人にはそれぞれ向き不向きがあります、田舎暮らしも例外ではありません。
まずは向かない人の特徴をセルフチェックしてみましょう。
このページでは、田舎暮らしに向かない人の特徴を10個にカテゴライズしてまとめ、最後に向いている人の傾向も紹介しています。
自分では気付けない、意外な盲点が見つかるかもしれません。
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田舎暮らしとは
田舎暮らしとは、読んで字のとおり、都会から田舎に移り住むことを指します。
都会とは違った生活環境で得られるものを求めて、移住する方は以前から一定数いました。
近年では、官民連携しての移住促進や、移住後のサポートなどの取り組みも多いことから、田舎暮らしに積極的な方々が多くなり、さらに、2020年からはじまった世界的な新型コロナの大流行でテレワークが加速度的に導入されたことにより、ますます注目が高まっています。
田舎暮らしに向かない人
“水が合わない”という形容詞があるように、いくら憧れや興味から自ら望んで田舎暮らしを選んでも、その土地の風土、気風が合わないこともあります。
では具体的にどのようなことが挙げられるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。
人とのコミュニケーションが苦痛
田舎暮らしでは足りないところを地域の方々で補って、みんなの町として動かしています。
そのため、田舎暮らしでは地域の自治活動やイベントなどへの参加が必須なことが多く、定期的に係が回ってきたりします。
町の一員として地域活動を楽しめればなんの問題もありませんが、自分の時間を割くのが苦痛な方、人に合わせるのが苦手な方はストレスに感じてしまいそうです。
極端に人目を気にする
他人からの評価に敏感であったり、同調圧力に弱い方は、田舎暮らし独特の年功序列体質や、並列主義に疲れてしまうかもしれません。
多くの場合、田舎には古くからある小さなコミュニティーが主として地域自治をおこなっています。
そのため、多くのご当地ルールがあり、権威は年功序列。
乱れると直そうとする力が働きます。
都会のあたり前を振りかざさず、かといって人の言いなりにならない、柔軟でポジティブな考え方が大切です。
とにかく虫や生き物が苦手
自然が多い田舎暮らしには、虫や生き物がいるのはもはやあたり前です。
屋外での遭遇はもちろん、屋内、とりわけ隙間の多い古民家には、蚊や蜂、ムカデ、アリなど、簡単に入ってきます。
ときにはネズミやイタチなどの小動物だって入りますし、山に近い場所なら庭や畑に鹿や猪、熊が出没することも。
殺虫剤や、侵入防止対策など、ある程度自分たちで自衛できる心構えが必要です。
車の運転に自信がない
田舎の移動手段は、自家用車が基本で、一人一台が必須といっても過言ではありません。
「最初のうちは公共交通機関を使えばいいや」なんて軽い気持ちで考えていると、日に数本しかないバスや、みるみるうちにメーターの上がるタクシー料金に、心が折れてしまうかもしれません。
ただ、ここで救いなのは都心と違って交通量が少ないこと。
初心に戻って車の練習に精を出し、マイカーライフを楽しめるようになってくださいね。
自炊が苦痛で仕方がない
都会でずっと暮らしている方は、外食が日常の方もいるかもしれません。
しかし、田舎ではなかなかそうはいきません。
飲食店の数は少なく、営業時間も短い。
ファストフード店やコンビニも遠い。
Uber Eatsも宅配ピザも配達範囲外。
デパ地下惣菜なんてものもありません。
結果、普段の食事は自炊がメインとなります。
娯楽がないとストレスが溜まる
前項で外食する飲食店が少ないとお伝えしましたが、同じく娯楽施設も少ない傾向にあります。
映画館やカラオケ、ショッピングモールなど、「ちょっと仕事帰りに寄って帰ろっかな」なんてことが叶わなくなります。
娯楽は、家で楽しめる映画配信サービスなどや、自然のなかで楽しめる天体観測やアウトドアなどへのシフトチェンジが、田舎暮らしを退屈にしないための近道です。
仕事や職種にこだわりがある
田舎では、都会に比べて仕事の幅や絶対数が限られる傾向にあります。
そのため、田舎に移り住んでから探し始めるのは得策とはいえません。
移住者就職支援などをうまく活用して、移住前から仕事に目星を付け、可能な限り職を見つけてから移住するのが賢明です。
近年では、テレワークの普及によって、都会に勤務地を置きながら田舎暮らしを楽しむ方も増えています。
また、起業支援制度を使って自ら職を生み出すこともできます。
月々まとまった固定費がある
奨学金や車のローン、住宅ローンなど、毎月まとまった出費がある方は、移住後の収支をよく考えてから行動に移しましょう。
安易に「田舎暮らしはお金がかからないから」と考えていると、痛い目にあいます。
田舎は都会に比べて平均年収が低くなる傾向があり、かからないだろうと考えていた生活費も、車が増え、家の維持費が増え、思ったほど減らなかった場合、都会では払えていた支払いが苦しくなることも。
移住前には家計の見直しをおすすめします。
持病があるなど健康面に不安がある
医療機関が限られている点も、考慮するべき田舎暮らしの特徴です。
田舎暮らしの場合、都会よりも病院の絶対数が少なく専門医も少ないため、持病を患っている方は専門医が通える範囲にあるか、子育て世帯は小児科や産科があるか、いざというとき頼れるかかりつけ医を見つけられるかどうかが重要です。
特に離島や山岳地などは、天候の悪化で医療機関の整っている街と断絶してしまうタイミングがあることを肝に命じておきましょう。
子どもの教育に心血を注ぎたい
子どもが小さいときに、「自然のなかでのびのび育ててあげたい」と田舎暮らしを考える家族は多い。
しかし、中学高校となるとどうでしょう?
田舎にあるといえば市町村立の公立がほとんどで、私立もよりどりみどりな環境ではありません。
専門分野への進学や、進学するための塾や予備校に通うには、比較的教育機関が揃っている県庁所在地など都市部に出ていく必要があります。
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田舎暮らしに向いている人
都会に比べて不便で大変な面もある田舎暮らし。
しかし、そんな前情報を得てもなお、田舎暮らしに一歩踏み出す方々がいらっしゃいます。
では、田舎暮らしを楽しめる人とはどのような人なのでしょうか。
普段からキャンプや登山などのアウトドアに親しんだり、不便をオリジナリティで快適に変えるDIYが好きだったり。
口にするものを自ら育てたいと望んだり。
歴史や風土、人の生活に興味があったり。
不便さを逆に楽しめるくらいの人は強く、そして、なんといっても田舎の醍醐味、自然を楽しめる人は、田舎暮らしに適しています。
関連記事「田舎暮らしのメリットを紹介!心豊かに生きる生活と、知っておくべきデメリット」
人は環境によって変化する
ネガティブな面ばかりをご紹介しましたが、田舎暮らしに向くか向かないかは、行ってみないとわかりません。
人によって、「自分の育てた野菜をおいしく食べたくて料理好きになった」「人間不信だったけど、裏表のない人たちに出会えて、人付き合いが好きになった」「都会での運転は怖かったけど、今では海沿いドライブが今の日課」など、苦手を克服して楽しくなる人もたくさんいます。
向かない点にいくつか該当しても、傾向と対策、そして解決策を模索できるのなら、田舎暮らしをあきらめる必要はありません。
まとめ
田舎暮らしといえど、同じ田舎は一つとしてありません。
苦手意識ばかりが先行して一歩踏み出せなくならないように、興味があるならやってみるべきです。
大切なのは、行ってからびっくりしない前準備。
この記事が、そのお手伝いになれば幸いです。
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