ガレージを作業場に変えておうち時間を満喫!利用例やポイントを解説

ガレージを作業場に変えておうち時間を満喫!利用例やポイントを解説

「ガレージを作業場に変えておうち時間を満喫したい」と考えている方は多いのではないでしょうか。

ガレージで車いじりやDIY、バーベキューができたら素敵ですよね。

この記事ではガレージを作業場に変える場合の利用例やポイントを解説します。

ビルトインガレージや独立ガレージの違いもまとめました。

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ガレージとは

ガレージとは

ガレージは自動車などを収納する目的の建物、または建物の一角に設けられたスペースの総称です。

ガレージを作業場に変えるうえで、押さえておきたい用語は以下のとおりです。

  • ビルトインガレージ
  • ガレージハウス
  • 独立ガレージ
  • カーポート

それぞれの特徴を解説します。

ビルトインガレージとは

住宅内に設置するガレージを「ビルトインガレージ」といいます。

「インナーガレージ」と呼ばれることもあります。

ビルトインガレージは、建物の一部にガレージが組み込まれている状態です。

自動車の出入口には、シャッターやドアが設けられています。

室内とガレージをつなぐ出入口を設ければ、雨に濡れません。

住宅と一体化しているため、一つの部屋という考え方もできます。

ビルトインガレージは狭い土地を有効活用できるのが特徴です。

土地が広いアメリカなどではガレージが別棟で設けられているケースが多いですが、土地が狭い日本ではビルトインガレージが人気を集めています。

中古一戸建ての1階部分をリフォームして、ビルトインガレージに変えることもできます。

ガレージハウスとは

「ガレージハウス」とは、ガレージと一体となった住宅のことです。

ビルトインガレージと似ていますが、ガレージハウスは住宅全体を指します。

一方でビルトインガレージはガレージ部分のみを指す言葉です。

どちらかというと、ビルトインガレージのほうが良く使われています。

ガレージハウスの大きな特徴は、住宅の建設当初からガレージを組み込んでいる点です。

ガレージと一体になっている住宅として、設計段階からデザインされています。

ビルトインガレージを後付けする場合と比べると、費用を安く抑えられるでしょう。

ガレージハウスでは、車との距離が近い暮らし方ができます。

独立ガレージとは

「独立ガレージ」は住宅とは別に設けられたガレージのことで、柱・壁・屋根で囲まれた建築物です。

住宅のほかにもう1棟の建築物が建つため、広い敷地でなければなりません。

独立ガレージのサイズは、大小さまざまです。

バイクを収納する小型ガレージもあれば、トラクターや農機具用の大型ガレージもあります。

独立ガレージの設置方法は既製品を設置する方法と、オーダーメイドで建設する方法の2種類です。

既製品を設置する方法はある程度デザインが決まっていますが、費用を抑えられます。

一方でオーダーメイドで建設する方法はデザインの自由度が高い分、費用は割高です。

予算と希望条件のバランスを見て、自分に合った方法を選びましょう。

カーポートとの違い

街を歩いていると、一戸建ての横に屋根付きの駐車場があるのを見たことがありませんか。

このような屋根付きの駐車場は「カーポート」といい、ガレージとは区別します。

ガレージは柱・壁・屋根で囲まれているのに対して、カーポートには壁がなく屋根と柱だけで構成されている点が大きな違いです。

カーポートはビルトインガレージや独立ガレージと比べると簡易的な造りになっています。

ガレージは作業場・遊び場にもなる

ガレージは作業場・遊び場にもなる

ガレージは単に車を置くだけのスペースではありません。

使い方次第で、作業場や遊び場に変えられます。主な利用例は以下のとおりです。

  • 車やバイクの作業場
  • DIYの作業場
  • 趣味部屋
  • 書斎
  • ジム
  • パーティースペース
  • 子どもの遊び場

車やバイクの作業場

車やバイクが好きな方にとって、ガレージはじっくりと愛車と向き合える作業場です。

愛車をメンテナンスしたりカスタムしたりして楽しめます。

ガレージ内に十分なスペースがあれば、工具や部品、メンテナンス用品などをガレージ内に収納できます。

住宅と別棟の独立ガレージでは、レストアなど音が出る作業もしやすいです。

ビルトインガレージの場合は室内とガレージの間をガラスで仕切れば、車を眺めながら生活できます。

ガレージは風雨をシャットアウトできる構造のため、天候を気にせずいつでも最適な環境で作業できる点も魅力です。

シャッターを閉じて作業すれば人目を気にする必要もなく、大切な愛車が盗まれる心配もありません。

DIYの作業場

ガレージをDIYの作業場として活用している方は多いです。

大規模なDIYをおこなう場合、室内やベランダではスペースが足りません。

しかし広々としたガレージであれば、十分な作業スペースを確保できます。

材料を切ったり組み立てたりするのはもちろん、塗料や接着剤を乾かすスペースとしても活躍するでしょう。

汚れに強い内装であれば、万が一塗料をこぼしても簡単に掃除できます。

多少の汚れをあえて残し、工場のような味わいを出すのも素敵です。

汚れを気にせず、思う存分にDIYを楽しめるでしょう。

DIYでは、たくさんの工具を使います。

ガレージ内に収納棚を設置しておくと、すぐに取り出せて便利です。

収納棚をガレージで自作するのも良いですね。

趣味部屋

趣味部屋として、ガレージを活用する方法もあります。

読書や映画鑑賞、好きな物をコレクションするなど楽しみ方は無限大です。

一つの趣味に特化するのも良いですし、さまざまな趣味を楽しめる多目的の趣味部屋として活用するのも良いでしょう。

例えば映画鑑賞が趣味の方は、ガレージのなかにホームシアターがあると嬉しいですよね。

スピーカーやスクリーン、プロジェクターなどを設置すれば、あっという間にホームシアターに変身します。

ガレージのなかにロフトをつくり、秘密基地のような趣味部屋にすることもできます。

愛車を眺めながら趣味に没頭できる贅沢な空間です。

書斎

ガレージは部屋のように使えるため、自分だけの書斎にもなります。

コロナ禍で在宅ワークをする方は増えたこともあり「集中して作業するための書斎が欲しい」という方が多いのではないでしょうか。

ガレージは居住スペースと区切られているため、気持ちのオンオフを切り替えやすいです。

リビングで仕事をしていると、子どもの声や生活音が気になってしまいます。

しかしガレージ内であれば、周りの音を気にせず作業に集中できます。

ジム

ガレージをホームジムとして活用する方も多いです。

トレーニングマシンは大きくて重量があるため、床の耐久度が求められます。

床の耐久度が不足していると、へこんだり傷ついたりしてしまいます。

ガレージであれば車の重量に耐えられるよう設計されているため安心です。

自宅にホームジムがあると、ジムに通う費用や時間を節約できます。

トレーニングをする時間も自由に選べるのも大きなメリットです。

パーティースペース

家族や友人が集まるパーティースペースとしても活躍します。

ガレージには屋根が付いているため、雨に濡れる心配がありません。

暑い日は日よけにもなります。天候に左右されず、パーティーを開けるのは良いですよね。

十分に換気すれば、バーベキューも楽しめるでしょう。

室内ではバーベキューをするのは難しいですが、ガレージであれば煙や匂い、汚れもあまり気になりません。

ただし近隣住民からのクレームにつながることもあるため、迷惑にならない範囲で楽しむことが大切です。

子どもの遊び場

最後にご紹介する活用例は、子どもの遊び場です。

広いガレージには、滑り台やブランコなどの大型遊具を置けます。

走り回ったりプールで水遊びをしたり、敷地内で子どもがのびのびと遊べるのは魅力的ですね。

ガレージ内の子どもの遊び場は、親にとって安心感があります。

まず自宅に隣接しているため、いつでも目が行き届きやすいです。

シャッターを閉めておけば、道路に飛び出す恐れもありません。

さらに日差しを避けて遊べるため、暑い夏でも安心です。

ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。

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ビルトインガレージを作業場にする方法

ビルトインガレージを作業場にする方法

ビルトインガレージを作業場にする場合、メリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット ・容積率の緩和によって居住スペースを広くとれる
・ガレージと居住スペースを行き来しやすい
デメリット ・騒音・振動が伝わりやすい
・1階の居住スペースが狭くなる

次の項目からはメリット・デメリットを詳しく解説します。

さらにビルトインガレージの費用や手続きもまとめました。

ビルトインガレージのメリット

ビルトインガレージは容積率の緩和を受けられるため、居住スペースを広くとれる点がメリットです。

容積率とは敷地面積に対する延べ床面積の割合で、地域ごとに上限が定められています。

容積率=延べ床面積÷敷地面積

ガレージの面積は、延べ床面積の1/5まで容積率の緩和措置を受けられます。

例えばガレージを含む延べ床面積が50坪の場合、容積率の緩和を受けられるガレージの面積は以下のとおりです。

50坪×1/5=10坪

延べ床面積50坪のうちガレージが15坪であれば、10坪までは延べ床面積から除外して容積率を計算できます。

ビルトインガレージがあると居住スペースを広く計画できるため、狭い敷地を有効活用したい場合に最適です。

また、ガレージと居住スペースを行き来しやすい点もメリットです。

ビルトインガレージと居住スペースをつなぐ出入口を設ければ、スムーズに行き来ができます。

例えばDIYなどの作業をする場合、工具などの運び入れが簡単です。

ジムにする場合は大型のトレーニングマシン、パーティースペースとして活用する場合は大量の食材を楽々運び込めるでしょう。

ビルトインガレージのデメリット

住宅と一体化しているビルトインガレージは、騒音や振動が伝わりやすいデメリットがあります。

車のエンジンをかけたりドアやシャッターを開閉したりすると、居住スペースに騒音や振動が伝わる可能性があります。

ビルトインガレージを作業場にする場合は、電動工具を動かす音や、映画・音楽の音量にも注意しなければなりません。

少なくともビルトインガレージの真上を寝室にするのは避けたほうが良いです。

ビルトインガレージを設けると、1階の居住スペースが狭くなるデメリットも挙げられます。

1階にビルトインガレージがある場合、居住スペースは2階がメインになることがほとんどです。

階段の上り下りに苦痛を感じることもあるでしょう。

「バリアフリーを重視したい」「平屋で暮らしたい」と考えている場合、ビルトインガレージはあまり向かない可能性があります。

ビルトインガレージを作業場にするポイント

ビルトインガレージを作業場にする方法は、ガレージハウスを探す方法や中古一戸建てをリノベーションする方法があります。

中古一戸建てをリノベーションする場合は庭をつぶしてビルトインガレージを増築するか、部屋の一部を解体してビルトインガレージに変更するかの2択です。

庭をつぶして増築する場合、施工費は150~350万円かかります。

部屋の一部を解体してビルトインガレージに変更する場合の施工費は60~240万円程度が目安です。

ただし、ビルトインガレージの面積や仕上げによって、施工費は変動します。

増築面積が10㎡を超える場合は建築確認を受けなければなりません。

また防火地域・準防火地域では増築面積に関わらず申請が必要です。

さらにビルトインガレージは、固定資産税の課税対象になります。

固定資産税がかかる条件は外気分断性・土地定着性・用途性の3つです。

ビルトインガレージは3つとも満たしていることから、固定資産税がかかります。

  • 外気分断性:3方向以上の壁と屋根で囲まれ室内と屋外が分けられていること
  • 土地定着性:基礎工事をおこない土地に固定されていること
  • 用途性:居住・作業など利用目的が明確であること

独立ガレージを作業場にする方法

独立ガレージを作業場にする方法

独立ガレージを作業場にする場合、メリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット ・設置場所やサイズを自由に選べる
・設置費用が安い
・後付けしやすい
デメリット ・敷地面積が狭くなる
・ガレージと居住スペースを行き来しづらい
・インフラの引き込みに手間と費用がかかる

次の項目からはそれぞれのメリット・デメリットと必要面積やコストなどのポイントを詳しく解説します。

独立ガレージのメリット

独立ガレージは居住スペースとは別の建物であるため、十分な敷地があれば設置場所やサイズなどを自由に選べます。

住宅にあわせて設計しなければならないビルトインガレージと比べて、柔軟に設計できるでしょう。

ガレージで音が出る作業をしたい場合は住宅と距離を離したり、子どもの遊び場やパーティースペースなど頻繁に行き来する場合は住宅と隣接して建てたりできます。

さらに独立ガレージは設置費用を抑えられることが多いです。

既製品を設置する方法と、オーダーメイドで建設する方法がありますが、既製品のほうが設置費用を抑えられます。

後付けしやすい点も独立ガレージのメリットです。

ビルトインガレージの場合は居住スペースの解体などが必要ですが、独立ガレージの場合は余った敷地に建てられます。

既製品の場合は搬入して、現場で組み立てるだけなので設置も簡単です。

独立ガレージのデメリット

デメリットは、敷地面積が狭くなることです。

住宅と独立ガレージの2棟が建つと、庭が狭くなって窮屈に感じる可能性があります。

すでに建ぺい率の上限に達している場合は、独立ガレージを後付けできません。

狭小地で独立ガレージを設けるのは難易度が高いでしょう。

敷地面積や建ぺい率に余裕があることが大前提になります。

住宅とは分離している点も独立ガレージのデメリットです。

1回外に出る必要があるため、雨が降っていると濡れてしまいます。

たとえ家の近くに設置していても、頻繁に行き来する場合は面倒に感じるかもしれません。

また、インフラを引き込む際に手間がかかります。

例えば電源を引き込む場合、住宅や電柱から電気を引き込まなければなりません。

電線の距離が長くなると複雑な工事が発生したり、工事費が高くなったりします。

独立ガレージを作業場にするポイント

独立ガレージの設置費用は、100~300万円程度かかります。

木造や鉄骨造など構造によっても設置費用が異なり、鉄骨造のほうが割高です。

木造では100~200万円、鉄骨造では150~300万円が目安になります。

リーズナブルな既製品を選べば、100万円以下に抑えることもできます。

一方でオーダーメイドで内装や設備にこだわると、費用は高額になりやすいです。

場合によっては1,000万円以上かかることもあります。

こだわりはじめるときりがないため、必ず予算の上限を設定しておきましょう。

独立ガレージを後付けする場合は、基本的に建築確認申請が必要になります。

ただし以下2つの要件を満たす場合は、建築確認申請は不要です。

  • 10㎡以内であること
  • 防火地域もしくは準防火地域ではないこと

設置後は固定資産税がかかります。

外気分断性・土地定着性・用途性の3つをすべて満たしている独立ガレージは、固定資産税を納めなければなりません。

独立ガレージの種類

独立ガレージはバイク用の小型サイズからトラックも停められる大型サイズまで多種多様です。

既製品を設置する場合は、イナバ物置やヨドガレージ、リクシルなどが独立ガレージを販売しています。

同じサイズでも高級感あふれる内装のガレージや、機能性が高いガレージなど商品によって特徴があります。

シャッターの開閉方法は、電動と手動の2種類です。

手動は商品価格が安く電気工事もいりません。

一方で電動はリモコン操作でシャッターを開閉するタイプです。

車に乗りながらシャッターを開閉できるため便利ですが、商品価格や電気工事など費用がかかります。

屋根の仕様や耐雪強度なども慎重に検討しなければなりません。

屋根は結露や水の侵入を防ぐ仕様を施した結露軽減屋根があります。

また積雪強度は一般地型で60cm前後、積雪地型で100cm前後に設定されていることが多いです。

設置する地域にあわせて、仕様を検討しましょう。

バイク用のガレージは、床付タイプと土間タイプの2種類があります。

床付タイプは工期が短く、すぐに利用できるのが魅力です。

土間タイプは床が付いていないため安価ですが、基礎工事が必要でコンクリートが乾くまでに時間がかかります。

ガレージを作業場にするときの注意点

ガレージを作業場にするときの注意点

作業場ではできるだけ快適に過ごしたいですよね。

ガレージは通常の部屋とは異なる点が多いため、作業場に変えるときは以下の注意点があります。

  • 内装制限に注意する
  • 水や汚れに強い素材を使う
  • 余裕をもった広さにする
  • 換気対策をする
  • 騒音対策をする
  • 排水口を設ける
  • エアコンを設ける
  • コンセントを設ける

内装制限に注意する

ガレージを作業場にする際、自由に内装を選べるわけではありません。

ガレージを自動車車庫として使用する場合は、内装制限がかかります。

建築基準法によると、自動車車庫は床面積や階数に関わらず、壁や天井の仕上げを準不燃材料にする必要があります。

内装制限は火災を防ぐことが目的のため、石膏ボードなどで被覆するなどの対策が必要です。

鉄骨造であればスチールの仕上げで良いですが、木造で木が剥き出しになっているような仕上げは認められないため注意しましょう。

反対にガレージを自動車車庫として使用しない場合は、木の質感がある作業場にすることもできます。

ただし確認申請では倉庫や作業場として申請し、行政庁の許可を得る必要があります。

水や汚れに強い素材を使う

ガレージで気兼ねなく作業するには、水や汚れに強い素材を使うこともポイントです。

車やバイクの作業をする際は、洗車で濡れたりオイルで汚れたりします。

工具を落として床にヒビがはいってしまうことも少なくありません。

バーベキューをする場合は、煙や油が付くこともあるでしょう。

コンクリート床の上にアクリル樹脂やウレタン樹脂などの塗料で仕上げると、水や汚れから保護できます。

土間コンクリートで仕上げる方法も人気です。

無骨な雰囲気が引き立ち、工場のような雰囲気を出せます。

あとから床に防水処理を施すこともできます。

ビニールシートと防水石膏ボードを敷いて床材を重ねるだけなので簡単です。

余裕をもった広さにする

ガレージを作業場にする際は、余裕をもった広さにすることが大切です。

スペースにゆとりがあるほうが、ガレージの活用幅は広がります。

車を買い換えたり、増やしたりする可能性がある方は、駐車台数やサイズまで慎重に検討するようにしましょう。

駐車に必要な面積は、普通自動車1台につき4~5坪程度です。

車種によっては、もう少し広い面積が必要になります。

間口は車幅に余裕をもたせて、1台あたり3~3.5mは欲しいところです。

ガレージを作業場として利用する場合は、駐車に必要な面積に加えて作業スペースを確保しましょう。

換気対策をする

ガレージは車の排気ガスや匂いが充満しやすい環境です。

車のメンテナンス用品やDIYの塗料などが、強い匂いを放つこともあるでしょう。

バーベキューをする場合は、煙や匂いも発生します。

さまざまな作業をおこなうガレージには、十分な換気対策が必要です。

ガレージの換気は、湿気がたまるのを防ぐ目的もあります。

ガレージ内は屋内と屋外の温度差によって、結露が発生することが多いです。

特に内装がコンクリートの場合は結露が起こりやすいため、注意しなければなりません。

換気が不十分だと湿気がたまり、大切な車やバイク、工具が錆びてしまう恐れもあります。

換気対策としては、24時間換気設備を導入するのが効果的です。

さらに車のマフラー周辺には排気ダクトを設置すると良いでしょう。

独立ガレージの場合はオプションで換気扇の設置ができます。

既製品のなかには、網戸を取り付けられる窓付きの独立ガレージもあります。

騒音対策をする

ガレージの騒音対策も欠かせません。

特にビルトインガレージは、音が居住スペースに響きやすいです。

日常生活で大きな音がする状態が続くと、ほかの家族がストレスを感じる恐れがあります。

家族が過ごす寝室やリビングは、ガレージから離して計画したほうが良いでしょう。

騒音対策の一例を挙げると、ガレージにスキップフロアを設けて、騒音が直接伝わらないようにする方法があります。

内装に防音シートを使用する方法も有効です。

また騒音対策を忘れがちなのが、ガレージのシャッターです。

シャッターの開閉音が大きいと、近隣住民がうるさいと感じてしまうこともあります。

閑静な住宅街では、開閉音が静かなシャッターを検討しましょう。

排水口を設ける

ガレージ内で水道を設置しておくと、さまざまな場面で役立ちます。

子ども用のプールを出したり、バーベキューの洗い物をしたり、ガレージで水を使う場面は意外と多いです。

こまめに愛車を洗いたいという方も多いのではないでしょうか。

水を流す作業をおこなう場合は、排水口も忘れずに設置しましょう。

排水口はガレージの出入口付近に設けます。

ただ、洗車でガレージの床を濡らすと湿気がたまる要因になるため、あまりおすすめしません。

雨に濡れた車をガレージに停める程度であれば、ガレージの出入口に向かって水が流れるように傾斜をつけておくだけで大丈夫です。

エアコンを設ける

ガレージの作業場で長い時間を過ごす場合は、エアコンを設置すると快適です。

ビルトインガレージは比較的気密性が高いため、エアコンを設置すれば快適な温度を維持できます。

エアコンで温度をコントロールすることで、湿気対策にもなるでしょう。

一方で、独立ガレージの場合は気密性が低いことが多いです。

外気の影響を受けやすいため、エアコンを設置しても十分な効果を得られません。

エアコンの効きを良くするためには、断熱材を入れるなどの対策が必要になります。

特定のスポットだけを冷やす、スポットエアコンを使うのも手です。

スポットエアコンは工事不要ですぐに使えます。

コンセントを設ける

ガレージにコンセントがあると、作業場として使う場合に何かと便利です。

例えばホームシアターにする場合は、プロジェクターやスピーカーをつなぐためのコンセントが必要になります。

書斎として使う場合は、パソコンやモニターを使うこともあるでしょう。

ガレージ内でどのような作業をするかによって、コンセントの設置場所や設置数が異なります。

また近年は電気自動車が普及しています。

今は電気自動車に乗っていなくても、将来乗り換えるのであれば、電気自動車を充電するためのコンセントを備えておいたほうが良いです。

ちなみに電気自動車用のコンセントは家庭用コンセントとは異なります。

必ず電気自動車専用のコンセントを設置しましょう。

まとめ

ガレージの活用方法は幅広く、車やバイクの作業場やDIYの作業場など、さまざまな方法で活用できます。

作業内容や予算を明確にしてから進めれば、理想の作業場をつくれるでしょう。

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ガレージを作業場に変えておうち時間を満喫したいと考えている方は、ぜひ一度ご覧ください。

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