宮古島は、2015年以降の地方移住需要が高まる以前から、移住人気の高いエリアです。
宮古島への移住を検討するなら、地域の特色をはじめ、物件事情や仕事事情、どのような移住支援制度や補助金があるかなどを知っておくことで、後悔や失敗の少ない移住が叶います。
一緒に宮古島移住のメリット・デメリットを確認していきましょう。
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目次
宮古島はどのようなところ?
宮古島は沖縄県に属する離島で、沖縄県の11市、11町、19村、合計41市町村の一つ。
人口は約5万4千人で、沖縄県で9番目に人口の多い市町村です。
離島の自治体ですが、人口が多く医療や教育などの生活環境も整備されています。
沖縄本島からは飛行機で約40~50分、石垣島からは飛行機で約25分で到着します。
琉球石灰岩で形成され川のない宮古島は、土砂の海洋流出がなく、世界的に見ても美しい海と砂浜が出迎えてくれるリゾート地として国内外から人気が高い場所です。
ちなみに水は国内では珍しい硬水です。
いわゆるミネラルウォーターですね。
亜熱帯性気候に属しており年間平均気温は23.3度。
35度を超える猛暑日はありませんが、紫外線が強く、年間を通じて高温多湿の気候が続きます。
湿度は年平均80%近くあり、湿気とカビは生活に常について回ります。
台風シーズンには暴風雨が襲うため、停電などの備えは必要不可欠だとか。
主な産業は農業と観光業で、伝統的な琉球文化や料理が楽しめます。
海水浴やダイビング、スノーケリングなどのマリンスポーツや、自然を満喫するトレッキングコースが観光客に人気が高く、多くの観光客が訪れます。
また、宮古島にはスギやヒノキが少ないため花粉の心配が少なく、黄砂の影響も受けにくいため、アレルギー症のある方には快適な環境です。
宮古島でおすすめの移住先
宮古島は、沖縄本島那覇市から南西へ約300kmの宮古群島の島です。
宮古群島は、宮古島・池間島・大神島・伊良部島・下地島・来間島・多良間島・水納島の8つの島で構成されています。
行政区分としては、多良間島・水納島を除いた6島が宮古島市に属しています。
宮古島⇄池間島、宮古島⇄来間島、宮古島⇄伊良部島⇄下地島間は橋を使って行き来ができるため一つの大きな島に感じる方も多いでしょう。
宮古島中心部
宮古島の中心部は、平良市街地と呼ばれる地域で、宮古島市役所や郵便局、病院、銀行、スーパー、飲食店、ホテルなどが集中しています。
美しいビーチやダイビングスポット、自然公園など、自然を満喫できる場所もそう遠くありません。
宮古島市郊外部
2015年沖縄・宮古島と伊良部島を結ぶ『伊良部大橋』が開通し、池間島、来間島、伊良部島、下地島間は橋で渡ることができます。
郊外部は農業地区で高齢者の多く住む地域でもあり、青い海と農地が広がるのどかなエリアです。
宮古島への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
宮古島への移住を検討するうえで、事前に確認しておくべきポイントをお伝えします。
台風と停電
宮古島は夏から秋にかけて台風が多く通ります。
年間何度も大型の台風がやってくるうえ、そのたびに停電が発生するリスクにさらされます。
橋でつながった離島部は通行不能にもなります。
台風シーズンは外部からの物資輸送が困難なため、食料や生活用品が品薄になることも。
日頃の備えが肝心です。
送料と日数
インターネットショッピングの普及で、島暮らしでもさまざまなものが手軽に買えるようになりました。
しかし、日本本土に比べて送料と日数がかかることを念頭に置いておきましょう。
教育
宮古島には公立保育所が3つ、認定こども園が6園、幼稚園が13園、その他法人保育施設、小規模保育施設があり、小学校は14校、中学校が11校、小中一貫教育校が2校、高等学校が3校あり、専門学校や大学はありません。
子育ての充実度は、幼少期に高く、学年が上がるほど低くなる傾向です。
進学する=島を出ることになるので、永住を考えるならその事も頭に入れておきましょう。
人間関係
多くの地方移住地と同じく、年配層は移住者に懐疑的な面があります。
沖縄独特の文化傾向も強く、地域に馴染めるかどうかは、文化に馴染めるかどうかがキーになっているようです。
子育てに関してはとても寛容で、こどもが地域とのかすがいになってくれるようです。
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宮古島に移住するならどのような物件がある?
昨今のリゾート開発需要で賃貸・売買物件は、戸建て、マンション、アパートいずれも品薄状態が続いています。
住まい探しは困難を極めます。
宮古島には不動産業者さん自体が少なく、物件情報も少ない傾向です。
島内には空き家が一定数あるものの、その多くが不動産情報には登録されていないのが現状です。
宮古島市には『空き家バンク』や『移住・定住住宅』もありません。
物件探しは不動産サイトをこまめにチェックしましょう。
中古一戸建て
需要過多で品薄状態が続いています。価格も高騰しており、お手頃物件を見つけるのは難しいでしょう。
伝統的な沖縄の古民家を探すには、地域の方との直接交渉が必要になってきます。
忍耐と予算が必要です。
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中古マンション
需要過多で品薄状態が続いています。
現在、物件を見つけるのは困難な状況です。
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賃貸物件
リゾート開発需要で需要過多、マンスリーやシェアハウス物件も含めて品薄状態が続いています。
価格も高騰しており、現在、物件を見つけるのは困難な状況です。
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宮古島に移住するならどのような仕事がある?
宮古島は観光業が盛んで、特にホテルやマリンスポーツ需要が高い島です。
サトウキビをメインにした農業も盛んであり、人口5.4万人を支える職業も各種必要とされています。
最近ではリゾート開発が盛んなこともあり、建築業も需要が高まっている特徴があります。
また、介護や保育の需要も高い傾向です。
求人数は少なくありませんが、地域別最低賃金ワースト10(同率33位)に位置するため、収入は少ない傾向です。
リモートワークなどで職を確保できる方は、収入源のリスクが少ないでしょう。
物件を見つけるのが困難な際には、住み込みや寮付きの求人を探すのも手です。
宮古島の転職・求人情報を探すなら
ハローワークインターネットサービス 求人情報検索・一覧
厚生労働省が運営する、全国500カ所を超えるハローワークに寄せられる求人を、ハローワークに行くことなく簡単検索できます。
宮古島BBcom 求人情報
沖縄県宮古島市で月刊のフリーペーパーを発行している会社が提供している求人情報です。
リゾートバイトダイブ
大手リゾートアルバイト求人サイトです。
「フリーランスの副業として」「移住前のプレ移住体験として」、短期求人を探すのに便利です。
宮古島の移住支援・補助金事情
宮古島は人気の移住先だけあって、支援制度や補助金は多くありません。
現在実施されているものは以下のとおりです。
宮古島市 宮古島市保育士就労渡航費等補助金交付事業
宮古島市外在住の保育士資格者を確保するため、宮古島市へ転入しやすい環境づくりと保育士不足の解消を図ることを目的に、市外在住保育士に対し、宮古島市内の認可保育施設への就労にかかる渡航費や転入費などの費用に補助金を交付。
補助金交付額は、県内および県外10万円以内 ※予算がなくなり次第終了
宮古島の移住で役立つサポートサイト
自治体が運営する移住に関係したサイトをいくつかピックアップしてご紹介します。
沖縄県公式移住応援サイト おきなわ島ぐらし 宮古島市
沖縄県企画部地域・離島課運営の、沖縄移住応援サイト。
沖縄移住を希望する方が、移住先の検討や、準備を進めるうえで役立つさまざまな情報を発信。
一般社団法人 宮古島観光協会 公式WEBサイト
宮古島観光協会の公式サイトです。
宮古島の魅力や歴史・文化・気候・産業などの下調べに。
宮古島市ホームページ
宮古島市の公式サイトです。
宮古島の行政サービスの確認に役立ちます。
宮古島の移住体験ツアー・イベント
コロナ禍以前は移住ツアーがありましたが、現在はおこなわれていません。
民間の農業体験や農家民宿などを活用して、独自でリサーチしてみましょう。
宮古島観光協会公式情報サイトMeets More MIYAKOJIMA
まとめ
2015年宮古島と伊良部島を結ぶ『伊良部大橋』が開通し、ますます注目の集まる宮古島。
コロナ終息の兆しが見えたことで、リゾート開発・観光誘致が勢いを増していて、住宅供給事情から、現在移住を考えるのは少し難しいかもしれません。
宮古島への移住の夢を叶えたい方は、今後の動向を見守りましょう。
この記事は2023年4月時点での情報をまとめています。
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