広い庭を管理することになったら、悩みの種となるのが雑草対策です。
雑草対策には、以下のような方法があります。
- DIYで除草作業をおこなう
- おしゃれな雑草対策をする
- 雑草が生えにくい加工をおこなう
- 業者に除草作業を依頼する
この記事では、広い庭の雑草対策の方法をどのようにするか、効果的な除草や失敗例、おしゃれなDIY施工などをご紹介します。
除草を業者に依頼する方法についてもご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
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広い庭に雑草が繁殖することのデメリット
庭の雑草を放置してしまうと、外観の悪化だけでないさまざまなデメリットがあります。
雑草対策をしなければならない理由を以下にご紹介します。
害虫の繁殖
生い茂った雑草は、ダニや蚊、ゴキブリなどの虫が繁殖する環境となります。
害虫はどれも家のなかで増えている印象がありますが、実は外から入ってくるため、庭で繁殖できる環境だと、屋内の害虫が増えることになってしまいます。
家に侵入する害虫を防ぐには、入り口の経路を無くすことも大切ですが、庭で発生させないことが一番です。
近隣トラブルの原因
雑草や害虫の繁殖は周囲にも広がるため、近隣のお宅にも迷惑をかけることになります。
また、雑草の手入れの行き届かない庭は周辺の景観を損ねたり、エリアの不動産評価を下げたりすることもあるため、近隣トラブルにつながる場合もあるでしょう。
近隣の苦情をもとに、自治体から確認や注意を受けることもあります。
不法投棄の原因に
草丈の高い雑草は、空き缶や家庭ゴミの格好の捨て場所になってしまいます。
草に隠れて見えないのをいいことに、ゴミを捨ててしまう方がいると、悪臭が出たりネズミ、カラスなどが寄り付いたりしかねません。
家で毎日を過ごしていると変化に気付きにくいのですが、庭の隅の外から手の届く場所に、いつの間にかゴミ集積所のような場所ができていませんか?
治安が悪くなる
雑草の繁殖はさらに、良くない治安まで引き起こしてしまいます。
丈の高い草が茂っていると、外から隠れる場所になるため、放火や不法侵入、空き家の場合はたまり場などの原因となる。
以上のように、庭の雑草処理は庭の所有者の管理義務という側面を持つといえますね。
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広い庭の除草をする方法
ここでは広い土の庭を自力で除草する際に、必要なことを解説します。
まず、庭を土の状態で保つメリットとデメリットを整理しましょう。
土の庭にしておくメリット
庭を土の状態に保つことで雑草は生えやすくなりますが、以下のようなメリットもあります。
- 庭木の生育や管理がしやすい
- 風水上望ましい
- 改修のコストがかからない
庭木の生育や管理がしやすい
庭木は、剪定はするものの、手入れをしたり育てたりする感覚は持ちにくいかもしれません。
しかし特に果樹にいえますが、手をかけてあげれば活き活きとするため、庭の彩りとしての力を発揮してくれます。
庭木に給水や地温管理、施肥などをする場合は、土の庭のほうが好都合です。
庭木の周りだけ土の状態を残す場合も見かけますが、土のままにしておくに越したことはありません。
また、家庭菜園をする場合は、土の部分が必要となるでしょう。
風水上望ましい
風水の考え方では、心身の健康を保つために日光、土、植物に接することは重要な役割を果たすとされています。
住まいや子育ては土や緑に近いことが大切とされ、マンションも低層階の居住が良く、土のない庭は推奨されません。
このほか風水では鬱症状の予防や対策として、日光を浴び、土と植物を触る庭仕事がとても効果的で、「木」は人間関係を作るのに欠かせない要素のため、恋愛運にも仕事運にも良いと考えます。
改修のコストがかからない
いうまでもなく自分で除草をおこない続ければ、雑草対策の改修施工のコストは不要で、最初に道具をそろえるだけで維持のコストはかかりません。
また、除草の作業自体が適度な運動や、前述の精神の安定につながるうえ、除草は作業の結果がはっきり見えるので、達成感につながります。
除草をこまめにおこなっていると、場所による種の飛びやすさにも違いはありますが、徐々に雑草の勢いは弱まっていきます。
土の庭にしておくデメリット
反面、庭を土のままにしておくことで生じるデメリットは以下のような点があります。
- 雑草が生えやすい
- 景観が良くない
- 土がぬかるむ
- 土ぼこりが舞う
- 隣地へ土が流れる
それぞれ解説いたします。
雑草が生えやすい
春から秋までの生育シーズンは、雑草は驚くほど早く繁殖します。
雑草はアスファルトでも生育できるような生命力があるので、むき出しの土の状態がもっとも種子が発芽しやすく、雑草が生えやすい環境です。
それにともなって、定期的な雑草管理には毎年労力や費用がかかります。
景観が良くない
土がむき出しの状態の庭は、考えて設計していないかぎりちょっと不愛想に見えるということもありますが、そこに雑草が生え始めると、さらに見映えが悪く見えるものです。
なるべく労力をかけずに、考えられた、手をかけた庭にできるのが一つの理想といえるかもしれません。
土がぬかるむ
土のままの庭で水はけが悪い箇所があると、雨が降ったあとなどに地面がぬかるみます。
ぬかるみができると転倒によるケガ、泥はねで身体や靴が汚れる、雨が止んでも庭で遊びづらいなどで困るでしょう。
特に小さな子どもやペットがいる家では、対策したいところです。
土ぼこりが舞う
土の庭は、土質管理の仕方によっては風で土ぼこりが舞い、近隣の家にまで影響します。
土ぼこりを気にされる度合いは、郊外や地方では少ないと思われますが、都市部では突風などのときには気になることもあるでしょう。
隣地へ土が流れる
強い雨の際に土が流れたり、雨水の流れたあとが削れたりして周囲の土地に影響する場合があります。
家の周囲は防草を兼ねて、土留めをしたり何かを敷き詰めたりするなどの対策をすると良いでしょう。
広い庭の除草の進め方
ご自分の手で除草作業をおこなうために、極力簡単で手間の少ない方法をご紹介します。
除草は、慣れによっても要する時間や手間は減ってきますので、ご自分なりのやり方を工夫しながら少しずつ実践してみてください。
除草に必要な道具
ご自分で庭の手入れをおこなう際に必要な道具はおもに以下です。
刈払機 | ・広い庭の除草をおこなう場合に、圧倒的に効率が良い。 ・電動とエンジン式があり、エンジン式はパワフルだが音が大きい。 ・替え刃や燃料などが消耗品として必要。 ・短時間で除草できるが、草の根は残るので定期的な作業が必要。 |
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電動ドラム (延長電源) |
・電動の刈払機やバリカンを使用する場合の延長電源。 ・充電式の機器には不要。 ・雨の可能性がある場合はビニール袋などで覆っておくと良い。 |
ねじり鎌 (除草用の鎌) |
・雑草を根ごと取れる鎌。 ・広い庭全体の作業は難しいが、玄関周りなど目立つ部分に使うと、次に生えにくいため有効。 ・広い範囲の雑草を根ごと始末する場合は、園芸用の鍬か除草剤を使用。 |
ほうき | ・取った雑草や落ち葉を掃き集める。 ・シュロぼうきではなく竹ぼうきを準備する。 |
熊手 | ・取った雑草や落ち葉をかき集める。 ・金属製は長持ちするが、作業のしやすさは竹の熊手が良い。 |
手袋 | ・雑草で手を切ったり、毒でかゆみが出たりするのを防止する。 ・服装も日焼けや疲労、虫刺されを防ぐために長袖・長ズボンを。 |
テミ | ・除去した雑草を掃き集めて捨てるための、大きなちり取り。 ・大きめのものが使いやすい。 |
ゴミ袋 | ・雑草を捨てる袋。 ・燃えるゴミの日に出せる規格のものを使う。 |
ブロワ | ・除去した雑草を風の力で集めるもので、作業効率がとても良くなる。 ・電源コード式か充電式がある。 ・パワフルなものは重いので、庭の規模や使う方に合わせて選ぶ。 |
バリカン | ・芝生や庭の縁、境目などの細かい場所の草を刈る。 ・刃は消耗品。 |
ふるい | ・根ごと取った草の根をふるいにかけ、土を分けるために使う。 ・ゴミを軽量化できる。 |
道具の有無によって作業効率が大きく変わりますが、作業の人数が多いほど楽で早いのは、いうまでもありません。
除草の進め方
広い庭の効率的な除草は、刈払機やブロワを使うのがおすすめです。
最近の電動刈払機は商品の品質が向上しているので、50坪程度までの広さで柔らかい草が中心であれば、金属刃ではなくナイロンコード刃の電動機が向いているでしょう。
機械の高さはまっすぐ立って、刃が地面に平行に当たるように調整し、刃は一定の刈り幅で右から左に繰り返し動かして刈ります。
作業の際は刃の回転によるケガや石はねに十分注意し、通行人や車が近づいたときは作業を止めるようにしてください。
石はねから身を守るため、長袖長ズボンを着用し、長靴は安全靴タイプに、なるべく保護メガネやフェイスシールド、防振手袋や膝当てなどを着用するようにしましょう。
表でもご説明しましたが、玄関や花壇、家庭菜園の周りなどは、根から除草すると新しく生えづらいので、ねじり鎌を使うことをおすすめします。
ブロワで風を当てて雑草を数か所にまとめていき、あとで掃き集めやすくします。
風向きなどで集めやすい方向が変わりますので、意識して試してください。
道路・水路・河川の除草は誰がやるか
自宅の敷地外の除草も、種の飛来からくる自宅の雑草を減らすうえで重要ですが、道路・水路・河川や水路の周りは誰が除草をするのでしょうか。
都市部や駅の周りなどの市街化区域は、都市計画税をもとにして、自治体の手配で除草業がおこなわれています。
一方で、郊外や地方に移住した場合に多いのは、市街化調整区域や非線引き区域ですが、各自が自宅の近くを除草するか、自治会で年間何回か日時を決めて一斉におこなうようです。
しかし、自宅周りの自主除草や自治会の行事だけでは行き届かないのが実情で、町内の除草のボランティア・有志団体に対して、助成金の交付や燃料の現物支給を実施する自治体もありますので、調べてみましょう。
自宅の周りを協力し合って除草し、近隣の方と仲良くなれるのも良いでしょう。
広い庭におしゃれな雑草対策をする方法
庭の雑草対策としては、除草以外にも雑草の生えにくい敷材を取り入れ、管理しやすく見た目も美しいデザインにする方法があります。
なかにはDIYで比較的簡単にできるものもありますので、参考にしてください。
DIYしやすい雑草対策の施工
自分でDIYしやすく、見た目の良さも意識した雑草対策施工の例は、以下のようなものがあります。
- 防草シートと砂利敷きの併用
- グランドカバーを植える
- 人工芝を敷く
- 家庭菜園や花壇を作る
防草シートと砂利敷きの併用
防草シートと砂利敷きを併用する方法は、DIY可能で費用も安く済み、維持のコストも抑えられます。
また、効果は不織布のシートで7年から10年は期待できるため、長期にわたる雑草・防犯対策になります。
DIYで施工する際は、敷く前に雑草を根からしっかり取り除くこと、シートの切り目を10センチ以上しっかり重ねること、シートを押さえるピンは規定数を使うことなどに注意しましょう。
防草シートと砂利敷きを併用することで、効果が高まり、砂利の量が少なくて済むためコストも安くなりますが、一面の砂利敷きは、見た目が少々味気ないのがデメリットでしょう。
グランドカバーを植える
地表を覆って育つ植物のことをグランドカバーといいます。
グランドカバーを一面繁殖させることで、ほかの雑草の種の発芽や、発芽のための日照を抑えるため、雑草が増えなくなります。
グランドカバーを植えて、緑で庭を彩ったり、花や香りを楽しんだりできるでしょう。
グランドカバーとして植える植物は、常緑で寒さに強い多年草を選びます。
ミント類は繁殖力が強すぎるので、広がりすぎないように土中に根止めを施すことがおすすめです。
グランドカバーに適した多年草 | アジュガ、ペニーロイヤルミント、ブラッククローバー、リュウノヒゲ、リシマキア・ヌンムラリア、クラピア、ワイヤープランツ、タイム、プラティア・プベルラ、アップルミントなど。 |
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人工芝を敷く
人工芝を敷き詰めて、雑草の繁殖を防止できます。
人工芝はホームセンターで手に入り、取り扱いが容易でDIYもしやすいので、おすすめです。
人工芝を敷くと、庭を遊び場として使うことができ、素材が柔らかいので小さい子どもやペットにも安心でしょう。
人工芝は水抜き穴から雑草が生えるので、やはり雑草を根から除いたあとに防草シートを敷く必要があります。
天然芝は人工芝より安価で、寝転がれたり見映えも美しかったりするのですが、除草が必要なほか、専用の手入れをおこなう必要があるので、植える場合は事前に手入れのことも知っておきましょう。
家庭菜園や花壇を作る
庭のなかでゾーンを分けて畑や花壇を作ると、雑草の繁殖を抑えることができます。
菜園や花壇にも雑草は生えますが広く繁殖はしにくく、比較的低負荷の作業できれいにできるでしょう。
雑草対策を兼ねたおしゃれな庭を施工する
この項は、庭の造作物で雑草の繁殖するスペースを減らす方法をご紹介します。
ここで取りあげる以下のような作業は、DIYでおこなうには少し大掛かりになる場合もあるため、業者依頼も視野に入れてご検討ください。
- ロックガーデン
- インターロッキング
- ウッドデッキ
- タイル・コンクリート平板
ロックガーデン
ロックガーデンは地面に石を、囲いや丘状にランダムに敷き、その間に花壇のように植物を組み入れて作るガーデニングスタイルです。
使用する石の種類や造作によって、和風・洋風の雰囲気も自由に調整が可能です。
庭の雰囲気づくりに適すうえ、1年草を植えて、年ごとに違う雰囲気も楽しめます。
デメリットとしては起伏が多いため吹き溜まりができやすく、落ち葉などの掃除がしづらいことが挙げられます。
インターロッキング
インターロッキングとは、庭にタイルやブロックを敷き詰める施工のことです。
敷き詰める素材の種類や色が豊富に準備されており、組み合わせのバリエーションが多く、自分好みのデザインのおしゃれな庭が楽しめます。
インターロッキングのデメリットは、目地の処理をコンクリートでおこなわないと雑草が生えるため、本格的な施工は業者への依頼が必要になることです。
ウッドデッキ
家のリビングに面して作るウッドデッキは、雑草対策だけでなく見た目のスタイリッシュさと、庭の機能性のアップもできます。
広すぎる庭にはウッドデッキの存在感がよく合い、おしゃれな庭を演出できるでしょう。
ウッドデッキだけでは雑草対策にはならないため、下部はやはり防草シートと砂利の施工をします。
タイル・コンクリート平板
タイルやコンクリートの平板を施工すれば、きれいに整った印象にできるうえ、完全な防草対策となります。
タイルやコンクリート平板も種類が豊富で、色や質感が違うものを組み合わせる自由度も高いです。
一度敷いてしまえば、手間いらずで整った状態の庭を維持できるでしょう。
失敗しがちな雑草対策の注意点
以下の対策方法は比較的普通の方法のようで、デメリットを意識しておこなわないと後悔する場合があるので要注意です。
- 砂利敷き
- 全面コンクリート打ち
- ウッドチップ
- 除草剤
- 防草シート
- 刈払機の使用
- 鎌(カマ)で刈る
- 塩をまく
- 熱湯をかける
砂利敷き
敷いた砂利の厚さが薄いと、下の土から簡単に雑草が生えてしまいます。
防草シートを使わず、砂利だけで雑草を防ぐために必要な厚さは、砂利の粒の大きさにもよりますが7~10センチは必要といわれています。
また、種は砂利のなかでも発芽できるため、砂利に根を伸ばす雑草もあるでしょう。
砂利にはほかのデメリットとして、細かい落ち葉が多いと掃き取る掃除が大変なことや、木の根本に使うと、熱で樹木が傷むなどがあり、要注意です。
全面コンクリート打ち
駐車状や駐輪場、通路など目的があれば良いのですが、広い面積を無目的でコンクリート打ちにしてしまうと、あとで「殺風景」「水たまりができた」「夏場は熱を持って、家全体が熱い」などの不満が出ることになります。
コンクリート打ちは防草対策としては完璧な方法ですが、庭で自然に接する機会を奪うことになるため、よく検討してからおこないましょう。
ウッドチップ
木材を細かく破砕したウッドチップは有機物なので、分解してくると意外に雑草が生えやすくなります。
また、砂利敷きと同様に掃除が大変なほか、虫が越冬のために集まりやすく植栽に影響すること、燃えるので直火の焚き火はできないなど、要注意です。
除草剤
雑草を枯らす除草剤は、庭木も傷めたり枯らしたりしてしまう力があります。
また、分解するまでに、実際にはかなりの時間がかかるため、ペットや子どもが遊ぶ場所、家庭菜園などに影響が考えられるなど、基本的に庭への使用はおすすめできません。
防草シート
薄手の織布シートは安価ですが、すぐに劣化して地中に日照が届き、1年足らずで効果が切れてきますので、不織布のものを購入し、説明書通りに施工しましょう。
防草シートは張る面の除草からおこなう必要があり、施工に意外に手間がかかるのも難点です。
刈払機の使用
刈払機での除草は、雑草の根が残っているので比較的すぐ生えてくるのが難点です。
そのため、時期を見極め、こまめにおこなうのが大切です。
また、エンジン式は音がうるさく、ケガなどの危険に注意する必要もあります。
しかし、この項のほかの項目とは違い、作業量的に刈払機の除草でなくてはどうすることもできない場合も多いので、注意しながら慣れ、上手く使いこなしましょう。
鎌(カマ)で刈る
少しの面積なら鎌での対応もできますが、広い面積では腕も腰も疲れ、労力がかかります。
また、通常の鎌では根が残るのでまた生えやすいです。
ねじり鎌も作業に根気と労力が必要ですが、根から取れるので、疲れない範囲で少しずつ計画的に使いましょう。
塩をまく
塩をまくのはたしかに効果的で、除草剤のような毒性もありません。
しかし土壌に残り続け、雑草以外にも庭木などさまざまな植物にとって有害なため、枯らせたくない植栽が枯れます。
また雨などで近隣に流れてのトラブルや、建物の基礎・配管を傷める危険も考慮しましょう。
熱湯をかける
雑草に熱湯をかける方法は、根は絶やせないのでまたすぐ生えるうえ、広い範囲におこなうのには、かなりの量の熱湯を準備する必要があり、危険な作業となるでしょう。
また、枯らせたくない植物にかかってしまうと、影響が出る点も避けることができません。
広い庭の雑草対策を業者に依頼する方法
「庭が広くて個人では手に負えない」「最初にプロの手でちゃんとやってもらい、その状態を維持したい」などの場合、除草を業者に依頼するのも良いでしょう。
ここでは依頼する場合の相場や、依頼の際の注意点についてご紹介します。
雑草対策を業者に依頼するメリット
除草の場合、自力で作業するよりもプロの手で確実に雑草予防をおこなってもらえれば、手間いらずで、仕上がりもきれいです。
敷石やロックガーデンなどの対策施工の場合は、素材選びなどから相談でき、家の景観に合った仕上がりも期待できるでしょう。
雑草対策の費用相場
依頼の費用相場は除草作業と対策施工に分かれますが、以下を参考にしてください。
除草作業の場合
除草産業は広さで平米あたりの単価が変わり、同じ広さでも内容で価格が変わります。
広さあたりの平均平米単価の目安は、下記のとおりです。
作業範囲 | 受注件数 | 平均単価・1㎡あたり |
---|---|---|
1~50㎡未満 | 907件 | 1,950円 |
50~100㎡未満 | 379件 | 640円 |
100~150㎡未満 | 184件 | 496円 |
150~200㎡未満 | 136件 | 358円 |
200㎡以上 | 256件 | 243円 |
全体 | 1,962件 | 1,123円 |
※出典:お庭100番
広い庭だと金額は高くなりますが、平米あたりの単価は下がることがわかります。
また、ほとんどの依頼が50㎡未満であることも示しています。
一度専門業者に依頼することで、以降の除草をこまめにしさえすれば、作業自体はかなり楽になるでしょう。
雑草対策施工の場合
以下は砂利敷きとコンクリート打ちを、業者に依頼した場合とDIYでおこなった場合の平均コストを比較したものです。
依頼内容 | 比較内容 | プロへの依頼 | DIY |
---|---|---|---|
10平米(約6帖)の庭の整地と砂利敷き | 費用 | 3~3万3,000円(砂利代込み) | 4万6,500円~(砂利代4万円~+整地の 道具代6,500円~) |
作業時間 | 数時間~半日 | 1日~数日 | |
難易度 | - | やや難しい | |
10平米(約6帖)の庭の整地とコンクリート敷き | 費用 | 約10~15万円 | 約4万2,500円~(セメントほかの道具代3万6,000円~+整地の道具代6,500円~) |
作業時間 | 半日~1日 | 数日~ | |
難易度 | - | 難しい |
※出典:くらしのマーケット
ロックガーデンなどの作業の場合は、作業料金に設計関連の手数料が加わる場合があります。
業者選びの基準
庭の作業を依頼する業者選びの際は、価格以外の要素も含めて以下のような点を基準に依頼先の目星を付けましょう。
施工の実績
業者のホームページで、施工例や実績があるかを確認します。
内容が具体的であることと、雑草対策の庭づくりの場合は、仕上がりのイメージが希望に近いものを選びます。
見積もりの内容
見積もりのなかに詳しい施工内容や、作業に対しての料金が記載されているかを確認のうえ、必ず複数の会社に相見積もりを依頼しましょう。
見積もり依頼の際は、作業の範囲をはっきり伝え、庭づくりの場合は仕上がりのイメージに近い写真を送るなど、正確な金額が出しやすいように工夫することをおすすめします。
対応の誠実さ
まず、営業の方が親身に相談に乗ってくれ、こちらの話を丁寧に聞いてくれるかが大切な要素です。
また、見積もりに沿って、価格や施工時期についてわかりやすい説明があることもチェックしましょう。
まとめ
広い庭の雑草対策の方法をどのようにするか、効果的な除草や失敗例、おしゃれなDIY施工、業者に依頼する方法などをご紹介しました。
雑草対策の柱は「自分で除草」「雑草が生えない工夫」「おしゃれなDIY施工」「業者への作業依頼」の4つでした。
どの方法をとる場合でも、最初に「庭をどのような場所にしたいか」という考えをはっきりさせることがとても大切です。
また、DIYで作業をおこなう場合は、くれぐれも身体の負担を意識して、無理のない作業を心がけましょう。
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築年数や図面ありの物件を絞り込めるため、ぜひ一度ご覧ください。
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