畳が古くなっているというのは見た目でわかっても、メンテナンス作業の種類や値段、タイミングなどはよくわからないものです。
この記事では、畳のメンテナンスの値段や失敗しない選び方、依頼の方法などを解説します。
畳とはどんなものかからご説明しますので、畳のメンテナンスを検討中の方はぜひ参考にしてください。
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畳の機能と種類
畳の機能や種類の説明を通して、畳のメンテナンスをする意味をご紹介します。
畳の機能
畳が古くから生活様式の変わった現在まで愛用されてきた理由は、クッション性や防音性、空気の清浄化、調湿や芳香の癒やし効果などがあるためといわれています。
畳の和室は減少傾向にありますが、以下のアンケートのように「畳の和室が欲しい」という方は約7割にのぼります。
あなたは理想の家に住めるとしたら、和室、畳のある部屋が欲しいですか? | 欲しい:38.4% |
やや欲しい:30.7% | |
あまり欲しくない:19.5% | |
欲しくない:11.5% |
2022年 プラネット調べ
和室はシンプルな生活様式によく合い、掃除や手入れもしやすく機能的ですが、いつまでも性能が変わらないわけではありません。
新しい畳にすると気持ちがいいですが、い草のにおいが広がり、クッション性のある踏み心地が戻ることなどが作用しているでしょう。
新しい畳のにおいには心を癒やす効果があります。い草の芳香成分は森林浴効果と同じ癒やし成分が含まれています。
また、高いリラックス効果のある成分も含まれています。
表面が硬くなってくると防音、防湿効果も劣ってくるので、専門的なメンテナンスを依頼しましょう。
畳の種類
現在畳のサイズはおもに以下の4種類あります。
畳の種類
京間(本間・関西間) | 縦95.5cm×横191cm | 室町時代の貴族の間で、最初に普及したサイズ。板の間に代わってベッドやクッションの機能を担った。
中部地方以西に多い。 |
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中京間(三六間) | 縦91cm×横182cm | 西日本で庶民の間に普及した。
京間=貴族と同じ大きさの畳を遠慮して京間より少し小さい(9割程度) |
江戸間(五八間・関東間) | 縦87cm×横176cm | 関東で一般庶民に使われるようになった結果、住宅事情に合わせて京間より8割程度の大きさに。
関東以北で多いサイズ。 |
団地間(五六間) | 最大縦81cm×横170cmまで各種 | 高度経済成長期に集合住宅用にできたサイズ。
江戸間より小さいサイズで、京間と比べると8割弱程度の大きさのものを指す。 全国で普及。 |
このほかに、近年では和モダンの志向に合わせて正方形で縁なしの琉球畳や、カラフルな和紙畳などがあります。
和紙畳や樹脂製畳は撥水加工がされていて感触がさっぱりしており、直接日光に当たっても色褪せしにくく、高い耐久性を持つため、子育てにも向いている畳です。
琉球畳は近年カジュアルさやおしゃれさから普及が進んできています。
置き畳としてとても雰囲気が良いのが特徴です。
琉球畳のデメリットは、一般的な畳とは異なり畳縁がないため、耐久性が低くなりやすく、置き畳でも枠を作ったほうが長持ちします。
七島い草など高級品を使って和室を新調すると、6畳で20万円以上と、かなり高価になる傾向があります。
畳の構造
メンテナンスの方法をわかりやすくするために、畳の構造をご説明します。
畳は大きく分けて以下の3つで構成されます。
- 畳表(たたみおもて):畳の表面に張られたゴザ
- 畳縁(たたみべり):畳の側面の生地
- 畳床(たたみどこ):畳の本体部分
畳表(たたみおもて)
畳表は、平行に張られた経糸(たていと)に対し、い草を緯糸(よこいと)として交互に織り込んで作ったゴザです。
畳の表面を覆うために使用し、い草以外の材質を使うこともあります。
畳表は、織り込むい草の本数が多いほど質が良く、経糸の素材には綿よりも麻が採用された畳表のほうが高級です。
また、い草の生育状態や加工の仕方が均一なものが、耐久性も仕上がりの美しさも良いです。
風合いよりも耐久性を重視して和紙やパルプ、化学繊維でい草風に仕上げた畳表も作られています。
畳縁(たたみべり)
畳縁は畳の側面に縫い付けてある生地で、畳表の補強や畳同士の隙間を埋める役割をしています。
畳のアクセントや部屋の装飾としてもとらえられ、なかなか目にしない奇抜なものを含め、豊富なデザインが準備されています。
綿や麻の糸を使った昔ながらの畳縁のほか、安価で丈夫な化学繊維製の畳縁も普及中です。
畳縁は畳店で扱うものが数百種類あり、材質も綿100%・綿50%+ナイロン50%・ナイロン100%などさまざまです。
昔からある純綿の無地は座敷・客間などでよく使われますが、最近ではナイロン地のカラフルな無地や柄ものも人気が高まっています。
綿100%の無地は落ち着きと高級感がありますが、高価なものが多く、日焼けにより変色しやすいのが短所です。
ナイロン地のものは変色しにくく耐久性が高いのですが、熱に弱いという短所があります。
和室の雰囲気を変えてリフレッシュしたい場合、畳縁選びは重要なポイントでしょう。
畳床(たたみどこ)
畳床はおもに稲藁(いなわら)を何層にも重ねて圧縮して縫った藁(わら)床が使用され、使われている稲藁の品質によって等級が分かれます。
畳表を張る芯として使用され、畳の弾力や吸湿性ほかの機能を左右します。
畳床の素材の種類は外見では判断できませんが、藁のほか発泡スチロールまでさまざまです。
畳床の材質
稲藁 | 稲藁(いなわら)を何層にも重ねて圧縮して縫い上げたもの。
稲藁の品質に応じて等級分けされ、一般的な住宅には二級品が広く普及している。 |
---|---|
建材床 | ポリスチレンフォームなどが主材料。
畳が軽量化できる。稲藁の流通量の減少で普及した。 |
藁サンド床 | 木質繊維を圧縮したインシュレンボードを、藁と藁の間に挟んで使用する。
ポリスチレンフォームを藁でサンドイッチするタイプもある。 |
畳のメンテナンスはどんなときに必要か
畳のメンテナンスの時期は、どのように判断したら良いのでしょうか。
最終的には専門業者の確認が確実ですが、目安として知っておきましょう。
畳の状態から判断する
畳表の色褪せや擦り切れ、畳の弾力、虫、カビ(見た目やにおい)などの状態を確認してみましょう。
畳表を張り替えてから年数が過ぎていたり、畳表をこすった際に、い草が服につくようになってきたように感じたりすることはないでしょうか。
畳の芯材である畳床の経年変化で、踏むとギシギシときしみ音が出たり、ブカブカと浮き上がるような感触が出たりしていないかもポイントです。
ブカブカと浮くような感触になってきたときは、畳の内部が劣化してきている証拠です。
その場合は、畳を畳床ごと新調する時期にきています。
経過年数
経過年数の目安は、基本的に新調から2年から5年で裏返し、裏返しから約5年で表替え、前回の新調から10~15年で新調をおこないます。
裏返し | 約2~5年 |
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表替え | 約4~7年 (裏返しをおこなってから約5年) |
新調 | 約10~15年 |
ただし畳の置かれた状況によっては、耐用年数よりも早く傷みが出ることもあるので、畳の状態を見て業者にチェックを依頼するのが良い場合もあります。
例えば締め切った和室など、畳にカビやダニが発生していたり、湿度が高く傷みが早かったりする場合など、年数より早く傷んでしまうこともあるでしょう。
中古一戸建ての畳は修繕歴がわからないことも
中古物件の建物の状態をもっとも細かく知る手段として、売買契約の際に重要事項説明書と一緒に交付される、「物件状況等報告書」があります。
この物件状況等説明書か、買い主募集のための販売図面に畳を含めたリフォームやメンテナンスの履歴が記載されている場合がありますが、内装の細かい管理の記載は義務ではありません。
できるようであれば、売り主に畳のメンテナンスの状況を確認しておくのが良いでしょう。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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畳のメンテナンスの方法と値段
畳のメンテナンス方法の基本は表替え・裏返し・新調の3種類です。
このどれをおこなうかは、業者の所見をもとに、依頼する方が判断します。
畳を裏返す
既存の畳表を裏返して再利用する方法です。
畳床に固定している糸をはずす作業もともなうため、側面の畳縁は新しいものへ交換することになります。
値段の相場は1畳あたり約4,000円で、畳縁の値段などで価格は上下します。
作業期間は1日で済むことが多いでしょう。
畳の表替えをする
畳表と畳縁を新調する方法で、畳床は既存のものをそのまま利用し、新品のような見た目になります。
4~8年くらい経った畳や、一度裏返しをおこなってから5年ほど経過した畳に適しています。
い草のささくれ、畳が光沢を失うなどの状態も、表替えの施工の目安です。
値段の相場は1畳につき5,000~2万円前後で、畳表のグレードによって大きく変わります。
一戸建て用はマンション用に比べて、少し割高となります。
表替えも大体1日で終了することが多いようです。
畳を新調する
畳を敷いてから10~15年くらい経った頃が、畳を新調するタイミングです。
畳のへこみ、ダニが気になるなどのほか、畳を変えることで部屋の雰囲気を変えたいときなどもおすすめです。
新調の値段の相場は1畳につき1~3万5,000円程度が主流でしょう。
畳表・畳床・畳縁のグレードによって価格は大きく異なり、高級品はこれよりさらに高額となります。
新調する場合、既存の畳を業者が採寸をおこない後日、新しい畳が完成してから入れ替え作業をします。
裏返しや表替えのように、「作業中は畳がない」という状態にはなりませんが、施工にかかる日数は、採寸から入れ替えまで2~10日くらいです。
料金は、例えば畳のサイズが同じ江戸間でも、畳の厚みによって変わることがあります。
平均的な畳の厚みは地域差があり、中部~関西は55mm、関東は60mmくらいで、大体30mm以上の厚みがあることが多いですが、最近では13~15mmの薄い畳があります。
薄い畳は製造に特殊な技術を要するため、業者によっては厚みが25mm以下の場合、通常価格の2割増しくらいになることもあるでしょう。
良い畳の特徴とは
良い畳とはどのようなもので、お金をかける意味はどのようなところにあるのでしょうか。
良いい草を選別して作られた高級の畳表は色や太さ、光沢が均一で表面がきれいです。
茎がしっかり太くて切れにくいために、表面が長くきれいな状態に保てます。
また、畳表の1畳あたりのい草の使用量が多いと、弾力も良くなります。
畳床の違いは、どちらかというとお部屋の使用頻度、床下の状態、段差などの具合に合わせて用途に合ったものを選ぶのが良いでしょう。
建材床は木質ボードの使用でダニなどの発生が少なく、価格も安価に抑えやすいですが、新調直後は稲藁の床に比べて、やや硬めに感じることもあります。
稲藁を使用した畳床は足触りが良く耐久性・吸湿性に優れているのが特徴です。
稲藁床や稲藁のサンドイッチ床は、防虫シートでダニの発生を抑えます。
畳はDIYでメンテナンスできるか
畳のメンテナンスをDIYでおこなう話はあまり聞きませんが、DIYでできることはあるのでしょうか。
畳の張り替えはプロに依頼を
畳の状態の判断や専用の道具や機械、熟練の技術を必要とする畳のメンテナンスは、アマチュアがDIYでおこなうメリットは少ないでしょう。
畳のメンテナンスの頻度を考えると、道具をそろえたり技術を覚えたりすることは割に合わないといえます。
また、作業が上手くいかなかった場合に、畳をダメにする可能性も高い点も、DIYがしにくい理由です。
DIYでもできるおしゃれな置き畳
琉球畳などを使った「置き畳」なら、畳の厚さや敷き詰めるサイズを合わせられれば、DIYできる可能性があります。
畳の厚みは稲藁床の畳の55~60mmが標準でした。
しかし近年住宅のバリアフリー対応や床暖房などの内装の多様化で15~30mmの畳が多くなっています。
30mm以下の畳を薄畳と呼び、置き畳の多くはこの30mmほどで作られてます。
置き畳はフローリングなどの上でも可能です。フローリングとの段差や、敷居戸の隙間を埋める調整材も販売されているので、トライするのも良いでしょう。
広めのリビングのなかに置き畳を使った小上がりスペースを設けると、さまざまな用途のユーティリティスペースとなります。
例えば小さな子どもの寝かしつけや遊びの見守り、気軽に寝そべったり、来客の就寝スペースにできたりするなどです。
失敗しない畳のメンテナンスの依頼方法
この項では、畳のメンテナンスを業者に依頼するうえでの注意点をまとめました。
メンテナンスを依頼する業者の種類
畳のメンテナンスは、ほぼ畳専門店かホームセンターへの依頼となります。
それぞれの特徴をご説明します。
畳専門店
専門知識や資材の豊富な畳専門店は、地元業者なら依頼する安心感は抜群な反面、最初は少し敷居が高く感じるかもしれません。
畳専門店のメリットとデメリットは以下です。
畳専門店に依頼するメリット | ・扱う工法や素材の種類が豊富 ・事前のチェックで的確なアドバイスを受けやすい ・アフターフォローも依頼しやすい |
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畳専門店に依頼するデメリット | ・営業などの窓口がないことが多い ・職人さんとじかで話しづらい ・施工場所の家から遠い場合もある |
ホームセンター
ホームセンターは気軽に依頼がしやすい反面、作業する方と事前にコミュニケーションが取りづらい面があります。
ホームセンターのメリットとデメリットは以下です。
ホームセンターに依頼するメリット | ・馴染み、最寄りの店で畳の張り替えが依頼できる ・大量仕入れで値段が割安なこともある ・価格がわかりやすい |
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ホームセンターに依頼するデメリット | ・安い畳の耐久性や仕上がりがもう一つの場合も ・オプションの追加で値段が高くなる場合がある ・下請けが多く作業者に事前に要望を伝えづらい ・口コミが少なく、判断材料が少ない |
業者選びの基準
とくに畳店の場合、良い業者を選ぶ基準は以下を参考にしてください。
- たしかに地域密着の業者かを確認する。Webでエリア名で調べて依頼したら、実は遠方の業者だったケースも多い。
- 契約を急がせないか。顧客の都合を考えない強引な勧誘がある場合は、注意が必要。
- 財団法人日本規格協会と全日本畳事業組合主催の、品質管理責任者資格があるか。
これらを満たしたうえで、見積もりの細かさや透明性、質問への回答が的確か、無理に高額の商品をすすめないかなどの点を確認しましょう。
見積もりは、ホームページに掲載されているものと極端に値段の違いがないかを見ましょう。
値段の違いがあれば、その根拠をわかりやすく説明してもらえるかも大切です。
また、相見積もりを取り、対応や価格を比較することもおすすめします。
畳の張り替えの値段を抑えるコツ
畳の張り替えの値段を抑えるのは、やはり見積もり段階での工夫が大切です。
Webサイト上で価格を見比べ、相見積もりをしっかり取ることで価格の違いがわかり、言い値になることを回避できるでしょう。
また、値段だけではなく価格に見合った商品や仕事のクオリティも、口コミなどでチェックして、同程度の内容で安い業者を探すこともできます。
ホームセンターを利用する場合は、普及品は大量発注の分、畳専門店の同じ質のものより安い可能性があるので、高級畳を望まなければ検討の価値があります。
そして作業以外の工賃は、家具を動かすことや畳の処分など、可能であれば自分でやるようにすれば、値引きの可能性があるので問い合わせをしてみましょう。
畳のお手入れで寿命を延ばす
畳の正しい手入れをすることで、畳のメンテナンスの時期を延ばせるかもしれません。
また、メンテナンス後の畳を長く良い状態に保つために、以下のお手入れを定期的におこなうことをおすすめします。
まず、畳の状態が良くないときの対処方法は以下です。
カビの発生 | 用意するもの:アルコール除菌スプレー・雑巾・歯ブラシ・塩素系漂白剤
アルコール除菌スプレーを雑巾にたっぷり含ませる。カビの場所に直接吹き付けるとスプレーの勢いでカビの胞子が拡散するので注意。 カビが生えている部分に、雑巾にカビを移していく要領で押し当てる。カビを広げないよう、まめに雑巾の面を変える。 時間が経ったカビは、奥まで入り込んで黒ずんだシミになっている。シミは液体状の塩素系漂白剤を、200倍以上に水で薄めて使う。 塩素系漂白剤をそのまま使うと、畳の色素が抜けて傷むため、しっかり薄める。 雑巾などに染み込ませてカビの部分だけを拭き、最後に水拭きをして漂白剤を残さず拭き取り、乾燥させる。 窓やドアを開けて換気し、乾燥させる。使った雑巾はそのまま処分する。 |
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ダニの発生 | ダニは乾燥と高温に弱いので、天日干しもしくは布団乾燥機などで60℃以上の熱風により駆除する。
天日干しは、ドライバーなどを使って畳を上げ、日当たりの良い場所で日光に当てる。その間、普段取れない畳の下のホコリを掃除機で吸い取る。 あるいは畳の上に直接布団乾燥機を置き、その上から掛け布団などをかけて乾燥させる。 |
液体をこぼした | ジュースなど飲みものをこぼしたときは、時間を置かずすぐに乾いた布やシートで水気を拭く。
そのあとで固く絞った濡れタオルで表面の汚れを拭き取る。 時間が経つと畳が水分を吸収してシミになるため、即座に対応することが大切。 |
畳表のささくれ | 用意するもの:木工ボンド・筆・雑巾
まず後述の普段の方法で畳を掃除してホコリやチリを取り除く。 乾拭きのあとに、立ったい草を畳の目に沿い、しっかりとなじませるように寝かせる。 ささくれが落ち着いたら、薄めた木工ボンドを筆で塗り、十分に乾燥させる。 畳の傷が広がる前におこなうと、ある程度きれいに保てる。 |
また、普段の畳のお手入れの基本は以下のようにおこなってください。
1.掃除機やほうきでゴミやホコリを掃除 | ほうきを畳の目に沿ってはき、ゴミやホコリを取り除く。
掃除機を使用するときは先端のブラシの回転を止めて、畳の目に沿い強く押し付けないようにゆっくり吸い取る。 掃除機は、畳1畳に対して1分程度は時間をかけて吸引するのが良い。 |
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2.隙間に詰まったゴミやホコリをほうきで取り除く | 畳の縁などの隙間のホコリや髪の毛などのゴミは、ほうきで掻き出して掃除機で吸うか、乾いた布で集める。
細かなゴミを掻き出すときは、小さいほうきや柔らかめのブラシが便利。 |
3.雑巾で水拭きする | 畳は湿気を嫌うのであまり水を使わないのが基本。
しかし月に1回程度は固く絞った濡れ雑巾で丁寧に畳の表面の汚れを拭き掃除する。必ず畳の目に沿うようにおこなう。 |
4.乾拭きで水分を拭き取る | 最後に乾拭きで仕上げ。雑巾は変色などのリスク防止のため、化学繊維ではなく昔ながらの柔らかい綿などの雑巾を使用する。
米ぬかを包んだ不織布で畳の表面を軽くこすっておくと、米ぬかの油分で防水と艶出しができる。 |
まとめ
畳のメンテナンスの値段や失敗しない選び方、依頼の方法などを解説しました。
住環境研究所の2016年の調査データによると、和室のニーズは高齢の方より子育て世帯のほうが高いことがわかっています。
同調査では20代76.0%、30代75.2%、40代70.6%と、畳が生活のなかで必要とされていることがわかります。
同じ和室でも使用頻度によって畳のグレードを変えるなど、長く過ごす部屋では良いものを使うという考え方も、値段検討の一つの基準としておすすめです。
ちゅうこだて!では、多数の中古物件を取扱っております。
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