『なまはげ』や『きりたんぽ』、『あきたこまち』など、全国的に有名な伝統や特産品のある秋田県。
人口減少に悩む秋田県は、移住への取り組みに積極的で、特に仕事面のサポートが充実しています。
このページでは、そんな秋田県の概要や地域ごとの特徴、住まいや仕事事情、移住支援制度の有無などをまとめています。
自分にぴったりの自治体を見つける参考にしてみてくださいね。
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目次
秋田県はどのようなところ?
秋田県は、東北地方に属し青森県・岩手県・山形県・宮城県と隣接しています。
県庁所在地は秋田市で、県の人口は91万3,000人あまり。
47都道府県のなかでも下位10位以内に入る人口の少ない県です。
一方、県の面積は約1万1,638㎢もあり、新潟県に次いで全国6位の広さです。
日本海に面した秋田県の気候は日本海側気候に属します。
冬の降雪量は沿岸部では少なく内陸部ほど多く、日照時間は47都道府県のなかでもっとも少ないです。
放射冷却現象が起こりにくい環境で、朝の冷え込みはきつくありません。
対して、夏は高温多湿でどんよりとしており、梅雨のような天気が秋まで続くこともあります。
交通面では東北自動車道・秋田自動車道などの高速道路、秋田空港でつながる空路、JR・秋田内陸縦貫鉄道・由利高原鉄道などの鉄道網が整備されています。
秋田県の県民性は、仲間意識が強く郷土愛が強いのが特徴です。
なまはげ、かまくらなどの伝統行事もしっかりと受け継ぎ、慣れ親しんだ環境や人を大切にします。
男性の傾向は前向きで明るく豪快ですが、保守的な面も強いです。
女性の傾向は、おおらかでおっとりしているけど芯が強い秋田美人。何事に対してもソツがないと言われます。
観光面では、秋田犬会館、なまはげ館、角館武家屋敷通り、赤れんが郷土館、横手のかまくら、男鹿半島、田沢湖、乳頭温泉郷、寒風山、滝の頭などがあります。
秋田県でおすすめの移住先
秋田県には13市9町3村、合計で25の市町村があり政令市はありません。
秋田県のエリアは、『県央』『県南』『県北』と大きく3エリアに分けて紹介されることが多いです。
そのなかでおすすめの移住先をいくつか紹介します。
秋田県の県庁所在地『秋田市(あきたし)県央エリア』
秋田市は県のほぼ中央部に位置し、日本有数の米どころ、日本酒の産地として有名です。
人口は約30万人の自然豊かな街で、商業・医療・福祉施設、教育機関ともに充実しています。
秋田新幹線・秋田自動車道・秋田空港・秋田港など交通インフラも整っています。
秋田市は移住支援金の対象なので、条件をクリアすれば最大100万円、子育て世帯は加算(対象人数×100万円)が受け取れます。
子育て・住まい・仕事に関しても多彩な支援があるのでチェックしてみてくださいね。
秋田市
”とかいなか”なまち『横手市(よこてし)県南エリア』
横手市は人口約8万7,000人が暮らす街です。
秋田県内で第2位の人口を有しており、秋田自動車道や湯沢横手道路が縦横に走り、交通アクセスが良いのも特徴です。
B級グルメの『横手焼きそば』や、2月に水神様をまつる横手の小正月の伝統行事『かまくら』が全国的に有名です。
横手市も移住支援金の対象なので、条件をクリアすれば最大100万円、子育て世帯は加算(対象人数×100万円)が受け取れます。
子育て・UIJターン・起業サポートなど多彩な支援があるのでチェックしてみてくださいね。
横手市
教育環境充実の『美郷町(みさとちょう)県南エリア』
美郷町は人口約1万8,000人が暮らす町です。
近隣に大仙市や横手市など主要な街があるため生活は比較的便利です。
東北有数の規模を誇るラベンダー園や自然公園、スキー場、温泉などが楽しめます。
町内には湧水が114ヶ所あり、名水百選にも選定されている水のきれいな町です。
三郷町も移住支援金の対象なので、条件をクリアすれば最大100万円、子育て世帯は加算(対象人数×100万円)が受け取れます。
子育て・お試し移住・定住奨励金など多彩な支援があるのでチェックしてみてくださいね。
美郷町
秋田県への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
秋田県への移住で後悔や失敗をしないための、事前に確認しておくべきポイントをお伝えします。
方言が強い
秋田弁の特徴は、表現に濁点が多いこと、イントネーションが標準語と異なること、「ね」や「ん」のように、短い単語に複数の意味が含まれることなどが挙げられます。
例えば、「ねねばねのにねれねねー」など、聞き慣れないと頭に「???」が飛んでしまう方言が飛び交います。
また、廃藩置県で5藩が1県にまとまって秋田県になったことで、方言圏が県内に5つもあり、秋田弁を一層難解にしています。
気候
秋田県は典型的な日本海側気候です。
内陸部は低温のため県内陸部の約90%の地域が特別豪雪地帯に指定されており、雪が多く降り積もりやすい県です。
雪降ろしや車のチェーン、スタッドレスタイヤなど、雪対策は必ず必要になるでしょう。
県内交通
秋田県は首都圏と異なり、普段の移動手段はもっぱら車です。
買い物や通勤、通院など、生活をしていくうえで自動車は必須。
運転スキルや車の維持費が必要になることを認識しておきましょう。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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秋田県に移住するならどのような物件がある?
秋田県の物件数は、中古戸建てが約120件、中古マンションが約10件、賃貸物件が約7,000件掲載があります。
物件の大多数は県庁所在地である秋田市と、大仙市、横手市の3エリアに集中しています。
中古一戸建て
秋田県内で中古一戸建て物件の人気エリアは、秋田市、大仙市、男鹿市です。
エリアによっては物件数が0のところもあります。
秋田県が公開している空き家バンクなども活用しましょう。
中古マンション
秋田県は全域を通して戸建て率が高く、中古マンション物件は秋田市、横手市以外にはあまりありません。
賃貸物件
秋田県で賃貸物件数トップ3は交通アクセスの良い秋田市、大仙市、横手市エリアです。
村部で賃貸物件を見つけるのは難しくなります。
秋田県に移住するならどのような仕事がある?
秋田県は農業をメインに第1次産業の割合が高く、『あきたこまち』をはじめとした米の産出額が全国上位です。
ほかにも『比内地鶏』や『ハタハタ』、『秋田牛』など、全国に誇る農畜水産物が数多くあります。
また、卸・小売業、製造業の割合は少なく、政府サービス業、福祉関係、建設業の割合が多い傾向です。
事務職や営業職・研究開発職・IT企業などの求人が少なめですが、電子部品製造や関連業種の求人は数あるようです。
秋田県の転職・求人情報を探すなら
人口減少に悩む秋田県では、移住者を積極的に受け入れる体制が整っています。
秋田県には公共の仕事紹介サイトが充実しています。
『秋田暮らし はじめの一歩|しごと』
あきた未来創造部移住・定住促進課が運営する、移住者向け仕事のまとめページ。
『あきた就職ナビ』
秋田県ふるさと定住機構が運営する、“Aターン”就職マッチング支援サイト。
企業情報検索や県内企業の情報を検索できます。
『秋田県就活情報サイト KocchAke!(こっちゃ、け!)』
秋田県あきた未来創造部移住・定住促進課が運営する、秋田県で就職したい就職活動中の若者と秋田県内の企業をつなげるWebサイトです。
『リモートワークで秋田暮らし』
秋田の魅力やリモートワーク移住に関わる支援制度を紹介。
『あきた森の仕事ナビ』
公益財団法人秋田県林業労働対策基金が運営する、秋田の林業情報サイト。
『秋田就農ナビ』
公益社団法人 秋田県農業公社が運営する、秋田県での農業や就農に関する情報発信サイト。
『あきた医業継承支援』
一般社団法人 秋田県医師会が運営する、地域医療の継続を目的とした医師のマッチングサイト。
秋田県の移住支援・補助金が充実している自治体
秋田県の自治体の支援制度や補助金は、『秋田暮らし はじめの一歩|支援制度を探す』サイトで検索できます。
条件欄にチェックを入れれば、県内25市町村の支援内容を一括検索できとても便利です。
例えば、『移住者限定支援』『引っ越し』『子育て』『秋田市』にチェックを入れると、31件の支援内容がヒットします。
自分の求める条件を入力して検索してみましょう。
秋田県の移住体験や役立つサポートサイト
秋田県の自治体が運営する移住関係サイトをいくつかご紹介します。
『秋田県移住・定住ポータル総合サイト 秋田暮らし はじめの一歩』
秋田県内の市町村と連携して情報を発信、セミナーやフェアの最新情報も手に入ります。
『秋田県の公式ウェブサイト 美の国あきたネット』
秋田県に住むなら県政もチェック。
『秋田県の公式観光サイト [アキタファン]』
秋田県の観光・旅行情報ならココ!
『地方創生 いいかも地方暮らし 秋田県』
内閣府が発信する移住情報サイトです。
まとめ
豊かな自然や食を堪能でき、多彩な伝統文化に触れながら、災害や犯罪が少ない安全・安心な環境下で、のびのび暮らせる秋田県。
一方で、冬の豪雪や夏の高温多湿、難解な方言など、馴染むのに大変な側面もあります。
秋田県のメリット・デメリットを理解したうえで移住を考えることが大切です。
この記事は2023年11月時点での情報をまとめています。
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