滋賀県は、京都・大阪・名古屋など、近隣都市へのアクセスが良い県で、平均年収も全国的に見て高く、子育て世代も多く子育て支援にも積極的。
そんな滋賀県に移住を検討する際なら、県の概要や地域ごとの特徴、住まいや仕事事情、移住支援制度の有無など、市町の特徴を事前に確認して、自分にぴったりの自治体を見つける参考にしてみてくださいね。
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目次
滋賀県はどのようなところ?
県の約6分の1もの面積が琵琶湖で占められている滋賀県は、県の面積は約4,017k㎡、全国38位の広さです。
県庁所在地は大津市で、県の人口は140万8,000人あまり。関西2府4県のなかでは4番目に人口の多い県です。
滋賀県は日本のほぼ中央に位置し、福井県・岐阜県・三重県・京都府の1府3県に囲まれた内陸県です。
内陸県でありながらも、琵琶湖の恩恵を受けて水資源は豊富であり、関西の重要な水瓶です。
県南部は京都や大阪、名古屋へのアクセスが良く、『近江商人』が代表するように、昔から商いに秀でた県です。
そのため流通拠点や工場地として発展し、近隣都市のベッドタウンとして機能しています。
名神自動車道や新名神自動車道、北陸自動車道などの高速道路、JRや近江鉄道、京阪電気鉄道など、各種交通網が整備されています。
滋賀県の気候は全域が内陸性気候ですが、県南部と県北部で気候が大きく異なるのが特徴的です。
南部は温暖な太平洋側気候。県全体が盆地ですが、中央に琵琶湖があるため、他の盆地に比べて夏の暑さと冬の寒さは穏やかです。
一方で、北部は日本海側気候に属しており、冬の寒さが厳しい豪雪地帯です。
観光面では、国宝の彦根城や安土城跡、びわ湖テラス、近江八幡水郷めぐり、琵琶湖でのさまざまなアクティビティ、比叡山延暦寺、雄琴温泉、メタセコイア並木、MIHO MUSEUMなどがあります。
県民性は、真面目で曲がったことが大嫌いで思慮深く、悩みは表に出さないタイプ。昔から他県への訪問が多いせいか、県外の方にも温かい人柄と言われています。
滋賀県でおすすめの移住先
滋賀県には13の市と6の町、合計で19の市町があり政令市や村はありません。
滋賀県のエリアは、琵琶湖を中心に『湖北』『湖西』『湖東』『湖南』と大きく4エリアに分ける場合と、そこからさらに『湖南』を(南部)(大津)(甲賀)、『湖東』を(湖東)(東近江)に分けて7エリアで紹介される場合があります。
そのなかでおすすめの移住先をいくつか紹介します。
県北部の主要都市『長浜市(ながはまし)』湖北エリア
滋賀県の湖北に位置する長浜市は、自然環境に恵まれ歴史的文化遺産が多く残る街です。
古くから外から入ってくる文化や産業を積極的に受け入れる気風で、住民自治の意識も強く、コロナ禍で生まれたリモートワーカーの誘致など、新しい働き方も積極的に取り入れています。
長浜市では、移住就業支援事業のほか、空き家バンク制度、空き家の改修や家財処分補助金、就労支援、子育て支援などが利用できます。
詳しくは▶︎移住定住に関する支援制度
長浜市
便利でゆっくりな暮らし『甲賀市(こうかし)』湖南(甲賀)エリア
甲賀市は、県の南東部に位置する豊かな自然に恵まれた街です。
市内から大阪・名古屋ともに100km圏内にあり、新名神高速道路のICが市内にあるなど、近府県に好アクセスな市です。
甲賀市は、移住支援金制度の対象市のほか、豊富な子育て支援が魅力で、電子母子手帳の導入や出産応援金、中学3年生まで医療費無償、子育て応援金などの支援策があります。
詳しくは▶︎甲賀市補助金等一覧(分野別)
甲賀市
滋賀県の県庁所在地『大津市(おおつし)』湖南(大津)エリア
大津市は、人口は約34万4,000人の滋賀県の県庁所在地です。
琵琶湖と山々の豊かな自然に囲まれ、自然・歴史・文化が調和したまちで、医療施設・教育施設も充実しています。
JR大阪駅まで約40分、JR京都駅まではなんと約10分と近府への公共交通アクセスが大変便利です。
今後県庁周辺の県有地を活用して医療福祉拠点を整備する計画もあり、老後も安心です。
大津市は残念ながら移住支援金の対象エリアからは外れますが、創業するのに便利な大津市創業促進事業費補助金やリフォーム補助金、さまざまな子育て支援などの制度が充実しています。
滋賀県への移住で失敗や後悔をしないためのチェックポイント
滋賀県への移住で後悔や失敗をしないための、事前に確認しておくべきポイントをお伝えします。
気候
滋賀県北部は近畿地方一の豪雪県です。
南部は比較的温暖な太平洋側気候ですが、湖北エリアの一部地域では1m以上の積雪が日常的な地域もあります。
長浜市から米原市の山地あたりは雪が多いので、雪道や寒さが苦手な方はご注意を。
県内交通
大阪・京都・名古屋など、近隣の都市へのアクセスの良い滋賀県ですが、普段の生活では車がないと不便です。
琵琶湖の湖畔に沿ってJR線が通っていますが、JR線がないところでは車が欠かせません。
また、県の真ん中に琵琶湖が鎮座しているため、向こう岸まで行くにはかなりの迂回が必要です。
人間関係
滋賀県は自治会への参加率が9割を超える地域も多く、地域住民主体の活動が多くあります。
他都府県から来た人に寛容といわれる滋賀県ですが、地域活動に参加しない選択は、かなりのプレッシャーがかかりそうです。
ちゅうこだて!の「住まいの紹介サービス」では、中古一戸建て探しのご相談を24時間チャットで受け付けております。
ぜひお気軽にご利用ください。
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滋賀県に移住するならどのような物件がある?
滋賀県の物件数は、中古戸建てが約1400件、中古マンションが約540件、賃貸物件が約12万1000件掲載があります。
物件数の多いエリアは県庁所在地である大津市と、人口の多い草津市、長浜市の3市に集中しています。
中古一戸建て
滋賀県内で中古一戸建て物件の人気エリアは大津市、長浜市、彦根市などです。
滋賀県は戸建て住宅の割合が比較的多いため、中古住宅・中古一戸建ての物件数も豊富にあります。
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中古マンション
滋賀県の中古マンションの人気エリアは大津市、守山市、草津市などです。
逆に甲賀エリア、湖東エリアなど、エリアによっては物件数が0のところもあります。
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賃貸物件
滋賀県で賃貸物件数トップ3は交通アクセスの良い大津市、草津市、長浜市です。
竜王町、甲良町、多賀町などは物件が少ない傾向です。
滋賀県の賃貸物件を探す
滋賀県に移住するならどのような仕事がある?
滋賀県は県内総生産に占める第2次産業の割合が全国屈指であり、全国有数の内陸工業県です。
大阪や名古屋などの大都市に近い立地のよさから、大企業の進出が多くみられます。
また、琵琶湖沿岸で米作りが盛んにおこなわれている農業県でもあり、『近江米』として知られています。
ほかにも近江の茶、近江牛、近江の野菜、近江黒豆など、近江ブランドが確立しています。
都道府県別の年収ランキングでは2022年度6位(480万円)と高水準です。
滋賀県の転職・求人情報を探すなら
『滋賀移住計画 – 滋賀で暮らす、はたらく』
滋賀県各地の生活や仕事を紹介するWebサイト。
地元愛と人脈に深い地域コーディネーターの案内で、普通の観光では体験できない地域の魅力に出会える。
『ハローワーク 求人情報 滋賀県の求人』
滋賀県内のハローワーク求人を掲載。
滋賀県の移住支援・補助金が充実している自治体
東京圏から県内の対象市町に移住し、対象中小企業等に就業した方を支援する『滋賀県移住支援金』が利用できる市町は、彦根市、長浜市、甲賀市、湖南市、東近江市、米原市、日野町、竜王町、愛荘町、豊郷町、多賀町です。
詳しくはこちら▶︎『滋賀県公式ホームページ 滋賀県移住就業支援事業』
県をあげて子育て支援も充実しており、『乳幼児福祉医療費助成制度』や『淡海子育て応援団事業』、『滋賀県奨学資金』などを実施しています。
詳しくはこちら▶︎『県の子育て支援情報』
『移住ポータルサイト 滋賀ぐらし 市町紹介』
では、県内19の市町の支援内容を確認できます。
気になる市町のページを開くと『仕事に関する移住支援情報』『住まいに関する移住支援情報』『子育てに関する移住支援情報』の3項目で紹介されているので、気になる市町の支援内容を確認してみましょう。
滋賀県の移住体験や役立つサポートサイト
滋賀県の自治体が運営する移住関係サイトをいくつかご紹介します。
『移住ポータルサイト 滋賀ぐらし』
滋賀県内の市町村と連携して情報を発信、セミナーやフェアの最新情報もこちらから。
『滋賀県公式ホームページ』
滋賀県に住むなら県政もチェックしてみましょう。
『滋賀・びわ湖観光情報【公式】』
滋賀県の観光・旅行情報ならココ!
『地方創生 いいかも地方暮らし 滋賀県』
内閣府が発信する移住情報サイトです。
まとめ
滋賀県は、京都や大阪、名古屋へのアクセスが良く第2産業が活発で、ベッドタウンとしても人気のある、若年層が注目する県です。
平均年収が高く、子育て世代も多いため子育て支援にも期待できます。
しかし、地域によって雪の深いところもあるので、移住を検討する際は市町の特徴をよく吟味して、自分にぴったりの自治体を見つけてみてくださいね。
この記事は2023年10月時点での情報をまとめています。
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