住宅ローンの金利タイプには種類があり、金利相場が異なります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握して慎重に住宅ローンを組む必要があります。
この記事では、住宅ローンの金利タイプと金利相場、おすすめの金利タイプや、購入費用を抑えるためのポイントなどについて解説します。
物件の購入を検討されている方は参考にしてみてください。
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最新!住宅ローンの金利タイプ別、金利相場
住宅ローンの金利タイプにはいくつかの種類があります。ここではそれぞれの金利タイプの概要と特徴、金利相場について解説します。
変動金利型
変動金利型とは、借入期間中に金利が変動するローンのことを指します。
変動金利型の金利の相場は、0.289%~5.000%程度です(※2022年12月時点)。
最低金利が固定金利よりも低いので、もし低金利が続けば返済額を低く抑えることができるのが大きなメリットです。
ただし、金利が高い状態が続く可能性もあることや、安定した返済計画を立てるのが難しいというデメリットもあります。
変動金利には「5年ルール」と「125%ルール」という2つの決まりがあります。5年ルールは、月々の返済額が5年間変わらないという決まりです。
金利の見直しは半年に1度行われますが、そのたびに返済額が増減すると債務者の負担が大きいため、返済額の変更は5年に1度行われることが一般的です。
125%ルールとは、金利の見直し後の返済額はもとの返済額の125%を上限とするという決まりです。
例えば、金利の見直し前の返済額が月10万円だった場合、見直し後の返済額の上限は12万5,000円となります。
このように上限は決められていますが、返済額の下限は設けられていません。
固定金利型
固定金利型のローンでは、借入時から完済時まで金利が変わりません。
借入時に総返済額が分かるため、安定した返済計画を立てやすいというメリットがあります。
ただし変動金利型より金利が高くなる可能性もあり、場合によっては2倍ほどの金利になることがあります。
固定金利型の金利相場は、20年ローンで1.0%〜5.4%程度、30年ローンで0.95%〜6.0%程度です(※2022年12月時点)。
固定金利型は変動金利型のように、金利が下がった際に大きな得はありませんが、リスクも少ないローンです。
固定期間選択型
固定期間選択型は、住宅ローンを組んでから一定期間は金利が変わりません。
固定金利特約付ローン、固定金利期間設定型とも呼ばれます。固定の期間は、2年、3年、5年、10年、20年などから選ぶことが可能です。
例えば、固定期間3年であれば、3年間は金利が変わりません。固定期間が終わったら、改めて金利タイプを選び直します。
固定期間選択型のメリットは、固定金利型より金利が低く設定されていることが多い点です。
しかし、固定期間が終わった後に金利が一気に上がってしまうことがあるので注意が必要です。
固定期間選択型には変動金利型の「125%ルール」がありません。
一般的な固定金利期間選択型の金利相場は、以下のとおりです。
固定期間 | 金利相場 |
---|---|
1年 | 0.9%~2.850%程度 |
2年 | 0.280%~3.2%程度 |
3年 | 0.340%~3.35%程度 |
5年 | 0.510%~3.775%程度 |
10年 | 0.590%~4.875%程度 |
(※2022年12月時点)
2021年4月の住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査」によると、固定金利期間選択型を選んだローン利用者の約8割が期間を10年以上に設定しています。
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あなたにおすすめの金利タイプはこれ!
住宅ローンの金利タイプには、主に変動金利型、固定金利型、固定期間選択型の3種類があることを解説しました。
ここではそれぞれの金利タイプがどんな人に向いているのか解説します。
【変動金利型】金利が上昇しても支払いに余裕があり、返済期間が短い人
変動金利型は、返済期間が短く、仮に金利が上昇しても支払いに余裕がある人におすすめです。
変動金利型の最大のメリットは、他のローンと比べると最低金利が低いことですが、返済期間内に金利が上昇すると他の金利タイプのローンより返済総額が多くなる可能性があります。
そのため、資金に余裕があり返済期間が短い人の方がリスクが少なく向いているといえるでしょう。
また、5年ルールや125%ルールにより急激な利息金額の増加はありませんが、ある程度支払いに余裕がないと元金の返済が進まなかったり、未払い利息が発生するリスクもあるので注意が必要です。
【固定金利型】状況に左右されず安定したペースで返済したい人
固定金利型はどんな状況でも金利の変動がないため、安定した返済計画を立てたい人におすすめです。
特に、子どもがまだ小さくこれからどのくらい養育費などが掛かるかがわからないご家庭などが適しているでしょう。
【固定期間選択型】一定の期間だけ金利を抑えたい人
固定期間選択型は一定の期間だけ金利を抑えたい人に向いている金利タイプです。
固定金利型よりも金利が低く設定されているので、一定期間であれば固定金利型より低い利息金額の返済で済みます。
ただし、固定期間が終了した後に金利が上昇する可能性もあります。
そのため、返済をしつつ貯金をしたい人も向いているといえるでしょう。
購入費を抑えたい場合は中古住宅を選ぼう
近年は建築資材や住宅設備の高騰により、新築住宅の価格が上昇傾向にあります。
また、価格が上がらないうちの住宅購入では、すぐには費用の準備が間に合わないという方もいるでしょう。
そのため、住宅購入費を少しでも抑えたい場合は、中古住宅を選ぶのも1つの手です。
中古住宅でもリフォームやリノベーションを行うことで、綺麗で自分好みの住宅にできるのでおすすめです。
新築と中古の差
ここではマンションを例にして、基本的に新築と中古の価格には大きな差があることを紹介していきます。
国土交通省「不動産市場動向マンスリーレポート 2019年」によると、首都圏の新築マンションの平均価格が5,653万円で前年同月比6.8%上昇となっています。
一方、中古マンションの平均価格が3,294万円で、73ヶ月ぶりに前年同月を下回っています。
物件の価格は築年数に大きな影響を受けるため、中古の物件の方が価格が低い傾向があります。
また、不動産経済研究所「首都圏新築分譲マンション市場動向」によると、首都圏では新築分譲マンションの供給が減る一方で、中古マンションの成約戸数が増加し、2016 年に逆転しています。
その後、5年連続で中古マンションの成約戸数が新築分譲マンションの発売戸数を上回っています。
中古物件探しには「ちゅうこだて!」がおすすめ
中古物件であれば、一戸建てに住むのがおすすめです。
一戸建てならリフォームやペットなどの制限もなく、広い空間で暮らすことができるでしょう。
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駅・路線から、生活施設の周辺、相場から探すことも可能です。
例えば、生活施設の周辺では、東京都の小中学校、保育園、幼稚園から探したり、病院・医療機関から探したりすることが可能です。
また、最近見た物件・お気に入り・保存した条件からも物件を検索することができます。
不明点があれば、豊富なお役立ちコラムが参考になります。
利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
住宅ローンの金利タイプには、主に変動金利型と固定金利型、固定期間選択型の3種類があります。
変動金利型は金利が変動し、他の金利タイプのローンより利息の支払いが少なくなる可能性がある一方で、金利が上昇する可能性もある金利タイプです。
金利が上昇しても支払いに余裕があり、返済期間が短い人に向いています。
固定金利型は、将来の金利上昇リスクはないため、返済計画を立てやすいのがメリットで状況に左右されず安定したペースで返済したい人に向いています。
固定金利型より優遇金利が設定されていることが多い固定期間選択型は、期間終了後に金利が上がると返済額が急激に上がる可能性もあるので、返済をしつつ貯金もできる人に向いているでしょう。
近年は、建築資材や住宅設備の高騰により新築住宅の価格が上昇しています。
住宅購入費を少しでも抑えたい場合は、中古住宅を選ぶのも1つの方法です。
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