などの情報をまとめています。
火山のある地域で暮らした経験がない方は、移住前にしっかり確認しておくと安心です。
移住前に知っておきたいポイント
- 年間降水量は1000mm未満で雨が少ない
- 夏でも熱帯夜がほとんどない
- 浅間山の火山情報が市から公開されている
事前にチェックしたいこと
- 冬の水道管凍結対策を確認しておく
- 火山災害の影響や避難情報を家族で共有しておく
交通 -鉄道・道路事情-
佐久市で利用できる鉄道は北陸新幹線とJR小海線の2つです。
小海線は1時間に1〜2本ほどで、通勤・通学で使う場合は時刻表の確認が欠かせません。
北陸新幹線は1時間に1〜3本程度ですが、長野駅や金沢駅と比べると本数は控えめです。
道路事情については、松本市や岡谷市方面へ向かう直線ルートが峠越えの一般道(国道254号・142号)となり、鉄道や高速道路は通っていません。
約60kmの距離を1時間半ほどかけて移動するイメージです。
高速道路を使う場合は千曲市を経由する北回りルートになります。
移住前に知っておきたいポイント
- 鉄道はJR小海線と北陸新幹線が利用可能
- 新幹線の本数は主要駅より少なめ
- 松本・岡谷方面は峠越えの一般道がメインルート
事前にチェックしたいこと
- 通勤・通学で鉄道利用が必要なら本数や時刻を確認しておく
- 松本・安曇野・岡谷方面へ行く場合は、移動時間を考慮する
生活 -公共料金-
佐久市が移住者向けにまとめた資料によると、水道や電気などの公共料金は東京よりやや高めになる傾向があります。
都市ガスが使える地域は限られており、多くの家庭がプロパンガスを利用するため、ガス代が高くなりやすい点も特徴です。
上下水道料金が高めなのは、広い面積に対して人口が少ないという地域特性が影響しています。
さらに冬は寒さが厳しいため、暖房用の灯油代もかかります。
結果として、公共料金の総額は東京より月1万円ほど高くなることが多いようです。
ただし、家賃は大幅に抑えられるため、生活全体のコストで見ると佐久市のほうが負担は軽くなるケースが多いでしょう。
移住前に知っておきたいポイント
- 公共料金は東京より高くなる傾向
- 都市ガス利用エリアが限られ、多くはプロパンガス
- 上下水道料金も地域特性で高め
- 家賃を含めた総合的な生活費は東京より割安
事前にチェックしたいこと
- 現在の公共料金と移住後の料金差を確認しておく
- 暖房設備や断熱性能を見直し、光熱費削減ができるならリフォームも検討する
▼ 詳しくはこちら
佐久市ってどんなところ? | 佐久市移住・空き家・空き店舗情報サイト
まとめ
長野県佐久市は、東京へのアクセスの良さに加え、先進的な教育環境など、移住を考える人たちを惹きつける魅力がたくさんある地域です。
自然豊かな環境で子どもに新しい学びを体験させたい方や、東京へ通勤しながら医療体制の整った場所で安心して暮らしたい方にとって、佐久市はまさに理想的な移住先といえます。
この記事を、佐久市での新しい暮らしを思い描くきっかけにしてもらえればと思います。
※この記事は2026年4月時点での情報をまとめています。
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