沖縄県は、国内屈指の南国リゾートであり、移住先として人気の高いエリアです。
沖縄への移住を検討するなら、地域の特色をはじめ、物件事情や仕事事情、どのような移住支援制度や補助金があるかなどを知っておくことで、後悔や失敗の少ない移住が叶います。
一緒に沖縄移住のメリット・デメリットを確認していきましょう。
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目次
沖縄はどのようなところ?
沖縄県は東京から約1,600km離れた、日本列島の南西部に位置し、面積は約2,282k㎡で全国で4番目に小さい、人口約147万人の県です。
沖縄県は11の市、11の町、19の村、合計で41の市町村で構成されています。
年の平均気温は約23度。高温・多湿が特徴ですが、猛暑日になることはほとんどありません。
美しい石垣やサンゴ礁の海、特に多くの固有生物が生息する県北部のやんばる地域や慶良間諸島は国立公園にも指定されています。
国内屈指のリゾート地として人気で、島時間と呼ばれるゆったりとした雰囲気を求めて移住者もあとをたちません。
琉球王朝時代からの独自の文化が今も残り、食文化や風習も特徴的です。
沖縄でおすすめの移住先
沖縄県は大きく分けて、本島エリアの『北部』『中部』『南部』と、離島エリアに分かれます。
離島エリアは『八重山』『宮古』『慶良間』『久米島周辺』『本島周辺』など、広範囲に分布しています。
沖縄でおすすめの移住先をいくつか紹介します。
利便性抜群のベッドタウン『豊見城市(本島南部:とみぐすくし)』
空港・那覇・高速入口などに近く、利便性抜群。沖縄の中心都市の那覇市に近い立地ですが、比較的静かで落ち着いています。
那覇市のお隣り『南風原町(本島南部:はえばるちょう)』
南風原町は、沖縄本島南部の中央部にあります。
那覇市の隣りで、高速道路や主要幹線道路が通り、交通アクセス抜群です。
那覇空港・首里城・国際通りなどへ行くのに便利なベッドタウンです。
魅力たっぷり『名護市(本島北部:なごし)』
中南部に比べると田舎ですが、沖縄北部の中心都市。沖縄本島の中でも自然が豊かなエリアで、街路樹や民家の植物も多い。
名護湾沿いに大きな公園があり、バーベキューや海水浴、サイクリングなど、アウトドアが楽しめます。
モノレールが通る『浦添市(本島南部:うらそえし)』
悠々自適な戸建て住宅を探すなら、浦添市がおすすめ。
こちらも那覇市に隣接し、本島南部と中部地域の境目に位置します。
人口密度は那覇市についで2番目に高く、比較的若い世代が多く暮らしています。
住みごこちに定評のある『北谷町(南部:ちゃたんちょう)』
こちらは沖縄市に隣接。「せっかく沖縄に暮らすなら、海が見えるリゾートっぽい場所で暮らしたい!」そんな方におすすめのエリア。
離島エリアなら『石垣市(諸島部:いしがきし)』
もともと移住者が多く、島民の方も移住者に慣れているエリア。
他の離島の拠点地で、商業施設・学校・医療と、生活に必要なものはひととおりそろっています。
沖縄への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
沖縄への移住を検討するうえで、事前に確認しておくべきポイントは以下のとおりです。
『地方創生移住支援事業』の補助金は対象外
東京圏からの地方移住をする際に心強い『移住支援金』。
単身で最大60万、世帯で最大100万円受け取れる高額な給付金ですが、沖縄は人気の移住先ゆえに、この移住支援金の対象になりません。
気候と気温
気候は亜熱帯海洋性気候に属していて、年の平均気温は約23度、真冬に10度を下回る、真夏に猛暑日になることもほとんどありません。
ぐるりと海に囲まれた沖縄では、台風対策や湿気対策が必須。
海から巻き上がる潮で塩害が多く、家屋や車、洗濯物への対策が必要です。
人間関係
おおらかな印象がある沖縄ですが、農村部や離島部などは、人と人の結びつきが強く、加えて独自の風習も多いため、人付き合いが得意でない人にとってはストレスを感じてしまうことも。
特にお酒が飲めないタチだと辛いかもしれません。
買い物と物価
沖縄にものを運ぶためには、船か飛行機を使わなくてはならず、輸送費がかかります。
そのため本土と比べて価格が高め。
インターネットショッピングの普及で、沖縄に店舗出店がなくてもさまざまなものが手軽に手に入るようになりましたが、送料と日数がかかります。
教育
ほかの都道府県から遠く離れた沖縄県では、進学先が限られます。
島によっては進学の際、島から離れ寮生活を強いられる可能性があります。
アクセス
ほかの都道府県からのアクセスは海路か空路です。
引っ越しや帰省など、他県と比べて交通費が高額になるのは覚悟しましょう。
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沖縄に移住するならどのような物件がある?
沖縄県内の物件数は、中古戸建てが約550件、中古マンションが約600件、賃貸物件が約2,000件掲載があります。
中古一戸建て
沖縄県の中古戸建ての人気エリアは、那覇市、糸満市、うるま市、沖縄市、南城市などです。
移住需要の高いエリアでは需要過多で品薄状態。価格も高騰しており、お手頃物件を見つけるのは大変です。
特に、伝統的な沖縄の古民家を探すのは忍耐が必要。
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中古マンション
沖縄県の中古マンションの人気エリアは、那覇市 、浦添市、宜野湾市 など。
住みやすい住環境、トレンドスポットが近くにある、交通の利便性がいいなど、人気の理由は地域によってさまざまです。
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賃貸物件
沖縄県で人気のある賃貸物件は、那覇・浦添エリアです。
エリアによっては物件数が0のところもあり、そうなってしまうと物件を見つけるのは困難。
島内には空き家が一定数あるものの、その多くが不動産情報には登録されていないのが現状です。
沖縄県の賃貸物件を探す
物件探しは不動産サイトをこまめにチェックしましょう。
また、沖縄県内の空き家を紹介する、空き家情報バンクなども活用して、好みの物件を見つけましょう。
沖縄に移住するならどのような仕事がある?
観光業が盛んなためリゾート系求人は多めですが、都会に比べると働ける場所、就ける職種が限られます。リモートワークで職を確保できる方は有利です。
地域別最低賃金ワースト10(同率33位)に位置するため、収入は少ない傾向。
以下に、沖縄県で求人募集が多い仕事をいくつか紹介します。
観光業
観光客が多く訪れる沖縄県では、観光業に関連した仕事が多くあります。
ツアーガイドやホテルスタッフ、レジャー施設のスタッフなどの職種があります。
子育て・教育関連
学校や教育機関での教師や教育スタッフとしての仕事もあります。
石垣島や宮古島では、保育士確保のために渡航支援事業が設けてあります。
医療福祉
全国的に人手不足の医療福祉分野。沖縄県も例にもれません。
農林漁業
沖縄の自然環境を活かした農業や漁業にも携わることができます。
特に、沖縄の独自の農産物や海産物の生産や加工に関連した仕事があります。
自営業や起業
移住を機に、独立して自営業や起業をすることも可能です。
観光業や飲食業、クラフト作品の販売など、個人の趣味や特技を活かした仕事を始めることもできます。
沖縄県の転職・求人情報を探すなら
『沖縄県公式移住応援サイト おきなわ島ぐらし 求人を探す』
就職を支援している公的な機関や施設が紹介されています。
『県内企業人材確保支援事業 りっか沖縄』
U・Iターンの就職希望者に対する相談対応、情報共有、県内企業とのマッチング等のサポートを実施。
『グッジョブセンターおきなわ』
働きたい、働き続けたい方の就職活動を応援。
『リゾートバイトダイブ』
大手リゾートバイト求人サイト。リモートワークやフリーランスの合間に、沖縄観光業を体験してみたいという方に。
具体的な求人情報や条件は常に変動しているため、移住を検討される場合は、現地の雇用情報や移住支援機関と連絡を取り、最新の情報を収集するのをおすすめします。
沖縄の移住支援・補助金が充実している自治体
沖縄県は『地方創生移住支援事業』の補助金は対象外ですが、移住支援を積極的におこなっている自治体もあります。
石垣島
沖縄本島から南西へ約400㎞離れた八重山列島の中心地です。
県内外からの移住者も多く活気にあふれています。
島外保育士誘致支援事業や空き家バンクなどの移住支援があります。
伊江島
伊江村がある伊江島は、沖縄の離島のなかでも片道フェリーで30分で行ける便利な島。
移住コーディネーターの設置や移住体験プログラムの実施など、移住支援に積極的。
うるま市
うるま市は沖縄本島の中心に位置します。
地域コーディネーターの設置、企業支援『島ベンチャースクール(第2期生)』開催予定など、特に島しょ地域への移住支援に積極的です。
沖縄の移住で役立つサポートサイト
沖縄県の自治体が運営する移住に関係したサイトをいくつかピックアップしてご紹介します。
沖縄県公式移住応援サイト おきなわ島ぐらし
移住セミナーや相談会、地域おこし協力隊や求人情報、入居者募集の物件情報など、移住に関する最新情報を発信しています。
沖縄県 UJIターン(移住)について
UJIターン(移住)に必要な住まいや仕事といった生活に関するさまざまな情報をお届けするとともに、関連した相談窓口を紹介しています。
沖縄の移住体験ツアー・イベント
沖縄県公式移住応援サイト おきなわ島ぐらし内で、最新イベント情報を入手できます。
コロナで停滞していた移住ツアーやイベントが2023年から再開傾向にあります。
オンライン説明会や移住体験ツアーなどの情報が入手できます。
まとめ
ゆったりとした島時間を楽しめる、人気の移住エリア沖縄。
沖縄県は島それぞれに特色があります。
移住を検討する際には、市町村の特色を自分の好みと照らし合わせて移住を検討しましょう。
この記事は2023年6月時点での情報をまとめています。
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