東京都に次いで、全国で2番目に人口の多い神奈川県。
このページでは、神奈川県に移住を検討する前に知っておくべき、神奈川県の概要や地域ごとの特徴、住まいや仕事事情、移住支援制度の有無などをまとめています。
神奈川県の魅力やデメリットを知って、自分にぴったりの移住先を見つけるための参考にしてみましょう。
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目次
神奈川県はどのようなところ?
神奈川県は日本列島のほぼ中央に位置し、北は東京都、東は東京湾、南は相模湾、西は山梨県と静岡県の両県に接する関東平野にある県です。
県庁所在地は横浜市です。
面積は約2,416k㎡で全国43位とそう広くありませんが、約923万人が暮らす、東京都に次いで全国で2番目に人口の多い県です。
神奈川県の地形は、県東部の丘陵と沿岸部、県西部の山地、県中央の平野と台地の3つに分けられます。
箱根と丹沢山地は“神奈川の屋根”と呼ばれ、1,500m級の山々が連なります。
相模川や酒匂川は、県の大切な水資源であるとともに、芦ノ湖をはじめ、相模湖や津久井湖、丹沢湖、宮ヶ瀬湖など、人造湖が多くあるのも神奈川県の特徴です。
海岸線は変化に富んでいて、東京湾側の京浜地帯は重要な港湾の一つです。
神奈川県内は東名高速道路が縦断しており、都内へのアクセスが良好です。
首都圏中央連絡自動車道から、中央自動車道や関越自動車道、東北自動車道への乗り継ぎもできるので、県外に出かけるときも便利です。
また、JR東海道本線や京浜東北線などの路線が多いところも魅力の一つ。
路線によっては乗り換えなしで都心を行き来できます。
残念ながら県内に大きな空港はなく、東京都大田区にある羽田空港が最寄りの空港です。
観光資源が豊富な神奈川県には、横浜中華街や八景島シーパラダイス、みなとみらい、新江ノ島水族館、古都鎌倉の街並みや由比ヶ浜、箱根温泉など、全国的にも名の知れた、魅力的な観光資源が数多くあります。
神奈川県民の特徴は、古くから日本の玄関口として栄えた港街だけに、県民気質は誰に対してもオープン。
男女とも自己主張が激しい面がありますが、気さくでおおらか。新しもの好き、おしゃれ、プライドが高いのが特徴です。
神奈川県でおすすめの移住先
神奈川県には16の市、13の町、1つの村、合計33市区町村があり、政令指定都市は横浜市・川崎市・相撲原市の3つがあります。
そのなかから、おすすめの移住先をいくつか紹介します。
神奈川県のエリアは、『横浜』『川崎』『横須賀三浦』『県央』『湘南』『県西』と大きく6エリアに分かれています。
都心へのアクセス◎神奈川県の県庁所在地『横浜市(よこはまし) 横浜エリア』
横浜市は18区に分かれている人口約377万人の大都市。子育て世帯に人気のエリアは西区です。
東京のベッドタウンであり都内へのアクセスに優れています。
渋谷や新宿など主要駅まで約30分、乗り換えることなく行けるため利便性が高い。
一方で、横浜市は子育てしやすい環境と支援が整っており、都市部でありながら公園やレジャー施設が多いのも、子育て世帯に人気の一つです。
利便性と自然が調和し子育て世帯に人気『厚木市(あつぎし) 県央エリア』
神奈川県の中央に位置する厚木市は人口は約22.4万人。
駅を中心に都心までのアクセスが良く、西に丹沢山地の豊かな自然が広がる街です。
託児室から幼稚園への送迎をおこなう“幼稚園送迎ステーション事業”など、豊富な子育て支援制度が魅力です。
相模湾に面した『真鶴町(まなづるまち) 県西エリア』
神奈川県内で数少ない地方創生移住支援事業対象の真鶴町は人口約6,700人の、のどかな港町。
北に小田原市、東と南が相模湾、西が湯河原町に隣接しています。
東京駅までは電車で約1時間40分かかり、神奈川県内の他の市区町村と比べてアクセスは良いとはいえませんが、都心へのアクセスを重視しないのであれば、箱根や小田原に近く、のんびりと暮らせそうです。
お試し移住体験などの移住支援もおこなっているので、一度足を伸ばしてみてはいかかでしょうか。
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神奈川県への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
神奈川県への移住を検討するうえで、事前に確認しておくべきポイントをお伝えします。
気候
神奈川県は中央部を流れる境川と相模川を境にして、大きく東部丘陵地帯、中央部低地帯、西部山地帯に分けられます。
気候も地帯によって異なり、箱根町などは内陸性気候となり寒さが厳く、湘南地域や三浦半島は海洋性の気候で温暖ですが海風が強く塩害も多い地域です。
移住を計画する際は、局地的な気候をリサーチするようにしましょう。
交通事情
神奈川県は地域によって公共交通機関が発達しているエリアと自家用車がないと不便なエリアがあります。
また、人気の観光スポットが多いため、観光シーズンになると主要幹線はしばしば渋滞に悩まされます。
また、都市への通勤圏内が魅力の県のため、都内へ通勤する方が多く朝の通勤ラッシュも避けられません。
住居費
神奈川県は東京に次いで家賃が高い県です。神奈川県のなかでも都心へのアクセスが良い地域は、特に住居費が高くなる傾向があります。
しかし、超人気エリアを外せば良心的な家賃相場のエリアもあります。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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神奈川県に移住するならどのような物件がある?
神奈川県の物件数は、中古一戸建てが約6,500件、中古マンションが約1万1,500件、賃貸物件が約35万7,000件掲載があります。
中古一戸建て
神奈川県の空き家・中古住宅・中古一戸建ての人気エリアは、藤沢市、横浜市旭区、平塚市です。
物件数は中古マンションの方が上回りますが、中古一戸建て物件は全市区町村にあります。
中古マンション
神奈川県の中古マンションの人気エリアは、藤沢市、横浜市港北区、相模原市南区です。
神奈川県では、ほとんどの市区町村で中古マンション物件を探せます。
賃貸物件
神奈川県の賃貸物件の約4割が横浜市に集中しています。
人気エリアは厚木市、横浜市鶴見区、平塚市などです。
神奈川県に移住するならどのような仕事がある?
神奈川県東部の横浜市や川崎市一帯は、東京都の大田区から広がる『京浜工業地帯』の一角を担っています。
また、幕末の黒船来航以降、今でも横浜港は日本と海外をつなぐ貿易の要所です。
工業都市・観光都市のイメージが強くある一方で、山海の自然に恵まれ、農業や水産業なども発達しています。
全国2位の人口ということもあり、観光業やサービス業・卸売業・小売業なども活発です。
また、交通網が充実しているため都心への通勤も可能で、テレワーク・リモートワーク、二拠点生活など、転職なしでの移住にも適した環境のようです。
神奈川県の仕事を探してみましょう
神奈川県は業種・求人数ともに充実しているため、県をあげての仕事情報サイトはありません。
しかし、仕事情報サイトを立ちあげている県内市区町村は多数あるので、市区町村単位で確認してみましょう。
一例
『小田原市 働きたい方へ』
小田原市公式Webサイト内にある就職支援情報。
『鎌倉worker’s station』
鎌倉市の企業・求人情報発信サイト。
など。
『アルパ』
神奈川県のアルバイト・パート・派遣・正社員・転職求人サイト。
『ハローワーク求人情報|移住 神奈川県のハローワーク求人』
神奈川県の求人・採用情報を確認できるハローワークのインターネットサービスです。
神奈川県にどのような仕事があるのか。
給料はいくらぐらいか。
全国のハローワークで受理した求人を求職登録をしていなくても検索できます。
神奈川県の移住支援・補助金が充実している自治体
神奈川県は東京圏に属するため、内閣府の『地方創生移住支援事業』は、大半の市区町村が対象外です。
神奈川県内で『地方創生移住支援事業』の対象市区町村は、山北町、真鶴町、清川村に限られます。
ここでは移住に限らず、神奈川県の支援制度や補助金をご紹介しておきましょう。
『支援制度|さぽなびかながわ』
神奈川県内の支援制度を、相談内容や支援分野から選択して探せます。
神奈川県の移住体験や役立つサポートサイト
神奈川県の自治体が運営する、移住関係サイトをいくつかご紹介しましょう。
『神奈川県ホームページ|移住・定住』
神奈川県内の市区町村の移住・定住情報はこちら。セミナーやフェアの最新情報も手に入ります。
『神奈川県ホームページ』
神奈川県に住むなら県政もチェック。
『神奈川観光情報サイト 観光かながわNOW』
神奈川県の魅力がよくわかる。観光・旅行情報ならココ!
『地方創生 いいかも地方暮らし 神奈川県』
内閣府発信の移住情報ポータルサイト。
まとめ
東京都に近く、自然豊かでアクティビティが多く、生活が楽しくなるスポット満載で、住みやすい神奈川県は、都心から少し離れて便利に暮らしたい方に人気の県です。
移住を成功させるためには、移住する県のメリット・デメリットを理解したうえで決定するのが重要です。
県や自治体が提供している制度やサポートを活用しながら、神奈川県移住の第一歩を踏み出してみましょう。
この記事は2024年1月時点での情報をまとめています。
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