住宅ローンの選び方とは?失敗しないためのポイントを紹介

住宅ローンの選び方とは?

長いスパンで返済を続ける住宅ローン。

最初に目に止まった金利の安さだけで決めていませんか?初心者の方には、どこから手をつければいいのか難しいのではないでしょうか。

大切なのは完済まで無理なく住宅ローンと関われるかどうかです。

このページでは、住宅ローンを選ぶポイントや、比較すべき点、銀行をはじめとしたローンの種類などをご紹介します。

一緒に住宅ローンの選び方を見ていきましょう!

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住宅ローンを選ぶ際まず知っておきたいこと

住宅ローンを利用するうえで、一番大切なこと。それは借りれる額ではなく、返せる額を確認することです。

住宅ローンを検討する際、初めから金融機関に相談に行くと、収入から見た“借りられる額”を伝えられる場合があります。

まずは生涯の収支を考慮しつつ、ライフプラン全体を一緒に考えてくれるファイナンシャルプランナーなどの力を借りて、生涯無理なく“返せる額”を把握しておくことが大切です。

住宅ローンの金利の種類

住宅ローンは返済年数が長いため、金利の種類はとても重要になります。

まずは金利の種類はどのようなものがあるのか見てみましょう。

種類 特徴 メリット デメリット
変動金利型 定期的に金利が変動する ・固定金利に比べて金利が安い
・借り入れ期間中、金利が下がれば返済額も減る
・借り入れ期間中、金利が上がれば返済額も増える
・返済総額が完済まで変動し続け、先が読めない
全期間固定金利型 借り入れ時から金利が一定で完済まで変わらない ・返済総額が明確なため、ライフプランが立てやすい ・他の金利型より金利が高い
・金利動向が下降しても恩恵を受けられない
固定金利期間選択型 借り入れスタート時から一定期間金利が一定

期間終了毎に金利タイプを見直す

・固定期間中は返済額を一定に保てる
・固定期間終了後に金利タイプを見直せる
・固定期間終了後の金利動向が読めない
・借り入れ期間中に返済額が上がる可能性がある

『変動金利型』は金利の安さが魅力。しかし金利上昇のリスクが常に付きまとうため、“借り入れ期間が短い方”、“とっさの金利上昇に対応できる方”が向いています。

『固定金利期間選択型』は、教育費など他の支出がかさむ期間などがあり、“借り入れ時から一定期間は返済額を抑えたい方”に向いています。

『全期間固定金利型』は、“長期借り入れで先の動向に左右されたくない方”に向いています。

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住宅ローンの返済方法の種類

次に返済方法をご紹介します。

返済方法とは、“元金(借りた金額)と利息を、借り入れ期間中どのような割合で返していくか”を指し、2とおりの返済方法があります。

種類 特徴 メリット デメリット
元利均等返済 元金と利息の合計額を、返済期間中均等に割って返済する方法 ・毎月の返済額が一定で返済計画が立てやすい
・返済開始当初の返済額が少ない
・総返済額が元金均等返済より多くなる
・金利が上昇した場合、払いきれなかった利息が、未払い利息として残る可能性がある
元金均等返済 元金を返済期間中均等に割って返済し、残債に合わせた利息を返済する方法 ・総返済額が元利均等返済より少なくなる
・返済が進むたび、支払う利息が少なくなる
・返済開始当初の返済額が多くなる
・金利が上昇すると返済額が上がる
・残高の減りが早く、住宅ローン控除の控除額が少なくなる

『元利均等返済』は、総返済額は多いが、借り入れ当初の返済額が少ないため、“若いうちは支出を抑え、年を重ねるごとに収入が上がる方”に適しています。

『元金均等返済』は、総返済額は少ないが、借り入れ当初の返済額が多いため、“若いうちに多く返済し、年を重ねてからの返済額を抑えたい方”に向いています。

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住宅ローンの借り入れ先の種類

金利の種類と返済方法のことは把握できましたか?

次にご紹介するのは、借り入れ先です。

「住宅ローンは銀行で借りるもの」と考えている方が多いようですが、銀行以外にもいくつか借り入れ先があります。

協同住宅ローン協同住宅ローンとは、農林中央金庫をはじめとするJAバンクグループが出資する住宅ローン

分類 種類 概要
公的融資 財形住宅融資 財形住宅融資とは、企業の福利厚生として財形貯蓄制度がある会社員が利用可能な住宅ローン
自治体融資 自治体融資とは、都道府県や市区町村などの地方自治体が、住民に融資をおこなう住宅ローン
民間融資 銀行・信用金庫 メガバンクや都市銀行、地方銀行、信用金庫、ネット銀行などがおこなっている住宅ローン
ろうきん ろうきんとは、労働組合や生活協同組合などの加盟者がお互いに資金を出しあい、利用しあうことで運営されている金融機関が取り扱っている住宅ローン
その他 フラット35 フラット35とは、独立行政法の住宅金融支援機構が民間金融機関と連携して提供している全期間固定金利で利用できる住宅ローンのこと

普段から利用しているところで借り入れできるところがあれば、あらかじめ信用があるため金利に優遇が適用されたり、保証人や手数料が不要など、メリットがあります。

銀行以外にどこの融資を利用できる可能性があるのか確認してみましょう。

どの住宅ローンでも確認しておくべきこと

住宅ローンを組むうえで、金利の種類や返済方法、借り入れ先の他にも、確認しておくべき点がいくつかあります。

諸費用

住宅ローンを組むためには、借り入れ額とは別に“諸費用”が必要です。

金融機関によって必要な費用や書類は異なります、事前に確認しておきましょう。

主な費用項目は以下のとおりです。

  • 事務手数料
  • 保証料
  • 登記費用
  • 団体信用生命保険料(団信保険料)
  • 火災(地震)保険料
  • 収入印紙税
  • 不動産取得税
  • 固定資産税
  • 適合証明書発行手数料(※フラット35の場合) など

一般的には物件価格の5~10%ほどになるといわれ、仮に2000万円の借り入れなら、100〜200万円の諸費用がかかる計算です。

「そんなにまとまったお金考えていなかった」と困ったら、“諸費用ローン”というものもあり、住宅ローンとは別に諸費用に関してもローンを組むことができます。

団体信用生命保険

団体信用生命保険とは、住宅ローンを契約している方が、死亡もしくは高度障害になった際、住宅ローンの残金を保険金で支払える生命保険です。

略して“団信”と呼ぶことも多いですね。

保険料は一般的に金融機関が負担し、保険相当額は金利内に含まれる仕組みのようです。

ほとんどの金融機関では団体信用生命保険への加入が借り入れの条件となっています。

また、保証内容は金融機関によってさまざまです。

死亡もしくは高度障害のほかにも3大疾病対応型や、要介護状態対応型など、将来の不安に備えられるので、しっかりと確認しておきましょう。

繰り上げ返済のしやすさ

繰り上げ返済とは、ローン借り入れ期間中、毎月の返済とは別に、まとまった金額を返済する方法です。

利用することで、借り入れ期間の短縮や月々の返済額を減らすことができます。

検討したい方は、最低金額と手数料は必ず確認しておきましょう。

繰り上げ返済の最低金額や手数料は金融機関によって異なり、1円以上1円単位で対応しているところもあれば、最低金額が10万円、100万円に設定されているところもあります。

同じく手数料も、無料もあれば数万円必要なこともあります。

一部繰り上げ返済を何度も利用しようとお考えなら、重要な部分です。

特典

一部のネット銀行をはじめとする金融機関では、系列店での割引や優待を特典として付帯してくれるところもあります。

住宅ローン借り入れ中は“系列店での買い物が、購入代金から5%OFF”など、長期に渡って割引をうけられるのは助かりますね。

特典内容が住宅ローンの決定打になることは少ないですが、知っておくとお得な情報です。

まとめ

住宅ローンを選ぶ際に押さえておきたいポイントは

  • 金利の種類
  • 返済方法
  • 借り入れ先

この3つをしっかりと比較検討しましょう。

目先の金利に囚われず、長い目で見た、自分のライフスタイルに合った住宅ローンを選ぶことが大切です。

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