二拠点生活(デュアルライフ)とは、生活する場所を、離れた2か所に設けるライフスタイルのことです。
このページでは、二拠点生活の概要や活用方法、メリット・デメリット、始める前に決めておきたいこと、役立つサービスなどをご紹介します。
都会と田舎に限らず、暮らしを豊かにするための生活を、考えはじめてみませんか。
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二拠点生活(デュアルライフ)とは
『二拠点生活』とは、その名のとおり、ふたつの地域に生活拠点を持ち、両方を行き来するライフスタイルを指します。
これまでは、富裕層やリタイア世代が別荘を所有して、余暇を楽しみに訪れるイメージでしたが、昨今の副業解禁やリモートワークの普及など、働き方の多様化によって、現役世代でも二拠点生活が可能な環境が整いつつあります。
平日は都市部で仕事をしながら、週末好きな土地で趣味を楽しんだり、子どもの長期休暇に合わせて拠点を行き来したり、趣味やレジャーのために何ヵ月も地方で過ごしたりする方もいます。
目的はさまざまですが、二拠点生活をとおして、心豊かなライフスタイルを楽しむ方が多いようです。
目的別の二拠点生活活用方法
二拠点生活を利用する理由は人それぞれですが、まずは代表的なケースをご紹介しましょう。
趣味を楽しみたい
「マリンレジャー・ウインタースポーツ・登山・キャンプなど、アウトドアを本格的に楽しみたい」「伝統工芸など、その土地でしかできないことを本格的にやりたい」「野菜や果物、お米など、畑仕事がしたい」方はこのタイプ。
海や山の近くに住んだり、就農に適した場所で、余暇を最大限に利用して趣味を満喫したい方におすすめです。
刺激のある子育てをしたい
「子どもに自然に触れてのびのび育ってほしい」「都会ではできないことを体験させてあげたい」などの理由で、子育てに二拠点生活を取り入れたい方がこのタイプ。
平日⇄週末で実施するのか、シーズンごとに移動するのかでスタイルが分かれます。
また、「進学を機に、子どもが進学したい学校の近くに二拠点目を置く」ケースもあります。
実家の両親と関わりたい
「実家を離れて都会で暮らしながらも、週末やシーズンごとに実家を行き来する」方がこのタイプ。
両親の介護や家業の手伝い、両親と孫との触れ合いなど、目的はさまざま。
また、住まいを実家の一室にする方もいれば、「ほど良い距離感が欲しい」と、近くに居を構える方もいます。
プレ移住を体験したい
「移住したいけれど、まだ今の仕事を続けたい」「田舎暮らしに馴染めるか不安だし、今の住まいを残しておきたい」など、将来的な移住を見据え、移住を検討している場所で二拠点生活をはじめる方がこのタイプです。
本格移住の前に、土地勘や人脈を広げたい方にもおすすめです。
二拠点生活のメリット
二拠点生活で得られるメリットは、普段暮らしているなかでは手に入らないものがあります。代表的なものを見てみましょう。
生活にメリハリが生まれる
家と職場を行き来する毎日に疲れた際、二拠点生活は、新たな生活リズムを作ってくれます。
趣味や好きなこと、好きなものに囲まれる時間は、日々の生活を豊かにしてくれます。
その土地ならではの楽しみを満喫できる
海や山など、自然豊かな環境や、住んでみたかった土地にどっしり身を置ける生活は、旅行とは違った楽しみを与えてくれます。
即移住より気軽に始められる
「いつかは移住」と、目標を掲げていても、はじめての土地にいきなり移住するのは勇気がいるもの。
二拠点生活で、移住を疑似体験すれば、移住後の生活を身を持って知ることができます。
移住支援など、公共サービスを利用できる
地域やシチュエーションによりますが、『移住支援金』などのサービスが活用できる場合があります。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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二拠点生活のデメリット
二拠点生活には、デメリットも多く存在します。代表的なものを見てみましょう。
仕事内容が制限される
二拠点生活では二つの場所を行き来する点から、自由度のある職場環境が必要になります。
移動が大変
二拠点間の距離や交通事情にもよりますが、移動には時間もコストもかかります。
できるだけ行き来しやすいところを選ぶと良いでしょう。
保育や学校など受け入れ先探しが必要
子育て世帯の二拠点生活の難所ともいえる受け入れ先探し。
保育園留学や一時保育を活用したり、子どもはどちらか一拠点を生活拠点にして、もう一方はたまに利用するなど、家族会議が必須です。
費用がかかる
生活拠点が増えれば、当然生活固定費は倍かかります。
現在の生活固定費を節約する工夫や、割引・サブスクなど、お得情報を駆使したいところですね。
二拠点生活を始める前に
実際に二拠点生活を始めるなら、まずはなにから始めるかをまとめました。
二拠点移住前の参考にしてみましょう。
どのような暮らしがしたいか
まずは二拠点生活の目的や滞在頻度を明確にしましょう。
「週末田舎でのんびり過ごしたい」、「ウィンターシーズンに雪山に近い場所に住みスノボを思う存分楽しみたい」「子どもたちが就学するまでは自然に触れさせて暮らしたい」「農繁期はがっつり田舎で過ごしたい」など、
- 最も重要な目的
- 滞在スタイルと頻度
- 二拠点生活を続ける期間
などを書き出して整理してみましょう。
予算はどのくらいさけるか
次に重要なのがお金の話ですね。
“豊かな生活”を目指したのに、お財布が貧しくなっては生活が続けられません。
- 移住にかかる費用
- 二拠点生活を始めた場合の生活費
- 収入の増減
- 利用できる支援金や補助金
などを試算してみましょう。
また、移住相談窓口などのサービスを利用すると便利です。
仕事はどうするか
現在の仕事がリモートワークが可能であったり、フレックスタイム制であったり、インターネット環境があればとこでも仕事のできる個人事業主や、まとまった額の不労所得を得ている方などは、仕事を続けながら二拠点生活に移行も可能でしょう。
二拠点生活のために、新たに仕事を探したい方は、リモートワークを推進している移住支援や、専門サイトで情報収集してみましょう。
二拠点生活をしはじめてから探すのは、リスクが高いのでおすすめしません。
家族の理解は得られるか
二拠点生活をするにあたり、家族の理解は重要です。
- 家族全員で二拠点生活を始める
- 子どもたちは地方に住み、両親が交代で行き来する
- 都市部で仕事をしている方のみ週末移住
など、スタイルはさまざまあります。
二拠点生活の目的に合わせて、家族ともしっかり話し合いましょう。
二拠点生活を始める際に役立つサービス
二拠点生活を始めるうえで、役立つサービスをいくつかご紹介します。
サブスクサービス
ワーケーションやリモートワークの普及に呼応して、二拠点生活をはじめ、多拠点生活をしたい方におすすめのサブスクリプションサービスが近年増加しています。
- 住宅のサブスクリプション
- キャンピングカーのレンタルサービス
- 提携ホステルやゲストハウスが泊まり放題のサブスクリプション
など、サービス内容は多種多様です。
セカンドハウス探しの拠点として便利なので、気になる方は検索してみましょう。
地方自治体の移住支制度
二拠点生活でも、移住を目的とした地方自治体の『移住支援制度』が適用される場合があります。
補助金や空き家の紹介、移住コンシェルジュの活用など、利用できるサービスがあれば、二拠点生活のスタートコストを削減できます。
ただ、該当の地方自治体にサブ拠点を置くだけでは、移住支援制度が適用されない可能性もあるので、各地方自治体の移住特設サイトで、詳細を確認しましょう。
内閣府の『地方創生移住支援事業』
東京23区に在住または通勤する方が、東京圏外へ移住し、起業や就業等をはじめる際に利用できるのが、内閣府の『地方創生移住支援事業』です。
二拠点生活でも利用できる可能性がありますが、「申請後5年以上、継続して移住先市町村に居住する意思があること」、「移住先に住民票を移すこと」など、多くの要件があります。
関連記事「移住するなら支援金を活用しよう!制度のしくみと利用方法」
手頃な住まいを探すなら
二拠点生活をはじめるうえで、予算内での家探しは大変です。
新築にこだわらず、中古物件にも目を向けてみましょう。
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まとめ
IT技術の発展や、新型コロナの流行によって、リモートワークが普及したいま、以前より手軽に二拠点生活に踏み出せる環境が整いつつあります。
しかし、まだ発展途上な側面も多く、地方移住などに比べて支援が行き届いていない面もあります。
しっかりと情報収集して、理想の二拠点生活を叶えましょう。
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