茶畑と富士山が美しい静岡県は、関東・関西どちらにもアクセスの良い人気の移住先です。
静岡県に移住する前に、地域の特色、住まいやお仕事事情、支援制度の有無などを知って、失敗や後悔を防いで、気持ちよく移住を叶えましょう。
メリットやデメリットを把握すると、移住後の生活がイメージしやすくなりますよ。
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目次
静岡県はどのようなところ？
静岡県は、日本の中部地方に属する人口約356万人の県。都道府県別の人口ランキングは福岡県に次いで第10位です。
県庁所在地は静岡市で、浜松市とともに政令都市に指定されています。
静岡県は東京都と愛知県の中間に位置する好立地な県で、新幹線や高速道路、空港も整備されており、首都圏や関西へのアクセスも良好です。
気候は海洋性気候で、北部の山岳地帯を除けば全県的に温暖です。
県の広さは全国第13位。約500kmの海岸線が南側に沿った形で、遠州灘や駿河湾、相模灘があり、北側は富士山をはじめとした北部山岳地帯が連なっています。
山地から湧き出る水は肥沃な平野を形成し、静岡県の豊かな産業を支えています。
昔からさまざまな産業や観光業が盛んで、工業分野では、自動車や航空機、半導体などの製造業が盛んです。
県内には大手企業の工場が多く、技術力の高さと産業の多様性が見られます。
名物は、静岡茶や三島ういろう、鰻の蒲焼きなどがあります。
静岡県の中・東部は温厚で素朴な性格の人が多く、西部は経済的でフットワークの軽い人が多い傾向です。
地域への愛着と協力精神が根付いており、地域の祭りや伝統行事などの文化イベントでは、地域の人々との交流を楽しめます。
静岡県でおすすめの移住先
静岡県には23の市(10の区)、12の町、合計で35の市町があります。
なかでも人気があり、おすすめの移住先をいくつかご紹介します。
静岡県は大きく分けて『伊豆』『東部』『中部』『西部』エリアに分かれています。
東海道新幹線の停車駅で東京通勤圏内 『三島市(みしまし)』東部エリア
人口は約10万人。三島市は静岡県内でも移住者の多い地域で、2021年には県内で1位になっています。
テレワークの普及を背景に、東京まで通勤圏内の強みを活かし、移住支援も手厚く、転職せずに移住できるエリアとして人気です。
静岡市に隣接したベットタウン 『藤枝市(ふじえだし)』中部エリア
静岡県の中央に位置し、静岡市の西にある約15万人が暮らす地方都市。
国道1号・国道1号バイパス東名高速道路、新東名高速道路などの交通網が充実している車社会です。
藤枝市は、夫婦への支援が盛んで、新婚生活サポート補助金や仲良し夫婦移住永住促進事業などを実施しています。
子育て支援も多く、子育てしやすい環境が整っています。
複数の大型商業施設が近隣に点在 『浜松市(はままつし)』西部エリア
浜松市は静岡県の二大都市の一つで、約80万人が暮らす県内最大の都市です。
人口は県庁所在地の静岡市を超えます。
浜松市は面積が広く、エリアによって都会暮らしの便利さと、田舎ののどかさもあります。
富士山の裾野で暮らす 『富士宮市(ふじのみやし)』東部エリア
富士宮市は、富士山麓に位置する町です。
富士山の西南麓にあり、朝霧高原の湧き水など、豊かな自然に囲まれ、田舎暮らし派やアウトドア派にぴったり。
支援制度のなかでも、子育て支援が充実している市です。
静岡県への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
静岡県への移住を検討するうえで、事前に確認すべきポイントをお伝えします。
東西で変わる地域性
静岡県はもともと『遠江国』、『駿河国』、『伊豆国』の3つの国でした。
異なる国が統合してできた経緯もあり、静岡県は東部と西部とで文化が大きく異なります。
東西の県民性を把握してから移住先を選ぶと後悔しにくいでしょう。
人とのコミュニケーションが好きな人は浜松市を中心とした西部、引っ込み思案の人は静岡市を中心とした中部・東部が相性が良いようです。
普段の生活にはマイカー必須
静岡市や浜松市など人口が集中している地域には、ショッピング施設や病院などがそろっていますが、中心部を離れると徒歩圏内にはありません。
普段の生活には、一人一台のマイカーが必須と思っておきましょう。
気候もエリアによって異なる
静岡県は、標高の高い地域は雨が降りやすく、冬には積雪があります。
首都圏に比べると温暖な気候ですが、沖縄や九州にはおよびません。
地形の影響で風が強い地域が多く、気温は10度以上あるのに、体感気温は低く感じることも多いようです。
自然災害
静岡県は“相模トラフ巨大地震”と“南海トラフ巨大地震”の、ふたつの地震リスクを抱えています。
住まいを探す際はハザードマップをしっかり確認して決めましょう。
ちゅうこだて！の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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静岡県に移住するならどのような物件がある？
静岡県内の物件数は、中古戸建てが約2,200件、中古マンションが約1,100件、賃貸物件が約15万7,069件掲載があります。
中古一戸建て
静岡県の中古一戸建ての人気エリアは、伊東市、富士市、沼津市などです。
一部の町では物件数が0のところもあります。
中古マンション
静岡県の中古マンションの人気エリアは、熱海市、浜松市中区、伊東市など。
都市部のほか、リゾート地にも物件が多い印象です。
それ以外のエリアには、マンション物件は少ない傾向です。
賃貸物件
静岡県で人気のある賃貸物件は、浜松市中区や静岡市葵区、沼津市です。
浜松市中区や富士市は掲載物件数が多く、希望に合ったお部屋が見つかりやすいです。
一部の町では物件数が0のところもあります。
静岡県に移住するならどのような仕事がある？
静岡県は、“産業のデパート”と言われる全国屈指のものづくり県です。
東部地域は電気機械、紙、医薬品、中部地域は電気機械、家具、水産加工品、西部地域は輸出機械、楽器、繊維など、さまざまなものづくりが盛んです。
温暖な気候と豊かな自然にも恵まれ、農業も盛んです。
また、伊豆半島や駿河湾、遠州灘、浜名湖など、変化に富んだ水域があり漁業も盛んです。
農業関係の仕事
静岡県は新規就農の受入れに積極的で、研修先の紹介や技術指導など就農を支援する各種制度が存在します。
安心して農業を始めることができます。
漁業関係の仕事
静岡県の漁業は、遠洋・沖合・沿岸・養殖業と多彩です。
漁師になりたいけれど、初めてで不安な方には相談・育成機関が設けてあります。
製造業の仕事
富士山周辺には、豊富な水と利便性から、機械加工業に関する多くの工場があります。
パルプや製紙業も盛んで、日本のトイレットペーパーやティッシュのほとんどが富士市で製造されています。
物流・運輸業の仕事
首都圏と関西圏の中間に位置しているため、新幹線や高速道路、空港、大きな港がある静岡県では、物流・運輸業が盛んです。
特に静岡市には、海外航路もある清水港があり、物流の拠点となっています。
IT関係の仕事
転職をしなくとも、首都圏・中京圏からの移住なら、テレワーク・リモートワークを選択するのもおすすめです。
静岡県の転職・求人情報を探すなら
『ゆとりすと静岡 仕事』
就職や農業、漁業を始めたい、起業したいなど、静岡県で働くための情報を紹介しています。
『しずおか就職net』
静岡県移住・就業支援金の対象となる求人も掲載しています。
『ふじのくにに住みかえる 静岡県移住相談センター』
東京と静岡にある移住相談センターの紹介ページです。
専門の相談員が対面相談で、静岡県内の地域・仕事を一緒に探してくれます。
静岡県の移住支援・補助金が充実している自治体
静岡の自治体の支援制度や補助金は、静岡県公式移住・定住情報サイトの『ゆとりすと静岡』サイト内に、県内の市町の支援内容を一括掲載してありとても便利です。
『早見表』『地域別』『目的別』など、県内でおこなわれている支援制度が、一目でわかるので、自分の求める条件を確認してみましょう。
静岡県の移住体験や役立つサポートサイト
静岡県の自治体が運営する移住に関係したサイトを、いくつかピックアップしてご紹介します。
静岡県公式移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡
静岡県内の市町村と連携して情報を発信、セミナーやフェアの最新情報も手に入ります。
ふじのくに空き家バンク
静岡県内の空き家情報を掲載しています。
静岡県公式ホームページ
静岡県に住むなら県政もチェックしてみましょう。
地方創生 いいかも地方暮らし 静岡県
内閣府発信の移住情報サイトです。
まとめ
静岡県は首都圏や中京、関西とほど良い距離があり、県内の通勤時間が長くなったり、車が必要になったりする点はありますが、都会的な利便性もありつつ、田舎暮らしも楽しめる点が魅力です。
また、子育て支援に力を入れている地域が多く、教育に力を入れたい方にも選ばれている県です。
移住サポートをしっかり活用しながら、移住を進めましょう。
この記事は2023年7月時点での情報をまとめています。
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