首都東京のベッドタウンとして発展を続ける埼玉県は、都道府県別の魅力度ランキングでワースト常連の県ですが、街の再開発や環境整備なども進み、物価が安くて都心に近い便利で住みやすい県です。
このページでは、埼玉県の概要や地域ごとの特徴、住まいや仕事事情、移住支援制度の有無などをまとめています。
自分にぴったりの移住先を見つける参考にしてみてくださいね。
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目次
埼玉県はどのようなところ?
埼玉県は関東地方に位置する内陸県で、県庁所在地はさいたま市。
東京都心のベッドタウンとして発展し、3,797.75k㎡の面積は全国39位で、人口は約733万1,000人。
全国5位の人口となっています。
人口は県の南東部に集中しており、ベッドタウンという性質から昼間の人口流出は全国1位です。
県北部は近郊農業などが発達していますが過疎化が進みつつあります。
首都高速道路や東北自動車道、関越自動車道をはじめ、各方面に高速道路網が発達し、JRや東武鉄道、埼玉高速鉄道などの鉄道網も充実しています。
埼玉県の気候は太平洋側気候に属し、冬は北西の季節風が強く晴天の日が多くて空気が乾燥します。
夏はかなりの高温になり、雷の発生が多くひょうも多いのが特徴です。
近年では県北部の熊谷市が最高気温の常連に名を連ねています。
主な観光資源は、西武園ゆうえんちや西武動物公園、三峯神社、秩父神社、小江戸はつかり温泉などがあります。
最近では春日部市にある巨大地下神殿の首都圏外郭放水路や北欧を題材にしたムーミンバレーパークなども有名です。
埼玉県の県民性は、男性はいい人と言われやすい反面、無個性でマイペース。
女性も男性同様協調性が高くのんびりしていて楽天家と言われています。
人当たりが良く、移住者にも優しい印象があるようです。
埼玉県でおすすめの移住先
埼玉県には39の市、政令指定都市1市10区、22の町、1の村、合計で63市区町村があります。
おすすめの移住先をいくつか紹介します。
埼玉県のエリアは、『さいたま』『南部』『南西部』『東部』『県央』『川越比企』『西部』『利根』『北部』『秩父』の10エリア。
埼玉県は47都道府県で一番市の数が多く、エリア分けも細かいのが特徴です。
森林文化都市『飯能市(はんのうし)西部エリア』
飯能市は人口約7万8,000人。県の南西に位置しています。
『ムーミンバレーパーク』や『トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園』などがある北欧色の強い街です。
自然が豊富でちょっとオシャレな田舎暮らしが叶うと、若年層に人気です。
飯能市は『移住就業等支援金支給事業』の対象地域で、移住者に対して最大100万円の支援が受けられます。
飯能市の中小企業に就業または市内で起業した方、移住前からの勤務先の業務をテレワークで継続する方など条件がありますが、埼玉県は移住する方を積極的に支援しています。
飯能市
秩父山地に囲まれた『秩父市(ちちぶし)秩父エリア』
秩父市は人口約5万8,000人が暮らす、皆野駅や親鼻駅の周辺に住宅や学校が集中するコンパクトなまちです。
秩父七湯や奥秩父温泉郷、秩父高篠鉱泉郷などの温泉・鉱泉がたくさんあります。
市内には公共交通機関が充実していますが、一方でマイカー利用率も高いです。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方は最大100万円の支援など、さまざまな支援を受けることができます。
秩父市
荒川の流れる子育てのまち『戸田市(とだし)南部エリア』
戸田市は、荒川を越えるとすぐ東京都です。
都内に程近く池袋駅や新宿駅まで20~25分程度で通えます。
約14万1,000人が暮らしており、自然やレジャースポットが豊富で子育て世帯に人気です。
都内通勤・通学に便利な、閑静な住宅街が広がり、さいたま市内や都内に比べておだやかに暮らせます。
残念ながら、『埼玉県移住支援金』の対象地域からは外れますが、埼玉県の『地域子育て応援タウン』に認定されており、子育て世帯が安心して生活できる体制が整っています。
戸田市
埼玉県への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
埼玉県への移住で後悔や失敗をしないために、確認しておくべきポイントをお伝えします。
通勤ラッシュ
都市への通勤圏内が魅力の埼玉県。
都内へ通勤する人が多いため、朝の通勤ラッシュは避けられません。
県内の主要路線である、埼京線や京浜東北線などの混雑率は160~200%にもなります。
ただし、県内の企業へ就職すれば通勤ラッシュは避けられます。
治安
東京、大阪に次いで全国で3番目に治安情勢の悪い埼玉県ですが、治安の悪い市区町村もあれば、良い市区町村もあります。
詳しい治安情勢は、地域をよく知る不動産会社さんにしっかりリサーチしましょう。
気候
埼玉の夏はとにかく暑いです。
暑い街で有名な熊谷市も埼玉県にあります。
暑さの原因は“フェーン現象”が起こり空気が高温になるためで、毎年猛暑に襲われます。
水害
観光地として有名な首都圏外郭放水路、通称『防災地下神殿』があることでもわかるように、埼玉県には河川の合流点が多く、洪水時に水位上昇しやすい側面を抱えています。
ハザードマップはしっかりチェックしましょう。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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埼玉県に移住するならどのような物件がある?
埼玉県の物件数は、中古戸建てが約6,000件、中古マンションが約9,300件、賃貸物件が約14万4,000件掲載があります。
中古一戸建て
埼玉県内で中古一戸建て物件の人気エリアは、川口市、所沢市、川越市です。
埼玉県は戸建て住宅の割合が比較的多いため、中古住宅・中古一戸建ての購入できる物件数も豊富にあります。
中古マンション
埼玉県の中古マンションの人気エリアは、川口市、所沢市、越谷市です。
逆に秩父郡や比企郡など、エリアによっては物件数が0のところもあります。
賃貸物件
埼玉県内の賃貸物件人気エリアは、川口市、蕨市、さいたま市大宮区です。
特にさいたま市大宮区は再開発が著しく、人気に比例して家賃も高い傾向です。
埼玉県に移住するならどのような仕事がある?
埼玉県では伝統を受け継ぐ地場産業のほか、精密加工技術や高度なハイテク機器を取扱う中小企業の製造業が多く存在します。
伝統的な製造業企業が、職人技や人材を駆使して宇宙開発や産業機械・ロボット制作に挑戦している企業もあります。
また、都道府県別の平均年収ランキングでは2021年度10位(474万円)と高水準です。
埼玉県の転職・求人情報を探すなら
『住むなら、埼玉。|仕事に関する取組や支援』
埼玉県での就業や起業、就農など、しごとに関する情報をご紹介します。
『埼玉ハローワーク』
埼玉県内のハローワーク求人を掲載しています。
また、埼玉県では、『埼玉県移住支援金』対象地域の10市町村内に移住し、対象地域の中小企業等に就職した方に移住支援金を最大200万円支給する制度が設けられています。
詳しくこちら▼
『【埼玉県公式】移住支援金対象求人/就業マッチングサイト』
埼玉県の移住支援・補助金が充実している自治体
東京圏から埼玉県内の対象市区町村に移住する際に支給される『埼玉県移住支援金』が利用できるのは、秩父市、飯能市、本庄市、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、神川町の10市町村に限られます。
詳しくこちら▼
『住むなら、埼玉。|移住支援金について』
また、『移住ポータルサイト 住むなら、埼玉。|63市町村の比較検索』では、県内63市区町村の支援内容を確認できます。
『住まい』『子育て』『仕事』『その他』の4カテゴリで支援金の有無や詳細を確認できるほか、都心へのアクセス時間や移住体験なども確認できます。
気になる市区町村の支援内容を確認してみましょう。
埼玉県の移住体験や役立つサポートサイト
埼玉県の自治体が運営する移住関係のサイトをいくつかご紹介します。
『住むなら、埼玉。』
埼玉県内の市区町村と連携して情報を発信し、セミナーやフェアの最新情報も手に入ります。
『埼玉県公式ホームページ』
埼玉県に住むなら県政もチェック。
『埼玉県公式観光サイト ちょこたび埼玉』
埼玉県の観光・旅行情報ならココ!
『地方創生 いいかも地方暮らし 埼玉県』
内閣府発信の移住情報サイトです。
まとめ
東京のベッドタウンとして発展した埼玉県。
首都圏まで20〜25分ほどで通勤・移動できる埼玉県は、都内と比較して家賃が安く、一人暮らし・ファミリー問わず生活しやすい県です。
豊かな自然と都内からの利便性を兼ね備えた埼玉県で、ゆとりある生活にシフトしてみませんか?
この記事は2023年11月時点での情報をまとめています。
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