明治維新の立役者、坂本龍馬を排出した高知県。太平洋を臨む長い海岸線や、四万十川の沈下橋、豪快な自然が魅力的な県です。
高知県に移住を検討する前に、地域の特色をはじめ、物件事情や仕事事情、どのような移住支援制度や補助金があるかなどを確認してみましょう。
高知県の良いところと悪いところを知って、今後の移住地探しの参考にしてみてくださいね。
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目次
高知県はどのようなところ?
高知県は、豊かな森林と青い海の国。
人口は約67万人、面積は約7,100㎡で、四国4県のうちで一番大きな県です。
北は愛媛県と徳島県に接し、南は太平洋に面していて扇状に突き出しています。
海岸線は長く、西部はリアス式海岸、東部は隆起海岸で平坦な砂浜が続いています。
自然豊かで、山や海、渓谷など、四季折々の美しい風景が広がりアウトドアやレジャーにぴったり。
家族でアクティブな暮らしを楽しめます。
観光資源は、桂浜や室戸岬、足摺岬などの太平洋を一望できる名勝地や、仁淀川や四万十川などの清流、幕末を生きた坂本龍馬などの偉人史を垣間見えるスポット、高知の台所ひろめ市場、アンパンマンミュージアムややなせたかし記念館、ホエールウォッチング、よさこい祭りまでさまざまです。
気候は温暖多湿なため、足摺岬や室戸岬では亜熱帯植物が自生し、高知平野では早場米が栽培されています。
また、古くから野菜のハウス栽培が盛んにおこなわれています。
高知県の県民性は「酒を酌み交わせば誰とでもすぐ親しくなれる」「とにかく心が温かくて、誰にでも親切」と言われ、ハキハキしていて行動力があり、働き者で面倒見が良く、そして真面目です。
高知県でおすすめの移住先
高知県には11の市、17の町、6の村、合計で34市町村があります。
そのなかからおすすめの移住先をいくつか紹介します。
高知県は大きく分けて『東部』『まんなか』『嶺北』『仁淀川』『奥四万十』『幡多』エリアに分かれます。
高知県の県庁所在地『高知市(こうちし)』まんなかエリア
人口は約32万人。
高知県最大の都市で、都会と田舎、両方の魅力を持っています。
高知県最初の移住先としておすすめ。
転入費用や定住費用の補助や、県内での二段階移住の支援などが受けられます。
交通の便の良い『南国市(なんこくし)』まんなかエリア
南国市は高知県の中東部に位置し、市内には県内唯一の空港の『高知龍馬空港』や『高知自動車道』、JRや電車も走っているため交通拠点として県内外へのアクセスが抜群です。
高知県第2の都市『四万十市(しまんとし)』幡多エリア
四万十市は、約3万人が暮らす愛媛県と太平洋に面したまち。
中央部を四万十川が走り、仕事のあとや休日にはサーフィンやサイクリングなどのアクティビティを満喫できる環境です。
太平洋を満喫『土佐清水市(とさしみずし)』幡多エリア
ダイナミックな太平洋を間近で感じられる足摺岬のある土佐清水市は、台風中継でも有名です。
サーフィンのメッカ、大岐の浜があるのもこちらです。
なお、高知県では、「移住は利便性の良い都市部からはじめるのがおすすめ」と、2段階移住が推奨されています。
高知県への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
高知県への移住で失敗しないよう、事前に確認しておくべきポイントをお伝えします。
交通の便
首都圏や関西へのアクセスは、新幹線が走っていないため、鉄道は岡山からの特急を利用します。
高速道路は高知自動車道が西は四万十町中央IC、東は高知龍馬空港ICまでしか開通しておらず、高知県末端の室戸や足摺へのアクセスは一般道のみ。
空港は南国市の高知龍馬空港のみです。
他都道府県への行き来を重視する方は、高知市周辺への移住が最適です。
人間関係
高知県民はお酒好きで知られる南国気質。
また、国内でもトップクラスの離婚率を誇ります。
男性は『いごっそう』と呼ばれ、頑固で強情、理論的な性格。女性は『はちきん』と呼ばれる、おてんばで男性にも負けない勝ち気な性格。
どちらも権威に屈せず、妥協しない一本気な方が多いと言われます。
また、「飲酒量次第で評価が変わる」とも言われ、お酒に弱い方は苦労しそう。
自然災害
高知県は台風がよく直撃する地域です。
気象庁の発表データによると、高知県の台風の上陸回数は鹿児島県に次いで2位。
また、今後南海トラフ沖地震の津波被害も懸念されます。
住まいを探す際はハザードマップをしっかり確認して決めましょう。
田舎度
高知県の人口は鳥取・島根に次いで、全国ワースト3。
その一方、森林の割合は日本一です。
また、その人口の半数以上が高知市に一極集中しています。
高知市から離れるほど、陸の孤島となりやすいため、どの程度の田舎暮らしが許容範囲かよく考えて移住先を決める必要があります。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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高知県に移住するならどのような物件がある?
高知県内の物件数は、中古戸建てが約680件、中古マンションが約130件、賃貸物件が約1万2,400件掲載があります。
中古一戸建て
高知県の中古一戸建ての人気エリアは、高知市、南国市、香南市などです。
エリアによっては物件数が0のところもあります。
中古マンション
高知県の中古マンションの人気エリアは、高知市です。
都市部以外のエリアには、マンション物件が出ることは少ないです。
賃貸物件
高知県で人気のある賃貸物件は、高知市です。
高知市や南国市は掲載物件数が多く、ほかのエリアはエリアによって物件数が0のところもあります。
高知県に移住するならどのような仕事がある?
高知県の地域別の事業所数、構成比、従業員数は高知市がもっとも多く、次に南国市、四万十市などが続き、3市で高知県の事業所数の6割を占めています。
高知県は働く女性が多く、管理職になっている女性の割合は全国1位です。
また、転職率が低いのも特徴です。
第一次産業の仕事
『農業・林業・漁業』が第一産業にあたります。
高知県では、移住者の新規就労を支援する『就農までのフローチャート』が設けられています。
『就農までのフローチャート(農業)』
『就農までのフローチャート(林業)』
『就農までのフローチャート(漁業)』
第二次産業の仕事
高知県の主な産業は、電子部品・デバイス、食料品、パルプ・紙・紙加工品などです。
高知県と、(財)高知県産業振興センターや(社)高知県工業会などが連携して運営している、『高知県製造業ポータルサイト』が設けられています。
起業という選択肢
高知県で起業や新しい事業に取り組む方を支援するため2017年にスタートした
『こうちスタートアップパーク(KSP)』では、ビジネスプランの磨き上げから起業準備まで、一貫してサポートをおこなってくれます。
高知県の転職・求人情報を探すなら
『高知家で暮らす。 仕事を探す』
高知県の移住ポータルサイト内にある求人ページです。
『高知求人ネット』
(一社)高知県UIターンサポートセンターが運営する、高知へのUIターンを支援する情報ポータルサイトです。
大都市圏の収入と高知県の収入を比較すると、どうしても低くなってしまいますが、高知には、気候の良さ、おいしい食べ物、おおらかで元気な県民性など、お金だけでは測れない暮らしがあります。
移住してから生活に困らないよう、仕事や収入面は移住前にしっかり検討しましょう。
高知県の移住支援・補助金が充実している自治体
高知県の自治体の支援制度や補助金は、(一社)高知県UIターンサポートセンターが運営する『高知家で暮らす』サイト内に、市町村の支援制度を一括検索できるページがあります。
『家賃補助』『起業』『出産祝い金』など、自分の求める条件がそろう市町村を確認してみましょう。
高知県の移住体験や役立つサポートサイト
高知県の自治体が運営する移住に関係したサイトを、いくつかピックアップしてご紹介します。
高知県での移住・田舎暮らし支援サイト 高知家で暮らす。
高知県内の市町村と連携して情報を発信、セミナーやフェアの最新情報も手に入ります。
愛ある移住のかたち。 こうち二段階移住
高知県に移住するなら、まずは都市部の高知市に移住・滞在して、そこを拠点に高知県内を巡りながら、自分に合った場所を見つけてもらう『二段階移住』の取り組みを紹介しています。
高知県公式ホームページ
高知県に住むなら県政もチェックしてみましょう。
地方創生 いいかも地方暮らし 高知県
内閣府が発信する移住情報サイトです。
まとめ
高知県は、太平洋に面した雄大な自然が魅力の県です。
反面、交通アクセスの面や、都市部以外はけっこうな田舎といった懸念ポイントもある県です。
高知に移住を考えるなら、「移住してとことん田舎暮らしを楽しみたい!」方が適しているのではないでしょうか。
まずは移住体験から始めてみましょう!
この記事は2023年7月時点での情報をまとめています。
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